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今月は、気候の変化も激しく、世の中の騒ぎも数多くあった1ヶ月でした。
いつもの国際問題や国内問題に加えて、政治家や官僚やタレントなどのりパワハラ・セクハラ問題・・・。
国内の諸々の出来事で、間違いなく言えるのは、世の中が多様化している(ダイバーシティ)ということです。
今までの秩序や組織や体制や考え方やルールや権威や価値観・・、全てが変わって、さらに多様化していることです。
周りの動きに対応できず、いつまでも、自分の受けて来た教育や経験から抜け出せないでいると、どんなに学校の成績が良くても、陳腐化して取り残され、最後には退場させられてしまう・・・。
特に、昭和のオジサンたちには、大変棲み難い世の中になって来ました。
しかし、それで突っ張っていたら、世の中から取り残されてしまいますから、これは安穏としていられません。
そんな4月。
やはり、「おひろめ寄席」は大きなイベントでした。
師匠に師事する、豊島区内の5つの素人落語グループ(連)の合同落語会。
私は、最初から最後まで舞台脇でボーッとしていました。
落語っ子連の「深川三流亭」や出前落語会、落研OB会の「お江戸あおば亭」や「OB落語会」の日程が決まって来ました。
これからの予定です。
◇ 5月26日(土) 第14回お江戸あおば亭
◇ 6月 2日(土) 若宮寄席(市川市若宮公民館主催)
◇ 6月23日(土) 高石神寄席(市川市高石神自治会主催)
◇ 7月28日(土) 第11回深川三流亭
◇ 9月16日(土) 第26回OB落語会(仙台)
◇ 9月24日(祝) ふれあい会笑会(社会福祉協議会主催)
◇ 9月29日(土) 第17回千早亭落語会
◇10月(未定) 慶美会寄席(仮称)
◇11月24日(土) 第15回お江戸あおば亭
しっかり準備をしたいと思います。
落語会は、「紀伊國屋寄席」に行きました。
一方、「東京落語会」には行くことが出来ませんでした。
来月は、いくつか落語会のチケットを確保してありますので、楽しみです。
久しぶりに、師匠が出演されますから。
若手の落語会も。
今月8日に松山刑務所から逃走した受刑者の身柄が、広島市南区で確保され、緊急逮捕されたそうです。
23日間に及ぶ逃走の末の逮捕。
隠れていると言われていた島から、直線距離で65キロも離れた場所。
事件が解決したのは喜ばしいですが、刑務所や警察の大失態は、かなり批判される気がします。
逃走の方法や経路が明らかになれば、ますますでしょう。
たった一人の、丸腰の男に、のべ何万人もの警察官が翻弄され、しかも発見することすら出来なかったんですから。
最近の、色々な分野での公的組織の対応のお粗末ぶりには、目を覆うばかりです。
「想定外だった」などと言うんでしょうが、そんなの何の言い訳にもなりません。
こういう時のためにいるはずなのに。
役に立たない。
昨日の稽古。
「寺子屋でやるの?」
「はい。江戸時代を舞台にしたいので、学校にしませんでした」
「もらった小遣いはいくら?」
「銭でもらうはずですから、100文ぐらいかと」
「天保通宝かな?」
「はい。調べてみます」
「小遣いで買うのは?」
「鉛筆という訳にはいかないので、筆と硯にしましたが・・・、少し高価かもしれないので、筆だけとか・・、ほかに考えてみます」
・・・・。
私の「子別れ」の時の師匠とのやり取り。
高座本では、亀ちゃんが「学校」から帰る途中で父親に会う場面。
私は、「寺子屋」に変えました。
そこで、舞台設定(時代考証)を考えないといけません。
まずは、父親からもらう小遣いの額。
かけ蕎麦一杯が16文の時代。
現代では、350~400円程度かな。
11歳の亀ちゃんが想定する(であろう)金額は、500~1000円ぐらいでしょうが、「こんなにもらってもお釣りがないよ」と言うんですから、2000円ぐらいでしょう。
ということは、だいたい100文ぐらいになりますよ。
それでは、亀ちゃんにあげる100文は、どんな銭で?
職人ですから金(金貨や銀貨)ではなく、銭のはずです。
当時流通していたポピュラーな銭は「天保通宝」。100文銭です。
しかし、ちょっと気になるのは、この銭はかなり大判だということ。
縦横3×5センチぐらいの様子。
子どもが手に握ることが出来るか?
握っているのを母親に見つかるんだから、これで行きましょう。
次に、寺子屋での文具。
亀ちゃんが手に手習いに必要なもの。
鉛筆に対して筆、ノートに対して手習草紙(子)にしましょう。
硯は値段が高そうだし、そんなに消耗するものではありません。
・・・よし。
これで行きます。
これで、江戸時代に舞台設定して、江戸の市井の一部分を描くことが出来ます。
こういう議論や考察もまた楽しい。
着物の柄、その素材というのは、ある程度決まったものだと思っていました。
例えば、浴衣などは、昔は桜の花の柄はなかったそうです。
それは、浴衣を着る季節に桜は咲いていないから、季節外れになるからだと。
ところが、海外からの旅行者が増えたり、季節感も希薄になって、今は、dpdpj季節の柄が出ているそうです。
そんな中で、東京五輪・パラリンピックを伝統の着物で彩ろうと、世界各国をイメージした着物作りを進める「KIMONOプロジェクト」の100カ国完成披露式典が開かれたそうです。
元々、久留米市内の呉服店主が呼びかけた企画だったそうですが、国内外に応援団が広がるビッグプロジェクトになった感じです。
式典では、九州7県から選抜された女子高校生らが、100カ国分の着物をステージで披露。
着物は京友禅や加賀友禅、小倉織や博多織など、全国の着物に関わる職人70人が制作。
日本の伝統柄も活用しながら、各国の象徴的な紋章や国の花、風土を色鮮やかな着物に表現したもの。
着物の豪華さや奥ゆかしさというイメージではなさそうですが、着物を世界に広める観点では、面白いと思います。
古今亭寿輔師匠も真っ青ですね。
今日は通しで「演読」をすることが出来ました。
まだまだ読みが足りないので、言葉の選択が上手く出来ないところも多くあります。
師匠から指摘された、イントネーションは、意識してはいるものの、つい訛りのようになって出てしまいます。
これは、細心の注意をしなくてはいけません。
師匠の高座本では、学校に通っているので、もらった小遣いで鉛筆を買いたいという設定ですが、私は、寺子屋に拘って、筆と硯にしてみました。
師匠からは、「寺子屋にしたんだね」。
「はい。江戸時代に拘りたいので」。
「もらう小遣いはいくらにする?」
「金額的には、ちょっと多めの金額ということで、2~3千円ぐらいだと想定しています」。
「天保銭だね」。
「はい。ですから、筆と硯にしました」。
後で考えると、手習い草子(手習い用の帳面)にしようと思いました。
汗だくで通しました。
学津さんも交流稽古参加のお馴染みです。
驚いたのは、今日は土浦で落語会があって出演予定だということですが、本番直前の稽古ということで、参加してくれました。
柄にもなく?緊張しているのか、ちょっと飛ばした部分があったようで、「最初からやり直して」なんて言っていました。
良い意味で、もっと大胆になった方が良いかもしれません。
一途に落語に取り組む姿勢は、本当に素晴らしいし、好感が持てます。
だから、もっともっと上達してもらいたいと思います。
あまり、肩肘を張らずに、基本に忠実に稽古を続けて欲しいのと、キャリアも相応に重ねて来ましたから、前座噺ではない演目に挑戦して、落語を深掘りして欲しいと思います。
もうお馴染みになった、交流参加の可笑子(おかし)さん。
今日は、10分程度でやれる持ちネタが欲しいと、「薬缶」の短縮版を熱演されました。
しっかり覚えていて、講釈の部分を含めて、語りはとても流暢でした。
師匠からは、キーワードをはっきり言うようにとアドバイス。
短縮を意識したので、全体的に早口になっていたかもしれません。
この噺は、講釈の場面が劇中劇のように挿入されていますから、講釈に表情や味付け頑張りましょう出来ると、とても血の通った噺になると思います。
ところで、可笑子さんは静岡県東部のご出身だそうで、大変親しみを感じました。
今日は、午後の紅巣亭の稽古会にも参加されるそうですから、頭が下がります。
今夜、NHKスペシャル シリーズ大江戸 第1集「世界最大!! サムライが築いた“水の都”」という番組が放映されるそうです。
江戸の知られざる姿を描く3回シリーズ。
今夜の第1集は、“巨大水都”建設の物語を伝える。
小さな田舎町だった江戸は、徳川家康が幕府を開いてから100年ほどで人口100万の世界最大の都市となった。
その原動力となったものを、新発見の古写真や発掘成果などから読み解く。
この新発見の古写真というのが、海外でネガで発見された、素晴らしいものだそうです。
江戸時代乗ってイメージを確認するためにも、是非視聴したいと思います。
そして5月27日(日)放送予定の第2集は「驚異の成長!!あきんどが花開かせた“商都”」。
日本橋の商家の記録などから、江戸に広がっていた庶民経済と、激しい競争社会の中で生まれた、独自のセーフティネットを探る内容。
さらに、7月1日(日)放送予定の第3集は「不屈の復興!!町人が闘った“大火の都”」。
幕府による江戸大改造や、町民たちが生み出した防災対策の数々。
それらの成果を、最新シミュレーションから解き明かします。
・・・落語の参考になるはずです。
連休2日目。
今日は落語っ子連の稽古会。
連休の狭間で参加者が少ないかと心配していましたが、そんなこともなさそうです。
出かける前に落語を聴く。
◇「豊竹屋」 二代目三遊亭百生
今日も暑くなりそうです。
亀戸天神と並ぶようにあるのが香取神社。
最近、有難亭の落語会や公開稽古に行くことがあり、香取神宮のお膝元ですから、関係があるのかと思い、お参りしました。
亀戸天神の喧騒に比べると、静かな趣で、こらはこれでありだと思いました。
香取神宮との直接の関係はなさそうですが、祭神が同じみたいです。
スポーツの神様だそうです。
亀戸に行こうとして、何故か乗り越しました。
新小岩駅のホームの雰囲気に驚きました。
ホームが青い・・・。
何とも不思議な空間です。
ホームに警備員さんが何人かいる・・。
そのうちに、特急電車が通過する時に、この警備員さんがホームにロープを張り出しました。
???
あぁそうだ。
確か、この駅は、一時期ホームから列車に飛び込む人が相次いだことがありました。
線路が直線で、特急のスピードがマックスになる辺りなのでしょう。
青い光は、自殺防止に効果があるそうですから。
それで・・・。
こんな記事がありました。
新小岩駅のホームに立つと、上から「青い光」が降り注ぐ。
総武線各駅停車と総武線快速電車の2つのホームいずれも、同じ措置が施されていた。
記者が訪れた2015年5月21日午後、好天だったこともあり、ホームのコンクリートは青々と照らされていた。
沿線の他の駅では、屋根の一部を半透明状にして採光しているが、新小岩駅ではこの部分を青くして、日中に青い光が集まる工夫をしている。
実は青色は人間の精神を穏やかにする効果があるとされる。
2012年10月9日、東京大学大学院経済学研究科の澤田康幸教授らは、「首都圏のある鉄道会社のデータを用いた統計分析により、駅ホームにおける青色灯の設置後に鉄道自殺者数が平均して約84パーセント下落することが分かった」とする研究成果を発表している。
・・・不思議な体験。
殺菌灯の中に入ったみたいでした。
何か、忘れ去られた言葉のような気がします。
毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典。
1886年5月1日、米国で行われた8時間労働制要求のゼネストとデモが発端。
1889年の第二インターナショナル創立大会で決定し、1890年から挙行。
日本では大正9(1920)年に第1回が行われ、昭和11(1936)年以降禁止されたが、昭和21(1946)年復活。
労働祭。
五月祭。
・・・五月祭って、東大の学園祭の名前だと思ったりして。
しかし、やはり「メーデー」ではなくて、「メイデイ」ですよね。
それなら、5月にやれば良いと思うのですが。
色々、主催者側の事情があるんでしょう。
平日だと、人が集まらない。
ということは、歴史的な役割を終えているのではないかと。
徒党を組んで、街を練り歩いても、世の中は変わらない気がしますが。
みんな一人一人のニーズが違っているんですから。
意味も分からず無理やり動員されて、暑い中を集まって、偉そうな人たちが雛壇に並んで何か喋っているのを無視して、儀式の後、会場から繁華街近くまで行進?、解散後は一番の楽しみの生ビール。
あぁ、それでお祭りか。
長屋の花見みたいですね。
別に、故郷に戻った訳ではありませんが、東京駅に着くと、何となくホッとするのはどういう訳でしょうか?
