« 梅雨明け? | トップページ | モデルチェンジ »

2018年6月29日 (金)

サムライブルー?

それにしても、毀誉褒貶の激しい世の中になったものです。
サッカーの試合ごときでと思いますが、これも世相と言うもの?
日本チームの戦術とその結果に応援してサッカーファンは歓喜。
「なにはともあれ決勝トーナメントに行くなら嬉しい!」
「ナイスゲーム!あの時間稼ぎはナイス判断!」
「サッカーの難しさが出てた試合だった。あの勇気ある判断を称えたい」

・・・と、ネット上では称賛の声が多く集まっているものの、すっきりとしない試合結果に不満を抱いた人も多かったようです。
ネット上では選手のSNSに直接批判を書き込む事態も起こっているそうです。
「あの試合はサッカーというスポーツじゃなかった。大会というただのゲームだね」
「サッカー選手って『子どもに夢を与える』ってよく言うけどどの口が言ってたんだ?」
「“サムライブルー”なんて言葉二度と使わないでほしい」

・・・といった不満の声も多く書き込まれているようです。
フェアで売っていたチームが、フェアという評判を傘に、フェアとは離れたことをやった・・という感じはぬぐえませんね。
「サムライブルー」というチーム名が、日本古来の「武士道」を意識したものであったとすると、やはりこれには外れる気がします。
ここでは、「サムライブルー」ではなくて、「ブルーサムライ」になってしまいました。
「武士道」とは、必ずしも確立した概念ではありませんが、鎌倉時代から発達し、江戸時代に儒学思想と結合して完成した、忠誠・勇敢・犠牲・信義・廉恥・礼節・名誉・質素・情愛などを尊重した「道」。
「武士道=フェア」だとすると・・・「?」かもしれません。
・・・「錦の舞衣」という三遊亭圓朝作の噺がありますが、確か柳家喬太郎さんが演った時、主人公のことを「操を捨てて操を立てた」という表現をしていましたが、「フェアを武器にフェアを捨てた」ということなのかな・・・。
http://ginjo.fc2web.com/283nisikino_maiginu/nisikino_maigoromo.html
勝負の世界です。

« 梅雨明け? | トップページ | モデルチェンジ »

巷談」カテゴリの記事