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あっという間に11月が過ぎてしまいました。
・・・何があったっけかなぁ。
やはり、24日の「第15回 お江戸あおば亭」でしょう。
いつもの、神保町の「東京堂ホール」で。
第1回から、足掛け9年になるでしょうか?
毎回、多くのご贔屓にご来場いただいています。
瞬間的にお客さまが多いだけでは、長く会を続けられないと思いますが、OBの方々だけでなく、ご贔屓もいらっしゃるので、毎回緊張感のある会になっています。
今回は、私は「短命」で開口一番を勤めました。
ご覧のとおり、トリの蕪生師匠まで、ほぼ満員の盛会でした。
10日と11日は、茨城県神栖市の長照寺で、神栖亭・有難亭・牛久亭の合同発表会。
お寺の伝統のお祭り(お会式)の中のイベントとして、「耐久落語会」が開催され、初日に聴きに行きました。
3つの連の皆さんの熱意が伝わる、とても良い落語会でした。
お寺の本堂で聴く落語もまた乙かもしれません。
何と言っても、高座の脇には大きな天蓋が掛かっていますから。
16日は「東京落語会」。
落語っ子連の稽古は、毎回楽しくやっています。
今月は、南房総のお2人が参加出来ずに残念でした。
さて、これからの準備や企画も始めています。
まずは、12月23日のケアハウスへの出前落語。
私と、百梅さんと蝶九さんで訪問の予定です。
次は、1月26日(土)の「第12回 深川三流亭」。
演目は出揃っていますので、番組の調整をしなくてはいけません。
3月2日(土)は、3回目となる「そや寄席」。
4名の出演者と番組を決めました。
4月21日(日)は、豊島区内の5つの連の合同イベント「おひろめ寄席」があり、千早亭のメンバーとして出演することになりました。
明日、他の連のメンバー2人が、師匠が創作した噺を演る落語会が開かれるそうです。
「写経猿」と「仏相撲「ですか・・・。
師匠の創作に多い仏笑落語(師匠が命名?)です。
私も、師匠の創作噺を5席持ちネタにしています。
「鬼子母神藪中の蕎麦」「救いの腕」「揺れるとき」そして「三井の貸し傘」「高座の徳利」。
師匠の創作を演るのは、とても難しいと思います。
正直なところ、それなりの技量がなければ、読んでいるだけになってしまいがちです。
他の連でも、たくさんある師匠の創作噺を演る人がいますが、ほとんどが、なかなか・・です。
私も人のことは言えませんが。
それにしても、声をかけていただけなかったのは、不徳のいたすところと言うことでしょう。
まだまだ修行が足りません。
飲酒のルール違反で世を騒がせる輩が後を絶ちません。
落語でも、名作の「芝浜」でも「子別れ」でも、主人公はどうしようもない飲んだくれです。
師匠に言わせれば、芝浜の魚勝はアルコール依存症だと。
特に子別れの左官の長兵衛は、酒に加えて女郎買いの合わせ技ですから、とても按配が悪い。
そんな2人よりも悪質な2人が断罪されました。
まずは、元アイドルの女。
飲酒運転をしてひき逃げをしました。
懲役2年(執行猶予5年)の判決。
もう1人は、JALのパイロット。
事前検査をすり抜けた挙句、英国の法令に定められた値を超えるアルコールが乗務前に検出されました。
彼の地で禁錮10ヶ月の実刑判決。
人として、プロとして、もう言語道断です。
しかも、副操縦士はよりによって海外で大恥を晒して。
酒を飲まなければいられないような環境(プライベート、仕事)に置かれているなんていう言い訳は、同情の余地はない。
落語のように、これも「人の業」だと言うなら「業」だとして、多くの人の命と安全を守るために、酒癖の悪い人は事前に自由を制限(免許を取り上げる)とか、補欠人員を常に確保しておくとか、しっかり対策を取っておかないと、善良な市民がたまりません。
世間数多ある稽古事で言われる言葉に「守破離」と「序破急」というのがあります。
これ、落語の世界でも言われている気がします。
【守破離】とは
修業における段階を示したものです。
「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。
「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。
「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。
・・・まずは基本に忠実に、そして自分の芸を追究して、至芸にして行くプロセスです。
「序破急」は、小田急ではありません。
辞書で調べると、こんな意味が列挙されていました。
【序破急】とは
1 雅楽で、楽曲を構成する3つの楽章。
初部の「序」は緩徐で拍子に合わず、中間部の「破」は緩徐で
拍子に合い、終部の「急」は急速で拍子に合う。
2 芸能における速度の3区分。
「序」はゆっくり、「破」は中間、「急」は速く。
講談などの話のテンポ、邦楽などの演奏のテンポなどにいう。
3 芸能における演出上の3区分。
「序」は事なくすらすらと、「破」は変化に富ませ、「急」は短く軽快
に演ずる。能・舞踊などでいう。
4 能や浄瑠璃などで、脚本構成上の3区分。
「序」は導入部、「破」は展開部、「急」は結末部。
5 能などで、番組編成上の3区分。
五番立ての番組で、脇能を「序」、二番・三番・四番目を「破」、
五番目を「急」とする。
6 連歌・俳諧で、一巻(ひとまき)の運びを規制した形式・原理。
「序」は無事に静かに、「破」は曲折に富んでおもしろく、「急」は
さらさらと軽くつけ終わるべしとするもの。
7 すべての物事の、始め・中(なか)・終わり。
物事の展開してゆく流れ。
・・・いずれにしても、日本人は「3」が好きですから、様々な事象やプロセスを3区分しているんでしょう。
ここまでは、雅楽、能狂言、浄瑠璃、和歌俳諧、講談などの芸能全般に言えることなのかもしれませんが、落語には「7つの声」というのがあるそうです。
7つの声・・?
7つの顔のおじさんは知っていますが・・・。
【七つの声】とは
「男・女」と「老・壮・若」の組合せと自分の声のこと。
落語に必要な声。
この7つの声を演じ分けることなんですね。
でも、例えば、若い女性だからと言って、高い声にしたりすると言うことでもない。
噺の展開の中で、他の登場人物との関係や感情なども考えて。
若い女性が2人出て来ることだってある訳だし、明るい場面や悲しい場面もある。
7つの声ではなくて、7色の声が必要なんでしょう。
師匠からも言われたこともありました。
月末だと言うのに、あまりの駄作に目を覆いたくなる。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(桃太郎)
「雉は勇気で、義士は忠義」
(二番煎じ)
「二番煎じて、兄さん戦死」
(寝床)
「寝床寝るとこ、早めに寝とこう」
大阪で2日目の夜。
日が短くなり、5時前には暗くなります。
万博開催が決まり、大阪も盛り上がっています。
が、電車に並んで乗るマナーは最近やっと定着して来ましたが、喫煙マナーは街全体の取り組みが遅れている気がします。
東京が優れているとも思いませんが、さらに周回遅れです。
歩行喫煙も多いですが、コンビニやビルの前や通用口などの外の通りや歩道に接している場所に灰皿が置いてあって、喫煙者が群がっている光景がよく見られます。
あるコンビニの前には、「ここで座って吸ってください」とでも言うように、ご丁寧に椅子とテーブルが置いてあり、喫煙者が座って黙々・・・ではなくもくもく吸っている。
非喫煙者は、煙たくて近づくのも嫌なくらい。
東京では、もう見かけなくなりました。
さらに、そこから少し離れた場所までも喫煙者が占領する。
私の定宿の入口の脇にも、灰皿が置いてある。
自動ドアが開くと中に臭いが、入って来る。
以前、ホテルのアンケートに撤去を提案(お願い)したら、返って来た支配人のコメント。
「確かに仰る通りですが、(土地柄から)なかなか撤去することも出来なくて・・・」と、奥歯にものの挟まったような。
ビジネスホテルとしてかなり評価の高いところですら、こんな程度かと、ややがっかりしたことがありました。
まだ時間はありますが、こんな状態なら、万博にはお客さまを呼べませんね。
決して、煙草を吸うなと言っている訳ではありません。
非喫煙(嫌煙者)に影響を及ぼさないようにということです。
落語っ子連も、第二次がスタートして間もなく7年になります。
発表会「深川三流亭」も12回を数えるだけでなく、外部からの依頼による出前落語も片手に余るようになりました。
落語の上達には、勿論、稽古が一番大切ですが、やはり人前で演るのが百度の稽古にも
勝ると言われます。
しかし、人前で演るのにも、通りすがりの人に声をかけたり義理で知人に聴いてもらうよりも、落語を聴く意思のある人に聴いてもらうことが重要です。
一見の方や知人の方の評価は、「面白かった」「上手だね」「上達したね」に尽きるからです。
落語会は、アマチュアといえど単に「お稽古」の結果を発表する場ではなく、稽古を積んだ「芸」を鑑賞していただく場だと思います。
そのためには、我々がお客さまを呼ぶのでは限界があります。
窓口さんの人脈から、市川市の公民館や自治会などが主催する講座やイベントは、決し
て落語の通が多くいらっしゃる訳ではありませんが、少なくとも、ご自身の意思で申し込みをしてご来場くださる方です。
そういう柵のない方々に、我々は自分の芸で勝負する訳ですから、この手応えは大きいものがあります。
来年の3月2日(土)に、市川市曽谷公民館で「そや寄席」をやらせていただきます。
館長さんやスタッフの皆さんも一生懸命で、今回が三度目の出前になります。
第1回は、夏に「怪談」のテーマで3人でお邪魔しました。
前回は、2月に「節分」のテーマで全員でお邪魔しました。
そして今回は、「ひな祭り」がテーマになるのかも。
4人でお邪魔することになっています。
今回は、落語だけでは、別の企画もあるそうです。
メンバーにエントリーをお願いして、スケジュール調整をして、出演者を決めました。
こんな感じでやってみようと思います。
(そや寄席)
◇ 開口一番 三流亭流三
◇「粗忽長屋」 三流亭千公
中入り
◇「親子酒」 三流亭学津
◇「野ざらし」 三流亭百梅 という。
「ひな祭り」と全く関係ありませんが、喜んでいただけるでしょう。
今回は、特に千公さんと百梅さんに、中入り前と主任(トリ)をお願いしました。
千公さんは「粗忽長屋」、百梅さんは「野ざらし」にチャレンジしていますので、是非とも真剣勝負の高座にかけて、完成させていただきたいと思います。
そうすれば、この噺が、2人の揺ぎない十八番になる。
私は、開演挨拶代わりのマクラと、前座噺をやらせてもらいます。
・・・膝も痛いし・・・
昨日の大阪は雨降りだったので、タクシー乗り場は、いつもより混雑していました。
以前から、この乗場には一言言いたいんです。
物凄く不愉快な思いをしたことがありますので・・・。
このタクシー乗場には、4つの乗車口があります。
①と②と④は、車両のサイズの違いですから、人数とか荷物の量などで、乗客が選ぶことになります。
これはどこにでもある分類でしょう。
ところが、厄介なのが、③の「近距離」というやつ。
新大阪駅に降り立ってタクシーに乗る人の多くは、大阪の街には詳しくないと思います。
そんな乗客に、「概ね3km以内」で区別しろと言っているんです。
分かるわけないじゃありませんか。
私も、何度も大阪に来ていますが、新大阪駅から3kmって言われても、あまり自信がありません。
例えば、梅田まではどれぐらいだろう・・・。
脇には地図があり、3kmを示す円が書かれています。
3km圏内の目安ということでしょう。
例えば、中心部に向かう場合には、淀川を越えてすぐに3kmになるようです。
ほぼ並行して走る地下鉄御堂筋線の駅で言えば「中津」あたり。
従って、その先の「梅田」や「JR大阪駅}は近距離圏内ではないはずです。
数年前の出張の時、夜も遅く雨が降っているので、新大阪駅からタクシーを使うことにしました。
行き先は、地下鉄「淀屋橋」駅近くのホテル。
「梅田」駅の次(1駅向こう)の駅です。
私は、目安の地図があるのを知りませんでしたが、感覚的に3km以上あるのは間違いないと思いましたので、一番前方の①の小型乗場に行って車に乗りました。
そして、運転手に行き先を告げたところ、「お客さん、そこなら近距離に行ってください」と言われました。
私は、「えぇ?3km以上あるでしょう?」と言い返しました。
すると、この運転手「ちぇっ」とでも言うような態度で、そのまま無言で発車させて目的地まで行きました。
・・・物凄く不愉快でした。
これじゃ、観光客の評判だって最悪になってしまうと思い、次にタクシーに乗った機会に、運転手さんにそのことを話しました。
運転手さんも、そのことはよく認識していて、平身低頭謝ってもらいましたが・・・。
それなら、何とかすれば良いのに。
3kmではなくて、せめて具体的な地名を示すとか。
とにかく、顧客志向(ユーザーファースト)感はゼロですね。
その後、私は、3kmを優に越える場所に、③乗場から利用していて、「圏外です」といわれたことは一度もありません。
一体、どうなっているんだろう。
何と雑駁な・・・。
そうか、大阪は「雑駁(万博)」は得意なんだ。
今日は「初天神」でいくつか考えてみました。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(初天神)
「天神聖職、点心軽食」
「天神参拝、天津(飯)残飯」
「天神賽銭、転身散々」
「団子(だんご)に蜜付け、炭鉱は三池(みいけ)」
「凧が上がって、風吹き蛇行」
先日の「お江戸あおば亭」を聴いてくれた、落語っ子連の百梅さんが、こんなコメントをしてくれました。
毎度のことですが、皆さん爆笑をさらっており演者の皆さんが引き起こす空気感がすごいと思い、またとても引き込まれました。
演じる時にその人の了見になること、素で真剣に演じるからお客さんが付いてくるということ、自分に足りない部分も再認識したと思います。
我々が、果たしてそんな領域にまで達しているとは思いませんが、百梅さんの稽古に、何かヒントみたいなものが伝えられたなら、とても嬉しいことです。
師匠にご指導いただいて、「演読」を愚直に実践している落語っ子連は、全員が目に見えて上達していると思います。
百梅さんが取り組んでいる「野ざらし」の参考になったかな?
こういう話が出来るのは、とても楽しいですね。
大阪に向かう新幹線の車窓からの富士山。
第3弾は、新富士を通過してから富士川を渡り岩渕から。
富士山の南南西から眺める角度です。
富士川に架かる鉄橋からの眺めは有名です。
橋の鉄骨越しに撮るのは、なかなか難しい。
富士川は、日本三大急流の一つと言われた川。
この上流が、我が故郷、さらに身延山、鰍沢。
富士川を渡ると岩渕宿。
今は合併して富士市になっていますが、富士市は電力会社が50ヘルツの東京電力なのに、ここは60ヘルツの中部電力という、不思議なことになっています。
かなり、空が重くなって来ました。
工場もありますが、駿河湾の名産のシラスやサクラエビが獲れる所ですが、この2〜3年は不漁が続いているそうです。
この景色をずっーと引いて行くと、三保の松原ということになります。
某アイドルグループのメンバーのお嬢さんが、ライブ会場の所在地の青海(あおみ、東京都江東区)と、青梅(おうめ、東京都青梅市)を間違え、ライブに出られなくなったそうです。
会場が青梅にあると思っていたお嬢さん。
駅について会場への道を調べようとして、本当の場所は青海だったことに気づいたそうです。
「青海」と「青梅」。
一文字違いで、しかも扁が異なるだけですから、無理もない。
この2つの場所の勘違いは、他にもよくありそうです。
例えば、「神田」と「神戸」とか、「堀留」と「溜池」とか、「浜松」と「浜松町」とかも、勘違いしやすいようです。
一番わかりづらいのは、「三田」と「三田」でしょうね。
「みた」と「さんだ」・・・。
海外でも、「パリ」と「バリ」なんて言うのがありますね。
澄むと濁るでは大違いです
落語のマクラでよく出るのは地名でなく「エノケン」と「エノケソ」。
「えのけん」と「えのけそ」・・・。
今の若い人には分からない。
寒さが増して来て、オフィスの空調も冷房から暖房に変わっています。
今までは、席を立ったり、外出したりで、あまり感じなかったのですが、最近は自席に座っている時間が長くなりました。
すると、部屋(フロア)の温度は快適でも、足元が冷えて来るものだということが分かりました。
今までは、よく女性の事務職の人たちが、ひざ掛けなどを使っているのを見て、「あぁ、冷え性なんだ」と勝手に思っていましたが、あながちそれだけではないことが分かりました。
オジサンも寒いです。大変失礼いたしました。
それから、新幹線の車内も同様。
また、ホテルの部屋でも、毛布のような物は備えられていないので、布団だけでは何となくスースーする感じがします。
そこで、オジサンもひざ掛けを使ってみることにしました。
新幹線車内ではありますので、オフィス用と出張の時用の2枚。
あまりかさばったり、派手な色柄は避けたいと思ったので、ワンコインショップや百円ショップを覗いてみました。
すると、百円ショップで破格の高価商品、何と200円もするセレブな物を見つけました。
紺と茶色の2枚、税込みで432円です。
早速持参し、紺色の1枚をオフィス用に取り出して使いました。
もう1枚は、出張鞄の中です。
・・・うわぁぁ、とても暖かい。これが200円の暖かさ。
サイズは70×100㎝で、素材は得意のポリエステルで中国製。
見栄を張らずに、暑い靴下や手袋やマフラーや、レッグ・ネックウォーマー、タイツやズボン下を全身にまとって完全防備しようか。
幸い、頭部はまだ毛皮がありますので、要らないかもしれない。
使い捨てカイロも要るかな?
