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2018年6月 3日 (日)

百梅さん

苦労してやっとベトナムから帰ったばかりの百梅さんに、私が何気なく「ベトナム帰りのリル」なんて言ったもんだから、窓口さんが、「あの歌(上海帰りのリル)は、ディック・ミネでしたっけ?」なんて言うから、師匠が「いや、違うよ、誰だったかな?」
百梅さん
・・・百梅さん、ごめんなさい。
あらぬ方向に話が進んでしまいました。
百梅さんが凄いと思うのは、昨日の「若宮寄席」で熱演したばかりの「紙入れ」を、今日も稽古でかける熱意です。
私も、恐らく他のメンバーも、いくら何でも昨日の今日で、昨日熱演して、ある意味燃え尽きている噺を翌日やろうとする気持ちには、なかなかなれないのではと。
百梅さんは、「そういう気持ちもないではありませんが、この噺をもっと練り上げたいから」と。
百梅さん、今回の「若宮寄席」と次回の「高石神寄席」、さらに7月の「深川三流亭」は、全て「紙入れ」をネタ出ししています。
そうなんです。
百梅さん
発表会は、あくまでもマイルストーンであり、噺は決して完成するものではありませんから、集中的に掘り下げ、磨き上げることは、とても重要なことだと思います。
ろくな掘り下げもせずに、発表会が終わると、中途半端なまま、すぐにチョンチョン次の噺をやろうとする、他の連のどなたかたちに聞かせたいものです。
百梅の代名詞になるような作品に仕上げて欲しいと思います。
「師匠、あの歌は"津村謙"という人でした」
「あ~ぁ、そうそう!懐かしいねぇ。」
・・・百梅さん、ごめんなさい。

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