ごひやく都々逸の編集
師匠から言われて作り始めた都々逸を「三流亭流三の(噺織込み)ごひやく都々逸」という名称編集してみました。
昨年の秋にも一度まとめましたが、かなりの数になったので、その後に作った作品?も加えて編集しなおしました。
都々逸というのは、7・7・7・5か、頭に五字冠をつけて5・7・7・7・5かの音数律で構成されますが、師匠から言われた「噺織込みごひやく都々逸」は、さらに高いハードルが設定されています。
1.落語(噺)を織込む(落語の演目をテーマにする)こと
2.律の最初の音を「ご・ひ・や・く」で始めること
師匠の「五百噺」に因んでのものです。
この2番目が難しいんです・・・。
世の中に、「ご」とか「や」のつく言葉など、そうあるものではありません。
とにかく、表現以前に、言葉を探すのに苦労します。
「芝浜」でやってみると・・・。
(五字冠△△△△△) 芝の浜
ご○○○○○○ 五十両入り(ごじゅうりょういり)
ひ○○○○○○ 拾った財布(ひろったさいふ)
や○○○○○○ やれそれ夢とは(やれそれゆめとは)
く○○○○ 悔しくて(くやしくて) ということで。
こんな形で、少しずつ作った都々逸も、かなりの量になりました。
落語の演目(噺)の数で約160、作品数が約320、B5サイズで32ページになりました。
尤も、ほとんどが駄作・・で、まぁ粗製乱造、自己満足ってぇやつですなぁ。
しかし、内容だけでなく、数も500まではまだまだですが、それなりの重さはある気がします。
また、同じように昨年作った「三段なぞかけ」も、自分の作品をまとめてみようは思います。
ただし、和歌にも俳句にも詩にも、全く知識はありませんから、内容も確認して手直しをする必要もあるでしょう。
「流三50噺」「流三500都々逸」「流三1000なぞかけ」を目指しましょう。
50噺で「人間国宝(無形文化財)」、都々逸となぞかけで「ノーベル文学賞」を狙えるかもしれません。
ノーベル文学賞は、ボブディランが受賞したのに、最初のうちボブディラン(僕、要らん)なんて言ってましたね。
あ、無形ではなくて無計画、ノーベルではなくてスーベル(滑る)か・・・。
« なぞかけと都々逸 | トップページ | 市長さん急死 »
「落語・噺・ネタ」カテゴリの記事
- 稽古をした演目(2020.09.09)
- 十八番(2020.07.13)
- 「紺屋高尾」と「幾代餅」(2020.06.18)
- 落語DEデート(2020.05.24)
- 古今亭志ん朝を聴きながら(2020.05.23)