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2018年10月 9日 (火)

千公さん「饅頭怖い」

゛自主稽古にも拘わらず、南房総から参加してくれた千公さん。
ありがとうございます。
千公さん「饅頭怖い」
何故か、以前やった「饅頭怖い」を。
みんなから「あれっ?"粗忽長屋"はどうなったの?」と、皮肉を込めた質問。
千公さん、そんな外野の声など物ともせずに、「饅頭怖い」を始めます。
「もう一度基本に立ち返って」だそうです。
それはそれでまことに結構なことですが。
近々、どこかで演る予定があるんでしょう。
千公さん「饅頭怖い」
前回の稽古の時に、越児さんから、「無駄な手(身)振りが多い」とのアドバイスがあったので、私なりの考え方を申し上げました。
限られた空間で、小道具などもなく、聴き手の想像力に依存する芸能ですから、無駄な(意味のない)仕草や紛らわしい身振りは、噺の興趣を削いでしまいます。
適当な動き、自然な仕草が大切なんでしょうね。
それから、口調で「あのよぉ」「オレよぉ」とか、語尾が「・・よぉ」となる頻度が多いのがちょっと気になったので、感想を述べました。
それにしても、以前聴いた「饅頭怖い」に比べて、恐らくその後そんなに稽古はしていないとは思いますが、格段の進歩でした。
これがもう少しすると「熟成」となる訳です。
しかし、下手に放っておくと腐ってしまいますから注意が肝心。
いずれにしても、今まで稽古を重ねて来て、ご本人の気がつかないところで、千公さんの落語そのものが上達している証左だと思います。
確かに、基本は立ち返ってみるのも大事ですね。

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