近くなった、行き慣れたと言っても、大阪は暮らしたことのある街(地域)ではありませんから、どこかで緊張しているのでしょう。
昔は、東海道を歩いて上方(京都)に行くのには、約2週間ぐらいかかったそうです。
落語の話になりますが、どんな噺でも、場所の距離感を掴んでおくことも大切だと思います。
例えば、神田に住む八っつぁんが、吉原や品川に遊びに行く。
浅草の観音様にお参りする。
上野や向島、飛鳥山に花見に行く。
それから、左官の長兵衛が娘のお久を置いてきた吉原の方角を吾妻橋から見返る。
その時の距離感。
空間と体力と時間が重要だと思います。
演読の時にも、この距離感を頭に入れて、台詞、仕草、視線を固めることです。
・・・そんなことを考えていたら、山手線の電車がホームに入って来ました。
落語を覚えるプロセスで、師匠は「演読」を重視されています。
師匠が作った熟語で、落語を演じるように読むことを言います。
「落語は活字で覚えちゃいけないよ」というのが師匠の教え。
台詞や言葉を覚えずに、落語を覚えるということだと、私は理解しています。
そのための有力な稽古方法のひとつが「演読」だということです。
そして「演読」にも、少なくとも2つのプロセスがあると思います。
まずは、自分の言葉にするプロセス。
師匠の高座本の言葉(単語や言い回し)と、自分の中にある言葉の引き出しとを合わせる。
あるいは、ストーリーや了見を変えずに自分の言葉に変える。
それは、ある程度事前に整理はしておきますが、大切なのは、演読の時のぶっつけ本番で、自分の言葉を瞬間的に引き出す作業です。
なぜなら、会話と言うのは、刹那の言葉のやり取りですから。
この第一のプロセスは、いわば「演”読”」です。
次のステップは、言葉に、自然な仕草や視線や声を合わせる。
言葉を瞬間的に引き出している訳ですから、どこでどういう仕草をするという決めは出来ません。
どうやって、自然な仕草をするのか。
それは、場面設定と人物設定と感情をベースに、自分の上半身で全てを表現するプロセスです。
例えば、外を歩いている時に、急に雨が降り出して、慌てて近くの家の軒下に駆け込むと言うような場面。
雨に濡れて軒下に飛び込んだらどうするでしよう。
そういうシーンは、どんなことを考えて(気持ちで)、どんな声を出し、どんな表情をし
、どんな仕草をするか・・・をひたすら考えます。
そうすれば、濡れた頭や着物の露を払ったり、軒下越しに空を見たり・・・、とにかく色々なことをするでしょう。
それを「自然に」やることなんです。
「この台詞を言ったらこういう仕草をする」など、ここでこうする・・を決めてしまわないことです。
落語の場面は全てそうだと思います。
従って、第二のプロセスは「”演”読」ということになります。
「演読」でもうひとつ大事なのは、言葉や仕草だけでなく、全体の流れやリズムを身体に染み込ませるために、通して”本息(本番の速さ・声の高さ・リズム・間)”でやることです。
台詞を覚えていないから高座本を見ながらやるのではなく、リズムやスピードを通すために使うべきものだと思っています。
元々「演読」は、私の稽古をご覧になった師匠が考えられた稽古法ですから、いつもプレッシャーを感じています。
ですから、私は、演読で高座本を手にしていても、そのまま忠実に読む(喋る)ことはありません。
その場で出て来た、自分の言葉を発するようにしています。
それが自然ですから。
要するに、舞台背景、人物設定、感情移入を、自分の了見で織り込むのが落語です。
人間国宝の柳家小三治師匠も、こんなふうに仰っています。
落語というのはセリフをしゃべっているのでなくて、その人、その人の気持ちに瞬間、瞬間なっていく。
セリフは気持ちの現れですから、セリフから気持ちが入っていくんじゃなくて、気持ちからセリフが出てくるもんだと、わたしは思っています。
落語は、演じるものではないということですね。
芝居や歌や踊りや読みではありません。
これらのような”過去”を伝えるものではないと思います。
高座本と現実がシンクロして、まさに今起こっていることを観て(聴いて)もらうものだから楽しい。
だから、難しいと思います。
財務大臣が、週刊誌でセクハラ疑惑が報じられて辞任した財務事務次官について、早急
に処分を実施する方針を明らかにしたそうです。
財務省は調査を通じてセクハラ行為が確認されたとして、規定上約5300万円となる退職金から減給20%、6カ月分を減給する方向で調整する・・・?
退職金の減額など、それこそ大した金額にもなりませんから、どうでも良い気がします。
それよりも、時代の流れも把握できない、自身の罪も理解できない、厚顔無恥な人なんですから、今後、天下りや公職に就くことを終身に渡って禁止する方が良いと思います。
強制わいせつ罪で書類送検された、人気タレントと同様、無期限謹慎が妥当でしょう。
「八十八夜」という歌は、この季節のマイブームです。
最近は、新しい歌を覚える訳でなく、誰か贔屓の歌手がいる訳でもなく、さりとて落語ばかり聴いている訳でもなく。
仕事に打ち込んでいる訳でもなく。
私は、一体何なのだろう・・・?
ふと、目に止まった演歌歌手です。
昨年の紅白歌合戦に出場していたそうですが、知らなかった。
https://www.youtube.com/watch?v=rtG6w3InffU
https://www.youtube.com/watch?v=AykEyc8F4zk
・・・なかなかいい歌ですね。
この季節になると、なぜか必ず思い出す歌。
https://www.youtube.com/watch?v=JjTFkNXMdP8
なぜなんでしょう?
先日の「おひろめ寄席」の後、何人かの出演者の方から、質問や高座の感想を求められました。
師匠も含めて25人の高座を、舞台袖で聴かせていただきましたので、声をかけてくださったんでしょう。
とは言え、じっくり聴かせていただいた訳でもなく、客席から拝見した訳ではないので、正確なことは申し上げられませんが。
開演前に、出演者のお一人から、「いつもの発表会の会場と違って大きいから、視線をどこに置いていいか分からない」という質問を受けました。
私は、「会場の大小は気にしないで、自身の舞台設定・人物設定に合わせれば」と言いましたが、なかなかご理解いただけなかったようでした。
「上手はどこ、下手はどこと、ある程度の方向の目安は必要ですが、視線の先を固定しないで、その場面場面で自然な視線に心がけてください」と付け加えました。
そう「自然体で」と。
具体的に言えば、ご隠居さんと八っつぁんの会話では、2人が目を合わせる距離で会話をすれば良い訳です。
だから、恐らくご隠居は、下手を向いて、1~2メートル先にいる(はずの)八っつぁんを見て話しかける・・・、高座から1~2メートルの空間に焦点を合わせるということです。
地語りの場合も、自分で設定するということでしょう。
私は、落語で「自然体(自然に)」と言うのは、バーチャリティではなく、実はリアリティだと思っています。
師匠から落語を習っていて、中には、もっときめ細かく教えて欲しいと思っている方も少なからずいらっしゃると思います。
語り(喋り)方、仕草、視線、表情・・・・。
落語は、脚色、演出、小道具゜、大道具、演技・・、全て一人でやる演芸です。
演劇や講談、浪曲や朗読・・・とは、本質的に違います。
よく言えばフリーハンド、悪く言えば何もない。
自然な人間の感情や所作を、忠実に表現することだと思います。
そのためには、活字で覚えてはいけない。
稽古の時には「演読」が不可欠になるということです。
自らの下半身問題もあって、辞任の意向だった上方落語協会の後任。
桂文枝会長が任期満了で勇退?するのに伴い、臨時総会で、「笑福亭仁智」師匠が新会長候補に選ばれたそうです。
5月末に開かれる理事会、総会の承認を得て、正式に次期会長に就任の予定。
私は、上方落語(界)のことはよく知りませんから、仁智師匠も名前ぐらいしか存じ上げません。
上方落語界には、桂(文枝)、桂(春團治)、桂(米朝)、笑福亭(松鶴)の4つの系統(派)があります。
仁智師匠は笑福仁鶴一門の筆頭弟子。
「人望が厚い」「交渉ごとにうってつけ」との声が多方面からあるそうです。
前回16年の会長選挙では文枝師匠、桂ざこば師匠に次いで3位の得票だったそうで。
長く副会長として文枝師匠をサポートしてきた実績もあるとのこと。
どこぞの国の首相が、相次ぐ閣僚や官僚の不祥事に際して、「徹底的に調査して、膿を出す」と、繰り返し言っています。
「膿を出す」の「出す」は「他動詞」です。
首相が、自ら、どこかに溜まっている膿を取り出すんだと言っている訳です。
物凄く違和感があります。
こういう場合は、自動詞を使わないといけないのでは?