あぁ、マスクも風邪の防止だけではありませんからね。
んっ な、なんとジジ臭いこと・・・。
腰や膝にも良いかもしれない。
来年、我が落研は、創部60周年を迎えます。
50周年の時は区切りもよく、創部当時の先輩方がちょうどリタイアされるタイミングと重なったこともあり、記念落語会やら記念誌の刊行などを行いました。
で、10年経って・・来年は60周年。
このことは、大学の落研屈指の伝統を有しているのですから、胸を張ることが出来るのですが、折悪しく?、私は今、落語研究部OB落語会の会長を拝命しているので、目に見えないプレッシャーに怯えています。
「50周年は賑やかだったねぇ。で、60周年は?」と。
とりあえず、来年5月の「お江戸あおば亭」に「創部60周年記念」の冠を付けて、お茶を濁そうとしていました。
・・・ところが、やはり色々なところから、「来年だね」「60周年は?」「還暦だね」「本卦還りだね」ですって。
やっぱり、何かやらないといけないのかなぁ、面倒臭いなぁと思っていました。
そこでふと思い浮かんだのは「ホームカミングデー」というイベント。
毎年9月〜10月頃に、川内キャンパスの萩ホール(記念講堂)をメイン会場に行われているはず。
格調高い学術や芸術に関わる企画が多いようですが、我が「OB落語会」が出来ないか
なぁと。
ダメ元で、同窓会の事務局にお伺いを立てようかと思います。
「アカデミックなイベントに何様だと思ってるの?」「落語なんてダメだよ」「もう空きはないよ」・・・と、分かるだけでもいいから。
ダメなら、長老の皆さんに、「一生懸命交渉したんですが、哄笑されてダメでした」と言い訳が出来ます。
取り敢えず当たってみることにしましょうか。
どうせ難しいと思いますが・・・。
落語の演目もたくさんあるものです。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(だくだく)
「だくと血が着く、タグ付けスマホ」
(ぞろぞろ)
「ぞろぞろ草鞋(わらじ)、そろそろ八時」
(粗忽の使者)
「口上失念、交渉失敗」
先日、「東京かわら版」の12月号が届きました。
中をパラパラと斜め読みしていると、「東都寄席演芸家年鑑」発刊決定!というページがありました。
東京かわら版で、.3年毎ぐらいのインターバルで刊行している、寄席芸人さんの名鑑です。
落語、講談、浪曲、色物・・・・。
落語協会、落語芸術協会、五代目円楽一門会、立川流、日本講談協会・・・、フリー。
分野と所属団体別に、香盤順に写真付で紹介されています。
発刊の度に必要か・・ですが、若手の顔やふと芸人さんの経歴が知りたい時には便利ですから。
以前は、落語協会の真打の師匠方のほとんどの顔と名前が一致しましたが、真打の数も増えたことから、よく知らない師匠も多くなりました。
早速、注文することにしました。
昨夜帰宅すると、大きな宅配便が届いていました。
落研OBの「うたい亭音痴」師匠からです。
中には、大判小判が ザックザックザックザク
「お江戸あおば亭」の打上げで、音痴師匠が・・・。
今、"終活"を始めていて、とにかく本の整理に苦労している。
「落語界」という雑誌全巻や諸々の落語本の処理にも困っているんだけれども、誰かもらってくれる人はいないかなぁ・・。
えっ? 「落語界」が全巻?
うわぁぁ、「落語界」と言えば、昭和49年2月から昭和59年5月まで、全42巻が刊行された、落語専門雑誌です。
この刊行期間に、私の大学4年間が入っています。
リアルタイムで刊行されるのをワクワクしながら、仙台市内の本屋さんを探して歩いたものでした。
残念ながら、全巻揃えることは出来ず、また社会に出た時に処分してしまいました。
10年前に落語の徘徊を始めてから、神保町の古本屋で何冊かは見繕って買っていましたが。
全巻だなんて。
すぐに手を挙げて、「いただいてもいいんですか?」
・・・という訳で、ちゃっかりいただくことになりました。宝物の入った葛篭。
そして、早速、宅配便が届いたという訳です。
実は、我が家もゴミ部屋には、書架に入りきれずに積み上げた落語本がたくさんあるのですが、そんなことはお構いなしです。
音痴師匠、貴重な蔵書をありがとうございます。ところで・・。
「落語界」全42巻揃っていると、古書としてどれぐらいの価値があるのか・・?
・・・確かに、流通はしていて価格はついているようです。
今年もひと月あまりになりました。
それとは全く関係ありませんが。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(酢豆腐)
「酢豆腐一口、不味くてストップ」
(町内の若い衆)
「普請してみろ、夫人が叱咤」
(千早振る)
「小倉百人、駄歌(だうた)はお蔵」
午前中に郵便局に行きました。
年賀状の準備をしなくてはいけません。
以前は、オリジナルで手作りしていたのですが、ここ数年は手を抜いて、出来合いの印刷にしています。
それも、年賀葉書を買って印刷屋さんに持ち込むのも面倒なので、専ら郵便局に印刷を頼んでいます。
郵便のカウンターは、クリスマスカードと年賀状、脇にはお歳暮のカタログで賑やかです。
ずっと同じパターンなので、郵便局からDMが来るので、デザインと枚数を指定するだけで、比較的簡単に手続きが出来ます。デザインも色々です。
自分のもさることながら、母の分も投函しています。
もう5回目になります。
高齢になったとは言え150通程度投函しましたが、最近は徐々に減らして、今回印刷は80枚にしました。
やはり、年に一度とは言え、年賀状のやり取りも、母にとっては楽しみのようです。
宛名書きは、妹と手分けして手書きしましたが、昨年からは私が書いています。
母の友人などから、「高齢のため、来年からは年賀状は失礼します」なんて言う文面の年賀状も混じるようになりました。
まぁ、母がまだ元気なので、もう暫く続けることになるでしょう。
来年は、十二支の最後「亥年」です。
最近は、街中にも出没して評判の悪いイノシシですが。
亥年(いい年)になるといいのですが。
「お江戸あおば亭」のプログラムにちょっとミスがありました。
事前に承知していたのですが、敢えてそのまま印刷しました。
プログラムの「OB落語会のお知らせ」です。↓
「創部60周年記念・第16回お江戸あおば亭」のお知らせ。
開催日が、【平成31年5月25日(土)】となっています。
はい、賢い方はお気づきのとおり、この日はいつまで待ってもやって来ません。
2019(○○元)年5月25日にしないといけません。
天皇陛下が退位され、皇太子殿下が天皇に即位された直後です。
しかし皆さん、平成31年でいいじゃありませんか。
だって、今年を昭和94年だと読み替える人もいるんですから。
ここは日本、新元号が分からないから西暦で表示なんて、落語は日本の芸能ですから。
それなら2019年でなくて平成31年を使い、読み換えてください。
マクラで、そうお詫びをしました。
前から3列目に座っておられた女性が、頷いてくださいました。
これも、マクラの演出の"仕込み"の一つかもしれません。
ところで、新元号は何という字が当てられるのでしょう。
「平成(平静)」の次だから「狼狽」か「動揺」か「焦燥」?
しかし、「焦燥」は「S」で、「昭和」と混同されるから、「動揺(D)」か「狼狽(R)」かな?
首になっていなければ、菅官房長官が記者会見で、テレビカメラに向かって新元号を毛筆で書いたボードを示して、「新しい元号は『狼狽(あるいは動揺)』であります」なんて言うんでしょう。
落語会は、数名の演者が入れ替わりで高座を勤めます。
寄席の場合は、その数はもっと多くなりますが。
「落語会は個人ではなくチームで作るもの」だと思います。
確かに、高座で演じるのは1人ずつですが、会としての価値(評価)は、1人の演じた噺の善し悪しだけではなく、会全体がどうであったかだと言うことです。
今回の「お江戸あおば亭」で、さらにその意を強くしました。
物凄く上手くはまりました。
落語会は、全てではありませんが、順番には特定の呼び方がついています。
◆開口一番
最初に演じられる物または芸人
会場(観客)の緊張をほぐし、盛り上げる役目
前座が勤めることが多く、プログラムに載らない場合もある
◆(二番目)
真打(二つ目)が登場し演じる(ここから正式に開演になる)
(名前はあるのか知りませんが)前座から受けて会を巡航速度
に持ち上げる役目
◆中入り前
中入り前(前半)最後に演じられる物または芸人
落研などアマの間では「中トリ」と言われることがあるが、
プロ(寄席)では言わない
中入り前(前半)を締めくくるので、主任の次に重い役目
◆食い付き
中入り後最初に演じられる物または芸人
中入りで緩んだ空気を整え、後半を盛り上げる役目
◆膝(代わり)
主任(トリ)の前に演じられる物または芸人
色物の場合も多く、主任(トリ)に繋ぐ重要な役目
◆主任(トリ)
締めくくり(最後)に演じられる物また芸人
文字通り興行の看板で、会の評価が決まる最重要の役目
・・・ということで、それぞれの役目をしっかり理解して、全体の流れを作って行くことで、落語会が円滑に進みます(盛り上がります)。
例えば、誰かが「俺が、オレが」で、その場は受けさせたとしても、それぞれの役目を果たさなければ、会全体がぶち壊しになってしまいます。
アマの落語会を見ていると、そういうことは意識せずに、じゃんけんやくじで出演順を決めていることが多いようですが、アマだからこそ、これを意識する必要があると思います。
出演順が決まってから演目を決めるのがベストかもしれませんが、なかなか難しいなら、演目を決める際に、ある程度意識したり、相談したりすることが大切だと思います。
落語会というのは、駅伝みたいなものかもしれません。
少なくとも、マラソンや徒競走ではない。
人間国宝の小三治師匠だから、独演会のトリで「千早振る」でも受け入れられますが、普通は、それぞれの役目の場所に相応しい演目と言うのは、ある程度あるはずです。
それに、”噺がつく”ということもいくらかは意識すると、番組(出演順・演目)を決めるのは、とても重要だと言うことです。
「お江戸あおば亭」は、レギュラーは誰でもトリを取る力量がありますから、噺のバラエティに注力します。
落語っ子連では、メンバーの力量が上がって来ましたので、これからどしどしトリにチャレンジしてもらおうと思います。
こういう役目を理解していれば、それぞれの役目の重さ、求められているものが分かりますから。
これも、落語の上達のための大切なプロセスだと思います。
話は全く変わりますが、「紅白歌合戦」で、「白組のトリ」「紅組のトリ」「大トリ」などと言っていますが、勝手に言っているだけで、「トリ」は、会に1人(1組)だけです。
今回の「お江戸あおば亭」では開口一番を勤めましたが、いつもよりかなり気分的な負担も軽かったので、「短命」の中に、師匠の高座本にない演出やくすぐりを入れて遊んでみました。
ただ、古典落語でもあり、噺の本筋や雰囲気を壊したくないので、勿論、慎重に考えた上で。
マクラでも、かなり自由に喋らせてもらいました。
くすぐりと言えども、否、くすぐりだから準備万端でやらないと、中途半端だと滑ったり凍ったりしますから、事前にしっかり浚っておいて、前後との整合性も考えておかなくてはいけません。
今回、1ヶ所だけ、本当にほぼ即興でやった場面がありました。
出囃子待ちで、袖で立っている時にふと思いつきました。
こんな感じでした。
場面は、ご隠居の家で、伊勢屋の婿さんが立て続けに亡くなるのが腑に落ちない八五郎。
(八五郎):だけどねご隠居。どうも腑に落ちねぇんですよ。
ほら、昔から「良いことをしたら必ず良い報いがある」
ってぇじゃありませんか。
よく知りませんが、難しい言葉で何てぇましたかねぇ。
あぁ、「驕れる者久しからず」って・・?
(ご隠居):違うよ。そりゃあ例の"横浜の車屋の旦那"のことだ。
「積善の家に余慶あり」って言うんだよ。
・・・わかりますか?
先週大問題になった、某自動車メーカーのトップのことです。
客席の反応は、ちょっと間が空いてからくすくす・・・、と予定通り。
最初は分からない人が大半でしたが、少しずつ笑いが漏れて大きくなって来ている。
そこで、さらに考える間を入れるために、ご隠居に「まだ分からないかい?」と一言を言わせました。
すると、その台詞に乗って、さらにまとまった笑いが起こりました。
これが、漫才で言う"ツッコミ"でしょうか。
"ボケ"を受けて、普通の台詞でその可笑しさを倍増させる。
この"ツッコミ"は、大受けではありませんでしたが、十分に事前の想定の範囲だった気がします。
こういう客席とのやり取り、駆け引きをやるのが楽しい。
ただし、一つしくじると、滑って客席が凍り付いてしまいますから、まさに真剣勝負です。
それから、最初のマクラの部分でも、これをやってみました。
昔から、「美人薄命」ということが言われています。
・・・(中略)・・・・
ということで、(客席を見渡しながら)美人と言うのは長生きが出来ない、美人の命は儚い、美人は命が短い・・・、(正面を向いてお辞儀をしながら)ご壮健おめでとうございます。
・・・これは、想定どおり大受けでした。
これは、考えオチということになるのでしょう。
会場はこんな感じで、女性もチラホラいらっしゃっていて、昔は若かった方が多かったので・・・(失礼)。
こういうサディスティックな?くすぐりは、よく受けますね。
これは、柳家さん喬師匠が、「短命」のマクラでお演りだったものを参考にさせていただきました。
さぁこれで、かなり客席が掴めたなと思ったので、横浜の車屋にも挑戦したという訳です。
このほか、ストーリーの中に入れたくすぐりは、かなりヒット出来た手応えを感じました。
気がつけば、師走はすぐそこ。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(大工調べ)
「大工は職人、体躯で勝負」
(徂徠豆腐)
「豆腐の角で、頭部大怪我」
(千両みかん)
「千両は盗まぬ、善良な市民」
「第15回 お江戸あおば亭」。
記憶に残る落語会になりました。
◆二代目乱志「短命」
開口一番の楽しさを改めて実感しました。
◆三代目とん平師匠「河豚鍋」
残念ながら、聴いて分かりませんでしたが、やはり台詞を飛ばしていたそうで。
◆志ん志師匠「お化け長屋」
和製トランプは、鮮やかな青い着物がお似合いです。
◆二代目笑児さん「片棒」
いやぁ、絶品でした!参った!
◆寝蔵師匠「時蕎麦」
「寝蔵落語ゼミナール」の講義は、大好評!
◆蕪生師匠「転宅」
ますます芸に深みと磨きがかかっています。
平成最後の「お江戸あおば亭」でした。
次回は、来年5月25日(土)「創部60周年記念・第16回 お江戸あおば亭」です。
昨日の正座で、膝は悲鳴を上げたかもしれません。
とは言え、動かさないといけないと、無理をしない程度に歩いてみようと思いました。
自宅の周りでも構わないのですが、天気も良いことだし、少し遠出を、してみようと、駅まで歩いてみると、ちょうど「成田行」の電車がありました。
何も考えずに、電車に乗りました。
成田駅に降り立ち、成田山新勝寺の表参道を、歩いてみるといると、参道の脇に洒落たカフェ?を見つけました。
古い民家(商家)の奥に、綺麗な庭があり、屋外と屋内庭をカウンターや席が設けられています。
コーヒーセットをオーダーしましたが、和風の雰囲気で、栗羊羹頑張り添えられていました。
昨日の高座を反芻・反省しながら飲むコーヒーもまた乙かもしれません。
昨日は、いつもの長講ではなかったので、ぐったり疲れることはありませんでした。
ただし、膝は25分間の正座を強いられましたから・・・。
先週は何故か聴き逃しましたが、今朝は聴くことが出来ました。
◇「毛氈芝居」 五代目古今亭今輔
芝居噺は、演目やストーリーは知っていても、若い頃はほとんど聴きませんでした。
芝居そのものをよく知らないから。
今輔師匠と言えば、新作落語・お婆さんシリーズのイメージがありますが、一方で「塩原多助一代記」だとか、「もう半分」なんて言う重い噺も十八番でした。
こういう噺には、あのダミ声が迫力も出て、合っていました。
声の悪さでは、五代目古今亭今輔、四代目三遊亭金馬、立川志の輔の3人が「悪声御三家」でしょう。
◇「崇徳院」 三代目桂三木助
番組の時間が拡大されたので、2席聴くことが出来ます。
今輔師匠はオープニング。
2席目はゲストと一緒にという寸法。
三木助師匠の音源は昭和35年のNHKの番組の録音だそうです。
最近は、あまり聴かない気がします。
落語の典型的なパターンで、楽しめる噺です。
寒くなりました。
心は既にいつでも寒い・・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(幇間腹)
「太鼓は叩いて、代行は頼んで」
(たがや)
「両国(りょうごく)花火で、両国(りょうこく)は火花」
(高砂や)
「帆掛けた船は、風のほ(お)かげだ」
神田神保町すずらん通りの東京堂ホール近くの中華料理屋さんで打ち上げ。
たまには、打ち上げの様子もご覧いただきましょう。
出演者を中心に、OBばかりが集まりました。
いつもは長老OBグループの方々も参加してくださいますが、今回はそれぞれで集まっているため、小振りな打ち上げになりました。
落語会の後の解放感からか、大きな笑い声が響きます。
実は、私は「東北大学落語研究部OB落語会」の会長を仰せつかっていて、落語会の企画や開催を任されています。
前OB会会長の談亭志ん志師匠と2人が中心になって、OB落語会をやっています。
来年の60周年記念を考えないといけません。
寝蔵・とん平両師匠と乱志。
落語っ子連では、越児・新参・流三のトリオです。
落語っ子連の窓口さんはご夫妻で、蝶九さんと百梅さんも来てくださいました。
m(_ _)mおかげさまで、今回の「お江戸あおば亭」も、多くのお客さまがご来場くださいました。神田神保町の東京堂ホールでの開催も定着して来ました。
瞬間的にお客さまが多いだけでは、長く会を続けられないと思いますが、OBの方々だけでなく、ご贔屓もいらっしゃるので、毎回緊張感のある会になっています。
「笑児さん、今日は良かったねぇ、上手くなったねぇ」とか、「乱志、お前の噺は長すぎる」とか・・・厳しく。
会場で、「我が町に落語をやりに来て欲しいんだが、いくらぐらいかかるのか?」とお尋ねになったお客さまがいらっしゃったようですが、ご希望とあらば、是非具体的にご相談させていただきたかった・・・。
是非お声かけください。
さて、「お江戸あおば亭」も、今回で15回。
回を重ねる度に、自分たちも、お客さまも、求めるハードルがどんどん高くなります。
それらをしっかりクリアして、創部100周年まで、ずっと落語会を続けて行きたいと思います。
引き続きのご贔屓をお願いいたします。m(__)m
盛況の「第15回 お江戸あおば亭」の主任(トリ)は、南亭蕪生師匠の「転宅」です。
蕪生師匠も、「転宅」は、この落語会では再演のはずです。
相変わらず。若々しい高座です。
ご贔屓も大勢ご来場でした。
それにしても、今回の番組は、大成功だったと思います。
香盤を考えた者としては、「やったぜ!」と快哉を叫びたい。
自分で言うのも何ですが、開口一番、二番手、中入り前、食いつき、膝代わりと、全員が、その位置の役割も十分意識して、ミッションを完遂し繋いで来ました。
そして、主任の蕪生師匠。
定期的に、様々な場所で高座に上がっていますので、若さ、明るさ、リズムに溢れた転宅でした。
それから、蕪生師匠の着物を拝見するのも楽しみにしていましたから、今日の様子もバッチリでした。
終わり良ければ総て良し!
