もう来ないで!
「そうだろう」「そんなことだろうな」と思います。
鉄道フリーク(撮り鉄)の傍若無人さが顰蹙を買っていますが、かれらだけではないということです。
美しい丘の景観で知られる北海道の美瑛町などで、花畑などを勝手に踏み荒らして農家を困らせる行為が続発しているそうです。
藁を巻いたような牧草ロールの前で、男性が畑の中にしゃがんでいたり、カラフルな花のじゅうたんの中に入って、女性がポーズを取っていたり..・・・。
インスタグラムで「biei」と検索すると、外国人が投稿したらしいこんな写真が次々に出て来るんだそうです。
札幌にお住まいの某氏が、こんな写真をいくつかアップして、観光客らが「インスタ映え」を狙って農家の私有地である畑に無断侵入している現状を告発。
こんなマナーに反する行為に対し、「もう北海道来ないでください」と訴えたそうです。
北海道だけではありません。
川底まで青く透き通り、夏は川遊びスポットとして人気のある三重県紀北町の銚子川周辺でも、川遊びに訪れる人が急増し、ゴミ放置や路上駐車などのマナー違反が問題化しているそうです。
自然環境を守るため、町が河原でのバーベキュー禁止などを検討する事態にもなっていて、担当者は「ルールを守ったうえで銚子川の豊かな自然を楽しんでほしい」
と訴えているようです。
過疎化や高齢化が進んで、観光客に来てもらうのは良いけれども、この人たちのモラルやマナーの酷さには、さすがに辟易している観光地が多いようです。
特に、インバウンドを謳っているので、海外からの観光客も著増していて、言葉や風俗習慣の壁もあるかもしれませんが、やはり毅然としていないと、自然だけでなくて、様々なものが破壊されてしまいます。
観光客にしてみれば、ぐるりと回った、もう訪れることもないかもしれない観光地の一つかもしれませんが、何千人・何万人もの狼藉者を迎える地元の人たちはたまりません。
昔、我が家の庭の桜の木の下で、突然来てお花見の宴を勝手にしていたグループがありましたが、こういう人たちというのは、どういう神経、どういうモラル・マナー感覚でいるのか・・・、腹が立つというよりも呆れてしまったことを思い出します。
困ったものですね。