やはりダメですね
またまたアメフト問題。
これで終わりにします。
笑っちゃうのは、マンモス大学のお偉いさんが、同業の、しかも一番のライバルのはずの大学の名前を間違える・・・?
到底信じられません。
人の神経を逆撫でするのが特技なんですね。
「レピュテーシヨンマネジメント」という分野があるそうです。
こんな説明を読みました。
【謝罪とは】
「自らの罪や過ちを認め、相手や社会に許しを請う」行為です。
< 謝罪とお詫びの違い >
“罪” や “罪に近い過ち” を犯した場合に謝罪が使われます。
だから謝罪には「罪」が入っています。
お詫びは、“無礼な行為” や “気分を害する行為” などで、
相手の感情を傷つけた場合に使われます。
【謝罪の目的は】
「事態の悪化を防ぎ、早期収拾を図る」ことが目的です。
よく批判される謝罪は、少しでも「相手や社会によく見られたい」との思いがにじみ出るもの。
“批判される事をしておいて、良く見られたい” という随分虫の良い話です。
“良く見られたい” ではなく「反省している姿を感じてもらいたい」この思いを、誠意をもって伝えることが謝罪の本質です。
だから、謝罪は相手に反省している姿を感じさせなければなりません。
ただ “頭を下げ、謝罪の言葉を述べる” だけでは謝罪の本質は伝わりません。
では、相手に謝罪の本質を伝えるには何が必要でしょうか。
その一つは、「謝罪の8原則」に反しないことです。
【謝罪の8原則】
■ “なにが起きたか” 事実を包み隠さず伝える
・事実の隠蔽、歪曲や矮小化は、あってはなりません。
■ “なぜ起きたか” 原因を正しく伝える
・他責ではなく、全て自責として捉えることです。
・問題のすり替えをしてはいけません。
■ 起こしたことへのお詫び
・謝罪の言葉が重要であるのは言うまでもありません。
・疑問には誠実に答える。
・同時に、謝罪の態度、服装、登壇者と会見場も重要です。
(笑顔などあってはなりません)
■ 起きたことに対する問題解決の提示(被害者救済)
・相手に被害を与えた場合は、適切な救済が必須です。
■ 厳しい処分の提示(反省の意思表示)
・当事者(加害者)の反省の態度はここに現れます。
(甘い処分ではありませんか。少し厳しい処分が適切です)
■ 謝罪のタイミング
・事が明るみに出た日から3日以内です。
遅くなればなるほど謝罪の効果はありません。
(自発的な行動と受け取ってもらえる期限です)
■ いさぎよさが感じられること(言い訳をしない)
・言い訳は反感を買うだけで謝罪を台無しにします。
■ 将来にわたる安心の提示(再発防止)
・企業であれば必須です。
再発防止を伝えなければ、商品は買ってもらえません。
これらの全てを網羅した会見でなければ、謝罪の本質は伝わりません。
そして謝罪のハードルは年々高くなっています。
これは近年の不祥事多発により、社会の目がより厳しくなったからです。
そのため、今まで以上に誠意を尽くさなければ謝罪の本質が社会に伝わらなくなってきたのです。
もう一つは、「社会に伝える」です。
謝罪は「事態の悪化を防ぎ、早期収拾を図る」ことが目的です。
そのためには、謝罪の本質を社会に伝えなければなりません。
だから、社会に伝えるための努力と工夫が必要となるのです。
・・・「危機管理学部」を擁する有名大学のことですから、この点をしっかり押さえて、今日の被害者への謝罪が行われたのでしようか?
やっと謝罪した監督は、監督を辞任する意向だそうです。
さぁ、この辞意表明が速報で伝えられると、またSNS上で、ある"部分"が話題になっているそうです。
内田監督が身に着けていたネクタイのことです。
監督は、相手の選手や保護者らに直接会って謝罪。
その後、伊丹空港で報道陣の取材に応じ、「一連の問題の責任はすべて私にある。監督を辞任する」などとコメント。
問題発覚後、監督が公の場に姿を見せたのは今回が初めて。
かねてから「雲隠れ」などと批判されていただけに、対応には注目が集まっていました。
辞意表明のニュースが速報で伝えられると、ツイッターなどネット上にはこんな指摘が相次いだそうです。
「ピンクのネクタイで謝罪...」
「え?? ピンクのネクタイ選ぶ??? って思ってしまった...」
「このピンクネクタイのチョイスに色々集約されるな、、、」
「ピンクのネクタイ!最近は謝罪のときの格好ってこんなんでいいの?」
監督がスーツに合わせていたのは華やかなピンクのネクタイ。
ピンクは、この大学が運動競技で用いているスクールカラーではありますが、そうした事情があったとしても謝罪の場では不適切と見る向きが強いようです。
また、会見時には複数回にわたり「関西学院大学」と言う場面がありましたが、いずれも正式読みの「かんせいがくいんだいがく」ではなく「かんさいがくいんだいがく」と誤って言っている?
「まさかの『かんさいがくいんだいがく』」
「監督のアレって、謝罪する気無いよねw かんさいがくいん...w」
「日大アメフト部の監督が記者会見の間、ずっと関西学院大学の事を『かんさいがくいんだいがく』と言ってて、思わず『誠意って何かね?』って気持ちになった。。」
などと指摘する声も目立ったそうです。
・・・これだけ時間があったんだから、「危機管理学部」の先生とも相談して、「謝罪マニュアル」を熟読して、万全のシナリオやフォーメーションを作って、今日の謝罪に臨むことが出来たでしょうに。
尤も、即座に対応するという一番の基本を無視しているのですから、この段階で「落第」だと思います。
「辞任」ではなくて「首」でないと。
それもが監督だけでなく、大学の理事も。
退職金的なものが出る場合は、最低同額の私学助成金を減額しないと、心情的にも、納税者は納得しないと思います。
それから、刑事事件として、しっかり処理をしないと。