素晴らしい落語会になりました。
中入り後、食いつきの笑児さんは「片棒」の再演でした。
この「片棒」、とにかく”絶品”でした
初演の時も聴きましたが、その時は失礼ながら「まぁ、こんなものかな 」というイメージでした。
ところが、今回は素晴らしい出来でした。
お囃子の場面では、会場から拍手、拍手
語り口、仕草等、脇で聴いていて思わず頭が下がりました。
笑児さんは、語りも軽妙で優しく、清潔感があるので、私の対極の芸風です。
私にはとても真似が出来ませんから、ますます羨ましい。
勿論、このような高座は、私だけでなく打ち上げでも、先輩方から絶賛の的になりました。
今回の落語会中入り後の食いつきとしても大成功
(o^-^o)鮮やかな青い着物姿の志ん志師匠は「お化け長屋」。
とにかく、「お江戸あおば亭」というか、落研のOB会は、志ん志師匠なくしては語れません。
本当に、感謝、感謝です。
さて、今日の演目は、最近は珍しくなって来た噺ですが、とても面白い噺です。
長屋生活の様子が目に浮かびます。
志ん志師匠が凄いと思うのは、誰の指導も受けずに、ご自身(1人で)落語を稽古し練り上げているところです。
他の出演者は、寝蔵・とん平・乱志は圓窓師匠、蕪生・笑児のお二人も、プロの噺家さんの指南を受けています。
独りだけで作り上げる、しかも高いレベルでというのは、実に至難の技だと思います。
落研の先輩には、お手本にしたい人が大勢いらっしゃいます。
それも、私の落語徘徊の原動力になっています。
志ん志師匠、いつもありがとうございます。
「お中入りぃぃぃ~」
とん平師匠は、これから美味しい季節になる「河豚鍋」。
すずらん通りにも「ふぐ鍋」の幟を立てている店があります。
先日の落語っ子連の稽古では、時々高座本に目だつたのかだったのかを落としたり、言い間違いをして自爆笑していましたので、とても楽しみに・・ではなくて心配していました。
まぁ、いつものことですが。
私は、楽屋に戻って着替えをしてから、舞台脇に戻ったので、前半は聴くことが出来ませんでしたが、果たして期待通り?に
行ったでしょうか?
後でご本人に聞いたら、別の場所で抜かした所があるって、舌を出して言っていました。
残念!気がつかなかった!
お客さまもまだ少しずつ増えて来ています。
既に開口一番で高座を終えてしまっている私は、実に解放感いっぱいで楽しんでいます。
開口一番は、不肖私めの「短命」です。
今まで何十回も高座に上がっていますが、開口一番で出たことはほとんどありませんでした。
人情噺志向で、あまり前座噺をやっていないので、どうしても浅い場所で上がる機会は少なくなります。
今回は、軽めの噺をネタ出ししたこともあり、開口一番を勤めさせていただきました。
開口一番は、まず客席を暖めるのが最大の仕事です。
羽織は着ずに、着流しで高座に上がります。
「短命」は、いつものような長講ではありませんから、折悪しく腰と膝を痛めているので、ちょうど良かったかもしれません。
ところで、実は昨夜、とても変な夢をみました。
開口一番で「お江戸あおば亭」の高座に上がって喋っているのですが、気がつくといつまでたってもマクラばかりでなかなか終わらず、本題に入れません。
そのうちに、お客さまがいらいらして席を立ち始めたところで目が覚めました。
・・・やはり、開口一番に力が入っていたのでしょう。
夢は五臓の疲れ・・・、疲れてもいるのかなぁ。
落語会は、個人プレーの塊ではなくて、全体としてチームプレーだと思っていますから、出番それぞれの”役目”があります。
「始め(終わり)良ければ全て良し」と言うとおり、始め(開口一番)と終わり(主任・トリ)の位置付けは大きいものがあります。
勿論、別のポジション(中入り前、食いつきなど)もしっかり大事な位置付けですが。
後で、お褒めいただいたので、ミッションは遂行出来たようです。
本人も、自由に喋れたし、とても楽しく出来ました。
今日は「お江戸あおば亭」ですが、全く関係ない演目で。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(死神)
「死者には背後霊、寺社は拝礼」
(代脈)
「代診は恐怖、耐震は強化」
(高砂や)
「披露美しく、尾籠は汚く」
今日は祝日「勤労感謝の日」。
元はと言えば「新嘗祭」の日で、勤労に感謝するというの概念は、戦後に付けられたんですね。
私にとっては、この11月23日というのは、富士山がとても綺麗な日だと言うイメージです。
ちょうどバランス良く雪がつもった姿が見られる頃です。
天気が良かったので、家の中ではなく、車の中で稽古をすることにしました。
膝の調子が悪いこともあって、正座して稽古はやらないことにしました。
明日の本番までに壊れると行けませんから。
日が短くなり、西の空は早々に夕焼けです。
11月も下旬、自宅マンションでも、有志の方々が、クリスマスの飾り付けを少しずつ始めました。
玄関には、ツリーが飾られました。
来週あたりは、外にイルミネーションも点灯することでしょう。
押し迫った感が出て来ました。
間もなく12月です。
本当に時の流れは早いものです。
去年の今頃は、まだ秋の彼岸ぐらいでしたよ。
年末と言えば、例年楽しみにしている「紀伊國屋寄席」に、今年も行きたいと思います。
そろそろ発売開始かと確認してみました。
26日(今月の落語会の日)から発売です。
いつも師走の30日に、さん喬師匠と小さん師匠が、交代でトリを取られます。
今年は小さん師匠が「おせつ徳三郎」。
さん喬師匠は中入り前に「福禄寿」。
豪華二本立てだけではありません。
さらに志ん輔師匠が「掛け取り」です。
楽しみにしようと思います。
チケットを買うのを忘れないようにしないと。
今日は勤労感謝の日です。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(粗忽長屋)
「死体は受け取り、事態の裏取り」
(堀の内)
「弁当は詰めて、返答に詰まる」
(大工調べ)
「啖呵は切っても、檀家は切れず」
明日は勤労感謝の日で祝日。
3連休になります。
「お江戸あおば亭」ですが、なかなか稽古が出来ていません。
駅前のカフェに入って、プリントアウトしたプログラムをボーッと眺めています。
いつも一生懸命作りますが、あんまり周囲の反応もなく(良い・悪い)、「どうでもいいのかなぁ」「マンネリだと思われているんだろうなぁ」なんて思っています。
期待している訳ではありませんが、やり甲斐のないことと言ったらありません。
でも、自分で好きでやっているんだし、1人でも多くの方に楽しんでもらいたいから。
今回のプログラムには、「落語の舞台裏」と題して、あの「落語協会分裂騒動」と我が落研の関わりを書いてみました。
リアルタイムであの場にいたから。
さて、私は開口一番で「短命」ですが、なかなか台詞が頭に入って来ない・・・。
明日1日ありますから、何とかしないと。
ぶっつけ本番、出たとこ勝負・・!
大阪の2025年万国博覧会の誘致が、いよいよ最終段階になっています。
再来年の東京オリンピックもそうですが、過去の成功体験が忘れられずに、「夢よもう一度」というノリなのが、我々高度成長期世代のオジサンです。
もういいでしょ。
時代も変わっているんだから、今どき、人集めのためのお祭り騒ぎなんて。
対抗している、ロシアやアゼルバイジャンに譲りましょうよ。
そう言えば、かつて大阪はオリンピックの誘致に失敗しています。
今度また失敗したら・・・、ダメージは大きいですよ。
大阪でも、そんなに盛り上がっていない気がするのですが。
パブリックビューイングで、リアルタイムで投票の様子が中継されるそうです。
勝ったら、道頓堀ダイブ。
負けたら・・・焼け道頓堀ダイブ?
この冬の予測です。
エルニーニョ現象の影響で日本付近では偏西風の蛇行が大きくなるため、東日本と西日本、沖縄・奄美では北からの寒気の流れ込みが弱い見込み。
そのため、気温は東日本では平年並みか高く、西日本と沖縄・奄美では高くなりそう。
降雪量は、東日本の日本海側で平年並みか少なく、西日本の日本海側では少なくなる。
一方で、北日本は寒気の影響を平年程度に受けるため、降雪量はほぼ平年並みとなる予想。
暖冬・・・?
俄かには信じられないような。
しかし、暖冬だからと言って、雪が降らないというわけではないそうです。
異常気象が続きますから、例えば東京に物凄いドカ雪が降って、都市機能が完全にマヒしたり、住民が孤立したり、帰宅難民が街に溢れたり・・・なんて、あるかもしれません。
「流山」のお大尽の杢兵衛さんではありません。
自分のことなのに「私はサクラだ」と言っているかどうかは知りませんが、野党からの追及が続く、「流山」の隣の「柏」のオリンピック担当大臣。
先週、「パソコンを使ったことがない」と答弁したニュースが世界中で報じられた大臣。
パソコンを使わないというのは、究極のセキュリティだという、まぁ、洒落にもなりませんが。
野党からは再び、「セキュリティ担当大臣として相応しくないのではないかという疑義が世界中から提起されている」と。
さぁ、これに対して本人が啖呵を切りました。
「世界に私の名前が知られたのかなと思って、良いか悪いかは別として、有名になったのではないかなと」
「サイバーセキュリティ対策は国家の総力を挙げてやるものだ」と強気の答弁。
「色んな能力を総結集してジャッジをしてやるのが私の仕事なんですよ。判断力は、私は抜群だと思っております。能力に疑いは持っておりません」
他人が言ってくれないから、自分で言うしかありません。
いえいえ、みんな疑っています。
誰に教わったんですか?
・・・「大工調べ」の与太郎の啖呵といい勝負です。
ご本人も、大工だったと自慢していますから、ちょうど良い比較になります。
・・・それでも、もう1人問題になっている女性大臣よりはずっとマシかもしれません。
この女性大臣、かつての選挙区が静岡県だったというのも情けない・・・。
やることがいい加減で、会計報告書など訂正、訂正の繰り返し。
片っ端から雑な表記ばかりしますから、本名を「片端雑記(かたっぱしざつき)」にしたらと。
11月も下旬です。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(三方一両損)
「白州は検め(あらため)、知らずは分からず」
(品川心中)
「心中は明日か、信州はあずさ」
(蒟蒻問答)
「御所車ぴかぴか。故障車オンボロ」
千早亭のワッフルさんから、メンバーに特別養護老人ホームへの出前落語のお誘いがありました。
1月中旬の新年会だそうです。
行きたいのは山々ですが、平日なので、難しいと思います。
このホームには千早亭で何度か行っていて、私も一度行って「花色木綿」をやりました。
この時に、高座の私と客席のおばあちゃんとこんなやり取りがありました。
(私)「こんにちは・・」
(婆)「はいはい」
(私)「ごめんください。お留守ですか?」
(婆)「いますよ」
(私)「物騒ですよ。泥棒が入りかけてますから」
(婆)「ここにいますよ」
高座と客席の掛け合いになって会場は大爆笑。
ホームのスタッフの方が、慌てて「おばあちゃん、落語だから返事は要らないのよ」って・・。
そんな楽しい?思い出があります。
母がお世話になっているホームの施設長さんは女性なんですが、笑い上戸のようです。
私がちょっと洒落などを言うと「面白い」「可笑しい」と素直に笑ってくれますので、最近は、話をする時は必ず笑わせることをノルマにしています。
新幹線の話題です。
JRの来年春のダイヤ改正で、北海道新幹線の所要時間が4分短縮され、東京―新函館北斗間が4時間を切り、最短で3時間58分となるそうです。
今まで「4時間切り」のネックだった、青函トンネルの最高時速が、現行の140キロから160キロに引き上げても、安全性に問題がないことが確認されたことによるものだそうです。
北海道新幹線が16年3月に開業して以降の悲願となっていた「4時間切り」が実現します。
旅行業界では、新幹線の乗車が4時間超だと、航空機の利用が多くなるとされていて、「4時間の壁」と呼ばれるそうです。
東京から函館まで4時間前後で行くことが出来るなんて贅沢。
私の学生時代には、上野-仙台間が特急「ひばり」で4時間20分かかったんですから。
今も時々利用することがある、東海道新幹線各駅停車の「こだま」では、東京-新大阪間が3時間56分です。
私なら、絶対に飛行機ではなくて、新幹線に乗りますね。
某会社の社名から、由緒ある旧財閥の名前が消えるそうです。
戦後の財閥解体の際には、三菱銀行が千代田銀行になって、財閥の名前が消えたたこともありましたが・・・。
生命保険会社の「三井生命」の名前が変わるそうです。
「三井生命保険」は2019年度にも、社名を「大樹生命保険」に変更する方針を固めた。
15年度に「日本生命保険」の傘下に入ったことで「三井」の名を冠することが難しくなり、新しい社名を検討していた。
90年以上続いた伝統ある商号を変えて再出発する。
・・・そうか、既に三井グループを離れていたんですね。
来週、正式決定して発表されるようですが、何で「大樹生命」?
新社名は三井生命が約50年前から展開している「大樹」シリーズにちなんで決めた。
大樹は顧客からの知名度も高いと判断した。
社名に「日生」はつけず、コーポレートカラーは引き続き緑とする。
・・・そうか、「富士重工」が「スバル」に変えたのと同じパターンか。
日本生命傘下になったので、大樹生命にしたんだと思いました。
だって「寄らば大樹の陰」と言うじゃありませんか。
ところで、旧財閥の商号は、非常に厳しいルールがあるはずです。
「三井」の商号は三井商号商標保全会が管理している。
三井グループの企業が株主構成を変えた際には同会が商号の見直しを検討することになっている。
三井生命は日本生命が三井住友銀行などから約8割の株式を買い取り、15年度に買収(子会社化)。
三井グループのルールでは商号変更が必要になるが、三井グループの顧客との関係や従業員への影響などを考慮。
同じ社名を使い続けていたものの、買収から3年が経過し、三井グループから商号変更を求められていた。
三井生命は1914年に銀座の商店主らが発起人となって発足した高砂生命保険が前身。
26年に三井合名が経営権を取得、翌年に三井生命に商号変更。
その後は三井財閥傘下の企業との強いつながりを生かし、団体保険や個人保険の契約を伸ばしてきた。
バブル崩壊後には財務内容が悪化し、契約者に支払うお金が運用益を上回る「逆ざや」に陥った。
現在は日本生命との運用ノウハウ共有などのテコ入れを進める。
・・・三井グループの中では、ごく新しい会社だったんですね。
昔、担当していたことがあり、大手町の本社を何度も訪問しましたが、ゆったりした企業風土の会社でした。
昭和がまた一つ消えますね。
タクシーの車両も変わりつつあります。
今までは、量販自家用車の4ドアセダンを、LPガス仕様にするとか、改造したものが主流でした。
タクシー専門車両として、トヨタ「コンフォート」と日産「クルー」はありましたが。
しかし、ダイバーシティの世の中、タクシー利用者にも様々なニーズが出て来て、さらに安全面から、実用と安全を意識した車両が求められるようになりました。
そこで、トヨタ「タクシージャパン」が誕生しました。
ツーボックスタイプのトールスタイルで、ヘッドクリアランスや荷室サイズを確保しています。
また、後席のドアはスライドドアになっています。
乗降性、居住性、実用性、安全性を意識した
トヨタ「ジャパンタクシー」。
最近は、かなり多く目にするようになりました。
先日、大阪で乗ることが出来ました。
確かに、セダンタイプのものより、室内は広くて快適でした。
運転手さんと話すと、最初にセダンタイプから乗り換えた時は、まだほとんど出回っていないこともあって、空車で走っていても、なかなか手を挙げてもらえずに苦労したそうです。
最近では、台数も増えてかなり見慣れて来ましたから、そんなことはなくなったそうですが。
1500ccのエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドだそうです。
今話題の日産には、こういうモデルはありません。
それから、来年の天皇陛下の即位の際のパレードに使うオープンカーも、国産車を手配するようですが、技術の日産ではなく不祥事の日産が採用される可能性はなくなったようです。
そうだよなぁ、ゴーンさん、最初は良かったけど、チヤホヤされるうちに、「意」を強くしたんでしょう、「ゴーン」が「ゴーイン(強引)」になっちまったんですね。
2020年のオリンピックとパラリンピックでは、真夏の猛暑が懸念されています。
特に、男女マラソンのスタート時刻が議論されています。
現在は、午前7時スタートにということにしていますが、組織委はさらに繰り上げる方針を固めたそうです。
スタート時刻を巡っては、日本医師会などが「選手や観客の命にかかわりかねない」として、1時間半繰り上げて午前5時半とするよう組織委に要請。
組織委では午前5時半から6時頃の開始で検討している。
政府・与党は、大会に合わせたサマータイム(夏時間)導入を検討していたが、システム改修の人手不足などを理由に断念。
競技団体側は繰り上げを容認する方向だが、選手からは「早過ぎると体調管理が難しい」との声も出ている。
選手の皆さんには、体調管理のご苦労はあるかもしれませんが、死ぬよりはいいでしょう。
そもそも、こんな時期にオリンピックをやろうというのに無理があると思いますが、それならば、ナイターマラソンでも良いと思います。
「アスリートファースト」って言うなら。
ところで、話は全く変わりますが、このニュースでは、報道では「スタート時間」と表現しています。
私は、これは誤用で、「時間」ではなくて「時刻」だと思います。
一般的に、「開始」や「集合」の時などに、「開始時間」「開演時間」「集合時間」と言う事が多い気がしますが、瞬間を特定しているのですから「時刻」でないと間違いだと思います。
例えば、「開演時間」というなら「13時から16時まで」という場合。
「受付」とか「取扱」の場合は、「受付(開始)時刻」と「受付(対応)時間」、「取扱(開始)時刻」と「取扱(可能)時間」があるはずです。
このマラソンの記事の場合は、とりあえず、レースを開始する時刻の議論ですから、「開始時間」ではなく「開始時刻」が正しいはず。
「開始(実施)時間」なら、何時ではなくて、「何時から何時まで」とか「朝方」「夜間」「何時間」と言う場合のはず。
どうも気になって仕方がない。
時刻 ← 時間 → |
▽
7:00 9:30
スタート (競技中) ゴール
円楽師匠、とても良いコメントだつたと思います。
「落語議連」設立の記者会見で。
談志師匠が、落語は最高のイリュージョンだという言葉を残したが、落語は最高のエンターテインメントだと思っている。
たった一人でいろんな人間を描きながら、地域というものがあり、人が生き生きとしていて、悪いことをしたら大家さんにしかられて、隣近所があって、困った人がいたら助けてやる、そういった今、日本になくなってしまった部分が落語にはまだまだ残ってるんですね。
それを楽しみながら、政治に生かせとはいいませんが、教育に少し生かしていただき、日本人をもう一度思い出させていただける、そんな機会にしていただきたい。
会見終了後のインタビューでも一言。
落語にもギャグやくすぐりはあるが、枝葉末節で笑わせているのではない。
国会を見ていると、ただの揚げ足取りや、ちっちゃなところを突っついて、面白がっているこ
とがある。
やっぱり国を論じ、政策を論じないといけません。
その通り!