自らが「膿」そのものなんだから「出る」。
そう、「出す」のではなくて「出る」が正しいと思いますが・・・。
某人気グループのメンバーが、某人気グループのメンバーが、自宅で女子高生に飲酒を勧め、無理やりキスをするなどして強制わいせつ容疑で書類送検されました。
政治家だろうと、官僚だろうと、アスリートだろうと、芸能人だろうと、一般の人であろうと、やってはいけないことをやれば、当然罪に問われ、罰を受けることになります。
本人は、人気もあってチヤホヤモされ、自分の言うことは何でも聞いてくれると思い込んでいたんでしょう。
そこに大きな勘違いがある。
相手にも人権(尊厳)があり、ましてや未成年ですから。
プライベートではアルコール依存ではないかとも言われていたようです。
その愚行のおかげで、本人だけでなく、グループが関わっている、多くのCMやイベントや仕事の契約が解除され、大きな影響が出ています。
アイドルだった彼も、時を(TOKIO)過ぎて、もう46歳・・・。
もう、立派な?オジサンですよ。
この手の報道でいつも面白いと思うのは、彼らは肩書きがありませんから、例えば「○○前国税庁長官」なんていう呼び方が出来ないので、「○○メンバー」なんて、普段使わない呼称で言われます。
やはり犯罪に該当することを行った疑いがある以上は、「さん」「氏」などの敬称は使えませんから。
以前は、呼び捨てにしていました。
私は、呼び捨てで良いと思うし、逮捕された場合には「○○容疑者」と言われるのですから、書類送検の場合でも「容疑者」で良いと思います。
書類送検の場合は、有罪であっても、処分や刑罰が軽いことが多いので、ぼやかしているのでしょう。
そんなことを忖度することもないでしょう。
だから、「佐川容疑者」「日馬富士容疑者」で良いと思います。
かけそば、もりそば、セクハラ・・に、世間の目が向いていることもあって、ほとんど話題にもならない野党の新党の話。
去年は、自分勝手なオバサマに撹乱されてぐちゃぐちゃになって、また懲りずに再度集まろうとしているようです。
あぁ、それなのに、党名すらまとまらなかったようで。
民進党は「民主党」、「希望の党」は国民党を主張したそうですが、結局、玉虫色の「国民民主党」になったとか。
もうどうでも良いのですが。
名前が決まらない時の"寿限無方式"は、会社名でも良くあることで、一番は「損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社」でしょう。
しかし、「国民民主党」というのは、さらに「馬から落馬党」とか「朝の朝礼党」とか「後で後悔党」みたいですね。
こういうのを「重言(じゅうごん)」と呼ぶそうです。
「民」がダブっていますから、「国民主党」で良いと思いますが。
それよりも、どうでしょうか「ブーメラン党」というのは。
本当にどうでも良いことでした。
瀧口雅仁さんのツイート。
都家歌六師匠の訃報。
昨日、噂をしていたばかりですのに。
お世話になりました。合掌。
のこぎり漫談の都家歌六師匠が亡くなった。
享年87歳。
そういえば、高齢なこともあり、最近は姿を拝見することもありませんでした。
1951年 三代目桂三木助に入門。前座名は桂三多吉
1954年 二つ目に昇進し、桂木多蔵に改名
1956年 四代目三遊亭圓遊の門に移り、三遊亭万遊と改名
1963年 のこぎり音楽のパイオニア高島巌に師事
寄席の余興としてのこぎり演奏を始める
1969年 真打昇進、八代目都家歌六を襲名
1982年 のこぎり漫談を寄席芸として確立
2015年 落語芸術協会を退会
・・・個性的な、昭和の芸人さんが、また一人鬼籍に入られました。
私は、昨日から大阪にいて、こちらでは夜中にかなり雨が降ったようですが、朝には上がっていました。
テレビのニュースでは、静岡あたりがかなりの大雨になっているようでした。
今日は、妹夫婦が母のところに行ってくれることになっていました。
午前中、妹のインスタの写真では、新東名高速が濃霧で前が見づらいと・・。
後で、実家の前の川の様子も送ってくれました。
雨は治まっているようですが、普段の清流が濁り、水量もかなり増しています。
この川、「境川」と言い、山梨県と静岡県の県境です。
右側が山梨県南部町で対岸が静岡県静岡市(旧清水市)。
清水は、さくらももこさんと春風亭昇太さんの出身地。
小さな橋の名前は、何と「両国橋」。
しかし、山の中ですから、広小路はありません。
下流に行った国道には「甲駿橋」が架かっています。
◇甲斐は五戸 駿河は二戸の 字(あざ)つなぐ
「両国橋」を 子猿が渡る
山梨側は、50ヘルツの東京電力。
静岡側は、60ヘルツの中部電力。
ユーチューブで、面白そうな、タイムリーな名前の噺を見つけました。
九代目桂文治師匠の「大蔵次官」という噺。
https://www.youtube.com/watch?v=p3dj0qibX2U
音源は、1964年11月のもの。
大蔵次官は、今は財務次官ということ?
自分がその主人公になったように噺はじめる。
どこでどんな吉運が待ち受けているか分からない。
掛け持ちで新宿の末広亭が9時半。
8時頃、須田町で都電を待っていると、万世橋方向から来た車がカーブを曲がり損なって転覆。
運転手(運天死)は死んだが、車の中から十九ぐらいの女性が助けを求めていた。
ガラスを破って助け出し、出血していたが背負って神田駅前の外科に担ぎ込んだ。
新宿で仕事があったので帰ろうとすると、住所を聞かれたので、台東区稲荷町の高安留吉、お時間ですからの、お後がよろしいようでの、落語家で桂文治と自己紹介をした。
1週間もすると女性も癒えて退院し、お礼がしたいからと使いの者が尋ねてきた。
高利貸しの使いと勘違いして居留守を使ったが、麹町からお礼に来た事が分かり同道する。
主人と会ったが、お嬢さんがそんなに優しい人なら、婿に欲しいという。
私は落語家だけれどもそれでも良いのかと念押しすると、それでも良いという。
こんな立派な家だが、借金だらけで、一緒になったとたん越後鉄道の収賄で捕まる事はないですよね。
お嬢さんも喜んで赤坂のホテルニューオータニで式を挙げた。
お父様は大蔵大臣だった。
落語家の息子ではしょうがないので、大蔵省の課長級にポストを探した。
その時、大蔵次官が失態をしたので、辞職させ家の倅を次官にさせようとした。
お前は次官(時間)で交代したらいいだろう。
・・・何か訳が分かりませんが??
報道(暴露)する側にも問題なしとはしませんが、政治家や官僚の皆さんは、「李下の冠」という言葉をご存知ではないようで。
ちょっと小さめではありますが、またまた今週も「文春砲」・・。
林芳正文部科学相が平日の昼間に公用車を使って東京都内のヨガ店を利用していた。
週刊文春がインターネット版で報じた。
公用車の利用について文科省は「公務と公務の間に行ったので、運用ルール上は問題ない」と説明。
週刊文春の報道によると、公用車を使って東京都渋谷区恵比寿のヨガ店に到着。
約2時間過ごした後、待たせていた公用車に乗って帰ったという。
ヨガ店のホームページによると、店では女性インストラクターが一対一でヨガを指導した後、頭や手のマッサージを行う。
タレントの経験がある女性が経営しているという。
・・・国会議員や閣僚は、いわゆる労働者ではありませんから、自身の判断で公私を区別すれば、日中に私用を行っても問題はないと思います。
要は、国民から付託されたミッションや地位や自身の公約が完遂・実現できれば良いわけですから。
「李下の冠・瓜田の履」、ノブレスオブリージュ、品格品性・・・。
しかし、ルール違反ではないとか、問題ない・・でなく、そもそも疑われたり、揚げ足をとられたりするようなことをしないことです。
それでなくても、文科省も色々批判されているんですから。
政局の風にばかりアンテナを張らずに、世間や社会の変化や風にも敏感になっらないと。
みんな不信と不審の塊になっているのを自覚しないと。
一連の財務省の問題で、事務次官、国税庁長官と次官級ポストの辞任が相次いでいます
が、もう一人、最高に幹事の悪い、不遜極まりない官僚がいました。
クビになった次官の後任として「次官代行」に就く官房長。
財務省が次官のセクハラ疑惑で被害女性の記者に名乗り出るよう求めていることを憤る野党議員に対し、「(名乗り出ることが)そんなに苦痛なことなのか」と逆ギレした男。
時折、質問者を小バカにするようなふてぶてしい態度と、そのメガネ姿から「リトル佐川」と呼ばれているそうです。
さもありなん。
セクハラの認識が低いとの指摘には「私は相当高いと思います」と断言していましたが、周囲からは「セクハラ言動が飛び出すのではないか」と言われていると言う、ブラックな話もあるようです。
こいつも長くないかもしれません。
というか、長くいて欲しくない。
首相と同じ山口県出身。
一橋大経済学部卒。1985年入省。
主税局総務課長や審議官など主税畑。
「ざわつく省内で強気でいられるのは、官房長官の存在が大きい。第2次安倍内閣で官房長官秘書官を務めていましたから、東大卒ばかりの“最強官庁”で、一橋大卒が次官候補まで上り詰めたのは、その覚えがめでたかったからだ」ともっぱらだそうです。
本当に感じが悪い!
この間の日曜日、仙台で平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で2大会連続の金メダルを獲得した羽生結弦選手の祝賀パレードが行われました。
宮城県内外から10万8000人が詰め掛けましたが、ごみの路上放置はほんのわずかで、駅や歩道でも混雑による大きなトラブルはなかったそうです。
主催した実行委員会によると、終了後は学生ボランティアや県、市の職員ら約1000人でごみを回収。
集まったのは90リットル入りの業務用ごみ袋6個分にとどまったそうです。
えっ?そんなもの?
「たくさんの人がいたのでもっと落ちていると思った。きちんと持ち帰った人が多かったのではないか」と、関係者も驚いたそうです。
4年前の前回パレードでボランティアをした女性も「前回より人出は多かったのに、きれいだった」と感心しきり。
これは、羽生選手のファンが会員制交流サイト(SNS)でごみ拾いを呼び掛けたことも理由の一つとみられるそうです。
羽生選手の影響力って物凄いですね。
仙台だというのが、何故か嬉しいですね。
師匠が指導されている素人弟子は、私も含めて老若男女130人ぐらいにはなるでしょう。
数えた訳ではありませんが。
これだけいれば、「プロになりたい」人もいるだろうと思っていたら、とうとう現れました。
千川亭龍士(りょうし)さん(だった)です。
私は確か、彼の「錦の袈裟」と「粗忽の使者」を聴かせていただいたことがあります。
この春から、仕事を辞めて、萬窓さんのお弟子さんとして、正式に修行を始めたそうです。
千川亭の高座名でも分かるとおり、四国(高知県)のご出身だそうです。
プロになって「三遊亭まんと」を名乗るそうです。
故郷の四万十川と、師匠の萬窓さんから取った(であろう)素敵な名前だと思います。
「おひろめ寄席」では、舞台に上がってもらい、早千さんから、客席に紹介されました。
若さが羨ましい!
とにかく頑張って欲しいと思います。
ただいま見習いで、前座さんの"空席待ち"だそうです。
私も、あと30年若ければ・・・。
"たら・れば"はいけませんね。
仙台の駅ビル「エスパル仙台」が、3月に開業40周年を迎えていたそうです。
へぇぇぇ、そういうことになりますか。
開業の日のことを覚えています。
1978(昭和53)年3月18日(土曜日)です。
仙台駅と東北新幹線と同時開業の予定だったようですが、新幹線飲みました開業が、大幅に遅れるため、仙台駅とエスパルが先に開業しました。
その記念イベント「楽都仙台 マンスリーライブ」が、来年3月まで毎月1回、地元で活躍するアーティストらが演奏や歌を披露するそうです。
仙台は「学都」と言われていますから、「楽都」はそれを意識したものでしょう。
何故、開業した日を覚えているかと言うと、この日、近くの「日立ファミリーセンター」で、「卒業生追い出し落語発表会」を開催していたからです。
私は3年生で、1年上の酩亭千鳥、釣り亭金魚、杜の家愛狂の3人の先輩を送る日でした。
開業イベントのおかげで、客足に影響があった気がします。
この開業イベントのメインゲストが、「ずうとるび」でした。
・・・あれから40年ですか。
「贔屓」なんていうと恥ずかしい限りですが。
そもそも「贔屓」の意味は、軽いものではありませんから。
①気に入った人に特に目をかけ世話をすること。
気に入ったものを特にかわいがること。
②目をかけて世話してくれる人。パトロン。後援者。
・・・要するにファンだと言うことです。
今日は、三味線漫談の「林家あずみ」さんの誕生日です。
だからと言って、何かプレゼントしたりした訳ではないのですが。
今や、寄席や落語会に引っ張りだこの人気者になりました。
以前、「お江戸あおば亭」で、会場として使わせていただいた「浅草ことぶ季亭」さんとのご縁から、落研OBの落語会に出演していただいたことがあります。
当時は、まだ林家たい平さん門下になったばかりの見習いでした。
そういえば、正式に寄席に出られるようになった初高座の時は、鈴本演芸場に行きました。
ドキドキしながら聴いたことを覚えています。
それが今や、全国を飛び回るほどの忙しさです。
三味線漫談と言えば、”絶滅危惧種だ”などと言って、かつては「三遊亭小円歌」さんの独壇場でしたが、有望な若手が出て、小円歌さんは「二代目橘家橘之助」を襲名して、先代と同様「浮世節」と言って大活躍しています。
私は、あずみさんには、フェイスブックとインスタグラムに「いいね!」を入れるぐらいしか出来ませんが、これからも楽しみにして行きたいと思います。
落研OBのオジサンたちは、みんなあずみさんの大ファンです。
色々なランキングがあるもので。
化粧品販売会社メディプラスとメディプラス研究所が女性の「ストレスオフ県ランキング2018」というのを発表したそうです。
"ストレスオフ"というは、心のバランスが取れていて体が健やかな状態のことを言うそうです。
結果、昨年に続いて愛媛県が第1位。
このランキングは今年で3回目で、全国の女性約7万人(20〜69歳)を対象に、厚生労働省の「ストレスチェック制度」をもとに実施した調査から決定。
ストレスが低い県のベスト3は(1)愛媛(2)静岡(3)佐賀、逆にワースト3は(47)秋田(46)長野(45)岐阜(同)・・・。
静岡県・・・、気候が温暖で、山・川・海の自然にも恵まれ、まぁのんびりしたところがありますから。
「ごくらくご」というツイートで見つけました。
東京の落語4団体に所属する噺家さんの人数です。
全体で約570名、うち真打が約370名。
完全な逆ピラミッドです。
噺家さんは定年がありませんから、死ぬまで現役ですから、これは必然的なものですが、それにしても大勢いるものです。
この他に、見習いという、まだ前座の手前の人もいます。
前座の数が押さえられていて、空席待ち状態だと聞きました。
これに、上方落語協会の噺家さんと、数は多くないかもしれませんが、フリーの方もいらっしゃいます。
ということは、私でも「今日からプロになります」と言える訳です。
ただし、当然のことながら、寄席には出られませんから、自分で営業活動をしないといけません。
私にとっては、「モンキー」とか「ダックス」というのは、思い出深い名前です。
ホンダが、原動機付き(原付き)バイク「モンキー125」(125cc)を発売すると発表。
私が親しんだ、昔のモンキーは50ccで、1967年に発売され、遊びゴコロあふれるスタイルでファンも多かったのですが、排ガス規制の強化に伴い、2017年で生産中止となっていました。
かつての「モンキーホンダ」と「ダックスホンダ」・・。
新型「モンキー125」は、排ガス規制に対応したエンジンを搭載し、ツーリングなどの遠出も楽しめるようになったそうです。
しかし、排気量が大きくなったため、運転には普通二輪免許などが必要になり、私の原付免許では乗ることが出来ません。
そして、驚くことに、価格は39万9600円〜43万2000円(税込み)ですって!
