ごひやく都々逸
取り敢えず、今まで捻り出した都々逸をまとめた「三流亭流三の(噺織込み)ごひやく都々逸」。
時々、眺めています。
推敲したり、手直しをしようとは思いながら、なかなか出来ないものです。
駄作320題ですが、いくらか面白そうなのもありますよ。
我ながら・・・と思うのは、「文七元結」。
左官の長兵衛と文七の吾妻橋でのやり取りの場面。
この場面を、連作にしてみました。
(長兵衛)
・五十両 ゴタゴタ言わずに ひとまず受け取れ
やった金だよ くれてやる
(文七)
・こんな金 ご免被る 人は信じぬ
厄介物など 喰らわない
(長兵衛)
・身請け金 後生だ受け取れ 人身(ひとみ)は売れど
娘(やつ)は死なない 苦界でも
(文七)
・なおさらに ご恩は返せぬ 非は皆己(おのれ)
やはり身投げて 悔い詫びる
ご・ひ・や・くを入れるのが大変・・・
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