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2018年7月18日 (水)

気づき

新メンバー学津さんから、落語っ子連のMLに熱いコメント。
元々所属している牛久亭の関わりで、土浦での落語会に「牛久亭学津」として出演した、"凱旋報告"です。
学津さん(これは稽古の写真)
私は、一昨日の日曜日、土浦で、牛久亭の大先輩の、梅朝さんがメインでの落語会で、「洒落番頭」をやらせていただきました。
「洒落番頭」で重要な、番頭さんが洒落を言う場面で、二つ目の、「孫が大きな鈴をけって、すずけって(すずけて)は無理ですな。」の部分は、お客さんの反応がイマイチで、どうすればもっと伝わったのか研究したいと思います。
重要な演読もしっかり重ねて、言い回しにも気をつけながら稽古を続け、精進します。
猛暑日でしたが、お客さんもそれなりに来てくださり、楽しく良い落語会になりました。

・・・学津さんらしい、力のこもった内容です。
今までの学津さん、他のアマチュアの方もそうかもしれませんが、主観的に上手く喋れた、客席から笑いが出た・・で満足している部分が多かった気がします。
勿論、楽しんで落語をやるのですから、それがなくてはいけませんが、落語がもっと上手くなりたかったら、自分の噺が客観できないといけないよ、とアドバイスをしました。
具体的には、「鈴」の場面は、噺の中でも佳境に入っている部分。
しかし今は、子どもが鈴を蹴って遊ぶというイメージがしづらいはずだから、「鈴」「鈴を蹴る」・・・の言い方には工夫が必要だよ。
それを踏まえてくれたかどうかは分かりませんが、やはり客席の反応が気になり、あまり良くなかったと実感してくれたようです。
そうそう、その「気づき」が物凄く大切で、これから色々考えて、分かり易く練り上げることが必要なんです。
まだ「洒落番頭」は卒業したのではなくて、他の噺もやりながら、機会を見つけて高座で検証してもらいたいと思います。
「上手になったね」「良くなったね」・・なんていう声は、ありがたく頂戴するだけにして、自分の噺を掘り下げて行って欲しい。
学津くん、ガッツで頑張れ!

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