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2018年7月 1日 (日)

落語DEデート

とてつもなく早く梅雨が明けて、暑さが続きます。
今日は落語っ子連の稽古会。
  ◇「宇治大納言」   九代目桂文治
この文治師匠は、名前はよく聞きましたが、私の落語と入れ違いで亡くなった感じなので、あまり噺は聴いていません。
本名から、「留さん文治」と言われていたそうです。
周囲の薦めにより前名翁家さん馬から九代目桂文治襲名時、本人は「さん馬」「産婆」のクスグリが使えなくなることと、襲名に多額の資金が必要なことから嫌がったという。
落語界屈指の吝嗇家として有名だった。
稲荷町の長屋に住み、八代目林家正蔵(彦六)とは兄弟分であり、家も隣り同士と昵懇の間柄だった。

とてもユニークな師匠だったようです。
「宇治大納言」なんて珍しい噺です。
落語DEデート
歌舞伎役者は大変な人気で、一方噺家の方はぞんざいに扱われますな。
役者を見ると「まあ、いい男。顔を見ているだけで妊娠しそう」などと言う。
それなら噺家は見ただけで流産しそうで……
しかし、考えてみると、歌舞伎の元祖は出雲の阿国という鍛冶屋の娘。
それに対して落語を始めたのは宇治大納言というお公家様。
阿国は河原で興行し、役者を「河原乞食」などと申します。
それに比べて、大納言は宮中を舞台に落語をなすった訳で。
名前も、芝居は中村吉右衛門、片岡仁左衛門、まるで薪屋の旦那。
一方落語は三升屋小勝、柳家小さん、さん馬などと色っぽい。
顔を見ても芝居を見た後亭主の顔をご覧になるとがっかりして喧嘩、別れ話となりますが、落語を聞いていれば安心で……歴史から見ても、現実を比べても、落語の方が尊いということでございます。
この噺は、五代目三升家小勝の十八番であったが、その創作かどうかは不明。
落語を賛美し、芝居をけなすという中にくすぐりをいれた地噺。
九代目桂文治は芝居は舞台だが、落語は演じる人が偉いので高座でやる、冠をかぶってやりたいが、私がかぶるとエテ公になってしまう、と下げていた。

宇治大納言「源隆国」は、11世紀後半に説話集「宇治大納言物語」を編集したといわれる。
この物語は「宇治拾遺物語」と関連があるものとされているが、現存していないそうです。
・・・それにしても、他愛もない噺でした。😵💨

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