輪島逝く
元横綱輪島が、亡くなったそうです。
ニュースでは「輪湖時代」と、輪島・北の湖時代ばかりでしたが、私には「貴輪時代」です。
名大関先代貴ノ花(あのお騒がせ貴乃花のお父っつぁん)との闘いの方が印象に残ります。
角界のプリンスと呼ばれた貴ノ花と彗星のごとく学生相撲から現れた輪島。
観戦している側の胃がきりきりと痛むような悲壮感さえ漂わせる大関は、判官びいきの日本人の琴線に触れて大人気でした。
努力型の貴ノ花と天才肌の輪島。
私にとっては、この頃の輪島は憎き存在でした。
逆に、憎き北の湖を負かす輪島はヒーローでした。
取組の間、普通の力士ならば、段々腰が浮いて来るのに、輪島はさらに腰が低く安定し、伝家の宝刀、黄金の左手からの下手投げ。
とにかく強かった。
稽古でも、当時タブーだったランニングを採り入れていました。
確か、よく身延山に来て走っていたと聞いたことがありました。
引退後、自身の問題から相撲協会を離れましたが、一時期、青山で「ちゃんこ鍋」の店をやっていたことがありました。(名前を貸しただけだったかもしれませんが。)
青山一丁目のビルにあって、何度か行ったことがありました。
貴ノ花・輪島・北の湖・千代の富士・・・みんないなくなりました。
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