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2018年6月15日 (金)

ワンピース

pen「表現の自由」は勿論守られなければいけませんが、同様に守られなくてはいけないのは、人の尊厳だと思います。
ワンピースワンピースったって洋服じゃない。
一切れ(一片)ということでもない。
人気漫画なんだそうです。
集英社の週刊少年ジャンプ編集部は、人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」最新89巻に掲載した元日本兵の故横井庄一さんを想起させる記述に「配慮を欠いた表現があり、編集部、作者ともども反省しております」と公式サイトで謝罪した。
大皿に一つ残った唐揚げを「横井軍曹」と呼んでいた。
漫画は4日発売。
  jj

みんなでごはん食べる時最後に一つ大皿にぽつんと残ってるからあげとかあるよね。
あいつに名前をつける事にしました。
横井軍曹と。
「横井軍曹残ってるよ! 誰か戦争を終わらせて!」的な。

軍服姿で敬礼する男性のイラストも添えられていた。
作者の尾田栄一郎さんが、表紙カバーの折り返し部分にあるコメント欄で唐揚げの話を載せ、「恥ずかしながら 89巻、始まります」などと記述していた。
横井さんは、太平洋戦争の激戦地グアム島で、終戦を知らないまま密林で生活し、昭和47年に帰国。
「恥ずかしながら、生きて帰ってまいりました」との言葉でも知られた人です。
作者や編集部は、横井さんが独り残ったことと、「恥ずかしながら」の言葉の部分を揶揄したんですね。
どこが面白いですか?
戦前の国の誤った教育のおかげで、かけがえのない27年もの時間を、ひたすら「お国のために」と、南方の島で独り闘って来た人のことを、からかったり、笑ったりすることが出来ますか?
人気が出れば、作品が売れれば、許されることですか?

集英社によれば、発売後に、(良識のある)多くの読者から批判の声が寄せられたそうです。
来月配信のデジタル版では、作者コメントを差し替えるか削除するそうですが・・。
何で世の中、こんなおバカさんばかりなんでしょうか?
1944年7月、アメリカ軍が上陸し(グアムの戦い)、8月に戦死したとされ、戦死公報が届けられた。
1965年(昭和40年)10月30日の第19回戦没者叙勲では、戦没者として、戦前受けていた勲八等から勲七等青色桐葉章への昇叙者として官報掲載されている。
当時、グアム守備隊壊滅後も生き残った一部の将兵は山中に撤退しゲリラ戦を行っていたが、1945年(昭和20年)のポツダム宣言受諾によって日本軍の無条件降伏が発令されたことは知らされなかった。
横井軍曹らはジャングルや竹藪に自ら作った地下壕などで生活、グアム派遣から約28年後の1972年(昭和47年)1月24日、エビやウナギをとるために罠をしかけに行ったところ、現地の鹿の猟をしていた住民に遭遇、同年2月2日に満57歳で日本に帰還した。
(撤退当初から横井軍曹には2人の戦友が居たが、発見の約8年前に死亡している。)。軍事教育を受け育った横井元軍曹は「生きて本土へは戻らぬ決意」で出かけた記憶がしっかりとあったため、帰国の際、羽田空港に出迎えに来た、斎藤邦吉厚生大臣に「何かのお役に立つと思って恥をしのんで帰ってまいりました」と伝えた。
また、その後の記者会見では「恥ずかしながら生きながらえておりましたけど。」と発言した。
これらの言葉をとらえて「恥ずかしながら帰って参りました」がその年の流行語となった。

・・・これを知ってか、知らずか?
ところで、この作者の尾田栄一郎さんは、熊本地震の義援金などとして計8億円を熊本県に寄付していたそうです。
県内の新成人に描き下ろしのイラストを贈るなど被災地の支援を行っており、県は4月に県民栄誉賞を贈呈。
功績をたたえるため、県は約1300万円をかけて漫画の主人公ルフィの銅像を県庁前に設ける予定だが、「被災者の生活再建が優先だ」などと批判の声も寄せられているそうです。
・・・「故郷へ錦」ということで、まことに結構なことではあります。
でも、結局、この方は、成功してお金はどっさり持っているけれども、残念ながら、本当に人を慮る心は持っていないようです。

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