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2018年5月11日 (金)

何だって

多くの人からは「何で?」とか「おかしい」とか「普通じゃない」なんて言われることを続けている人がいるものです。
関東1都6県のゴルフ場を“制覇”した主婦がいるそうです。
千葉県八街市の57歳の女性。
ゴルフを始めて17年目の今年4月、計649か所でのプレーを終え、「出会いや思い出の詰まった長い旅だった。達成感でいっぱい」と喜んでいる。

関東に650ヶ所もゴルフ場があるというのにも驚きますが、単純に平均すると、年間で最低38ヶ所で新規プレーしたことになります。
スタートは2002年。
打ち込める趣味を探していたところ、2人の子供に「お父さんと一緒にできるゴルフにしたら」と勧められ、夫から手ほどきを受けて始めた。
理想に近いショットが打てた時の爽快感が心地よく、県内のゴルフ場を転々と巡るうちに、元来の凝り性に火が付いた。
「県内全てのゴルフ場でプレーしてみたい」と家族に決意表明したのは10年の元日。
週末に学習塾で事務の仕事をして費用を工面し、料金が安い平日にゴルフ場を行脚した。
ゴルフ場には、運営会社やコースの特徴、設計者などの情報を事前にまとめたノートを持参。
プレーした証しとして、スタンプを押してもらうようにした。
お手製の「ご朱印帳」にスタンプが増えていくのが励みになった。
冷蔵庫には関東地方のゴルフ場マップを貼り、プレーするたびに、その場所を蛍光ペンで塗った。
地図が蛍光色で染まっていくと「領地を広げる戦国武将の気分」になった。
10年10月に県内のゴルフ場約160か所(当時)を巡り終えたが、千葉県周辺の地図の白さが気になった。
「関東もいけるかも」。
今度は東京、茨城、埼玉、群馬、栃木、神奈川と各都県を一つずつクリアしていくことにした。
プレーするのは1人だったり、信夫さんと一緒だったり。
コンペに参加して知り合いも増やした。
その一人、青梅市の女性は「全てのゴルフ場を回るという熱意に感動して、応援したくなった」と、自身が加入する都内の会員制ゴルフ場を紹介。
おかげで利用できるようになり、「出会いがなければ目標は達成できなかった」と感謝の思いでいっぱいだ。
関東行脚は先月19日、かつて県内を制覇した後に完成した成田市内のゴルフ場で終え た。
一緒にプレーして見届けた夫は「ずっと応援してきただけに、やり遂げてくれて本当にうれしい」と目を細める。
日本ゴルフ場経営者協会によると、関東地方にあるゴルフ場は昨年3月現在で635か所。
プレーした649か所には、既に閉鎖したゴルフ場も含まれる。
蛍光ペンで塗りつぶされた台所の地図の裏には、東北地方の白地図がある。
「次は東北にも足を延ばしたい。どんなコースに出会えるか」と。
「領地」を広げるゴルフの旅は終わらない。

・・・この方のこだわりというのは、何となく共感できますね。
しかし、いくら平日にプレーしたとは言え、交通費も含めて、かなりの出費だと思いますが、これは貧乏人のする心配でしょうか?
今、世の中で議論されている、女性がプレーできないコースはなかったのかな?
・・・平成20年(だったと思います)。
私は、年間182回、プロが出演する寄席や落語会に通いました。
単純に割り算すれば、2日に一度のペースということになります。
当時、そろそろ会社から追い出される年齢に近づき、趣味や打ち込めるものを持とうと、周り(会社やセカンドライフセミナーなど)から言われはじめました。
会社の仲間でも、ゴルフやテニスや、山登りやキャンプや・・・と騒ぎ始めた頃です。
仮に、「月1ゴルファー」なら、どれぐらいお金がかかるだろう。
プレー代・交通費・飲食代を20000円とすれば年間24万円。
「月2ゴルファー」で1回15000円とすれば36万円。
「週1ゴルファー」で1回10000円なら52万円。
ということは、落語会の入場料が2500円とすれば、96〜208回行くことが出来る。
しかも、道具やウェアなども必要ない。
そんな動機で始めました。
さすがに、1年だけでしたが、この期間に聴いた噺は、恐らく1000を超えるはずですから、その後の落語の稽古にも、有形無形に役立ってはいると思います。
・・・ところで、この女性、関東の全ゴルフ場を制覇した時に叫んだそうです。
「とうとう、八街(やっちまった)よ」って。

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