花座にも献花台
歌丸師匠は、オープンしたばかりの仙台の寄席「花座」の名誉館長でした。
地元のテレビでも、訃報が大きく採り上げられているそうです。
宮城の落語ファンにも親しまれた大御所が帰らぬ人となりました。
2日、81歳で亡くなった落語家の桂歌丸さんをしのび、仙台の寄席には、多くの人が訪れ別れを惜しんでいます。
仙台市青葉区一番町に2018年4月にオープンした常設の寄席「花座」。
歌丸さんの訃報を受けて3日設置された献花台に多くのファンが手を合わせました。
横浜市出身の桂歌丸さんは、2日に「慢性閉塞性肺疾患」で亡くなりました。
81歳でした。
歌丸さんは「花座」の名誉館長を務めていて、会員カードにもそのイラストがプリントされています。
2018年3月には酸素吸入器をつけながら花座のオープンを記念した電力ホールでの公演にかけつけました。
3日に花座の高座にあがった落語家の桂文治さん。
歌丸さんとは30年以上の付き合いです。
桂文治さんは「最後まで勉強して、たぶん入院しているときも覚えてたと思うんですよね、本当に頭の下がる存在、手本になる存在です」などと話していました。
・・・東京の寄席ではやや劣勢をかこっている落語芸術協会が、ファンの裾野を広げるためには、やはり多くの寄席や演芸場が必要になります。
歌丸師匠も、地元横浜だけに限らず、仙台にまで拠点を築こうと努力されていた訳です。
この電力ホールでの公演も、退院した直後か、病院から直接、しかも東京から車で仙台まで行ってくださったはずです。
他の予定されていた公演をキャンセルしても、仙台の寄席の立ち上げには、ただならぬ情熱をかけてくださったようです。
・・・もう、こんな姿を拝見することは出来ませんが。
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