死刑執行
世間一般では、既に忘れ去られる・・・というよりは知らない人が多くなってしまいましたが。
私の郷里や家族にとっては忘れられない事件です。
松本サリン事件・地下鉄サリン事件などで計29人の犠牲者を出した一連のオウム真理教事件をめぐり、死刑が確定していた教祖の麻原彰晃死刑囚ら7人の死刑が、今日午前に東京拘置所などで執行されました。
教団が起こした事件の死刑囚は計13人おり、執行は初めて。
上川陽子法相が命令した。
平成7年5月の麻原死刑囚の逮捕から23年。
犯罪史上類を見ない一連の事件は大きな節目を迎えました。
この事件の舞台は、山梨県の上九一色村(当時)がメインでしたが、我が町にも教団の兵器工場と呼ばれる施設(富士清流精舎)があり、父が町のオウム真理教対策委員会の会長だったため、両親は随分身の危険を、感じたこともあったようです。
平成7年4月、我が町にも警察の強制捜査が入った日には、ニュースステーションのキャスターだった久米宏さんから父がインタビューを受けたりもしました。
父の晩年の1ページは、この凶悪教団との闘いでもありました。
死刑が執行されるのは、現法制下では、ある意味で当然だとも思いますが、若くて優秀な青年たちが、何故あんなことをと、それが未だに不思議でなりません。
そう言えば、我が町の兵器工場から逃げ出して、富士川を渡って駅に向かおうとする信者の若者を、町の人が助けたり、説得したりすることも何度かあったようです。
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