公的セクターの方々と言うのは、上から下まで、人権とか尊厳という発想は持っていないようです。
警視庁が、都内で発生したわいせつ事件について、住民などおよそ25万件のアドレスに、現場から逃げた不審な男について、俳優などで活躍している「Hさん」に似ているとメールで知らせていたそうです。
その後、表現が不適切だとして訂正。
警視庁は「内容のチェックが不十分だった。関係者におわびしたい」だって・・・。
開いた口が塞がらない。
こんなこと、人として、そもそもチェック以前の問題(愚行)だし、仮に上司がチェックしていたとしても、同じ穴の狢が正しくチェックできるはずがありません。
公的な立場の人たちの、失言や愚行や暴挙には枚挙に暇がありませんが、要するに、「そもそも何が問題(目的)で」「こうしたらどうなる」「他人を思いやる」なんて言うことを全く考えていないようです。
組織の上には「損得勘定を働かせて忖度」しても、外部には高見からの言動を繰り返す。
どこかの国の、どこかの航空会社の、ナッツや水が好きなお嬢様たちと、大して変わりません。
落語国では、愚かしい与太郎でも、こんなことはしません。
「与太郎さん、わいせつ事件の犯人(容疑者)を、この地図のどこで目撃しましたか?」
「孝行糖、孝行糖ぉ~」
「犯人(容疑者)に言いたいことは?」
「逃げるは恥・・・だよ」
大分県で発生した大規模な土砂崩落事故は、行方不明になっていた方全員が、遺体で発見されたそうです。
改めて自然の恐ろしさを感じました。
ところで、やや不謹慎かもしれませんが、新聞やテレビの見出しで紛らわしいのがありました。
「大分山崩れ」っていう表現(表記)です。
「おおいた(の)やまくずれ」ということは直ぐに見当はつきますが、パッと見「だいぶやまくずれ」とも読めますよ。
こういう時、「大分の山崩れ」「大分県山崩れ」「大分崩落事故」・・にした方が分かりやすいと思うのですが。
「だいぶやまくずれがひどい」と読むのは、天邪鬼?
・・・その後、今日あたりは「大分・山崩れ」「大分・山崩落」となっているのが目に付くようになりました。
やっと分かったみたい。
そもそも、センスの問題だと思いますがね。
こういう時の臨機応変で、「言葉の引き出し」の大きさが分かってしまいます。
昨夜「おひろめ寄席」の打上げが始まったのが9時過ぎでした。
実は、私は、9時以降の飲食(水・お茶は除く)は出来ないことになっていました。
先週ピットインした時に、2月の人間ドックで再検査と言われていたので、「胃カメラ」を予約しましたので。
・・・ということは、打上げの料理やお酒は口に出来ないということ・・トホホ。
しかし、それこそ、背に腹は変えられませんから、ウーロン茶とノンアルコールビールを少々で我慢・・・。
これで会費が、ん千円。
という訳で、生まれて初めての胃カメラ体験でした。
やはり人間、良いことばかりは想像できないので、それなりに緊張していました・
女性がやってくださいましたが、こんな感じ。
周囲の人に聞くと、「大したことない」という人と、「もう二度とやりたくない」という人がいました。
先週の事前の説明では、結果が良くなかったケースの説明もあり、同意書も書かされ、やや暗い気分になりました。
確かに、喉を通り過ぎる時と、胃の中でグルグル回している時、(恐らく)空気を送り込んで膨れた時などに違和感がありました。
ほどなく、検査が終わり、その場で「異常はありません」と。
ついでに、ピロリ菌というたちの良くない下宿人もいないことが分かり、ホッとしました。
30分経過したら食事も出来ると言うことだったので、カフェで軽くモーニングセットを食べました。
周りから「どうだった?」と聞かれたので、「今朝方人間になりました」と言いました。
「シロでした」ということで。
昨日は日本中で好天だったようですから、各地に大勢の人が出かけたことでしょう。
私も、出かけはしましたが、午前10時から午後9時まで、室内にいましたから、あまり清々しい風を感じることはできませんでした。
それぞれ、趣味などを楽しむ方もいらっしゃるでしょうが、中には、痛ましい事故も起きているようです。
自転車のロードコースで開催されていた自転車レースで、出場した46歳の男性会社員が転倒し、顔面の骨を折るなどして意識不明の重体となったそうです。
レースは部門に分かれて実施され、男性は4時間レースに出場。
4、5台の集団の中で前輪が前走車と接触、転倒したとみられるそうです。
また、伊豆のゴルフ場で、コース内を徒歩で移動していた横浜市の80代の男性が木製の橋から約10メートル下の川に転落して亡くなったそうです。
男性は仲間2人とゴルフをしていたそうですが、このコースはカートで移動も可能ですが、男性は健康のためいつも徒歩で回っていて、事故当時もカートを使った仲間と別れて1人で歩いて移動していたそうです。
・・・やはり落語は安全です。
落語界にとって、大変明るいニュースだと思います。
昨年4月に亡くなった三遊亭圓歌師匠のお弟子さんの「三遊亭歌之介」さんが、来年3月四代目圓歌を襲名することが発表されたそうです。
圓歌師匠は、生前から、一門の中で歌之介さんに名前を譲ることを公言しており、“遺言”に沿った形になったようです。
おめでたいことですね。
番組始まって以来、二人目の男性用ゲストだそうです。
市村正親さん。
◇「二階の間男」 六代目三遊亭圓生
7分という、時間が限られているラジオ放送でも、こんな短いのは珍しい。
しかも圓生師匠で。
とんでもないストーリーですが、落語らしい噺。
独り舞台で、「文七元結」や「芝浜」を演じているそうです。
独り芝居でもない、落語でもない。
印象的だったのは、役者さんというのは、演じる人物の感情を瞬時に変えることが出来ると言うことでした。
先日お世話になったJAFの月刊の冊子が届きました。
いつも、パラパラと読んで、巻末の通販カタログを見て、でも見るだけだという。
今月は、別冊で会員優待リストが付いていました。
ファミレスやら、観光施設やら、物凄い数です。
私は今まで一度も優待を利用したことがありませんでした。
クーポンを切り抜いたり、会員証を提示したりするのが面倒臭いのと、(見栄っ張りな私には)何か値切っているようで・・。
先日の、ある道の駅のカフェで使ってみました。
スマホに入れてある、「デジタル会員証」を見せたら、100円割引になりました。
さて、その別冊ですが、パラパラ見ていると、何と「新宿末廣亭」の木戸銭の割引もありました。
ちょっと特別なチケットを買う形ですが、2000円になるそうです。
JAFも内容の充実を、店や施設でも、集客のため、色々苦労しているんですね。
「大手町アカデミア」というのがあるんですね。
「大手町アカデミア」は、読売新聞東京本社と中央公論新社が共同で実施している教養講座だそうです。
そして、落語界のトップスター、柳家権太楼師匠が「大手町アカデミア」に登場!
【粋とヤボと伝統と〜落語家・権太楼の了見】という講座が開かれるそうです。
芸歴48年、落語界の重鎮が語る「粋とヤボと伝統」とは。
春風亭一之輔、桃月庵白酒ら「落語会のチケットが取れない人気者」が次々と現れ、「深夜寄席」「成金」などの若手二ツ目公演に落語初心者が殺到。
ここ数年の落語ブームはとどまるところを知りません。
落語を中心とする大衆演芸は「古くて新しい現代のエンターテインメント」として定着しつつあります。
満員御礼の落語会や寄席興行の中核として、名作、大ネタ、爆笑物など様々な演目を演じ続ける柳家権太楼さんは今年で芸歴48年、誰もが認める落語界のトップランナーです。
戦後の落語ブームが終わり、寄席が低迷していた1970年に落語の世界に飛び込んだ権太楼さん。
その卓越した笑いのセンスと愛嬌あいきょうのあるキャラクターでたちまち頭角を現しました。
そして師匠である五代目小さんや古今亭志ん朝ら、名人の下で芸を磨きながら、長年にわたって「寄席に客を呼び返そう」と渾身こんしんの高座を続けてきました。
その姿勢は紫綬褒章、芸術選奨文部科学大臣賞など数々の賞に輝き、落語界の重鎮となった今も変わることはありません。
本講座の前半では、権太楼さんの波乱の半生をたどります。
また、懐かしい名人たちの素顔や古今東西の芸論芸談などにも触れながら、400年以上の歴史を持つ伝統芸・落語の世界を巡ります。
粋とヤボと、江戸っ子や昔ながらの東京人の了見。
伝統の世界にある文化と知恵の中には平成の終わりを生きる我々現代人にとっても、貴重なヒントが隠れているはずです。
後半は、特別企画として特設高座での実演を行います。
「権太楼十八番」の中からとっておきの爆笑落語を披露、権太楼一家の大黒柱で大工の棟梁とうりょうの娘だった母親・静子さんの抱腹絶倒の秘蔵映像もお楽しみいただきます。
・・・思わず、申し込んでしまいました。
・・・5400円・・・。
悪いことは出来ません。
自転車で小学2年の男児をひき逃げして重傷を負わせたとして、過失傷害と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の疑いで、20歳の大学生が逮捕されました。
容疑者は「バイトに行く途中で急いでいた」と話し、容疑を認めているそうです。
コンビニの駐車場近くの歩道で、コンビニから出てきた近くに住む小学2年の男児と出合い頭に衝突、自転車ではねて左足の骨を折るなどの重傷を負わせて逃走。
現場近くの複数の監視カメラや目撃情報などから容疑者が浮上。
・・・偉い官僚の皆さん、悪いことは出来ませんよ。
どこからか、必ず見られていますから。
「綺麗だ 綺麗だ 綺麗だ 綺麗だ
目を見て言うよ 綺麗だ
好きになりそうだ 目を見て言うよ」・・・。♪
これは、「週刊新潮」(4月19日号)に掲載された、女性記者が事務次官から受けたと
される「セクハラ発言」の一部だそうで。
これでも「セクハラ発言ではない」と強弁するバカがいます。
言われた側の感情などは分からんないんですね。
ところが、この部分について、早くもSNSでは、「作詞の才能がある」といった声が上がっていると聞くと、もう笑ってしまうと言うのか、完全に舐められて、相手にされていないことが分かります。
「作詞の才能があったとは恐れ入った」
「純愛っぽい失恋ソング感がすごい」
「ここまでストレートに自分の気持ちを口に出せるの逆にすごいわ」
「素敵やん!」
「作詞家の才能ありますね」
・・・いやはや、ブラックジョークですね。
阿久悠先生の向こうを張って、灰汁爺(悪辞意)先生ですか。
”天下ぁ取ぉる、天下ぁ取ぉる、トンテンカン、トンテンカン・・・キシュー(紀州)ゥ~!”
