これもねぇ・・・
高速バスが渋滞を避けて一般道を迂回しようとして、迂回経路を誤り、山道に立ち往生したという話。
まぁ、人間ですから、見当違いや誤解はあるものでしょうが、それにしても、ガードレールをこすりながらも、さらに奥に進んで行った了見は・・・実に不思議です。
このドライバー、とんだ与太郎でした。
このニュースを聞いたのは、ちょうど「学士会落語会」で、於家馬亜さんの「かぼちゃ屋」を聴いた直後でしたから、思わず思い出して笑っちゃいました。
この噺の中で、与太郎と長屋に住む親方との掛け合い。
この滑稽噺の大受けするくすぐりの一つです。
(与) ふぁ~...目ぇ回って来ちゃった...大きな声ったってなあ、
程があらぁ..とうなすやでござい..とうなすやでござい...
暑いなぁ.. できたてのとうなす..ほやほやのとうなす...
暖かいとうなす...
あ、ここの路地入ろう... とうなすやでござい... なんだ、
行き止まりだ...だめだ、引っ返そう...
あれ、狭いな、回れないや..(ガタン)ここで泊るようなことに
なっちゃうかなぁ...(ガタガタッ)年越しちゃうかなぁ...
(ガタン、バタン)
(親) おいっ、誰だ、ひとんちの路地でガタガタやってやがんのは!
(与) 弱っちゃった、回れなくなっちゃった、路地広げてくれぇー
(親) お、荒っぽいこと言ってやがんな
(与) 前の蔵どけろ
(親) バカ野郎、天秤棒下ろして身体だけ回れ、回れっから!
(与) え? あ、回れた
(親) あたりめぇだ、回れねえやつがあるか!
あ、このやろう、うちの格子戸キズだらけにしやがった、
この野郎、はっ倒すぞ !
・・・さすがにバスだから、天秤棒を下ろして身体だけ回るような訳には行きませんが。
それにしても、乗客の皆さんは怖かったことでしょう。
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