昨夜テレビを視ていて驚きました。
マカオで開かれていた自動車レースF3、ドイツ出身の何と17歳の女性レーサーの車がクラッシュの弾みで吹き飛ばされ、コース外の壁に激突。
事故当時のスピードは、時速276キロ。
公道を走るこの大会は、“世界一過酷な市街地レース”とも言われている。
この事故で17歳のドライバーは、脊髄損傷の重傷を負ったそうですが、手術は成功し、回復に向かっているようです。
一方、マツモトキヨシのロゴが車体にプリントされている、接触した車のドライバーは、23歳の日本人レーサーだそうで、大きな外傷はなく、既に無事帰国しているそうです。
動画には、赤い車が画面右側から空中を飛んで、そのままコースのフェンスに激突し、大破したのが映っていました。
それにしても、17歳の女の子が、勇猛と言うのか無謀と言うのか。
今まで英雄だった人も、一夜明けると方々から待ち焦がれていたようにボロボロに非難されて、形無しと言う感じです。
「泣きっ面に蜂」「踏んだり蹴ったり」「弱り目に祟り目」「転べば糞の上」ってなものです。
しかしそれも「自業自得」「自縄自縛」ですね。
前後の格差があまりにも大きかったのと、今までの羨望が誹謗中傷のパワーになっているようです。
これが人の世、やはり世にスーパーマンや聖人君子はいないと言うことです。
マスコミも、例によって週刊誌を中心に、ネガティブなネタ探しばかりしているようで。
そして、いよいよ離婚した元妻という人も出て来ました。
ゴーン氏の前の妻であるリタ・ゴーンさんが、「週刊文春」の取材に応じた。
「おカネに関しては、カルロスは正しいことをしたことがありません。高額な所得を隠すために、色々なことをしていた。今回の逮捕は、彼のような人間には当然の結果だと思います」
リタさんは、2週間前、レバノンの法律事務所でゴーン氏と面会していたという。
「『黙らないと、賠償命令を4500万ドル(約50億円)に上げるぞ』と脅されたのです」
リタさんは、今年5月、ゴーン氏からDVを受けたと「週刊文春」で
告白。
レバノンで1500万ドル(約16億5000万円)の賠償金を請求されていた。
結婚式をヴェルサイユ宮殿であげ、世界各国に“社宅”を持つ夫婦のなれの果てなんですね。
「厩火事」の夫婦や、「天災」の夫婦の方が、ずっと人間らしくて幸せな気がします。
ゴーンさんは「麹町のサル」だったんだ。
ニュースを聞いていて、まぁ姑息だと思ったのは、一昨日羽田空港に着いたゴーンさんが乗った飛行機には、「N155AN」という記号が表示されていたそうです。
正式なナンバーなのかは知りませんが、どうも違う気がします。
数字の「1」を「I」、「5」を「S」と、一見似ているアルファベットにすると・・・。
「NISSAN」になりますから、しゃれのつもりかも。
これからは「NISSAN」でなくて「HISSAN」か「MUZZAN」になる?
・・・しかし、今まで、こういう超有名人(超金持ち)がスキャンダルで離婚するわうな場合、その奥さんに多額の慰謝料やらが支払われているようです。
勿論、精神的に大きなストレスを受けたのですから、お金を受け取るのは当然とは言え、膨大な金額になります。
実は、この方々が、一番得をしているでは・・・と思うのは、不謹慎でしょうか。
これを「漁夫の利」ならず「巨婦の利」と言う・・なんて。
やはり、「女、氏なくして玉の輿に乗る」と言う言葉は生きている?
確か、今日は立川談志師匠のご命日です。
7年経ちました。
まだ、談志師匠が各方面から様々に評価されているのが、理解・実感出来ずにいます。
トホホな気分で今日もまた。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(尻餅)
「臼は餅搗く、渦ではもたつく」
(素人鰻)
「金は酒乱(修羅場)、銀はシルバー」
(天災)
「先妻気荒く、洗剤毛洗う」
さらに苦しい駄洒落に逃げます・・・。
[猫怪談]
・「猫に魔がさした」とかけて
「夏目漱石」と解く
その心は「猫怪談(猫書いた?)でしょう」
[吉住万蔵]
・「吉住万蔵」とかけて
「殺人未遂の犯人」と解く
その心は「死なずに吉住万蔵(よしじゃすまんぞ)」
[壷算]
・「大きな水甕」とかけて
「浮世絵の美人画」と解く
その心は「二荷入り(見返り)です」」
武士道では決して許されない、最も下品な行為ですね。
日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件をめぐり、ホンダの販売店がツイッター上で「やったぜ日産」と日産のキャンペーンで使われている表現を使い、からかうような書き込みをしていたそうです。
「HondaCars大阪東花園店」と名乗るアカウントが、「やったぜ日産 カルロス・ゴーン逮捕!」とツイート。
当たり前ですが、このツイートには批判の書き込みが相次ぎ、現在はアカウント自体が削除されているそうです。
ホンダの広報担当者は「これまでインターネット交流サイト(SNS)の危険性について情報共有してきたが、末端まで徹底できていなかった」と販売店従業員の書き込みであることを認め、「お騒がせして誠に申し訳ない」と謝罪したそうです。
いくらライバルの失策だからと言って、否、であればなおさら、毅然としていないといけません。
これじゃぁ、低レベルな中傷合戦を繰り返す与野党国会議員たちと同じです。
ホンダさん、ブーメランは返って来ますよ。
まぁ、どうでもいい話なんですがね。
落語鑑賞を通じて寄席文化の継承を目指す自民党有志国会議員による「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」(落語議連)の設立総会が国会内で開かれ、落語鑑賞を趣味とする小泉進次郎厚生労働部会長ら約20人が出席。
会長に遠藤利明元五輪相が就任、落語議連は他党にも参加を呼びかける。
小泉進次郎さんは、「心がささくれたときも落語を聞けば何でも許してしまう気持ちになる。多くの人と落語の魅力を広げていきたい」と挨拶。
議連は12月に鈴本演芸場で寄席を楽しむ。
落語議連には落語協会の柳家さん喬師匠、落語立川流の立川談四楼師匠、落語芸術協会の春風亭昇太さん、上方落語協会の桂米團治さん、五代目圓楽一門会の三遊亭圓楽師匠と、流派や団体の垣根を越えて講師として加わった。
三遊亭圓楽師匠は、野党の国会質問を念頭に「ただの揚げ足取りになっている。国を論じ、政策を論じる場にしてほしい」と記者団に語った。
談四楼師匠も仰っていたようですが、国会議員には「落ち」は縁起が良くないのでは・・?なんて。
別に徒党を組まなくでも、好きな時に寄席に行けば良いのに。
議員のオジサンたち、1人じゃ何も出来ないかな?
えっ?今日も満員ですって?
・・・かなり空席が目立つ気がするのですが。
しかし、和服の女性も大勢砂かぶりや桟敷席に座っています。
芸能人やスポーツ選手、時には噺家さんの顔もテレビに映ることがあります。
さて、土俵の方は、横綱不在の上に、輪をかけて大関が相変わらず頼りなく、混沌とした場所になっています。
それにしても、最近の客席の応援や声援、ありゃ何ですかねぇ?
運動会で父兄や近所のオジサンやオバサンが応援しているみたいで、品もなくうるさくて・・・。
内海桂子師匠も、ブログで嘆いていました。
発表会でも、出て来る人、出て来る人に「待ってました!」と声をかける野暮さと同じですね。
あれで興ざめしてしまうのが、誰にでも声をかけまくる人にはきっと分からないんでしょうね。
盛り上げようとしている気持ちは分からないでもありませんが。
実に、迷惑です。
ところで、今ただ一人の1敗で活躍している「貴景勝」ですが、この四股名は、貴乃花部屋の「貴」に、おかみさんの名前の一字の「景」に、勝負の「勝」だと思っていましたが、「上杉景勝」から取ったそうです。
戦国時代から江戸時代前期にかけての大名。
豊臣政権の五大老の一人。米沢藩の初代藩主。
あの上杉謙信の甥で、後に養子になった人だそうです。
謹厳実直で、なおかつ規律や権威には厳格であり「無口」だった。
感情を表に出すことがなく、家臣の前では絶対に笑わないと言う話から来ているもの。
・・・確かに、貴景勝も愛想はあまりよくありません。
でも、お相撲さんは、まずは強ければいいんです。
(上杉景勝のことを調べたら、何と誕生日が私と同じでした。私と401歳違いでした。)
大阪のオフィスで。
頻繁に大阪に来てはいるものの、あまり町歩きをすることがありません。
たまには外の空気を吸うのも良いかもしれません。
と言うことで、少し歩いた方が腰や膝にも良いかと、昼休みに散歩をしました。
今日の昼下がりの大阪は、天気は良く、寒くて風も少しありました。
高麗橋のオフィスから今橋で東横堀川を渡ってから土佐堀通りに出て、天神橋まで行きました。
水の都大阪の象徴でもある淀川に架かる天神橋から東側の天満橋方面を見渡すと、晴れた空の雲に混じって、伊丹空港に着陸する旅客機が飛んでいます。
天神橋を渡ると中之島公園ですが、反対に松屋橋筋を南に下り、内平野町を右に曲がって堺筋に出て、平野町、道修町、そして高麗橋のオフィスに戻りましたが、やはり痛かった。
少し尾篭かも・・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(三方一両損・転失気)
「褒美は引き出し、放屁はひり出し」
(御神酒徳利)
「徳利瓶の中、とっくり(どっきり)はカメラ」
(鼓ヶ滝)
「鼓は演奏、包みは包装」
駄洒落に逃げます・・・。
[天災]
・「自然災害」とかけて
「ダントツに秀でた名人」と解く
その心は「天災(天才)でしょう」
[らくだ]
・「嫌われ者の馬さん」とかけて
「リラックス出来るマッサージチェア」と解く
その心は「どちらもらくだ(楽だ)」
[湯屋番]
・「番台に座っている人」とかけて
「とてもワイルドな人」と解く
その心は「湯屋番(You野蛮)です」
日産自動車のカルロス・ゴーン会長の報酬を有価証券報告書に過少に記載した疑いがあるとして、東京地検特捜部は、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いでゴーン会長を逮捕しました。
特捜部は日産への捜索も始めたようです。
まぁ、かつての日産ファンとしては、経営破綻してゴーンが乗り込んで来てからは心が離れてていますから。
何十億円も報酬を踏んだくりながら、その上さらにドガチャガしようなんて。
結局はガリガリ亡者なんですね。
どこで打つのか遠寺の鐘が陰に籠って物悲しく、"ゴーン"。
てなもんですなぁ。
なぞかけ作っちゃいました。
「日産自動車」と掛けて
「大晦日」と解きます
その心は「ゴーン、ゴーンで終わるでしょう」。
松竹芸能は、今年7月に閉館した道頓堀の演芸場「道頓堀角座」に代わり、心斎橋にライブスペース「心斎橋角座」を開設するそうです。
来年1月1日に開設されるということです。
客席は120席で、お笑い芸人や落語家らが定期的にお笑いライブや落語を開催するほか、インターネットへの配信も予定。
松竹芸能の社長は、会見で「角座は長い時代をへてお笑いの拠点となってきた。『あそこに行けば何かおもしろいことがある』と思ってもらえるような場所を作りたい」と話していましたが、ワイシャツの第一ボタンを外してネクタイをしていて、とてもだらしなく見えました。
人に見せる商売なんだから、会見に出る自分の服装や身だしなみぐらいしっかりして欲しいと思います。
明らかにファッションとしてボタンを外している訳ではない。
ワイシャツの首周りがきついから、ボタンが出来ないんでしょう。
同席した芸人さんたちは、それぞれの衣裳で、きちんとしていたのに。
「心斎橋角座」ならぬ「心配橋頓座(挫)」になりませぬよう・・・。
新参さん、期待に応えて”やらかして”くださいました。
「河豚鍋」も、いよいよ高座本から離れました。
とは言うものの、時々忘れてしまって、手元の高座本に目をやり、読んだりして。
人の心配をしている場合ではありませんが、今度の土曜日(24日)の「お江戸あおば亭」でネタ出しをしている噺ですが・・・。
このあたりが、私と新参さんのぞろっぺいなところで、越児さんと窓口さんの対極にある訳です。
お聞きしたことはありませんが、我々2人は「O型」で、越児さんと窓口さんは「A型」なんでしょう。
あ、越児さんは「新潟」でしたか。
よちよちしながら語っているうち、河豚の別名「テツ」と言う所を「ケツ」と言ってしまい、聴いていた一同大ずっこけ。
何と、ご本人も笑いのツボに入ってしまったと見えて大笑い。
暫くの間、笑いが止まらずにストップ。
これですよ。これが新参さんの魅力なんです。
師匠も、ただ笑う(苦笑?哄笑?)ばかり。
落語界の大看板を唸らせる芸です。
越児さんと私は、「土曜日の楽しみが増えましたなぁ」と。
「お江戸あおば亭」の本番で、新参さんが「ケツ」と言うのが楽しみになりました。
とは言え、越児さんからは、もう少し幇間を幇間らしくやった方が良いとのアドバイス。
でも、別に難しくはありませんよ、新参さんの"地"をそのままやればいいんですから。
「正座出来るかなぁ・・・?」と心配でした。
まだ、腰と膝の痛みが続いていて、特に膝が・・・。
改めて加齢の怖さと、落語の激しさを痛感しています。
何と言っても、「変形ひざ関節症」では、正座は避けなくてはいけませんから。
さて、「天災」ですよ。
演読しながら、やっていてとても楽しいのですが、一方で「これ、覚えるの大変だなぁ、面倒臭いなぁ・・・」と、越児さんや窓口さんには信じられないであろう、「怠惰の虫」が蠢いているのが分かります。
でも、この噺は、特に主な2人の登場人物の台詞をメリハリをつけて語るのが、とにかく楽しい。
演読が終わると、師匠からは、特にコメントはありませんでしたが、こんなことを仰いました。
あたしは、いつもこの噺を演る時に思うんだけど、例えば「牛褒め」なんかは、教えてもらったことを紙に書いてもらって、それを読んでも失敗するんだが、この噺は、一度反復するだけで、紙にも書いてもらわずに帰ってきて、頓珍漢なことを言う。
これが、単なるお笑いやコントと違って、落語の深いところだ。
頓珍漢なことは言いますが、その内容がさらに可笑しい。
非現実的な部分もありますが、それが落語の深さ、面白さなんでしょう。
さて、肝心の膝ですが・・・、約30分の正座にも耐えて、座っている間は、痛みは感じませんでした。
また、終わった後も、かえって痛みが引いたように感じました。
でも、お医者さんから、痛みの原因が「加齢(歳)ですから」と言われて、一つ腑に落ちないことがあります。
「先生、痛いのは左膝だけです。右膝も同い年なんですが・・・」。
(これは、林家彦六師匠の逸話ということで、お弟子さんたちがよく使われます。)
今度の「お江戸あおば亭」は、私の出番は開口一番ですが、トリの前が良いかもしれません。
「膝代わり」と言うくらいですから。
蝶九さんは「十徳」。
先月は腰を痛めたために、稽古を休みがちでしたが、ほぼ復活出来たようです。
良かった、良かった。
ちょっと稽古が中断しましたが、元気に「十徳」を。
今日は高座本を離れての稽古でしたが、
概ね通しで行けました。
この噺は、
あまり仕草は多くはありませんが、これから台詞と仕草の細かい所の肉付けです。
感心するのは、噺の中に出て来る「一石橋」に実際に行って、ここから見える(はずの)7つの橋を確認して来たそうです。
場所的には、東京駅の近くにありますが、噺の中に出て来る物や場所を確認して、質感や距離感を実感するのは、とても大切なことだと思います。
高座本に書いてあることを、ただそのまま語るのに比べて、臨場感が格段に違って来ますから。
残念ながら、今は、これらの8つの橋全部はないようですが。
そう言えば、一石橋の袂には、「迷子の標石」が建っているはず。
一石橋(八ッ見橋)
手前に見える一石橋の右手に金座の後藤庄三郎(五斗)と左手に呉服町の後藤縫殿助(五斗)の屋敷があり、その間にある橋を両家合わせて一石と洒落て名付けられた。
左の南橋詰めの親柱に「迷い子のしるべ」が建てられ、右に知らせる方、左に尋ねる方の特徴を書いた貼り紙で通行人に知らせた。
日本橋川に架かる一石橋は、前方に見える銭瓶橋の道三濠と外濠と掘割の十字路合流地点である。
窓口さんは「二番煎じ」。
この噺、本当に難しい噺だと思います。
師匠からも、「都々逸・・むずかしいねぇ」と言われました。
最近の窓口さんは、仕上げのペースを少し緩やかにしているようで、一層丁寧な稽古になっている気がします。
いずれにしても、窓口さんと越児さんは、私より年長でいらっしゃいますが、稽古に対する姿勢には、本当に頭が下がりますし、真似の出来ない自分の不甲斐なさを痛感します。
窓口さんの演読は、大きな(A3)の紙にコピーした高座本(紙)を1枚ずつ手に取りながら。
今日は、ある場面で、新しい紙を手にした後、その紙は読まずにまた次の紙を取りました。
「あぁ、このページの場面は”きっとカット”したんだな」と、チョコレート菓子みたいなことを思いました。
こういうやり方だと、聴いている方も「あと何枚(ぐらい)で終わるな」と、分かりやすくていいですね。
・・・私も、またどこかで「二番煎じ」がやりたくなりました。
どんどん寒くなります・・トホホ。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(天災)
「天災は一帯、点在は片隅」
(蜘蛛駕籠)
「駕籠は担いで、過去は背負って」
(加賀の千代)
「井戸は汲み上げ、糸は編み上げ」
軽い噺から・・・。
[悋気の独楽]
・「辻占の独楽」とかけて
「下手くそなゴルファー」と解く
その心は「どちらも芯がずれているでしょう」
[寄合酒]
・「酒肴を持ち寄る」とかけて
「他人に迷惑ばかりかける人」と解く
その心は「つまみ出されるでしょう」
[無学者]
・「何でも知ったかぶりをする人」とかけて
「マージャンが強い人」と解く
その心は「どちらも論(ロン)に負けません」
今回の稽古会のトップバッターは学津さんの「親子酒」。
今日は、いよいよ高座本を離れての稽古でした。
語りも仕草も、もう少し自然な形にする必要があると思いますが、前回に比べると進歩の跡が見られました。
言葉や仕草など、師匠や越児さん(勿論、私も)からのアドバイスがありました。
特に、越児さんは「親子酒」を持ちネタにしていますので、細かい指導もしてくださいました。
学津さんも、小姑が大勢いて大変ですね。
私が、仕草で気になった点が2つ。
1つは煙草の火をはたく時の扇子の使い方。
もう1つは、酒の入っている茶碗が、酔った仕草をした時に傾いて、お酒がこぼれてしまわないように。
ほら、茶碗が傾いていて、もう少しでお酒がこぼれてしまいます。
いくら酔っ払っていても、茶碗は水平にしておかないと。
これから、言葉やそのメリハリ、仕草のリアリティなどを仕上げて行く必要があります。
かなりペースアップ出来て来た感じなので、余所見をしないで集中して欲しいと思います。
床屋に行くのをすっかり忘れていました。
今度の土曜日(24日)は「お江戸あおば亭」ですから、それまでにいい男にしておかないといけませんでした。
23日は、勤労感謝の日で祝日ですから、床屋さんは休みかもしれないから、行くなら今日しかありません。
市議会議員選挙の投票をした後、いつもの床屋さんに行って、いつもの通り、店主のオヤジさんと浮世の出来事を話します。
オヤジさんはゴルフ好きですから、まずはそんなこと。
最近の若い女子プロの活躍を喜び、だらしなく無精髭をぽよぽよ延ばした選手会長の遼君の不潔さを嘆き。
後は、相撲とか野球の話。
今日盛り上がったのは、何と言っても、お隣の選挙区選出の五輪担当大臣のこと。
それから、地元選出の復興担当大臣のこと。
初入閣の2人が並んで・・・本当に大丈夫かなぁ・・・。
「この子は親孝行だから真打にしよう」・・が通るのは、噺家の世界だけですからねぇ。
「千葉県出身の大臣は碌な人がいない」・・・なんて、はっきりとは言いませんが。
今日は、松戸市議会議員選挙の投票日でした。
稽古が終わって帰る途中、投票所に立ち寄り、清き1票を投じて来ました。
典型的な「千葉都民」ですから、恥ずかしながら、候補者をほとんど知りませんが、棄権したり、白票投じたりする訳には行きませんから、しっかり某候補者の名前を書きましたよ。
それにしても、どの選挙でもそうですが、選挙近くになると、毎朝入れ替わり立ち代わり駅の入口に立って、「●●でございます」「おはようございます」「行ってらっしゃい」なんて、取って付けたようにアピールしています。
挨拶なんてされる筋合いはない。
「何ぃ?行ってらっしゃいだぁ?あんたにとやかく言われるこたぁねぇよ!」と思いますね。
また、怪しげな、変な人も随分います。
最近、国会も都道府県も市町村でも、ハレンチで不埒な、おバカな議員が増えていますからねぇ。
様々な権威も地に堕ちたこの頃です。
本当に苦しいんです・・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(夢の酒)
「冷やは日本酒、ビアは麦酒」
(寿限無)
「男児生まれて、談志が死んだ」
(水屋の富)
「籤は千両、九四三十六」
とんでもない泥沼・・・。
[小言幸兵衛・孝行糖]
・「いちいち口うるさい大家さん」とかけて
「大名屋敷の門番に叩かれた愚か者」と解く
その心は「小言小言(孝行糖孝行糖)でしょう」
[粗忽の釘]
・「八寸の瓦釘が突き抜けた仏壇」とかけて
「白い紙に白い絵の具で絵を描いた」と解く
その心は「仏壇(別段)変わりはないでしょう」
[三方一両損]
・「正直の褒美の膳」とかけて
「石焼き芋」と解く
その心は「食べ過ぎると放屁が出て来ます」
こんなことばかりやっていて良いのか・・と煩悶しながら・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(湯屋番)
「番台ただ見、反対怨み」
(薮入り)
「奉公感謝、暴行反社」
(元犬)
「シロはお稲荷、ジロは南極」
どこまで続く泥濘ぞ・・・。
[へっつい幽霊]
・「博打に大負けした幽霊」とかけて
「押し出しで負けたお相撲さん」と解く
その心は「どちらも足が出たでしょう」
[百川]
・「日本橋浮世小路の老舗」とかけて
「焼鳥の上手い部分」と解く
その心は「百川(もも・皮)でしょう」
[不孝者]
・「親父を悩ませる放蕩息」とかけて
「雑巾」と解く
その心は「不孝者(拭く物)でしょう」
東京落語会。
開演から聴くことが出来ました。
やはり、今夜は圓太郎さんと扇辰さんの2人でしたね。
前座の三遊亭あおもりさん、雑なところは師匠譲りでした。
三度さんの噺は、文枝師匠創作でしょうか?