落語では、見事に天下を取った紀州のお殿様も真っ青!
和歌山城の天守閣が、震度6強から7の揺れで倒壊する恐れがあるそうです。
徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城で、城跡は国の史跡に指定されています。
地震のような奇襲(紀州)に弱いんですね。
和歌山城は、天正13(1585)年に紀州を平定した豊臣秀吉が弟の秀長に築城させたのが始まり。
その築城を担当したのが、築城の名人藤堂高虎。
まず、秀長の城代として桑山重晴が入り、慶長5(1600)年には、関ヶ原の戦いで功をたてた浅野幸長が入城。
そして、元和5(1619)年には徳川家康の第10男頼宣(よりのぶ)が入城し、紀州55万5千石の城となり、以来、水戸・尾張と並び、徳川御三家のひとつとして、長い歴史を刻んできた。
石垣には、紀州特産の青石(緑泥片岩)が多く使われ、天守閣に登れば、和歌山市街が見渡せ、紀ノ川がゆったり流れているのがよくわかる。
天守閣は太平洋戦争中の空襲で焼失し、昭和33(1958)年に鉄筋コンクリートを使い再建。
再建からちょうど60年となるのを前に耐震診断を行ったところ、震度6強から震度7の大地震が起きた場合に、「大天守」や「二の門櫓」が倒壊する恐れがあることがわかったそうです。
和歌山城は、鉄筋コンクリートのビルなんですね。
確かに、築60年ともなると、堅牢なビルもかなり弱って来ますし、昔の耐震基準で建てられているようですから・・・。
そう言えば、新宿の紀伊国屋書店のビルも、大地震で倒壊する危険性が高いそうです。
紀の国にならぬ危の国にならないように・・・。
和歌山市では、当面入場制限は行わず、緊急時の避難経路を掲示するなどして対応し、今後、木造に建て替えることも視野に検討していくそうです。
落研の大先輩の但馬家四分椿師匠から、「算段の平兵衛」の速記をいただきました。
桂文珍師匠の口演を収録したもののようです。
「算段の平兵衛」は、上方落語です。
やり手がなく滅んでいた噺を、昭和の戦後に三代目桂米朝が先人から断片的に聞き集め、復刻した大ネタ。
くすぐりが非常に少なく、なおかつ人の死体やエゴに満ちた登場人物を陰惨に感じさせずに描写する必要があり、演者にとっては技量が試される。
三代目米朝は「悪が栄えるという内容なので、後味が悪くならないように演じるのが難しい。平兵衛をどこか憎めない男とか、共感するようなところあるように描かないと落語として成り立たない」と論じている。
四分椿師匠から、「乱志さん、よかったら、この噺をやってもらえないか」と言われました。
「別に、急がないから、良かったら・・・。」ということで。
知らない噺だったのですが、「それじゃあ、音源や資料を集めてみます」と答えました。
昨日、四分椿師匠が、この噺の速記のコピーを持って来てくださったという訳です。
とある村の年老いた庄屋は村の中でひそかに、お花という妾を囲っていたが、悋気持ちの自身の妻(以下、婆)に知れてしまった。
庄屋は「お花を村から追い出すのは忍びない」と思い、通称「算段の平兵衛」と呼ばれる、就農せずに人間関係や金銭問題の仲裁を専業としている村の男にお花を嫁がせることに決める。
平兵衛は庄屋がお花に支払った手切れ金をたちまち遊興に使い果たし、お花の着物も道具も勝手に質に持ち出すに至って、夫婦そろって生活に行き詰まる。
平兵衛はお花に「美人局をやれ」とけしかける。
なけなしの金で酒を用意し、お花が色仕掛けで庄屋を誘惑して夫婦の家に呼び込み、酔った庄屋がお花に迫った瞬間に、身をひそめた平兵衛が捕まえ、金をゆすろうという計画だ。
平兵衛のたくらみは首尾よく成功するが、平兵衛が殴った途端に庄屋は死んでしまう。
夫婦そろって驚き慌てるが、平兵衛は一計を案じる。
夜になり、平兵衛は庄屋の死体を、庄屋の家の前まで運び、庄屋の声色を使って家の中の婆に「今、平兵衛のところから戻った」と告げた。
婆は「お花のもとへ通っていて帰宅が遅くなったのだろう」となじり、戸を開けない。
平兵衛は狼狽したふりをし「庄屋が締め出されて謝ってる、てな恥ィさらされん。村の衆に見られたら、首吊って死ななしょうがない」と言うと、婆は「甲斐性があるなら、首でも何でも吊れ!」と言い放つ。
「よう、そのひと言を言うてくれた」
平兵衛は、庄屋が身に着けている帯をそばの木の枝にくくり、そこに庄屋の死体を吊るして帰宅した。
しばらくして外の様子を見た婆は仰天する。
「首吊りは変死じゃ、村の庄屋がお上の詮議を受けるようなことになれば家の恥・村の恥……。算段の平兵衛に相談せな」平兵衛の家に駈け込んだ婆は、平兵衛に25両を払い、問題のもみ消しを依頼する。
折りしも、隣村は月明かりの下で盆踊りの練習をしている最中だった。
平兵衛は死体に浴衣を着せ、自分も浴衣に着替え、頬被りでそれぞれの顔を隠して、死体を背負って隣村へ向かう(このとき、下座から「堀江盆踊り唄」が流れる)。
平兵衛は死体を抱えたまま踊りの輪の中にまぎれ込み、死体の冷たい手で隣村の男たちの顔をなで回す。
行事を冒涜されたと感じて激高した隣村の男たちは、暗くてよくわからないままに死体の手をつかみ、一斉に殴りかかる。
死体をすかさず放り出した平兵衛は夜陰にまぎれて姿を消す。
男たちがぐったりしている人間の顔を確認すると、隣村の庄屋であり、すでに死んでいたため、「殴り殺してしまった」と勘違いし、「算段の平兵衛に相談せな」と、25両を持って平兵衛の家に駈け込む。
「明るみに出れば、ふたつの村がかたき同士になる。どうか丸い話に……」
平兵衛は「これからわしが庄屋の家に行って、『庄屋を捜しに行こう』という名目で婆を崖下へ連れ出す。お前らは崖の上まで死体を運んで酒盛りをしている振りをし、わしが提灯で合図をしたら、庄屋が誤って落ちたように装って崖から死体を落とせ」と提案する。
その一方、婆に対しては「隣村の男を25両で買収し、もみ消す話をつけてきた」と吹き込んで連れ出し、庄屋の死体が崖から滑り落ちる様子を見せる。
こうすれば、婆や隣村の男たちがすでに庄屋の死を知っていることを、お互いに関知しなくなり、川向うの薮医者が検死の結果事故死と診断するので、下手人は出ず、死んだ庄屋も面目が立ち、婆と隣村の男たちは、お互いに「自分たちが庄屋を殺した」と思っているので口止めがきき、そして、平兵衛にとっては双方から金をもらったことおよび、平兵衛こそが庄屋殺しであること自体を誰にも気付かれないという「算段」であった。
その後、平兵衛の近所に住む盲目の按摩師・徳の市が「最近金回りがよいようで……。ちょっとしのがせてもらえんか」と、くり返し平兵衛をゆすり始める。
誰もが恐れる平兵衛を金づるにする徳の市に対し、村人たちは疑問に思う。
「平兵衛の痛いとこ握ってるか知らんけども、こんなことしてたら、終いにはどえらい目に遭いよるで」
「昔から言うやないか、『盲ヘエベエに怖じず』」(「盲蛇に怖じず」の地口)
・・・という、まぁ、物凄い内容です。
また、ほとんどの場合、サゲまで演じられず、徳の市が登場する直前で「この辺で失礼をいたします」と噺を打ち切る演じ方が一般的なようです。
サゲの元となる「盲蛇に怖じず(=物事を知らぬ者は、その恐ろしさもわからない、というたとえ)」が近年ほとんど使われなくなっていて多くの聴衆に理解されない可能性が高いうえ、放送問題用語を含んでおり、さらに「取って付けたような頼りないサゲであり、しかも語呂が良いとも言いにくい」(三代目米朝談)ため。
文珍師匠は、庄屋の細君と隣村連中ら見事50両を手に入れた翌朝、お花が平兵衛を裏切って50両全てを懐に入れると書置きを残して姿をくらましてしまう。
書置きを読んで事態に気づいた平兵衛に「誰か算段してくれるものはおらんやろか」と言わせてサゲています。。
◇桂米朝師匠の「算段の平兵衛」
https://www.youtube.com/watch?v=JGRznn8u7x4
◇桂文珍師匠の「算段の平兵衛」
https://www.youtube.com/watch?v=lE_lS70yzCc
・・・さぁ、どうしましょうか。
暫く、温めて行きたいと思います。
セクハラで「退場」を命じられた財務省の事務次官。
前にも言いましたが、この病気は治りませんから、天下りは厳禁だと思います。
不幸な人を増やすだけですから。
ただ、テレビCMの口があるかもしれません。
「禁煙パイポ」のコマーシャルには適役だと思います。
今から30年以上前に大ヒットしたCMです。
「私はこれで煙草を止めました」
「私もこれで煙草を止めました」
「私はこれで会社を辞めました」
・・・ぴったりです。
この、小指を立てている人、当時、公募で選ばれた公務員だったそうです。
役所に無断で出演したが、CMがヒットしたおかげでばれましたが、ノーギャラだったので、お咎めはなかったということです。
それか、「水戸黄門」で「(悪次官)そちも悪よのぉ」と言われる役。
「怪談乳房榎」のパロディの「改竄乳房エロ木」だとか、「真景累ヶ淵」のパロディの「忖度霞ヶ関」の”さわり”を説明するなんてのもいいじゃないですか。
・・・しかし、この小指を立てるというのも、現代では問題かもしれませんね。
それにしても、この期に及んでも否定している姿は、完全に感覚がずれていて滑稽ですらあります。
とりあえず、テレビ朝日の女性記者の告発がありましたが、さらに黄門様の厳しい裁きが下ることは間違いないでしょう。
何と言っても、「Me Too(水戸)」ってね。
昨日、大阪出張からの帰り、途中駅から幼児2人を連れた母親が乗って来ました。
私が座っていた席の3つぐらい前の席に座りました。
子どものこと、大きな声を出したりして、母親がその都度「シーッ、静かに!」と言っていました。
私は、「あぁ、賑やかだなぁ」と思いつつも、その前から、自分の稽古をスマホに録音してあるので、ずっと聴いていました。
「人情八百屋」「五百羅漢」「不孝者」「おせつ徳三郎」「火事息子」「試し酒」「長短」・・・。
今朝、こんな一文を見つけました。
「子供の泣き声に耳栓されて心が折れた」――。
幼い子供をもつ母親が書いたこんなタイトルのブログが、インターネット上で大きな注目を集めている。
この母親はブログで、自分の子供が新幹線の車中で泣き出した直後に、隣の乗客が耳栓を付けたことにショックを受けたと告白。
「何故かものすごく悲しくて涙が出そうだった」と、当時の複雑な心境を赤裸々に振り返っている。
話題のブログは2018年4月16日、匿名で記事を投稿できるサイト「はてな匿名ダイアリー」に掲載された。
投稿者は幼い子供をもつ母親で、子連れで新幹線に乗った際に体験した出来事を次のように報告している。
新幹線が発車してから20分ほど経った頃、連れていた子供が泣き始めた。
そこで母親は我が子をあやしつつも、隣に座っていた乗客の女性に謝ろうとした。
しかし、隣の女性は子供が泣き出した直後、「無表情のままノートパソコンを閉じて耳栓をとりだした」という。
母親が声をかける間もないまま、女性は「こちらに目もくれずに耳栓をして寝る姿勢をとった」。
こうした隣の乗客の行動について、ブログでは「なんだかそれが、すごくショックだった」と振り返っている。
この母親は、隣の女性の行動について「文句を言われたわけでもないし、舌打ちもないし、嫌な顔さえされてない」と説明。このように、隣に座っていた女性が「悪くない」ことは理解しているとしつつも、「何もなかった。その我関せずの態度が、何故かものすごく悲しくて涙が出そうだった」との複雑な思いを訴えた。
