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2018年5月22日 (火)

春風亭正太郎さんの記事

bud毎日新聞の記事みたいです。
◇学校と私 「寄席」提案した恩師に感謝
               =落語家・春風亭正太郎さん
落語を好きになったのは、中学3年の時です。
国語の先生が「文化祭で寄席をやりたい」と言い始めて、「やりたいやつはいないか?
」と聞いたんですけど誰も手を挙げない。
所属していた部活のスキー部の顧問で、お世話になっていたので「僕がやります」と手を挙げました。
それから、近所の図書館で本やカセットをいくつか借りてきたのですが、その一つが三遊亭円生の「死神」でした。
死のうとしていた男が死神に言われて医者になるというストーリーも分かりやすく、円生の語り口にすっかり魅了されました。
文化祭では自分なりのギャグも入れて、喜んでもらいました。
ウケたと勘違いしたんでしょうね。
それから落語にはまって、一人でふらっと寄席に通う高校時代を送りました。
ほかの子が「L’Arc〜en〜Ciel」を聴いている時に、僕が聴いていたのは、円生や古今亭志ん朝や桂枝雀でした。
進学した明治学院大では落語研究会に入って、卒業後は塾の講師を2年しましたが、やはり思いは断ち切れず、大学の落研OBだった春風亭正朝に入門しました。
それにしても、中学の時の恩師に出会わなかったら落語家にはなっていなかった。
何がきっかけで人生が変わるかわからない。
ありがたいと思っています。
入門すると寄席の楽屋で前座修業をするのですが、そこは、いろんなことを教えてくれるもう一つの学校でした。
師匠方や先輩たちから、着物のたたみ方やお茶の出し方、太鼓のたたき方、お客様との距離の取り方などありとあらゆることを教わりました。
すべてはプロになるための必須事項なんですよね。
学校では先生に怒られるタイプの子ではなかったのですが、師匠の正朝には毎日、一から十まで怒られました。
今は丁寧に教えてもらったと本当に感謝しています。
学校寄席にも行きますが、子供と接することが好きなので、小学生は「得意分野」です。
落語家になるのはお勧めしませんが、自分のやっている落語が心に響いたらうれしいです。
将来は、後輩が噺を習いたいと思うような噺家になりたいですね。

・・・そういう出会いもあるんですね。
マイナーな趣味で、変人などと言われる人の方が、余所見や脇見をしないから、大成するような気がしますね。
幼少の頃から「これだ」というものに出会うことが出来た人は本当に羨ましいと思います。
そう言えば、師匠も「高校卒業したら噺家になるのが夢だった」と仰っていました。
そこへ行くと私などは、典型的な"モラトリアム人間"でした。
「そのうち何か見つかるだろう」・・・なんて。
結局、中途半端なことこの上なし。

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