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2018年5月14日 (月)

歴史的建造物

「九段会館」は、都内でも有名な建物でした。
昭和30~40年代頃には、何か大きな会議やイベントは、ここで開かれていたイメージがあります。
歴史的建造物
何度か、講演会や研修などで、行ったことがあります。
あの日野原先生の講演を聴いたのも、ここだった気がします。
2階席などは急峻で怖いぐらいでした。
バリアフリーなど思いもよらない頃の産物です。
九段会館は、昭和11年の「二・二六事件」で戒厳司令部が置かれるなど、昭和史の舞台となって来ました。
この建物が解体されるそうです。
ずっと、日本遺族会が運営していたそうですが、老朽化や東日本大震災による天井崩落事故を受けて廃業し、国に返還。
今般、建物の一部を保存し、17階建てビルに建て替えるということです。
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東急不動産が、昨年物件を取得し、地上17階建ての高層ビルに建て替えられるそうです。
特徴である城郭風の建築様式を一部残しつつ、高さ約75メートルの複合ビルになる。
2022年7月に完成し、22年度中に開業予定。
東日本大震災による天井の崩落事故で廃業して以来、約10年ぶりの開業ということになります。
また一つ、昭和が消えて行くんですね。
ところで、この場所に正装して行く落語を「九段(普段)の袴」と言います。(嘘です。)

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