なお、母親は子供が泣き出してすぐに新幹線のデッキに移動し、そこで子供をあやしていたという。
「ニコッと笑ってくれるだけで良かった」
さらにブログで母親は、「じゃあどうしてもらいたかったんだって、自分で考えてみた」とも報告。
隣の女性に取って欲しかった行動について、「『大丈夫ですよ』とか、あるいはニコッと笑ってくれるだけで良かったんだと思う。あの人にとっては、私も子供も『無』だった。私はいいけど、私の大切な子供も無、なんだ......と思って悲しくなったんだと思う」としていた。
なおブログの末尾には、「自分が悪いっていうか彼女は悪くない。っていうかわたしがメンタルヤバいってのは自覚があります。すみません」と自嘲気味な一文もあった。
このように、幼い子供をもつ母親の複雑な心境をストレートに伝えたブログは、ネット上で大きな注目を集めることに。
記事のコメント欄やツイッターを見ると、
「あんたのお気持ちのために大丈夫じゃないのに大丈夫なふりしろってか」
「嫌な顔ひとつせず耳栓して眠りについた隣客に何一つ落ち度はないと思う」
「うるさいとか言われた訳でもないのに、ショック受けることあるか?」
と母親の主張に否定的な声が目立つ。
ただ一方で、
「子育てって本当に大変なんだなぁ...」
「責められてる気持ちになっちゃうんだよ」
と共感するような意見も出ていた。
投稿者は反省「私が図々しかった」
こうした反響を受け、投稿者の母親は17日に改めてブログを投稿。
「一晩経ってだいぶ冷静になった」として、「耳栓をして耐えてくれた女性には今感謝しかないです。私が図々しかった」と反省の思いをつづっている。
その上で、母親は「(隣席の)彼女は丁寧なメイクとかツヤツヤの髪とか、ブランド物のハイヒール。一方のわたしはよれよれのパーカーにすっぴんボサボサまとめ髪で、完全におばさんだった。半分はやっかみだったのかも」ともポツリ。
その上で、「コメントは全部読ませてもらいました。感情的な日記に反応してくれてありがとう。耳栓してくれた女性、配慮ありがとうございました」としていた。
・・・人の気持ちと言うのは、その時その時で揺れるもので、悲しく思ったことも分かる気はします。
しかし、耳栓をした人は、細かいことを言ったら却って気を遣わせると思ったかもしれないし、そもそも耳栓を持っていたと言うことは、彼女にはそれがルーティンだったのかもしれません。
隣のことは、ほとんど何も気にしないでいたのかもしれません。
だから、あまり責められない気もするし、さりとて母親の揺れる気持ちも分かる気がします。
今の時代、お互いに割り切ることかもしれません。
田舎の人や、高齢者や、落語は、いちいちお節介ですが。
娘や息子たちが、子どもを連れて帰省や旅行をする時に、特に、飛行機の中で、ずっと泣き続けていたこともあったようです。
そんな時、親としてはいたたまれない。
しかし、子どものことゆえ、どうにもならない。
正直言って、周りはうるさいと思う。
だから、心の中で「うるさいなぁ」と思いながらも、我慢してあげることだと思います。
尤も、最近の親は、子どもを注意することもなく、自分たちも子どものように騒いでいることがありますが、これは・・・。
歌を聴くことも少なくなりました。
歌を覚えることもしなくなりました。
カラオケにも行かなくなりました。
独りぼっちの寂しいオジサンです。
私の一番新しく覚えた曲は「365日の紙飛行機」かな?
基本的には、どうしても演歌になるんですが。
最近、何気なくラジオを聴いていて、耳に飛び込んで来た演歌が2曲あります。
島津亜矢の「道」と、山下恵介の「さらせ冬の嵐」です。
女性(歌手)が歌う男(の)歌と、男性(歌手)が歌う女(の)歌です。
珍しく、ユーチューブなどで検索してみました。
どちらもまだCDが発売されて間がないので、本人歌唱のものはなく、カバーされているものばかり。
あるいはカラオケ。
カラオケに行く機会はありませんが、この2曲、覚えておこうかな。
演歌も、究極のワンパターン・マンネリの音楽だと思いますが、落語と同様、それがいいという部分があります。
歌を覚えるのもいいですが、落語を覚えなくては・・・。
例の財務省の事務次官、テレビ朝日が女性記者のセクハラ被害を公表したことに対して、「全体をみればセクハラに該当しないことは分かるはずだ」と述べ、改めて自らのセクハラ疑惑を否定したそうです。
やはり、全く分かっていないことが分かりました。
改めて、呆れてしまいました。
「セクハラ」とは、英語のセクシュアル・ハラスメントの略で、性的ないやがらせをすること。
セクハラには、性的な仕方で体に触るなどの身体的な接触による嫌がらせもあれば、言葉によるものも含まれる。
言葉によるセクハラの場合、みだらな誘いをしたり、みだらな誘いを受けないと今後の仕事に支障が出る、などの脅し文句が含まれることもある。
また、言葉によるセクハラには、容姿について本人が望まないことを言ったり、ほのめかしたりすることも含まれる。
さらに、行為者にはセクハラの自覚がなかったとしても、被害者の受け取り方が重視されるため セクハラと判断されることも多い。
「意に反する性的言動」が対象。
具体的には、被害者が不快に思うような性的言動が行われ、それを拒否したことで被害者に不利益が生じたり、環境が悪化したりすることを「セクハラ」と定義している。
・・・本人はそんなつもりではなかったとしても、優越的な地位にあって、女性の人権や尊厳を傷つけていたら、セクハラになる。
だから、言動そのものを否定する以外に、本人がセクハラに該当するか否かを判断する立場にはないのです。
これって、今や、どこの企業でも当たり前のことなのに、霞ヶ関の住人はまだ分からないようです。
それから、昭和生まれのオジサンたちも、十分に注意しましょう。
昨日の夕方、地下鉄南北線がストップ?
・・・と言っても、東京ではなく仙台の地下鉄のこと。
杜の都の大動脈、仙台市地下鉄南北線の送電が停止して全線で運転停止。
帰宅ラッシュと重なった中心部の各駅はサラリーマンや学生でごった返し、いら立ちと困惑の表情が広がった。
ターミナル駅のバスとタクシー乗り場は行列ができて大混雑。
待ちくたびれて途中駅まで歩く姿もあった。
地下鉄仙台駅の改札前には運休を知らせるホワイトボードが設置され、家族と連絡を取る利用客で混雑した。
電気を供給するケーブルの一部が焼けて全区間の送電が止まり、全線で列車の運転がストップ。
午後11時30分ごろに運行を再開したが、帰宅ラッシュを直撃し、約7万25000人に影響した。
火災現場は八乙女駅の南東約220メートルで、黒松トンネル付近の地上区間。
ケーブル内の電線が44センチ、絶縁管が2センチ焼損。
ケーブルの焼損部分は開業当時の約30年前に設置。
電線の劣化が出火原因とみられる。
架線トラブルが原因の運休は開業以来初めて。
ケーブルは八乙女変電所から南行き架線に接続し、1500ボルトの電気を供給。
火災で八乙女を含む全4ヶ所の変電所で安全装置が作動し、全線の送電が止まった。
・・・仙台の地下鉄も、開業して30年にもなるんですね。
「往生際」や「目くそ鼻くそ」のことを言っていたら、麻生財務大臣が記者団に対して「福田淳一財務事務次官から辞職の申し出があり、認めた」とコメントしたそうです。
この期に及んでも、本人からではなくて、保護者が言う・・・。
まったくもう、子どもみたいですね。
ああ言えばこう言うを承知で言わせてもらうと、「あれっ?昨日はセクハラ疑惑を全面的に否定していたんじゃありませんか?」
「やましくないのなら、何も辞めることないのに。」
まぁ、この人の"病気"は死んでも治らないと思いますから、今後の天下りも厳禁して欲しいですね。
同日に、県知事と事務次官という、社会の模範たるべき立場の人が、ともに女性問題で退場を命ぜられることになりました。
自業自得ですね。
なぞかけやってみました。
「知事と事務次官の辞任」 とかけて
「フィットネスの予約を忘れた」と解く
その心は「事務次官(ジム時間)を知事(知り)ませんでした」
あぁぁ、我が世代のトップ(真田じゃなくて福田ですが)も薩摩へ落ちた・・・。
今日は、娘の長男(天使①)の満4歳の誕生日です。
前年に父が亡くなって、その生まれ変わりのように授かった初孫。
明るい性格なのが何よりです。
この間、13日に満1歳の誕生日だった弟(天使③)と一緒にお祝いしました。
援助交際がばれた県知事とセクハラ発言の事務次官。
「目くそ鼻くそ」というのは、こういう時に使うものなんだと、改めて知りました。
もともとは「目くそ鼻くそを笑う」といいます。
「目くそ」が「鼻くそ」を指して「うわ、お前って汚いなぁ!」と笑うように、自分自身の愚かさや矮小さ、欠点などに気づかないまま、他人をあざ笑うことです。
また、「目くそ」も「鼻くそ」も、その持ち主?から見れば、どちらも同じ程度に、必要のない、ないほうがいい存在です。
どちらもどちらというニュアンスもあります。
どちらも人の上に立つ公人として、甚だしくけしからん東大OBであることには変わりはありませんが、一匹狼的で敵の多そうな知事の方が、取り敢えず組織に守られている次官に比べて、いくらか正しく空気を読んでいるようで、週刊誌が発売される前に敵前逃亡を決めました。
ところで、「往生際が悪い」というのは、窮地に追いやられて負けを認めざるを得なくなった局面においてもなお態度や振る舞いに潔さがなく、 未練を持ってぐずぐずしていたり悪あがきをしていたりする財務省や事務次官のことですよね。
「あんたはね、1歳の頃にはしかに罹って大変だったよ」なんて、昔、母から聞いていた気がします。
すっかり記憶の片隅に行っていましたが、最近、はしかが流行っているそうです。
沖縄県名護市内の中学校で男子生徒が麻疹(はしか)に感染・発症して学級閉鎖になり、名古屋市では、3月下旬から4月上旬に沖縄を家族で旅行した人の感染が確認されたそうです。
麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症。
感染力が極めて強く、死亡することもある。
空気感染、飛沫感染、接触感染、いずれの方法によっても感染し、好発年齢は1歳代が最も多く、次いで6?11カ月、2歳の順。
近年、成人麻疹の増加が問題となっており、10?20代での発症が多く報告されている。
・・・最近、疱瘡や結核など、一度は撃退出来ていた病気が復活している場合もあるようで、ウィルスなどとの闘いは、なかなか終わることはないようです。
久しぶりに、なぞかけをやってみました。
「麻疹に罹った人」とかけて
「バクチ打ち」と解く
その心は「一か八か(はしか)で明暗が分かれます」
車に乗っていると、色々なトラブルに出会います。
JAFによると、どんなトラブルが多いのか・・・。
“車のトラブル”と聞くと真っ先に事故を思い浮かべますが、実は思った以上に“うっかりトラブル”が多いようです。
平成28年度のJAFのロードサービス救援依頼ランキング。
・・・私も、2月にやってしまいましたが、スモールライトの消し忘れで、バッテリーが上がってしまいました。
最近の車は性能も品質も良くなっているので、所謂故障というのは少ない気がします。
多くが、ドライバーのミスやメンテナンス不良・・・。
