また百梅さん「茗荷宿」
百梅さん、「転失気」のおさらいをしようか・・なんて言っていましたが。
新しい演目「茗荷宿」に挑戦しました。
この噺もそんなにポピュラーではありませんが、他の連の何人か、やっているようです。
悪さを企んで、結局上手く行かずに損をするという、典型的な落語のパターンです。
よく、俗に「茗荷を食べると物忘れがひどくなる」と言われていますが、学術的な根拠はなく、栄養学的にそのような成分は含まれていないそうです。
それどころかミョウガの香り成分には集中力を増す効果があることが明らかになっていて、無機成分では窒素とカリウムが多く含まれ、食物繊維が多いそうです。
・・・この噺は、成立しませんね。
「世説故事苑」によれば、もともと東坡志林では「生薑(生姜)多食損智」というものであったが、日本では生姜とミョウガの発音が似ているために、ミョウガにすりかわってしまったとされている。
また、「本草綱目」によれば、陶弘景が「生薑は久しく服すると志を少くし智を少くし心氣を傷つける」と記していたとされる。
百梅さん、どうか一度噺を覚えたら、忘れないように。
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