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2018年5月31日 (木)

レトルトカレー

テレビを視ていたら、レトルトカレーの売り上げが、カレールーの売り上げを超えたと言っていました。
「レトルト食品(カレー)」の正式名称は「レトルトパウチ食品(カレー)」、気密性及び遮光性を有する容器で密封し、加圧加熱殺菌した食品。
中でも、カレーのシェアが飛び抜けているそうです。
レトルトカレー
レトルトパウチ食品は、もともとアメリカ陸軍の補給部隊研究開発局により開発されたもの 。
缶詰の重さや、空缶処理の問題を改善するのが狙いで、缶詰にかわる軍用携帯食として開発したのが始め。
その後、NASAのアポロ計画において「宇宙食」として採用されたことから、多くの食品メーカーに注目される。
だが、米国では当時、すでに一般家庭に冷凍冷蔵庫が普及しており、各種の冷凍食品が発売されていたことから、当時はまったく普及しなかった。
パッケージの貼り合わせに接着剤を用いていたために、食品医薬品局からの認可が下りなかったのも原因の一つである。

・・・そうでした。
我々アポロ世代には、「宇宙食」は、とても魅力的な響きでした。
1968年年2月に、大塚食品が世界初の市販レトルト食品「ボンカレー」を阪神地区で限定発売。
関連会社の大塚製薬が持っていた点滴液の加圧加熱の殺菌技術を応用、他社に先駆けて開発に成功したといわれている。
しかし当初は半透明パウチを使っていたため、賞味期限が数ヶ月と短かった。
その後、パウチ素材にアルミ箔を使うことで賞味期限を大幅に延ばした新パウチを開発し、1969年5月から全国発売を開始。
はじめはなかなか消費者に受け入れられなかったが、しだいに浸透し、1973年に放送されたテレビコマーシャルの「3分間待つのだぞ」という笑福亭仁鶴師匠によるセリフは流行語にもなった。

・・・技術の進歩もさることながら、食をめぐる環境の変化もあると思います。
今や「個」の時代ですから、カレーも鍋にどっさり作るという時代ではなくなって来たということも大きいと思います。
出張の時、かなりの頻度でコンビニの弁当や惣菜になります。
一人で食べるのには手頃なのと、味も良いし、何よりも、炭水化物や糖質の表示がされているので、ダイエットにも重宝なんです。
ただし、レトルトカレーは食べません。

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