私の愛車も、まもなく新車時から9年、走行距離10万キロになろうとしていますが、フォグランプとストップランプの球切れ以外は、故障や不都合は一度もありません。
それだけに、先日のバッテリーの過放電がショックで、最近では、駐車場に行ってロックの解除を遠隔で行う時に、しっかり反応するか・・毎回ドキドキしています。
そういえば、この愛車、納車された直後に、窓を開けたままにしていた所に雨が降って来て、マンションの管理人さんが教えてくれたので事なきを得たことがありました。
それから、サンルーフを開けたままにしないように気を遣います。
そのうちに、AIが車にも導入されると、ライトの消し忘れやドアやウインドウの閉め忘れなど、AIが対応してくれるのでしょう。
最近、テレビでも告知されるようになりました。
異常破裂の恐れがあるタカタ製の欠陥エアバッグを搭載しているとしてリコール(回収・無償修理)対象となった車両のうち、未改修の車が全国で約246万台に上っている。
国土交通省は5月から、このうち年式が古いものなど約94万台の車検を通さないことを決め、早めの改修を呼びかけている。
タカタ製エアバッグを巡っては、ガス発生装置が異常破裂して金属片が飛散するトラブルが2004年以降、世界各地で続発。
国交省によると、死者は世界で少なくとも20人に上り、国内でも8件の事故で2人が負傷した。
国内の自動車メーカー各社はリコールを繰り返し、今月4日までの届け出台数は過去最
多の1981万台に達した。
ただ、2月末時点の改修率は87・1%にとどまり、未改修は約246万台。
このため同省は5月から、年式が古いなどの理由で危険性が高いと判断した未改修車に
ついて、車検を通さない措置を始める。
該当はメーカー9社の計97車種で、計約94万台とみられる。
同省はチラシ約30万枚の配布を始めており、担当者は「これ以上の被害が出ないよう、周知を急ぎたい」と話す。
・・・大変なことです。
命に直結することですから、しっかりリコールしておかないと。
それにしても、技術力で売る日本企業が、しかも対応も悪くて、残念な結果になってしまいました。
タカタは倒産しました。
ソニーの「来福」レーベルで、朝日名人会のプロデュースをされている京須偕充さんの「落語みちの駅」から。
3月17日14時から第177回朝日名人会。
まずは二ツ目・柳家わさびさんで「佐々木政談」。
高座をおりてきた演者に思わず言ってしまいました。
「ありがとう」。
付け加えて「(朝日名人会18年で)いちばんウケた『佐々木政談』だった」。
この噺は“ほどのよさ”ゆえにそこそこ口演されていますが、派手でも突飛でもなく感動的でもありませんから、野心派の若手はあまり大事に考えてはいないようです。
今回の口演は当方からの持ちかけではなく、わさびさんの側からの言い出しでした。
朝日名人会でも過去にベテランから二ツ目まで数席の口演がありましたが、せいぜい穏
やかな佳演という相場にとどまっていました。
今回のわさび口演は、はっきりウケたのです。
べつに変わったアプローチをしたとか、大量のギャグを投入して破壊的成功をしたというわけでもないのです。
ただただ幼き主人公・四郎吉を型通りの子ども口調ではなく、いまの、どこにでもいるガキのように自然に、ただし個性的に表現しただけです。
トンチの怪物にしなかったこと。
これが最大の勝因だと思います。
こういうアプローチがあること。
そういう道に挑んでいる若手が健在だということ。
それがうれしくて、思わず「ありがとう」と言ったのでした。
ブーム以降、とかく前のめりの小うるさい高座が増大しているのを目撃するばかりで、中長期的危機の予感を持ち始めている老兵にとってはうれしい日となりました。
(以下略)
私は、この高座を聴いてはいませんが、京須さんのコメントに共鳴します。
プロでも、おこがましいですが素人でも「とかく前のめりの小うるさい高座が増大している」傾向を憂える一人ですから。
「変わったアプローチをする、大量のギャグを投入して破壊的成功をする」やり方が粋に感じないので。
「主人公を型通りの子ども口調ではなく、いまの、どこにでもいるガキのように自然に、ただし個性的に表現」することが素晴らしいと、聴いてはいませんが、そう思います。
そういう意味で、大変申し訳ないけれども、紀伊國屋寄席の「転失気」は、「変わったアプローチをし、大量のギャグを投入して破壊的にし、前のめりの小うるさい高座」だと思いましたから。
チャレンジとして、全否定はしませんが、私は引いてしまいます。
とても、聴かせる「話芸」だとは思えないから。
・・・ではなくて「らくごのブンカ」だそうです。
文化放送が、今日から、落語コンテンツ専門オンデマンド配信サービス「らくごのブンカ」をスタートさせたそうです。
月額500円(税別)定額で落語を聞き放題で利用できるサービスで、同社が定額制サービスを採用するのは初。
各ネタを聞きながら感想を書き込めるコメント機能や、音源の一部を切り取ってSNSで拡散できるシェア機能を搭載し、落語ファン同士のつながりを楽しむことができる。
配信されている演目は柳家喬太郎の「すみれ荘201号」、柳家喜多八「やかんなめ」など全60席。
二つ目落語家による人気ユニット「成金」による高座の音源なども今後追加する予定で、同社の担当取締役・片寄好之氏は「60席というのはもうちょっと増やしていきたい」としており、今後は音源を増やすためのイベントの開催や、音声だけではなく映像の配信も目指していくという。
文化放送は多くの落語家出演番組を放送してきており、有名な名跡の落語家による演目や音源も「権利関係をクリアしていって」流せるように目指すという。
目標としては、今年中に「数千人規模の登録者」を目指すとしており、短期間で爆発的な利益を上げるというよりも、長期的視野に立って息の長いサービスとすることを目指している。
・・・だそうです。
なかなか面白そうではありますね。
こういうたぐいのものは、始めのうちは利用しますが、そのうちに聴かなくなり、料金だけが取られる状態になりそうで。
解約方法が分かりづらい気がします。
一般論ですが。
官僚や議員の次は、県知事の下半身ですか。
もう、何でも、誰でもありですね。
とうとう、緩褌(ゆるふん)列島と化して来ました。
新潟県知事が辞職の意向を固めたことが分かった。
近く発売される「週刊文春」で、自身の女性問題が報じられることが理由とみられる。
出会い系サイト絡みではとの見方が浮上している。
さすがに嘘はつけないと見て、敵前逃亡を企てましたかな?
まだ知事に就任して2年足らず。
こんな下半身の緩いオヤジは、もうどうでも良いのですが、こいつのおかげで、また無駄な選挙を、税金何十億円もかけてやらなくてはいけません。
これって、このバカ知事に損害賠償させたいですねぇ。
この知事、灘高・東大大学院出身、弁護士と医師の資格を持っているそうですが、人間性には欠けているんですね。
言いたくはありませんが、東大ご出身の皆さん、大丈夫ですか?
やはり、徒らに学問を身につけて理屈っぽくなるよりも、人の気持ちの分かる苦労人になった方が、もしかすると国のためなのかもしれませんね。
もっと落語を聴いて、人間性を取り戻しましよう!
昨日の「紀伊國屋寄席」で、春風亭一之輔さんがマクラで「脱走した人には頑張って欲しい。捕まらないで」なんて言うブラックジョークで会場を沸かせていました。
今日で10日目だそうです。
愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から脱走した受刑者はいまだに逃走中。
潜伏しているのは、瀬戸内海に浮かぶ広島県尾道市の向島とみられている。
人口2万2000人のきれいな海に囲まれたのどかな島。
連日、広島、愛媛両県警による捜索が続けられているが、一向に姿を見せない。
盗んだ車の鍵にメモ「お借ります。傷はつけません」・・・、完全に舐められていますね。
そして、捜索を難しくさせているのは、1000軒を超える空き家。
屋内に入るには所有者や管理者の許可が必要。
許可を得てある1軒の中を見せてもらうと、ベッドや蒲団、衣類も残されている。
・・・私の実家もそうですね。
電気もガスも、一通りの家電も寝具も揃っていますから、快適に隠れられますよ。
しかし、さはさりとて、一人の脱走犯に、何日も何千人もが翻弄されている状態は、他の悪人には、とても有効な?情報です。
そもそも、施設の警備体制や危機管理が甘過ぎるし、非常訓練やシミュレーションが出来ていなかったのがバレバレです。
落語的に言えば、戸が開いていたから、そこから外に出て、留守の家にお金や夜具があるから失敬した訳ですよ。
ほんの貧の出来心で、どこかの官僚の確信犯とは全く違います。
ちゃんと断って盗んでいるし、メモに改竄なく本当のことを書いてあるし、自分でやったと認めていますから、官僚よりもずっと立派な気がする。
一之輔さんの「頑張って」という意味の深さが面白い。
噺家は世上のアラで飯を食う訳です。
優秀な日本の警察の股間ではなくて、沽券にかかわりますよ。
大丈夫ですか?
どこかの国の窃盗団が、大挙してやって来るかもしれませんよ。
捕まらないから。
権威の傘の下で、内弁慶を決め込んでいる、政治家や官僚や学者やアスリートに、爪の垢でも煎じて飲ませたい話。
第122回ボストンマラソンで、川内優輝選手が、2時間15分58秒で優勝しました。
日本選手の優勝は1987年の瀬古利彦選手以来31年ぶり8人目で、9度目だそうです。
レースは悪天候の中で行われ、川内は、昨年の覇者ジョフリー・キルイ(ケニア)を40キロ過ぎでかわした。
川内選手は実業団などに属さない「市民ランナー」。
結局、実績や権威をかざして選手に自分たちの成功体験を押し付けるより、自分で目標を設定して、それに向かってひたすら努力する孤高のランナーの方が、しっかり結果を出しています。
こういうのを見るのは、とても痛快ですね。
大谷翔平選手も、今までの常識を破って、「二刀流」に果敢に挑戦しています。
誰もやっていないから、何か言える人もいないから、本人のポテンシャルと強い意志で、大きな成果を出そうとしています。
その自然体が素晴らしいと思います。
1897年に始まったボストンマラソンは、五輪を除いた世界最古の大会ですが、国際陸連が定めたコース条件を満たしていないため、川内選手の記録は公認記録にはならないそうです。
でも、彼にはそんなことは眼中にないと思います。
しかし、この間、優勝した訳でもないのに、1億円の賞金をもらった選手がいましたが、彼にこそあげたいと思います。
ちなみに、このボストンマラソンの優勝賞金は1,600万円ぐらいだそうです。
ゆっくり走っても都バス(飛ばす)の話題。
正式には「都営バス」って言うんですね。
バスに乗る頻度は非常に少ないですが。
東京23区内を中心に、全129系統ある都営バス。
東京都交通局が発表した、2016年度の1日あたり乗車人員トップ5系統を挙げると、次のようになるそうです。
●乗車人員トップ5
1位:「都07」 19,992人
錦糸町駅前~亀戸駅通り~東陽町駅~門前仲町
2位:「王40」 19,840人
池袋駅東口~王子駅前~荒川土手~西新井駅
3位:「都02」 18,985人
大塚駅~春日駅前~蔵前駅前~錦糸町駅
4位:「東22」 16,989人
錦糸町駅~東陽町駅~門前仲町~東京駅丸の内北口
5位:「都01」 15,186人
渋谷駅前~六本木駅前~溜池~新橋駅前
バスに1日2万人近くが乗るというのは凄い!