ただ品のない、小拍子を何度も叩くうるさくて慌ただしい噺でしたね。
こういう噺(お笑い)が面白いというのかなぁ。
この程度なら、入船亭小辰さんや柳亭市弥さんの方がずっと良いと思いますがねぇ。
お笑いに擦り寄る必要は全くないと思います。
萬橘さんも相変わらずでした。
ここまでのストレスは、ほぼ想定内でした。
圓太郎さんを聴いてホッとしました。
雷蔵師匠の噺も、圓右師匠作のようですが、どうということもありませんでした。
やはり、頓平師匠も同じ思いだったらしく、中入り後は、扇辰さんが終わったら、我々も他のおじいちゃんおばあちゃんちゃんと一緒に会場を出ることにしました。
いくらか改善したようですが、この膝・・・。
先週診てもらったお医者さんによれば、加齢によるものだと。
しかし、痛いのは左膝だけで、右膝は痛くありません。
年齢が原因ならおかしいじゃありませんか、左膝も右膝も同い年なのに・・・。
冗談はともかく、膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みが起こる・・・。
私の場合は、さほど軟骨のすり減りもなく、変形したり、水がたまったりもしていませんから、貼り薬(湿布)で何とか・・・。
悪化させないためには、膝に負担をかけずに、柔軟性や筋力アップに効果のある運動が必要だそうです。
簡単な運動とか、自転車こぎや水中歩行が良いそうです。
そして、日常生活で中尉すること・・・、これが悩ましい。
「正座を避ける」・・・・
えぇぇぇぇぇ・・、でもそうですよね。
グリコと違って、クレムリンの「ぷっちんプリン」は、やはり甘いスイートではありませんね。
首脳会談の後で、条約の国後(言葉尻)を取って、択捉(驚く)コメントをしていました。
こんなに話が色丹(しこったん)では、4島の返還は歯舞(ほぼない)のではないか?
何と言っても、相手は、ウラジミール(裏切る・裏で苛める)プーチン大統領ですから。
(これはあくまで駄洒落のために言っていますのでご承知おきを。)
そんなことを言っている場合ではなくて、OB落語会の宣伝をしなくてはいけません。
11月24日(土)午後1時より、神田神保町の「東京堂ホール」で、「第15回
お江戸あおば亭」を開催します。
何と、3連休のど真ん中(中日)の昼下がりです。
前日の勤労感謝の日で鋭気を養って、是非ともお出かけください。
当日の番組もお知らせします。
【第15回 お江戸あおば亭】
◇「短命」 (二代目) 金願亭乱志
◇「河豚鍋」 (三代目 )杜の家とん平
◇「お化け長屋」 談亭志ん志
中入り
◇「片棒」 (二代目) 破れ家笑児
◇「時蕎麦」 喰亭寝蔵
◇「転宅」 南亭蕪生
珍しく、私が開口一番を勤めます。
不動の顔ぶれですが、「マンネリでは」と言う、自分は出演しないOBもいます。
いや、そういう人に限って評論家になる。
幸せな方です。(幸せなら態度で示すのが世の中の常識なんです。)
そりゃあ、多くの人が出演するのが理想です。
しかし、寄席芸は究極のマンネリ芸ですから、これでいいんです。
という訳で、今回も一生懸命に勤めたいと思います。
「世の中は 澄むと濁るの違いにて」
(十徳)
「如くはようだ、孤独はやぁだ」
(松竹梅)
「長者は金持ち、庁舎は長持ち」
(猫怪談)
「猫死ぬと化け、ごみはすぐ掃け」
ますます泥沼・・・。
[真田小僧]
・「真田軍団」とかけて
「10人の発起人」と解く
その心は「十勇士(十有志)でしょう」
[紙入れ]
・「間男」とかけて
「無責任サラリーマン」と解く
その心は「浮気酷し(植木等)でしょう」
[酢豆腐]
・「腐った豆腐」とかけて
「好きな女性に無視された」と解く
その心は「酢豆腐(素通り)です」
孤独で暇なオジサンは、ここのところ、去年まとめた「噺織込み三段なぞかけ」を見直しています。
昨年まとめたのは、全部で小冊子7冊になっています。
ただ、1冊目だけ異常に分厚く、50ページ以上になっています。
また、落語っ子連のみんなで始めたので、この中には、私の作品だけでなく、三流亭のメンバーの作品も入っています。
この7冊をまとめた後に作ったものも、相当数になって来ました。
・・・ということで、私の作品だけを、演目毎に50音順に集約(編集)することにしました。
そして、何とか今日までに、7冊分を並べ替えました。
何と驚くなかれ、140ページあまりになりました。
1ページあたり平均すれば8題はあると思いますので(10題近いかな?)、合計で1000題以上(1100題?)にはなると思います。
あと、今年の6月から9月頃までの間に作ったものが、これまた100題にはなると思いますので、これを追加します。
・・・ということは、140~160ページ近くなるかもしれません。
まとめ終わったら、50音順に3分冊ぐらいにして印刷してみようと思います。
・・・暇なんだなぁ、友だちがいないんだなぁ。
「世の中は 澄むと濁るの違いにて」
(試し酒)
「五升飲みかけ、胡椒振りかけ」
(くしゃみ講釈)
「火に唐辛子、春遠からじ」
(壷算)
「五珠で確定、こだまは各停」
今日はもっと苦しいぞ・・・。
[桃太郎]
・「猿・雉・犬を連れて鬼退治」とかけて
「歩き過ぎて筋肉痛になった」と解く
その心は「桃太郎(腿だろう)」
[幾代餅]
・「幾代と夫婦になって餅屋を始めた清蔵」とかけて
「今日は外出しますか?」と解く
その心は「うん、幾代餅(行くよ、もち)」
[松山鏡]
・「越後の松山村の住人」とかけて
「高慢で高飛車な人」と解く
その心は「鏡(屈み)を知りません」
東京ディズニーランドでキャラクターの着ぐるみを着てパレードに出演していた契約社員の女性2人が、過重労働やパワハラを受けたとして運営会社に慰謝料などの損害賠償を求めた裁判が行われているそうです。
30キロの着ぐるみで体を壊して改善されず、上司からは「病気なら死んじまえ」「30歳以上のババアはいらねえ」「やる気ないやつは全力でつぶす」と罵倒されたそうです。
来場者に夢を売っているはずの着ぐるみの中は、地獄のようだったんですね。
華やかさの陰では、夢も希望もなかったんですね。
興味もないので、恐らく視聴することもないと思いますが。
年末の紅白歌合戦の出場歌手が発表されました。
最近では、知らない歌手の数の方が多くなった気がします。
その中で、去年初出場、2回目の出場が叶いました。
良かった良かった。おめでとう。
引退をするのは人間だけではありません。
東京メトロ千代田線で47年にわたって主力だった6000系車両が引退。
そのラストランが行われ、車内で大混乱が起こったそうです。
写真を撮る「撮り鉄」、乗って楽しむ「乗り鉄」と言いますが、ラストランでは「葬式鉄」と言うそうです。
6000系車両は1971年に導入された本格アルミ製車体。
車内に扇風機があり、当時の最先端でした。
私の長いサラリーマン生活で、一番多く利用した車両です。
顔が左右対称ではないのがユニークでした。
松戸から表参道、国会議事堂前、霞ヶ関、大手町・・・・。
職場が変わっても、緑色のラインの電車に乗りました。
本当にお疲れさまでした。
もう一つ、東北の話題。
第33回「全日本わんこそば選手権」が行われたそうです。
制限時間15分の個人戦には男女12人が出場。
次第に箸の動きが遅くなったり、涙目になったりしながらも、おわんの山を積み上げて、激戦を制したのは、38歳の大食いタレント。
大会史上最高の632杯を平らげ、昨年まで5連覇していた人を破ったそうです。
632杯を15分で食べる(飲み込む)ということは、1分あたり42杯。
1.4秒で1杯をクリアしないといけません。
「そば清」さんも真っ青。
ところで、わんこそばは、かけそば?もりそば?
そりゃ、岩手県が本場だから「もりそば」でしょう。
この大会も盛岡で開かれています。
盛岡は、冷麺もありましたね。
ヤクルトの吉規投手。
今シーズンをもってヤクルトから戦力外通告を受けたそうです。
球団は、別のポストも用意しているということですが、本人は現役に拘っているようで・・・。
そんな中で、東北楽天が育成契約で獲得したそうです。
これは朗報です
仙台市出身の由規投手は仙台育英高校3年の時に、2007年夏の甲子園大会で155キロをマークして注目され、高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団。
10年に、当時の日本投手最速の161キロを記録したものの、11年に右肩を痛めて13年に手術を受けていた。
とても愛敬のあるキャラクターで、仙台育英出身でもあり、物凄く期待していました。
長い間、肩の怪我と闘い続け、最近やっと・・というところでした。
今季は、7試合に登板して、1勝2敗、防御率4.46。
6月の東北楽天との交流戦(楽天生命パーク宮城)で先発し五回途中2失点で降板。
7年ぶりの地元仙台での登板でチームの勝利に貢献していた。
是非とも、故郷の仙台で再起して欲しいと思います。
ヤクルトは、本格派ピッチャーが短命に終わるイメージです。
あの伊藤智仁投手や川崎憲次郎投手、岡林洋一投手、そして(佐藤)由規投手・・・。
そう言えば、その伊藤智仁元投手が、楽天の一軍投手コーチになりましたが、縁を感じますね。
「世の中は 澄むと濁るの違いにて」
(酢豆腐)
「酢豆腐下して、ストーブあたる」
(出来心)
「賽銭泥棒、最前捕まり」
(粗忽の使者)
「使者は名代、寺社は代々」
今日も苦しいぞ・・・。
[らくだ]
・「かんかんのう」とかけて
「踏切で電車が突然停まった」と解く
その心は「かんかんのうきゅうれんす(カンカンなって急なんです)」
[四段目]
・「判官切腹の場」とかけて
「くだらないお喋り」と解く
その心は「どちらも四段(余談)でしょう」
[夢の酒]
・「ご新造さんに声をかけられ招かれる」とかけて
「財布を拾う」と解く
その心は「みんな夢の中でしょう」
春風亭一之輔さんが、何かのコラムで、とても面白いコメントをされています。
【春風亭一之輔の直球&曲球】
演説スキル以上に参考になる
政治家は落語の「芯」を理解して
今、落語を一席覚えて人前で披露する人が急増中だ。
私もカルチャーセンターで講師をしたことがある。
たいていの生徒さんは素直に受講してくれるのだが、タチが悪いのは元『落研』のオジさん。
私がなにか指摘すると明らかに不服そうな顔。
どうかすると「(三遊亭)圓生師匠はこの演出でおやりになられてましたが、なにか?」とか言い出す始末だ。
「うるせーよ!」である。
言わないけどね。
「まじすか! 先輩っ! まだ自分若いんでいろいろ教えてくださいっ!」と言うと『落研オジさん』は喜んで昔話をしてくれる。
オジさんはヨイショに弱い。
かくいう私も元『落研』なので、オジさんの気持ちがよく分かる。
いくつになっても落語が好きなのだ、オジさんは。
今度、自民党の有志議員で落語の議員連盟を立ち上げるらしい。
「落語家の間の取り方などが演説の勉強になる」とか。
たしかに幹事長になるという小泉進次郎さんはよく寄席に来るなぁ。
『落語議連』では「落語文化の次代継承について議論」するという。
「若者に落語を聴いてもらうには?」とか「落語界活性化のためには?」とか話し合うのか?
本当?
好きな落語家・親交のある落語家の発表会みたいな、上っ面な寄り合いで終わらないでほしい。
やるなら落語界全体のためになるよう本腰入れて頼みます、小泉さん。
あと政治家には「演説のスキル」としてのみ落語を聴くんじゃなくて、もっと「内容」を聴いてほしい。
・・・かくいう私も、典型的な「落研オジさん」ですね。
気をつけなくっちゃぁいけません。
ただ、私が幸運なのは、師匠の方が年長で、しかも押しも押されぬ大看板で、圓生師匠のお弟子さんだと言うこと。
さすがの「落研オジさん」も、到底敵いませんから、素直にアドバイスを受け入れることが出来ます。
それにしても、国会議員の先生方の動きについては、私もコメントしましたが、一之輔さんの仰るとおりですね。
新大阪駅まで乗ったタクシーの運転手さん、何となく春風亭昇太さんのような雰囲気がしました。
生粋の大阪人だそうです。
大阪でタクシーに乗る度に、今年の夏の地震と台風の話をすると、みんな乗って来ますね。
乗って来たのは私なんですが。
とにかく自然災害とは縁のない土地柄だったのに、今年は散々だったと。
「あんなん、生まれて初めてですわ」。
しかし、聞けば、本当に物凄い風と雨だったようです。
新幹線で高槻を過ぎる辺りでは、まだ屋根にブルーシートがかかっている建物が散見され、地震の跡が残っています。
浸水して、橋に船が衝突して、文字通り孤島になった関西空港も、壊れた橋は、まだ片側しか使えない状態です。
とにかく人手不足と資材不足で、なかなか復旧工事が出来ないようです。
そんな中で、再び万国博覧会を大阪でと、今月下旬に成否が決まるそうですが。
運転手さんは、「なんちゅうても、大阪はオリンピックの招致も失敗しとるからねぇ」。
昔、「大阪しぐれ」と言う歌が大ヒットしましたが、さぁ万博は「大阪まぐれ」になるか「大阪はずれ」になるか・・・。
もう、いいんでねぇのと、私は思いますが。
「EXPO大阪」・・ではなくて、「NEXCO大阪」・・これは高速道路、じゃなくてずっと「NEXT大阪」で。
米大リーグの新人王が発表され、ア・リーグは投打の「二刀流」でプレーしたエンゼルスの大谷翔平選手が選ばれたそうです。
日本人選手の新人王は、1995年の野茂英雄投手(ドジャース)、2000年の佐々木主浩投手(マリナーズ)、01年のイチロー外野手(マリナーズ)に次いで4人目だそうです。
怪我をして手術ということになってしまったのが残念でしたが、素晴らしい活躍だったと思います。
あの淡々とした爽やかさが良いですね。
来シーズンは打者だけでの出場になるようですが、期待は高まります。
「アムネスティ・インターナショナル」という国際人権団体が、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問に授与した最高賞「良心の大使賞」を剥奪すると発表。
「かつては擁護したはずの価値観に対する恥ずべき裏切りだ」と厳しく非難したそうです。
スー・チーさんと言えば、長年の軍事政権からの迫害を跳ね返して民主化を実現させた、ミャンマーの英雄のはず。
ところが、最近は、国内のイスラム系少数民族ロヒンギャの迫害に関連して、批判されていたようです。
「人権や正義、平等を守るために政治的・道徳的な権限を行使しなかった」と。
スー・チー氏に対して「あなたがもはや希望、勇気、人権擁護を象徴する存在ではなくなったことに、われわれは深く失望した」との書簡も送ったそうです。
毀誉褒貶、看板倒れ、失望、幻滅・・・?
やはり、理想ばかりではダメ、物事は”一筋”縄では行かないということですね。
今まで「イースーチー(良いスー・チー)」で通っていても、これからは「リャンウーパー」「サブローキュウ」を通して行かないと駄目ジャン(雀)と言うこと?
