金願亭乱志
「揺れるとき」を仙台で、というのをずっと考えていました。
東日本大震災から7年半、この噺を圓窓師匠が創作し初演されて7年経ちました。
やっと機会をいただくことが出来ました。
折しも、直前には北海道で大きな地震があったばかりなので、さらに思いが強くなりました。
マクラでは、仙台でなければ言えない、私が4年生の時に遭遇した宮城県沖地震と、そしてあの東日本大震災のことを。
三遊亭圓窓作「揺れるとき」、この噺を東日本大震災で被害に遭われた皆さまに、慎んで捧げます、と。
噺の出来は、まぁ、こんなものでしょうが、客席の反応は、やはり惨禍を経験者された方々のものだったと思います。
「与えられた命を大事に生きる」という人としての生き方。
「聴いてくださる方がお一人でもいる限り、噺家は噺を捨ててはならない」という噺家の責任。
師匠の気持ちの籠った、私も心を動かされたことを、少しでも伝えることが出来たならそれでいい・・・。
ご来場ありがとうございました。
« 再び談亭志ん志師匠 | トップページ | 高座返し »
「落研」カテゴリの記事
- 創立記念日(2020.06.22)
- 世が世であれば・・・(2020.05.25)
- 落語を重んじる?(2020.05.03)
- 新入部員勧誘(2020.05.03)
- オンライン合同説明会(2020.04.23)