edu落語会(中入り後)
深沢小学校の視聴覚室にご来場の方は、去年第1回目の倍以上ということで、とても賑やかな会になりました。
中入り後の食いつきは、芳賀亭海貝さんです。
◇「寿限無」 芳賀亭海貝(かいがい)
会場は、めくりの代わりに、出演者が後ろの黒板に自分の名前を板書して高座に上がるということに。
これ、なかなか良いアイデアです。
さて、群馬県前橋市の芳賀亭からのご参加。
海外で日本語を教えていらっしゃるそうで、直近はウルグアイに、この後はチェコに行かれるそうです。
落語の稽古は6月から始めたばかりだということで、初高座ですが、朗読を長くやっておられるということで、さすがの語りと度胸でした。 ◇「千早振る」 深沢亭九里(きゅうり)
まぁ、深沢小5年生のとてもご活発なお嬢ちゃんです。
百人一首の短歌は全て覚えていると啖呵を切っていました。
バレエや音楽もやっているそうで、実に怖いもの知らずさが頼もしく思いました。
言うだけのことはあって、上手にまとめていました。
打上げの時には、夢学さんが、「桃太郎」の後「千早振る」の稽古を始めると聞いて、個別にアドバイスをしていました。
「私の真似はしないでください」って、釘をさされたそうです。
◇「狸の札」 深沢亭深女
この方のバイタリティには頭が下がります。
独学で教師の免許を取って、今年から先生になったそうです。
この落語会のプロデューサーでもあり、プログラムの作成、出囃子の三味線もこなして。
「狸の札」も良かった・・・というより、とても上達されているのに驚きました。
落語っ子連の稽古にもきてくださったこともあるので、その頃に比べると格段の上達でした。 「転失気」 深沢亭竹馬(ちくば)
中学生のお兄ちゃんの豊歩(ほうぷ)君と2人、島根県松江市から駆けつけてくれた小学3年生。
3年生とは思えない、とても芸達者な坊やです。
台詞も澱みなく出て、仕草もしっかりしていて、とても聴き易いので、客席大爆笑でした。
おかあさんにお聞きしたら、稽古は、深沢亭の稽古がある日に、松江の家で、家族の前でやるんだそうです。
本人も偉いですが、おかあさんも素晴らしい。
◇「蝦蟇の油」 三流亭千公
子どもたちにはちょっと難しいかもしれませんが、やはりリズムがあれば、意味が分からなくても反応してくれます。
千公さん、満を持しての熱演でした。
特に前半の口上は、さすが筑波山神社に通っただけのことのある迫力でした。
◇「鼓ヶ滝」 三遊亭圓窓
師匠、もしかすると・・・と思っていたら、やはり「鼓ヶ滝」でした。
というのも、今回の演目で、百人一首を中心に、和歌・短歌の出て来る噺が多かったので。
それから、先日の紀伊國屋寄席でお演りになったばかりだから。
それでも、後半の演出、以前とは違う形にしていたり、やはり噺は生き物だと痛感。
膝の具合が悪いので、膝を隠す形での口演でした。
・・・という訳で、時間を忘れて、児童たちの快演を楽しませていだきました。
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