枯葉よぉぉ、枯れたよぉ・・・。
「世の中は 澄むと濁るの違いにて・・・」
(西行)
「西行は漂泊、在郷は居住」
(千早振る)
「女郎は現金、初老は年金」
(甲府ぃ)
「豆腐は大豆、東武はダイヤ」
また寒い冬がやって来ます。
[道具屋]
・「小便の出来ない股引」とかけて
「木刀」と解く
その心は「どちらも"中身"が出せません」
[寝床]
・「物凄い音痴」とかけて
「コーナーで失速したスケート選手」と解く
その心は「どちらも大きく外れています」
[狸の賽]
・「物に化けた狸」とかけて
「自信満々の絵」と解く
その心は「どちらもサイコロ(最高)の出来でしょう」
・・・今日も苦しい・・・。
約2400億円もの負債を抱え、経営破綻した磁気治療器販売会社があります。
その債権者集会が開かれ、産管財人は、「顧客約7000人への配当は難しい」との見方を説明。
債務超過を客に伝えないまま、「預託商法」を続けていた疑いがあり、特定商取引法違反(不実の告知)容疑などで捜査が始まるようです。
いつの時代にも、とんでもない悪いやつがいるものです。
そして、一旦破綻すると、開き直って自分の理屈を並べる・・。
口先だけの侘びをするだけ。
とにかく、こういう奴等は許せない、とんでもないのですが、それにしても、金を出す側も、あまりにも隙があり過ぎる気がします。
申し訳ありませんが、酸いも甘いも心得た大人が、こんな儲け話に乗ってしまっているんです。
人の営みの中で、とにかく図抜けた値というのは、絶対に信じてはいけませんよ。
例えば、足の速い人がいて、凡人には超特急に見えても、100メートルを8秒で走る人などいるはずがありません。
現在の最速ランナーは、9秒台の真ん中あたりを、何万分の一秒を競っているんです。
そんな中で8秒台で走る人がいたら、絶対に何かアンフェアなからくり(いかさまやドーピング)を使っているんです。
そういう点で言えば、世の中マイナス金利の今時、6%もの利回りなんて、普通の投資では考えられません。
多くのお金が集まる市場では、どんな投資でも一定の利回りに収斂して来ます。
その隙間を使って儲けるんです。
「預けたら任せっ放しで、後は一生金に困らない」なんて、到底あり得ません。
投資ではなくて、投機や博打、いや投棄かもしれません。
この世にスーパーマンは存在しません。
ちょっと同情はしますが、人の話を妄信して、楽をして儲けようと欲を出した報いなんですから・・・、そんなものですよ。
こういう類の話は、いつまでもなくなりませんね。
それにしても、お金はある所にはあるものなんだなぁ・・。
買ってもいないのに、「宝くじが当たったら・・・」なんて期待している私です。
こんな程度が罪がなくて良いのでしょう。
今日もよろしくお願いします。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(転失気・動物園)
「転失気はスー、動物園ズー」
※これ、一度出したかな?
(幇間腹)
「幇間(ほうかん)に祝儀、防寒に厚着」
(ぞろぞろ)
「ぞろぞろ集まり、そろそろお別れ」
朝晩はかなり冷えて来ましたね。
[真田小僧]
・「金坊の得意技」とかけて
「知らない人に会った時」と解く
その心は「おねだり(おめぇ誰?)」
[金明竹]
・「古池や 蛙飛び込む・・・」とかけて
「身長2メートル・体重200キロのお相撲さん」と解く
その心は「翁(大きいなぁ)」
[短命]
・「器量の良い女房を持った男」とかけて
「腹を立てた人が言う台詞」と解く
その心は「短命(てめぇぇ)」
・・・今日はみんな苦しい・・・。
日曜日の夜。
楽しみはラジオ寄席。
今夜は渋い噺家さんです。
◇「五人回し」 柳家小里ん
小里ん師匠らしく、客席に阿ることなく、噺をきっちりとお演りになっていました。
この噺は典型的な廓噺です。
私は、落研時代からずっと、この廓噺と言うのを避けていました。
どうも、吉原などの遊郭のイメージが好きではなくて、持ちネタにしていませんでした。
ところがここに至って(数年前)、やはり良し悪しはともかく、廓噺をやらないのも、「クリープを入れないコーヒーなんて・・(古い(^^;)」と言うことで、「明烏」をやりました。
そろそろまた、廓噺をやってみようかと思い始めました。
「五人回し」もいいですね。
「品川心中」「お見立て」「お直し」「紺屋高尾」「文違い」「三枚起請」「錦の袈裟」・・・。
昨日、神栖の3連合同の落語会に出かけようとしていたら、突然、西宮にいるはずの息子が来ました。
「どうした?会社の研修か?」
「いや、ちょっと用事があって」。
昨日の会話はこれだけでした。
しかし、親としては心配にもなります。
来るのを聞いていなかったから。
だいたい親父はいつもこんなもの。
何か悩みでもあって来たのでは?と。
まぁ、家内には話をしているだろうし、何か困ったことなら家内が黙っていませんから。
今日は、昼ちょっと前に帰って行きました。
「帰るから」
「そうか、気をつけてな」。
今日の会話はこれだけでした。
親父と倅なんて、こんなものでしょう。
息子が、ちょうど西宮に着いたであろう時分に、息子の嫁からLINEで音声メール。
天使②が世界一可愛い声で一言「また遊ぼうね」と。
じいじはこれでイチコロ。
「じいじ(遊びに)来ないね」と言っているそうです。
来月、出張のついでに顔を見に行ってみようと思います。
(写真は去年の七五三の時のものですが。)
昨日、真仮名さんに「暇なんですねぇ」と言われましたが、確かにオジサンは暇なんです。
友だちのいないオジサンは寂しいものです。
こういう時に行く場所があります。
天気が良かったので、愛車を駆って関宿に行きました。
ここは江戸川と利根川の分流地点です。
この堤防の所に、関宿城(関宿城博物館)があります。
今までも時々気晴らしに行っています。
広々している景色を見ると、自分の小ささを痛感します。
車の中で、昨年1月の「深川三流亭」のBDを聴きながら。
じっくりメンバーの噺を聴くと、メンバーの上達ぶりがよく分かりますし、とても勉強になります。
師匠は、偶然、昨日の神栖亭と同じ「つる」でした。
私は「人情八百屋」のネタ下ろしでした。
何十年に一人の逸材の登場。
その大型新人の初高座。
これが今回の落語会のメインだそうです。
南夢明さん以外では神栖亭唯一のメンバーです。
神栖亭筆斗(ひっと)くん。
初高座では、動物に絡んだ小噺を3つ。
しっかりした口調で、上下もしっかり。
満員近くなった客席は大喝采。
「アンコール、アンコール」の声に、「それではアンコールにお応えして」と、また別の小噺をさらりと。
以前から、師匠が仰っていたのが筆斗くんです。
師匠の嬉しそうな顔で、期待の大きさが分かります。
サッカーや野球やバスケットなどに余所見しないで、落語一筋に頑張って欲しいなぁ。
初心者の初高座は小噺をやるのが多いですが、同じ小噺でも、「隣に囲いが出来たね」「へぇ(塀)」なんてレベルではない、台詞も長く考えオチもありましたから、大したものです。
最近のことで、筆斗くんの顔には、不本意ながら、ちょっと細工をさせてもらいました。
ごめんなさい。
中入りを入れずに、蝶九さんが高座に上がりました。
演目は、もう十八番の一つとも言える「牛褒め」です。
先月は腰を痛めてしまって、稽古も休みがちでしたが、この噺は自信があるのでしょう。
この間の落語っ子連の稽古で、私が演読したのを聴いて、笑いながら「まだまだ、私の方が上ですね」と言われて、ハハァッーと平伏しましたから。(^^;
声が大きく出ているから、客席にもよく聞こえ、くすぐりもしっかり伝わっています。
仕草も、しっかり場面設定をしている跡が見えました。
この噺に、蝶九さんに限りませんが、女性の場合は、着物の帯を腰高に締めますので、懐に手拭いが入りません。
書いた紙を懐から出したり、紙入れを出したりする場面の工夫が要るかもしれません。
ご本人、何ヶ所もダメ出しをしていたようです。
こういうおうむ返しの台詞の多い噺は、漫才で言えば、ボケよりもツッコミの台詞がポイントになると思います。
与太郎の台詞は取り敢えず受けます。
しかし、さらにこれらの台詞にツッコミを入れるお父っつぁんや伯父さんの台詞によって、さらに爆笑にすることが出来るでしょう。
私も、それをやってみたい。
良慈緖(らじお)さんは「転失気」。
鮮やかな色の着物に、滑らかな口調で語る良慈緖さん。
上手く言葉に出せませんが、なんて言うのかなぁ、安心感が溢れています。
お仕事柄から、周囲を取り込む術を駆使しているように思います。
だから、上下が引っくり返っても、客席は気づかなかったでしょう。
「転失気」も、落研同期の「宝亭六方」さんの最初の演目で、これまた覚えてしまうぐらい聴きました。
元々「酔って件の如し」と言うオチがありますが、わかりづらくなっているので、多くのプロアマが工夫したオチにしています。
なかなか、「これは!」というのがありません。
忙しい仕事の合間を縫って、落語の稽古をしているところは、やはり偉いなぁと思います。
それにつけても、私の怠惰さは戒めないと。
高塀(こうべ)さんは「孝行糖」です。
この噺は、落研同期の「多趣味亭こり生」さんの最初の演目だったので、"門前の小僧"よろしく、私もある程度出来る気がします。
師匠の高座本の「孝行糖」は、私が覚えていた与太郎の言い立てとちょっと違います。
一度、稽古会で読み稽古させてもらおうと思って高座本を読んでみると、「孝行糖、孝行糖、孝行糖の本来は・・・」のリズムが違うので断念したことがあります。
高塀さんは、大きな身体に似合わない?とても優しい口調。
後半の、与太郎と水戸屋敷の門番とのやり取りでは、上下が激しく変わりますので、ここが楽しく進められると、さらに笑いを誘うことが出来るでしょう。
いい味出してます。
客席も少しずつ増えて来ました。
開口一番の大小さんは「寿限無」。
開演時刻直前まで、会場の設営や準備に追われていたので、少し慌ただしく高座に上がった感じでした。
ご本人も、高座に慣れるまで暫くは緊張して声が震えているなんて言っていました。
やはり、高座には、しっかり落ち着いて、神経を集中させてから上がらないと。
だから、人それぞれではありますが、高座に上がる5分前ぐらいには、深呼吸してスタンバイ出来るようにしないと。
会場のレイアウトから、めくり台は下手側に置いた方が良かったと思います。
マイクを置いていましたが、スイッチがONになっていなかった?
お祭りで周囲が騒がしいからかもしれませんが、この会場の広さでは、そもそもマイクなしでやって欲しいと思います。
それも稽古ですから。
暫くすると、大小さん、確かに声も仕草も落ち着いて来て、いつもの大小節が出て来ました。
大小さんらしく、登場人物がみんな穏やかで良い人たちです。
もうダメと言いながら・・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(粗忽長屋)
「遺体は悼む(傷む)、痛いものは痛い」
(たがや)
「打上げ花火、打ち明け話」
(ねずみ)
「甚五郎はねずみ、チンコロ犬なり」
まだまだ頑張りましょう
[紙入れ]
・「亭主の留守に来た間男」とかけて
「新しく設えた神棚」と解く
その心は「紙入れ(神入れ)を忘れちゃいけません」
[酢豆腐]
・「若旦那が食べさせられた豆腐」とかけて
「噺が上手く出来なかった前座さん」と解く
その心は「どちらも腐っているでしょう」
[鰻の幇間]
・「まんまと騙された幇間」とかけて
「ぎっくり腰になった人」と解く
その心は「ヨイショでしくじりました」
顕本法華宗恵日山長照寺。
日蓮宗ではありませんが、同じ法華の系統ですから「南無妙法蓮華経」です。
日蓮上人七百恩忌のタイミングで建立された本堂のようです。
広くて平らな土地柄で、寺も広々しているのは、境内を囲む塀や囲いや長屋門みたいなものがないこともあるでしょう。
利根川の流域に広がる肥沃な土地のようです。
ところで、3連合同の落語発表会で、本堂の前には、幟がはためいています。
落語っ子連でも、こんな幟が欲しいなぁ。
考えてみると、落語っ子連には、そういう類いのものは何もありません。
地味と言うか、さっぱりと言うか。
本堂の祭壇には、日蓮上人の座像が鎮座しています。
「南無妙法蓮華経」と、手を合わせてお題目を唱えました。
初めて神栖市にやって来ました。
茨城県神栖市にある顕本法華宗恵日山長照寺。
このお寺のご住職が、有難亭南夢明(なむみょう)さん。
今夏、当寺の本堂で圓窓師匠から稽古をつけていただく、「仏っ子連 神栖亭」を立ち上げました。
今日と明日は、当寺の伝統のお祭り。
その日に合わせて、神栖亭(茨城県神栖市)、有難亭(千葉県香取市佐原)、牛久亭(茨城県牛久市)の兄弟連合同の落語会開催となりました。
メンバーには、落語っ子連にも参加している蝶九さんと学津さんがいますので、せめてもの応援と言うことで、神栖に出かけました。
有難亭真仮名さんからは、しみじみ「暇なんですねぇ」と、呆れられました。
「余計なお世話じゃい!」と言い返したかったものの、事実だから仕方がない・・(;_;)
お祭りが賑やかに開かれている中、境内の一番奥にある本堂が、落語会の会場です。
稽古も、この本堂でやっているそうです。
本堂の前には、神栖亭、有難亭、牛久亭の幟が翩翻とひるがえっています。
あぁ、羨ましいなぁ。
こんなに華やかに会場設営が出来るなんて。
もう、そろそろ枯れ尽きます。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(蒟蒻問答)
「問答けしかけ、門灯点ける」
「禅は問答、千は百が十(とう)」
(真田小僧)
「按摩は揉んで、あん馬は捻って」
今日は、私の持ちネタの中でも大ネタを。
[文七元結]
・「博打好きの親父で苦労している一家」とかけて
「お家騒動の家具販売会社」と解く
その心は「娘の身売り話が具体化するでしょう」
[子別れ]
・「子は夫婦の鎹」とかけて
「大繁盛している会社の社長」と解く
その心は「子別れ(功は彼)でしょう」
[ねずみ・抜け雀]
・「彫ったねずみが動く噺と描いた雀が飛び出す噺」とかけて
「解説が必要な難しい文章」と解く
その心は「チュウ雀(注釈)でしょう」
情けないけど腹立たしい話題。
ANAの40代機長の男が、飲酒により体調不良となり乗務予定の国内線5便を遅延させ、諭旨退職処分を受けたそうです。
この無責任機長は、乗務前夜の午後10時過ぎまで、滞在先で飲食。
翌朝、機長が体調不良を訴えたためパイロット交代が生じ、機長が乗務予定だった便の出発が54分遅れるなど、計5便に各便1時間弱ずつの遅延が発生したそうです。
何の申し開きも出来ないと思います。
こんなバカ者に、旅客は命を預けられますか?
即レッドカードで、クビは当然ですが、諭旨退職(免職)ではなくて、懲戒解雇が妥当でしょう。
それだけ責任の重い職務だから、高額な報酬も得ている(いた)はずなんだから、同情や情状の余地はないと思います。
ANAでは、パリ支店長兼ブリュッセル支店長という偉ぁ~い立場であろう、いい歳をした50代のオヤジが、機内で酒に酔い、隣席の乗客にけがをさせだそうで、この酔っ腹痛も諭旨解雇処分だったらそうです。
こんな酒癖の悪い奴を飼っておく企業も問題です。
ANAだけかと思いきや、あのJALも負けてはいません。
40代男性副操縦士が乗務前の飲酒により、英国で逮捕されています。
こうなると、もう個人や会社の次元ではなくて、国の恥です。
らくだのは馬さんは、傍若無人で長屋の人たちに迷惑をかけ、嫌われていましたが、人の命は奪ったりしていません。
罰が当たって、河豚に当たって死にましたが。
らくだよりも低俗な輩だと思います。
来年のことを言えば鬼が笑う・・・。
鬼は笑うかもしれませんが、人間様は笑えない。
来年の手帳やカレンダーが店頭に並ぶ季節になりましたが、今年(来年)は、いつもの年と違っています。
天皇陛下の退位に伴う皇太子さまの新天皇即位で、来年に限って5月1日や10月22日が祝日となるかなどが最終決定していないからです。
既に店頭に並ぶ手帳やカレンダーには、新たに決まる見通しの祝日は反映されていませんから、自分で新たな祝日、休日に赤丸を書き込むなどしないといけなくなります。
天皇陛下は4月30日に退位され、皇太子さまは5月1日に新天皇に即位される。
10月22日には新天皇が国の内外に即位を宣言する儀式「即位礼正殿(せいでん)の議」がある。
このため、政府は5月1日と10月22日を祝日とする法案を先月24日に召集された臨時国会に提出する方針。
法案が成立して5月1日が祝日になれば、祝日に挟まれた日を休日とする祝日法に基づき、昭和の日(4月29日)との間に挟まれる4月30日と、憲法記念日(5月3日)との間に挟まれる5月2日は休日になる。
そうなると来年のゴールデンウイークは4月27日~5月6日の10連休。
しかし、臨時国会の会期末は12月10日。
法案成立を待つことなく来年の手帳、カレンダーは既に出来上がって店頭に並んでいる。
カレンダー業界?では、来年4月30日と5月1日、10月22日は祝休日を示す赤色にせず、日にちの下に赤字で国旗と「退位の日」「即位の日」「即位礼正殿の儀」の表記を入れることに決め、祝日と平日の「中間表記」とする苦肉の策を決めたそうです。
また来年12月23日も平日表記としたが、退位後で「天皇誕生日」ではなくなるため赤字で「平成の天皇誕生日」。
また、年度途中の退位で新元号も不明なため「平成31年」の表記は外しているそうです。
10連休になると・・・、喜ぶ人が多いとは思いますが、どうもねぇ・・。
それに、企業サイドとしては、営業(生産)活動が出来る日が極端に少なくなってしまいますので、様々な対応が必要になるでしょう。
10日間・・・、オジサンは何をしていれば良いのだろう。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(孝行糖)
「孝行糖売れ、小言疎まれ」
「芝翫は止め名、時間は止めな」
(強情灸)
「線香焚き上げ、善行積み上げ」
今日は、私の持ちネタ「子ほめ」で3題。
[子ほめ]
・「厄年」とかけて
「ドラマへの出演話が舞い込んだ売れない俳優」と解く
その心は「大厄(大役)かもしれません」
・「栴檀」とかけて
「タリーズコーヒーが大好きな人」と解く
その心は「双葉(スタバ)より芳しいでしょう」
・「生まれたばかりの赤ん坊」とかけて
「金に困った貧乏人」と解く
その心は「七夜(質屋)が待っているでしょう」
年末近くになると、色々出て来る「今年の・・・」。
「新語・流行語大賞」もその一つ。
その候補が、30に絞られたそうです。
こんな感じ。
・あおり運転
・悪質タックル
・eスポーツ
・(大迫)半端ないって
・おっさんずラブ
・GAFA(ガーファ)
・仮想通貨・ダークウェブ
・金足農旋風
・カメ止め
・君たちはどう生きるか
・筋肉は裏切らない
・グレイヘア
・計画運休高プロ(高度プロフェッショナル制度)
・ご飯論法
・災害級の暑さ
・時短ハラスメント(ジタハラ)首相案件
・翔タイム
・スーパーボランティア
・そだね―
・ダサかっこいい・U.S.A
・Tik Tok
・なおみ節
・奈良判定
・ひょっこりはん
・ブラックアウト
・ボーッと生きてんじゃねーよ!
