夢想の教え
師匠の「鼓ヶ滝」。
先月の「千早亭落語会」の楽屋で仰っていました。
夢想の教え。
夢の中に神仏が現れて教えを示すこと。
楽屋で私が、「師匠の"鼓ヶ滝"は、もう何度もお聴きしていますが、聴く度に厚みが出て、進化し続けてていますね」と申し上げました。
師匠は、「この噺も随分昔からやっているけど、"夢想の教え"を何とか入れられないかと思っていて、やっと入れることが出来たよ」。
「落語というのは、その時その時で変わるものなんだよ。演者の時々の了見が出る。だから、言葉(セリフ)も自然に変わって来る」。
また、今日の高座では、落語は言葉を暗記するのではなく、自分の言葉で語るものと、改めて仰っていました。
恐らく、これを実感として受け止めたのは、ほんの僅かな人だと思います。
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