怪談牡丹燈籠
昨年の「おひろめ寄席」。
「怪談牡丹燈籠・お露新三郎」。
「怪談牡丹燈籠」は、三遊亭圓朝作の長講で、登場人物・舞台場面・人間関係・・・が複雑に絡み合う、陰惨な噺です。
師匠の高座本は、この噺の発端のサイドストーリーとも言える「お露新三郎」の「お札はがし」の場面を切り取り、「下駄の音」という副題を付けています。
従って、ご通家には、やや物足りない内容かもしれません。
お露と新三郎の純愛を描くことに徹した構成です。
こうでもしないと、普通の寄席や落語会では、時間が足りません。
この噺の一部は、「揺れるとき」の中で、三遊亭圓朝の最後の高座となるシーンで引用され、劇中で"から~ん、ころ~ん"を演じます。
これを、「学士会落語会納涼寄席」で演らせていただきます。
とにかく時間が限られているので、ストーリーを追いかける程度にしかならないと思いますが、会場の厳しい目に負けないようにしたいと思います。
「落語・噺・ネタ」カテゴリの記事
- 稽古をした演目(2020.09.09)
- 十八番(2020.07.13)
- 「紺屋高尾」と「幾代餅」(2020.06.18)
- 落語DEデート(2020.05.24)
- 古今亭志ん朝を聴きながら(2020.05.23)