・#MeToo
・もぐもぐタイム
・・・だそうです。
私は、全て何も感じませんね。
全部ダメですよ。
それだけ情報が氾濫して、みんなが共有出来なくなっている。
良く言えば多様化なんでしょう。
最終候補でも、知らないものも多いし、聞きたくない(思い出したくない)不愉快なものもある。
こんなものは、そもそも選ぶべきではないと思います。
強いて言えば「ボーッと生きてんじゃねーよ!」かなぁ。
確か、あのNHKの番組に出て来る、気持ち悪い被り物の生意気なキャラな女の子の決まり文句ですよね。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(くしゃみ講釈)
「くしゃみ止まらず、当たらず籤止み」
「講釈効用、心神耗弱」
「胡椒ひと振り、古城ひと昔」
・・すみません。
特に駄作が続いています。
前座噺は面白い。
[道具屋]
・「道具屋の取扱商品」とかけて
・「落語っ子連の稽古場」と解く
その心は「骨董(江東)でしょう」
[道具屋]
・古道具 ご覧見て行け 秘物もあるよ
安物騙され 悔しがり
整形外科に行って、食後に薬を服用し、膝に湿布を貼った効果が出たものか、いくらか痛みが鎮まって来たように思います。
腰周りに貼る湿布は、帰宅してからにしようと思います。
膝の痛みは、変形性膝関節症と言うそうです。
加齢に伴って、軟骨がすり減り、関節炎や変形が生じて、痛みを感じるものだそうです。
レントゲンの結果では、加齢に伴って相応のすり減りはあるものの、まだ骨と骨との隙間もあるので、今のところ大きな問題はないとのこと。
軟骨がすり減ってなくなってしまうと、骨が直接ぶつかり、激しく痛むそうです。
パンフレットをもらい、治療法や悪化させない方法などの指導を受けました。
やはり、適度な運動が必要です。
日常生活で中尉することは、まずダイエットと正座を避けること・・だそうです。
ダイエットはよく認識していますが、正座は・・・。
「正座をする機会が多いので・・・」と言うと、ダメだとは言われませんでした。
この類のサプリメントが数多くあって、テレビの通販番組などでも賑やかですが、効果については、「???」だそうです。
パンフレットには、「改善効果については研究が進められていて、今の段階では、効果についてはっきり応えられない」と表現されていますが、医師は「サプリメントは効きません」と、はっきり言っていました。
所謂サプリメントは「保健機能食品」と「一般食品(健康食品)」に分類され、「保健機能食品」は、その効果が科学的に実証されているものだそうです。
そして、残念ながら、国内には、膝関節の症状改善効果のある「保健機能食品」はないそうです。
ヒアルロン酸が含まれているというサプリメントを服用しても、無駄なんですね。
一生懸命飲んでも、効果はサプリメント(さっぱりなんだと)言うこと。
「天災」を振り回す?
鎮痛剤が効いたか、眠くなったので、近くのカフェで眠気覚ましをと。
何でも30周年記念日だとかで、ドリンクが30%オフだそうで、240円のアメリカンコーヒー(小)が160円でした。
せっかく静かにぼんやりしていようと思ったら、近くの席で携帯電話で喋っている客がいました。
早口で響く声で、嫌でも耳に入って来て、イライラして来ました。
大きく咳払いをして"牽制"しましたが。
いくらか気にはしたようですが、最後まで?用事を済ませたようです。
店内で電話するのは、マナー違反だと思うのですが。
よほど「うるさい!」と怒鳴ろうと思いましたが・・・。
「バカな女が電話していると思うから腹が立つ。天が電話していると思いねぇ。これすなわち天災よぉ」。
「堪忍の袋を常に胸に掛け、破れたら縫え、破れたら縫え」。
しかし、腹立つなぁ。
座ってばかりの生活が続いているためか、ここに来て背中や腰が張って来て、そのうちに腰に痛みが出て、それを庇ったものか、とうとう膝まで痛くなりました。
一昨日あたりから、歩くのも痛みが伴って来たので・・・・。
こういう症状の診療科目は何なんでしょう?
産婦人科でないことだけは分かりますが。
取り敢えず、整形外科に行ってみました。
インターネットで調べると、会社の近くにありました。
しかし、近いと言っても徒歩5分ぐらいが辛い・・・。
医師の問診の後で、腰(股関節)と膝のレントゲンを撮りました。
こういう症状は、インド料理みたいなもののようです。
カレー(加齢)なくして語れないでしょう。
レントゲンの結果、幸い軟骨の減り具合などは、特に悪くないそうなので一安心。
腰痛と膝痛の注意事項を聞いて、薬を処方してもらいました。
病院を出て、会社へ戻る途中の薬局で、薬を買って・・・。
腰の湿布薬、膝の湿布薬、鎮痛剤、筋肉をほぐす薬と胃薬・・・。
スーパーの買い物みたいに、ビニール袋を持ち帰りました。
これで、痛みがなくなれば問題ないそうなので。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(孝行糖)
「孝行ご褒美、皇后ご退位」
「五貫は褒美で、股間は放屁」
「丁子(ちょうじ)は漢方、銚子は犬吠」
・・すみません。
またまた駄作が続いています。
なぞかけと都々逸がセットで出すのが基本です。
[天災]
・「自然災害(天災)」とかけて
「E難度の技に失敗した体操選手」と解く
その心は「天(点)が悪いでしょう」
[天災]
・大地震 ゴロゴロ雷 火に親父
厄難避けるにゃ 苦労する
天使たちの近況。
西宮の甲子園口の「ほんわか商店街」に「まんぼうトンネル」というがあるそうです。
どうやら、
高さ1.3メートルの歩行者専用のトンネルみたいです。
西宮に住む息子一家。
このトンネルを潜ったようです。
JR神戸線の甲子園口駅から西に向かって歩くこと約3分、線路の下にある小さなトンネル。トンネルというよりも穴?
小さいので、車やバイクは通れません。
高さ約1.3メートル、幅も1.5メートルほど。
下手するとトンネル内で頭をぶつけてしまいます。
それでも、このトンネルを行き来する人はそこそこいるそうです。
徒歩はもちろんのこと、自転車を押して頭を下げ、腰を低くしてトンネルをくぐって行く人があとを絶たないようです。
トンネルをくぐる前に、向こう側から人が来ていないかをチェックしないと、トンネル内で行き違いができませんから、向こう側からの人が出てきたのを確認してからトンネルをくぐる。
このトンネルは、もともと水路として利用されていたものに板を敷いて通路として利用しているもの。
我が天使たち(天使②・電車④)は、頭がぶつかる心配もなく、このトンネルをはしゃぎながら駆け抜けたようです。
元気で暮らしています。
どこもかしこも、スキャンダルや不祥事ばかりです。
多くの低レベルな事案は、貧富や学歴、社会的地位などとは全く相関性がないようです。
金、地位、名誉、下半身などの欲望を得るためには、誰も裏で卑劣・破廉恥なことをやっているということです。
NHK佐賀放送局の湧川高史局長が、職員の服務規定に反する不適切な行為があったとして更迭され、局長の職を解かれて人事局付けになったそうです。
NHKでは、服務規定違反の内容について、「プライバシーに関わること」「業務に関わる問題ではない」などとして、詳細の説明はしていないようですが、出ましたまたまた「文春砲」。
この立派な局長様は、NHKのスタッフらと訪れた保養施設で酒に酔い、女性スタッフが入浴中の風呂に侵入したそうです。
写真の右側のはげオヤジだそうで、写真は秘書室長としてNHK会長(当時)の国会答弁のサポートをしているところだそうです。
この光景を「二人羽織」と揶揄されるほどだったそうです。
確かに・・・・。
こんなに立派な方でも、酒の勢いか、酒を装ったか、まぁ破廉恥極まりないことをなさるんで脛。
59歳だそうです。
こういうことは、一昔前なら、告発などされなかったでしょうし、されても握りつぶされたでしょう。
仮に、明るみに出ても、酒の上のことだからと、かえって笑い話の武勇伝に仕立て上げられていたかもしれません。
とんでもない破廉恥好意、人権侵害です。、
絶対に「洒落にならない」話です。
しかし、このおバカハレンチ局長の懲戒処分は、14日間の出勤停止だけだそうです。
これって、重大な犯罪行為ですから、一般の会社では懲戒免職か諭旨解雇ぐらいのものただと思います。
元ゴールドメダリストの不貞は名前は伏せましたが(誰でも知っているし)、この事案は、同年輩としても情けないので、報道された実名をそのままにしました。
この夏から、我が落語っ子連に参加している学津さん。
今週末には、茨城県神栖市で、有難亭と牛久亭と神栖亭の兄弟連の合同落語会を開催するそうです。
そこで、以前からトライしている「洒落番頭」を高座にかけますが、今まで稽古して来た師匠の高座本の内容を一部変える(くすぐりを入れ替える)ことにしたそうです。
落語っ子連のMLに、新しくしたネタ本を添付して、師匠に「これでやってみたい」と。
まぁ、実に律儀なメールでした。
師匠はお忙しいので、本番までに返信があるかどうか分からないので、私なりにコメントをまとめて返信することにしました。
「洒落番頭(庭蟹)」は、まさに駄洒落がポイントになる噺です。
大事なことは、高座(ネタ)本の字句ではなくて、登場人物や舞台の設定をしっかり頭に入れて、さらに聴き手(お客さま)にどう見える(聴こえる)かを意識した語りです。
特に、地口(駄洒落)を語るところは、台詞の前後の間の取り方や、駄洒落そのものの言い方が極めて重要です。
やり方によって、お客さまが受けるツボを刺激出来るはずです。
あまり時間がありませんが、頑張って欲しいものです。
この噺にばかりいつまでもかまけてばかりいないで、はやく”卒業”して落語っ子連(深川三流亭)でネタ出ししている「親子酒」に取り掛かってもらいたいですなぁ。
頑張れ!
最近は、良くも悪くも「プライバシー」が問題になっています。
本来は、外に出さない(出せない・出す必要のない・出してはまずい)個人情報が、本人の意に反して暴かれたりします。
本来は、社会的な制度などの運用のために必要な個人情報なのに、本人が頑なに明らかにしないなんていうこともあります。
歪んだ自由主義・個人主義が蔓延って、さらにWEBやSNSによって、容易に拡散する・・。
いやな時代になったものです。14歳の沼津の中学生の女の子が金メダルを獲った
1992年のバルセロナオリンピックの水泳女子200メートル平泳ぎでした。
「今まで生きて来た中で、一番幸せです」という名言。
そんな少女も40歳になりました。
世に様々なスキャンダルはあれど、「この人に限って」と、人々が勝手にイメージを作り上げている人は多いと思います。
無名の中学生が金メダルを獲ったのですから、注目度は抜群。
そして、(幸か不幸か)この少女には、その後もずっとアイドルのイメージがつきまとうことになります。
ところが、この元少女メダリストが、写真週刊誌に、まさかの「変装“不貞”デート」をスクープされたそうです。
「不貞」?
確か、この元女の子も結婚をして子どもがいたはず。
不貞の相手は10歳以上年上のIT企業元役員で、現在もPR会社の役員だそうです。
今までのイメージとのギャップが物凄い。
恐らく、勝手に、世の中の多くの人が幻滅やら嫌悪感を感じていることでしょう。
マスコミは大騒ぎをするでしょう。
まぁ、そんなこともあります。
人間なんてそんなものですよ。
落語は「業」を肯定しますから、アイドル少女とて、長ずれば変わることは、よぉく分かります。
外部(世の中・マスコミ)が勝手に作り上げたイメージは、必ずしも正しい訳でもありません。
人間なんて、どんなに社会的な地位のある人でも、表の顔だけでなく、必ず裏の顔があるものだということです。
ただし、悲しいことに、彼女は有名人で、全く正反対のイメージが定着して、今まで対外的にはそれを武器にして生きて来た。
その華々しい実績とイメージがあるから、世に受け入れられ、評価されて来た。
しかし、人間だから、そんな綺麗ごとばかりではない。
聖人君子でもないのだから、イメージとは違うこともしているだろうし、果ては「不貞」にまで及ぶこともあるのでしょう。
ただ、こういう正反対のことが明るみになれば、今までの栄光や名声は全て水泡に帰すことになる。
本人が、そこまで意識(想定)して、リスクを犯してまでやったのなら、「業」として受け入れたら良いと思います。
反動は、本人の想像を遥かに越えるでしょうがね。
ところで、この報道では、よく使われる「不倫」ではなく、「不貞」という言葉が使われていました。
「浮気」「不倫」、そして「不貞(行為)」の違いは?
まず、「浮気」と「不倫」の違いは、これを行う対象者が既婚者か否かで分かれると言われるようです。
「不倫」は男女のどちらかが結婚している関係・・?
「不貞(行為)」と言うのは法律用語でもあり、「既婚者でありながら、配偶者以外の異性と継続的な"良からぬ関係"を持つこと」。
単なる男女の密会、いわゆるデートや食事などは「不貞行為」には該当しないそうです。
「不倫」は、そういう正式な言葉ではありませんから、やや曖昧なニュアンスなんでしょうか?
「一線を越える」ことがあってもなくても不倫は不倫。
しかし、不貞は一線を越えているということですから・・・、この沼津の子は、行く所まで行っていたんですね。
(業を肯定するなら)失うものの大きさを承知して不貞にまで至ったのなら、それは(善悪はともかく)ありなんでしょう。
しかし、世の中には、あの沼津の女の子は・・・、いなくなりました。
朝の電車が、上野駅手前で緊急停車しました。
結局、大したことなく2~3分で動き始めました。
車内放送で知らせてくれましたが、発車直前のアナウンス。
「間もなく発車いたします。暫くお待ちください」。
よく聞くフレーズですが、よく考えると、ちょっと変ですよ。
そう、「間もなく」と「暫く」の意味(時間観念)が。
【間もなく】
時間がさしてたたないさま。ほどなく。じきに。
(類義語)
ただ今 ・ 近いうちに ・ 今にも ・ 直ぐ ・ やがて ・ 日ならず ・ 今に ・ 追っ掛け ・ 近々 ・ その内 ・ そろそろ ・ ほどなく ・ 軈て ・ 追っ付け ・ もう ・ 幾何も無く ・ 頓て ・ 孰れ ・ 追っつけ ・ 日成らず ・ もうすぐ ・ 遠からず ・ 近く
【暫く】
長いとまでは言えないが、幾らかの時間。少しの間。やや長い時間を隔てているさま。
この放送なら、例えば「1分ほどで(間もなく)発車しますから、2~3分(暫く)お待ちください」ということでしょ?
やっぱりおかしい。勘定が合いませんよ。
「間もなく発車いたします。(もう)少々お待ちください」
あたりなんでしょうかねぇ。
まぁ、どうでも良いことなのに、実にうるさいオヤジです。
もう、ムチャクチャでござりまする・・。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて」
(禁酒番屋)
「カステラで捻り、捻ればガス出らぁ」
「酒は酔わせる、サゲは笑わす」
(金明竹)
「隠元禅説き、陰険せんとき(関西弁)」
「道具七品、トークはなしにしな」
「兵庫は港、港のヨーコ(ヒョーコ)」
・・すみません。掟破りが続いています。
こういうものは、粗製乱造が大切なのかもしれません。
[らくだ]
・「長屋中で評判の悪い傍若無人の男」とかけて
「テストの成績が悪くて留年した男」と解く
その心は「らくだ(落第)でしょう」
[らくだ・だくだく]
・「河豚を食って死んじまった男の噺」とかけて
「自分の部屋に家財道具の絵を描いた男の噺」と解く
その心は「らくだ(だくだく)でしょう」
[たがや]
・「自分が斬った侍の供養をするたがや」とかけて
「有名な外国の恋愛小説(ミュージカル)」と解く
その心は「だがや(誰が)ために鉦(鐘)が鳴るでしょう」
私だけですかねぇ。
昨日、NHKの新人落語大賞が放送されたそうです。
落語も、フィギュアスケートとか体操みたいになるのかなぁ。
そもそも、こういう類いのイベントに違和感があります。
落語は、順番を付けて競うものではないと思います。
落後の技(語りなど)に、体操みたいに難度が付けられますか?
「冗談言っちゃいけねぇ」はB難度で、「よそう、夢になるといけねぇ」はE難度・・なんて。
顔、声、雰囲気、語り口、間・・・、みんな好みが違います。
そもそも、審査員の基準が分からない。
さらに信じられないのは、その審査員の採点の内容が公開されていること。
いやだなぁ、こんなの。
噺家さんたち、気の毒だなぁ。
今の時代だから、ためだけの"傾向と対策"ばかりが独り歩きする気がします。
さらにますますどんどんひどくなってます。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(阿武松)
「阿武松食って、おう飲まず食わず」
(大山詣り)
「阿夫利は信仰、アプリは進歩」
(お血脈)
「血脈善光寺、決着先行し」
安易な粗製乱造が続く三段なぞかけ3題。
[天災]
・「天からの災い」とかけて
「他人の文章を盗む」と解く
その心は「天災(転載)でしょう」
[狸の賽]
・「サイコロに化けた狸」とかけて
「森さんと結婚した旧姓森田さん」と解く
その心は「狸の賽("田"抜きの妻)でしょう」
[西行]
・「北面の武士佐藤義清」とかけて
「ヒーローインタビュー」と解く
その心は「西行(最高)でぇす!」
稽古が終わり、日本橋でランチ。
日本橋も、新しいビルが何棟も建ち並びました。
最近オープンした高島屋の新館も賑やかでした。
和食を食べました。
ヘルシー志向の女性に人気のありそうなメニュー。
日本橋のランドマークのような大きなビルのレストランフロアの店ですから、それなりの値段の料理は、まぁこんなものだろうというところでしたが、接客態度は最悪でした。
料理を運んで来た時、伝票を置く時、一言もなく黙ったまま。
料理の置き方もぞんざい。
さらに、食べ終わるのを待っていたように、下膳してしまう。
それも、ほとんど黙ったままで。
色々考え方はあるでしょうが、食べ終わった後でも、直ぐに下げるのは無礼だと思います。
「食べ終わったら直ぐに帰れ」と言うことになる気がします。
よく、場末の定食屋のランチではやってますが、日本橋の有名なビルに入居する飲食店が・・・。
ややイラっと来ましたが、我慢して出ました。
もう行かないでしょう。
さらにどんどんひどくなってます。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(忠臣蔵)
「刃傷廊下、認知症老化」
(厩火事)
「孔子に徳あり、好事魔多し」
(初天神)
「天神は2礼、転身華麗」
今日は、三段なぞかけ3題。
[質屋蔵・芝浜]
・「質屋蔵」とかけて
「芝浜」と解く
その心は「大宰府(財布)が流れます」
[質屋蔵・二番煎じ]
・「質屋蔵」とかけて
「二番煎じ」と解く
その心は「菅家(寒気)がポイントです」
[素人鰻・やかん]
・「素人鰻」とかけて
「やかん」と解く
その心は「素人(知ろうと)思います」
あの落語会が開催されます。
「圓生の求めたもの・遺したものを、それぞれの胸に抱き 演者は高座に臨む、そう今年も、習志野圓生祭。」
「習志野圓生祭」の案内ハガキが届きました。
12月16日(日)午後2時30分から、習志野のモリシアホールで。
習志野は、三遊亭圓生師匠最後の高座の地。
プロではないのですが、何とも言えない雰囲気の方々の落語会。
JR津田沼駅前には、「名人六代目 三遊亭圓生終焉の地 」と記された碑があります。
当時の習志野市の市長の碑文を読むことが出来ます。
【名人六代目三遊亭圓生終焉の地】
根なし草 語る浮世を圓く生き
六代目三遊亭圓生、本名は山崎松尾。
明治三十三年九月大阪に生る。
明治三十八年五才にして豊竹豆仮名大夫として寄席に出演、明治四十二年噺家に転向、橘家圓童と名乗る。
以来小圓蔵となり大正九年三月には圓好を名乗り真打昇進、同年五月高橋はなと結婚、爾後、圓窓、圓蔵を名乗り、昭和十六年五月、四十一才にして六代目圓生を襲名す。
演題は圓生百席に謂く、「妾馬」「文七元結」「鰍沢」「三人旅」「梅若禮三郎」等々・・・
又、著書「圓生全集」「寄席楽屋帳」「圓生江戸散歩」を次々と発表、昭和四十八年一月、終に芸術祭大賞を受賞、同年三月皇后陛下古希の祝賀に「お神酒徳利」を御前口演、五月に勲四等瑞宝賞を叙勲される。
昭和五十四年九月三日誕生日に当り、習志野三遊亭円生講演会を発足の日、サンペデック・ローズサロンに於いて小噺「桜鯛」を演じ、直後心不全のため遂に名人圓生ここに大往生を遂く。
同年九月十一日従五位勲四等旭日小綬章を追贈さる。
享年七十九才、東京都世田谷区千鳥山永隆寺に葬る。
習志野三遊亭圓生講演会は、個人の慈顔遺徳を慕い、名人至芸を偲び、ここに追悼碑を建立し深く冥福を祈る。
昭和五十五年四月十三日 吉野 孝(著書 甦える断想より)
まだまだやってます。
どんどんひどくなってます。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(蜘蛛駕籠)
「駕籠は前を向き、過去は後ろ見る」
(大工調べ)
「大工家建て、体躯(体育)腕立て」
(普段の袴)
「普段はお気軽、負担は重く」
今日は文化の日。
元は、明治天皇の誕生日でした。
それはそれとして、今日も都々逸3題を並べました。
[鹿政談]
・神鹿を ご法度破り 人手にかけても
役人に罰 下す裁き
[高砂や]
・婚礼の ご祝儀がわりに 一節謡う
やっこ(豆腐)を売る声 工夫して
[御神酒徳利]
・鴻池 ご託宣聞き 拓いてみれば
やんごとなき出て来るご利益
ここまでを「流三のごひやく都々逸」として纏めました。
11月に入ると、多くの大学で学園祭(大学祭・文化祭)が行われます。
http://www.festa-tohoku.org/
我が母校でも、今日から始まるようです。
勿論、落研も「川内寄席」を開演します。
プログラムがリリースされていました。
OB落語会以降、個人的には、落研にはやや冷めている部分があります。
騒ぐだけで、礼儀や配慮を欠くような部であって欲しくありません。
お賑やかしだけでなく、しっかりした「落語」を披露して欲しい。
落語協会の来年秋(2019年9月下席から)の真打昇進がリリースされました。
◇柳家わさび(柳家さん生門下)
◇柳家喬の字(柳家さん喬門下)
◇初音家左吉(初音家左橋門下)
◇柳家ほたる(柳家権太楼門下)
・・・の4名の真打昇進が決まったそうです。
4人とも、入門したばかりの初々しい頃を知っていますので、実に隔世の感がありますよ。
「あぁ、真打になるには、これくらいの時間(年数)がかかるんだ」と実感出来ます。
私の落語徘徊も、それだけ時間が経過したということですね。
特に、よく権太楼師匠を聴いていましたから、前座名ごん坊のほたるさんは。
まだ子ども子どもしている感じで、「大丈夫かなぁ?」って、とても心配になりました。
権太楼師匠も「最後の弟子だ」なんて仰っていました。
おめでとうございます。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(蝦蟇の油)
「筑波嶺は常陸、つく羽根はひとつ」
(唐茄子屋)
「唐茄子中身、ドーナツ外食べ」
(看板のピン)
「ピンはサイコロ、品は最高」
秋たけなわに、都々逸3題。
[粗忽の釘]
・座敷箒 五寸じゃ足りない 引っ掛けるには
やはり八寸釘でなきゃ
[船徳]
・初心者が ご贔乗せて 一人船漕ぎ
やたらと回る くるくると
[不動坊]
・(不動坊)火焔死に 後家のお滝が 惹かれた男に
妬いて意地悪 食らわそう
昼休みに、会社の近くの本屋さんで見つけました。
ベストセラーの書架に並んでいたと言うことは、そこそこ売れているんですね。
桂文枝師匠の自伝だそうです。
“自笑"奇跡の落語家 桂文枝による自伝
落語への想い、友人との出会い、母への感謝……
今日までの文枝をつくりあげた75年を自らの手で書き上げた自伝。
学生時代からの本分である落語の世界をはじめ、テレビ・ラジオなど活躍の場を広げ、いつも愛され続ける所以や、古典落語にとどまらず、創作落語に挑戦し続けるバイタリティなど、あますところなく文枝のすべてがつづられている貴重な一冊。
・・・と紹介されています。
「さよかぁ」ってなもので、別に購買意欲は湧きません。
三枝時代から、テレビでリアルタイムで拝見していたし、独演会にも行ったことがありました。
新作も数多く、しかも大勢の噺家さんが演っている・・・。
この辺りまでは、好感を持っていたんですが・・・。
ここ最近の、何度かの下ネタスキャンダルで幻滅して、今までのイメージが全て崩れました。
書名は、「風に強いで(そよいで)」って読むそうです。
【強ぐ(そよぐ)】
風に吹かれて草や木の葉などがかすかに音をたてて揺れ動く。
「風に強い(そよい)で」ではなくて、今の文枝師匠なら、「風は強い(つよい)で」の方がぴったりすると思いますが。
やはりバカは東京だけでなく、あそこにも集まったようです。
大阪道頓堀の戎橋周辺は仮装を楽しむ多くの若者が集まり、飛び込みや橋が揺れるなどの事態となった。
夜になって、ゾンビメークやアニメキャラ、制服姿など、思い思いの仮装に身を包んだ男女が戎橋に集結。見知らぬ人同士でも、記念撮影をするなど大盛り上がりで、橋上は大混雑となった。
午後8時ごろ、下着1枚の若い男性が橋の上から飛び込んだ。
プロ野球の阪神優勝時や、サッカーW杯など、ファンが飛び込むことで知られる同橋の上。
欄干には警察官が警備にあたっていたが、西側に架かる道頓堀橋と合わせ、10人以上が続けて飛び込んだ。
さらには、戎橋上は「満員電車」さながらの状態で、なかなか身動きが取れず、渡りきるのに5分ほどを要する状態に。
密集した人が騒ぎ、橋が波打つように揺れる場面もあった。
周囲にいた人は「やばい」「怖い」・・と悲鳴を上げ避難していた。
・・・こういうのは、見せしめも必要で、一度このバカたちに痛い目に合わせないと。
飛び込んで怪我をしても、「そんなこと起こることもあると承知なんだろ?」って、放っておく。
この時は、「府や市は救助しなかった」とか「安全対策を怠っていた」とか、野暮な批判はしない。
このバカども、阪神の最下位祝いで飛び込んだんでしょうか?
よくあることに喜ぶなんて、有り難味がないじゃありませんか。
ところで、「永代橋」という噺があります。
この話題とは関係ありませんが。
御徒町の古着屋の太兵衛と同居している武兵衛は二人ともそそっかしい。
祭り好きな武兵衛が深川八幡の祭りに出かけた。
今日が祭りの最後の日で永代橋の近くは大勢の人だ。
武兵衛は人ごみの中で紙入れをスラれてしまう。
仕方なく家へ帰りかけると知り合いの山田屋に会い、八丁堀の家でごちそうになる。
そのうちに外が騒がしくなる。
永代橋が落ちて大勢の死人が出たという。
武兵衛はその晩は山田屋に泊まる。
翌朝、帰り道で太兵衛に出会う。
お上から武兵衛が永代橋の事故で死んだから死骸を引き取りに来いと呼び出しがあったという。
永代橋の死体置き場に来た二人、武兵衛の死骸に対面する。
武兵衛はこれは自分と似ていないというが、太兵衛は引取って帰り、葬式を出せという。
武兵衛は死んだり自分で葬式を出すのは間尺に合わない話だと納得しない。
言うことを聞かない武兵衛の頭を太兵衛がポカリと殴る。
二人が喧嘩を始めると役人が割って入り、「武兵衛から紙入れをすったスリが永代橋の事故で死んで、持っていた紙入れから武兵衛が死んだことになってしまったということだ。人違いだ」と説明する。
まだ太兵衛からぶたれた事がくやしい武兵衛は、お白州で決着をつけるなんて言っている。
役人 「お前は武兵衛だな、相手は太兵衛だ。太兵衛(多勢)に武兵衛(無勢)はかなわない」
・・・やれやれ、バカは死ななきゃ治らない・・・。
仙台の落語事情に続いて、気になる札幌の話題。
札幌文化芸術劇場(愛称・ヒタル)のオープニングシリーズとして、2019年5月24〜26日の3日間、東西の人気落語家28人が趣向を凝らした組み合わせで出演する「TVh落語×道新寄席 さっぽろ落語まつり」が開かれる。
三遊亭円楽師匠がプロデューサーし、ヒタルと道新ホール、共済ホールの3会場で13公演を予定している。
北海道新聞社、テレビ北海道、道新スポーツ、道新文化事業社が主催。
出演するのは立川志の輔さんや柳家さん喬さん、柳家喬太郎さんをはじめ、桃月庵白酒
さん、三遊亭兼好さんら団体にこだわらず実力者を厳選。
林家たい平さんら人気番組「笑点」のメンバーも名を連ねる。
上方からは、道内で高座を見ることは難しい笑福亭鶴瓶さんのほか、桂文枝さんや桂文珍さん、桂米団治さんらが出演する。
毎年開催を目指しており、「博多・天神落語まつり」も手掛ける円楽さんは「日本にしかない“落語”という文化が、北海道の春の風物詩の祭りとして定着するように、出演者・関係者、皆で全力投球します」と意気込みを語っている。
・・・仙台で、こういうイベントが出来ませんかねぇ。
七夕まつりも絡む「ねずみ」という名作噺もありますから。
「せんだい七夕落語なチューまつり」なんて。
市民会館、県民会館、戦災復興記念館、電力ホール等々、会場もあるし。
それにしても、円楽師匠のパワーと人脈は物凄いですね。
交通機関の発達で、日本がどんどん狭くなり、東京から日帰りできない県庁所在地はなくなりました。
札幌も、青森も、長崎も、那覇も・・・朝出掛けて、その日の夜に帰宅出来る。
本当に便利な世の中になりましたが、人間の知識とイメージは、まだまだ追いついていないようです。
JAグループの旅行会社「農協観光」、公式サイトで「平謝り」。
雑誌に出稿した広告で「誤植」が見つかったため?
広告は「こーんな鳥取知っ取る?」と銘打ち、団体旅行客を誘致する企画の一環で制作。
ところが、日本地図を掲載し、「ここだっちゃ!」の吹き出しとともに鳥取県の位置を示したつもりが、そこは島根県だった。
これは正しい表示です。
それはまぁ、旅行会社が・・・酷い。
両県民が腹を立てるのはごもっともです。
しかし、この2県は、銀行も山陰合同銀行、選挙区も合同選挙区(合区)があり、無責任な「まぁ、同じようなものじゃないの」なんていう暴論もないとは言えないでしょう。
それに、島根県と鳥取県、漢字を遠くで眺めると、よく似ています。
「島根」でなくて「鳥根」、「鳥取」でなくて「島取」・・・、ちょっと見には区別がつかない?
ところで、我が山梨県も含めて、山梨、高知、鳥取、島根、佐賀。
確か、人口の少ない県で、様々な項目のランキングで下位を争うライバル県です。
とは言え、実は、出雲の神様にご縁をいただいて、我が娘は、出雲出身の婿を選びました。
何度か、島根県にも行くようになって、親しみが湧いて来ていますが、昔は、どちらが左(西)で、どちらが右(東)か・・・なんて、一瞬考えたものでした。
多くの人の認識も、この2県に限らず、こんなものだと思います。
例えば、この南の岡山県と広島県も、馴染みのない人には分からなかったりしますよ。
栃木県と群馬県、岐阜県と長野県も、遠くの人には区別がつきづらいかもしれません。
県単位ではありませんが、半島になるともっと分からない。
下北半島と津軽半島、渥美半島と知多半島、薩摩半島と大隅半島は、どちらがどちらか・・・?
正直なところ自信がありません。
それに、私のことを言えば、大学に行くまで、東北地方の距離感が分からなかったので、福島と仙台と盛岡と青森は、それぞれ近いというイメージでした。
東京か遠く離れた辺鄙な東北では、福島・・・青森が近くにくちゃくちゃとまとまっている。
もっと恥ずかしい話をすれば、上野から特急に乗って行くと、郡山と福島がどちらが手前?
・・・そんなものでしょう。
ところで、鳥取や島根あたりでも、「だっちゃ」って言うんですね。
仙台も「だっちゃ」ですよ。
松本清張の「砂の器」でも、確か山陰地方と東北地方(秋田だったかな?)の方言がポイントになっていました。
「せんだいたうん情報」・・・懐かしい。
仙台の寄席「花座」を特集していました。
http://machico.mu/special/detail/958/?s
東北随一の繁華街・仙台国分町からほど近い仙台市青葉区一番町の一角。
灯りがともった提灯が一際目を引く「魅知国定席 花座(みちのくじょうせき はなざ)」は、いつでも気軽に「笑い」を楽しめる東北唯一の常設寄席です。
「寄席」と聞くと、「敷居が高い」というイメージを抱く方も多いかもしれませんが、今回の特集では、そんなイメージを変える花座の楽しみ方をご紹介します。
仙台の落語文化を盛り上げるために奮闘する若手落語家たちの活動にも注目です。
「常設寄席」ねぇ・・・、「定席」って言うんだよなぁ。
【定席】
1 座る人がいつもきまっている席。
2 常設の寄席。
3 常客として行く家。行きつけの家。
どうでも良いですが。
余計なお世話ですが、興行として成り立つのか、落語ファンとしてはとても心配です。
仙台に寄席・・というのは、勿論大歓迎なんですが。
まず、仙台に「落語」「寄席」というものが、どれだけ定着しているのかが・・・甚だ「?」。
情報化社会の現代は、様々な方向から情報が入って来ます。
落語(寄席)に対して、昔のような違和感はないでしょうが、その代わり昔のようなインパクトもない。
「落語」は、バカバカしい「お笑い」という芸能の範疇の一分野だ・・・程度の認識だと思います。
地元の方と出られる寄席が少ない落語芸術協会が、桂歌丸師匠という稀代の人気噺家さんを前面に出して寄席を作りました。
「仙都に笑いを」と、我が大先輩たちが60年前から始めた活動、勿論、ある時期に私もその中の1人でしたが、果たして・・・仙都に笑いは定着させられたか・・・「?」。
https://hanaza.jp/
それから、これが一番の懸念ですが、興行と言うからには、「採算」が大切です。
単発の興行ならばいざ知らず、「定席」ですから。
座席数は40席だそうです。
興行の内容にもよると思いますが、仮に木戸銭(入場料)が2500円だとして、満席になっても、上がりはたったの100,000円です。
これで、芸人さんへの割り、交通費、諸経費を賄うことが出来るのかなぁ。
東京の寄席なら、電車(バス)賃で済んでも、新幹線で仙台を往復すると約20,000円かかります。
上席(上旬の番組)で5日間全て満席で500,000円。
芸人さんの宿泊代も必要になる。
それに、地方であればあるほど、「芸」そのものよりも、まずは「知名度」が必要です。
落語芸術協会で、笑点メンバー以外で、そんなにいません。
それに、前述のとおり、この規模では、知名度の高い噺家さんが来てくれるほどの割りが稼げない。
ボランティア活動ではありませんから、席亭、芸人さんがそれぞれ我慢し合うのも、限界があるでしょう。
最後に、芸の質、レベルの懸念。
社会人だの学生だのと総動員しているようですが、果たして木戸銭をもらって聴いていただけるだけの芸なのか「?」。
恥ずかしながら、我が落研の後輩たちのレベルを垣間見るにつけても、はっきり申し上げて、到底・・・「?」。
「学生さん、頑張って」「素人の割には上手」・・・なんて、そんなお情だけで続けられる訳がありません。
・・・ということで、どう考えても「?」「?」「?」。
とんでもないお大尽がスポンサーになってくだされば・・・。
でも、頑張って欲しいと思いますよ。
「世の中は 澄むと濁るの 違いにて・・」
(替わり目)
「銚子の替わり目、弔辞は涙目」
(祇園会)
「祇園対江戸、気温対緯度」
(紀州)
「幕府は汚職、白布は清潔」
11月のスタートは、安直ななぞかけ3題です。
[居残り佐平次]
・「佐平次」とかけて
「飲みかけの水割り」と解く
その心は「居残り(いいの?氷)」
[井戸の茶碗]
・「屑屋の清兵衛さん」とかけて
「土木工事の地鎮祭」と解く
その心は「どちらもお払いをするでしょう」
[文七元結]
・「五十両盗られたと勘違いした若者」とかけて
「会社のサテライトオフィス」と解く
その心は「文七(分室)でしょう」
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