やはり、鉄道路線を繋ぐルートの利用者が多い感じがします。
昔、「都01」は、よく利用しました。
渋谷駅から溜池まで、あるいは新橋駅から溜池まで。
銀座線の溜池山王駅がなかったので、とても便利でした。
最近は、SUICAなどの電子マネーが使えるようになったし、以前から均一料金で分かりやすいので、路線さえ知れば、意外と便利なのかもしれません。
都バスではありませんが、虎ノ門から東京駅丸の内北口に行ける便もあります。
この番組、まだ続いているんですね。
同年輩のさくらももこさんが、私の実家の隣の街の清水を舞台にしていることもあって、子どもが小さい頃は、日曜日の夕方6時から、その後の「サザエさん」とセットで視聴していました。
不思議な場面があったそうです。
おばあちゃんが2人いる?
まる子の祖父・友蔵と仲の良い中野さんが、自宅の鍵を忘れてしまいさくら家に泊まることに。
夕食時、一同がちゃぶ台を囲んでテレビを見ている場面で、おばあちゃんに「異変」が起きた。
テレビのチャンネルを変えるため、座布団から立ちあがったおばあちゃん。
画面は天井の辺りからお茶の間全体を映すアングルに変わり、おばあちゃんはテレビのすぐ脇まで移動している。
しかし、この場面をよく見ると、友蔵の隣にもおばあちゃんの姿が。
つまり、テレビ脇まで動いたおばあちゃんと、移動前の座ったままのおばあちゃんの2人が、同じ画面に同時に登場していたのだ。
勿論、おばあちゃんが2人いる訳でも、ストーリー上の演出でもなく、単なる作画上のミスだそうですが・・・。
しかし、おじいちゃんもおばあちゃんも元気なんですね。
いつまでも元気でいいなぁ。
サザエさん家もまる子ちゃん家も、今ではもうあんまり見られない家族ですよね。
しかし、私は、田舎でこんなふうに育ちました。
小学校に上がった時は、曾祖母、祖父母、父母、妹の7人家族でしたから。
あぁ、おばあちゃんが2人いました。
今夜は「Ⅰさん」と紀伊國屋寄席です。
お目当ては、雲助師匠の「抜け雀」。
他にも、小さん師匠の「花筏」と、「抜け雀」と同様、私の持ちネタが聴けました。
馬るこさんの「転失気」は、予想どおりぐちゃぐちゃ。
一之輔さんは、「Ⅰさん」が、「二つ目の頃は、松戸でやっていた独演会に行ったよなぁ。あの頃は身近だったけど、随分人気者になったもんだなぁ」と、しみじみ。
「転宅」も、独特のシュールな?くすぐりで、とても受けていました。
今は、こういう笑いが旬なんですね。
日本の大泥棒と言えば、石川五右衛門と相場が決まっていますが・・・。
小学校時代の同級生宅から現金1千万円を盗んだとして、江東区の区立中学3年の女子生徒(14)が逮捕されたそうです。
んっ?
女の子ですか、それなら高橋お伝が真っ青です。
「1月ごろ遊びに行ったとき、2回にわたって札束を盗んだ」と容疑を認めている。
逮捕容疑は1月初旬〜2月27日までの間、同区の友人宅のマンションで、友人の母親が保管する現金1千万円を盗んだと疑い。
この女子生徒は友人宅に日常的に遊びに行っていた。
女子生徒は自室のクローゼット内に、盗んだ現金を隠しており、2月中旬頃から、同じ中学校の同級生約10人に配るなどしていた。
んっ?
盗んだ金を配っていたなら、鼠小僧が真っ青!
冗談はともかく、未成年であれ、盗った者が一番悪いですが、随分太っ腹というか、杜撰というか、盗まれた方も与太郎でした。
・・・それにしても、ある所にはあるものなんですね。
今年のピョンチョン冬季五輪の時に、「羽生が勝って、羽生が負けた」ことがありました。
同じ日に、フィギュアスケートの羽生(はにゅう)選手が金メダルで、将棋の羽生(はぶ)名人が負けたことがありました。
そして、昨日は、2人の比嘉選手が明暗を分けました。
女子ゴルフの比嘉真美子プロが大逆転で4度目のツアー優勝。
一方、プロボクシングの比嘉大吾選手は、減量に失敗してフライ級王座を剥奪され、さらに試合も惨敗してしまいました。
このまま立ち直れないのではと心配になります。
沖縄の県民栄誉賞も辞退したそうです。
ここでは、具志堅用高という、かつてのスーパースターが関わっていますが、自身の成功体験のマネジメントで失敗しました。
・・あぁ、具志堅さんもほぼ同年輩でした。
どうしても、気持ちが収まらないので。
財務省事務次官と言えば、有名大学を優秀な成績で卒業した、ほんの一握りの国家公務員上級職のさらにトップです。
だから、知識や業務能力だけでなく、あらゆる面で一流であって欲しい(一流であるはず)と、誰もが思うはずです。
あぁ、それなのに、その憧れの存在の人が、あろうことか堂々とゲスな人権侵害を繰り返していた。
世の中に悪代官も多けれど、よりによってこんな下品な輩が、官僚のトップとして"君臨"しているとは。
しかも、この間大顰蹙だった嘘つき前国税庁長官も同期だそうで、私のほぼ同年輩なのが悔しい!
輝かしくあるべき同世代のスターがこれでは・・・。
何か勘違いしているんですかねぇ。
世代を代表しているという気概やプライドはないんでしょうか?
ないんでしょうね。
本当に残念です。
そう言えば、先日のレスリングのパワハラ問題で、「スポーツでは起こりうる」「強い選手を育てるにはある程度負荷が必要」というような発言をした協会の重鎮こそ、モスクワ五輪で、出場すればメダルが確実と言われた、柔道の山下とマラソンの瀬古と並ぶ、レスリングの高田でした。
高田選手が、不参加の記者会見で号泣したのが印象的でした。
一流の選手が一流の指導者たりえないとはよく言われますが、時代も大きく変わっているんだから、そんな昔ながらの理不尽な負荷をかけなくても選手が育成出来るような方法を考えるのが、一流の指導者というものでしょう。
完全に、自分は変わろうとしない「天動説」になっているのを見て、本当にがっかりしました。
もう、昭和30年代生まれはダメですね。
いない方がいいかもしれません。
団塊の世代と新人類に囲まれた、悲しい世代なんです。
(野茂やイチローや松坂ではなくて、江川ですからね。)
歴史の時間に、堺市にある「仁徳天皇陵」を「前方後円墳」と習いました。
「前方後円墳」というのは、鍵穴のような形をした古墳です。
前が方形、後ろが円形なのでこの名前が付いたということですが、実は、これが正しくないそうなんです。
正しい見方は、前が円形で後ろが方形だということです。
新幹線の1号車と16号車のどちらが前かとは、ちょっと違うか。
これは、江戸時代の学者の間違った推測が原因だそうです。
学者は、牛車を模して造ったと推測し、「前方後円墳」と命名。
しかし、よく考えてみると、古墳が造られた時代には、そもそも牛車なんてものは存在しません。
そうですよ、川中島の戦いに那須与一が出て来るようなもの。
古墳だけに、学者の評判は、"はかばかしくない"そうで。
しかし、勘違いだと判明した時には、既にこの名前が定着していたため、名前だけそのまま残ってしまったという・・・。
本当なら「前円後方墳」と呼ぶべきなのに。
「ぜんぽうこうえんふん」ではなくて「ぜんえんこうほうふん」・・・。
素朴な話、上下で考えると、やはり上が円で下が方の方が座りが良いですから。
科学では、正しいとされていた説が覆されるのは常ですから。
落語にもこんな古墳が出て来ます。
「私の火じゃ美味しくないでしょ、ふん」・・?
今問題になっている相撲協会ですが、力士のトップである「横綱」には、卓抜した「心・技・体」や「品位」が求められます。
これは、決して数値化できるものではなく、多くの人たちの感性が、長い時間をかけてイメージされて来たものだと思います。
芸事における「名人・上手」と言われる人たちも同様だと思います。
その地位にある(地位を勝ち取った)人、一芸を「名人」と評価された人は、その分野以外においても、品格を求められるものです。
それ故に、さまざまな待遇も破格になっている訳です。
しかるに、最近のこの国の公僕、就中、そのトップたちの情けないこと・・・。
自分の地位を守るために上を向いて仕事をするのも言語道断ですが、セクハラ発言の数々に至っては・・・、もう国辱と言っても良いと思います。
そもそも、セクハラ発言は、場合によっては名誉毀損や侮辱罪にも該当する犯罪です。
財務省の事務次官と言えば、「トップ・オブ・官僚」です。
そのトップ、いわば「名人・上手」が、このていたらく。
こんな下品なやつが、官僚のトップなんですか?
本人は、自分の立ち位置の重たさが自覚できていないのでしょう。
こういう病気(性癖)があるなら、任命した側にも責任がある。
最近、セクハラやパワハラが問題になって、告発される側のオヤジたちは、残念ながらほぼ同世代です。
人権の意識、時代の流れを全く掴むことも出来ず、周りからチヤホヤされるから気もつかず・・・。
外からの常識的な物差しを持った人から指摘(告発)されると、「そんなつもりじゃ・・・」と言い訳。
この次官さま、「更迭」ではなくて、「罷免」「解任」「懲戒免職」でもよろしいのでは?
あるいは、被害者から訴えられることだってあり得る。
事実であれば、著しい人権侵害を犯した訳ですから。
世の中、それぐらい厳しくなっているんですよ。
お〜い、オヤジたち、いつまでも自分達の”常識”は通らないし、もうお前たちの時代じゃないことを、いい加減に悟りなさい。
落語でも聴いて、反省しなさい!
落語にはねぇ、身分の上下は出て来ますが、そんなものを越えて人間の上下は全くありませんよ。
業を肯定して、みんな健気に生きているから。
ブーメランというのは、何も国会だけではないようで。
ちょっと前に、ボクシングの世界タイトルマッチで、外国人のチャンピオンが減量に失敗し、リベンジを目指す日本人元チャンピオンはじめ、憤慨したらことがありました。
しかし、そのリベンジを目指した元チャンピオンは、再戦でも惨敗したのはご愛敬でしたね。
ところが、今度は、日本人チャンピオンが減量に失敗して、チャンピオンの地位を剥奪されました。
絵に書いたようなブーメランです。
減量というのは、「あしたのジョー」の「力石徹」も苦労しました。
程度問題はありますが、選手の健康管理の上からも、激しい減量は禁止するべきだと思います。
外は、予報どおりの激しい風雨。
口内炎が最悪、疲れもピーク。
布団の中で聴きました。
◇「元犬」 八代目春風亭柳枝
こういう噺は、昔の人とは言いながら、この師匠の明るさと分かりやすさがいいですね。
私の「花色木綿」も、柳枝師匠のを参考にしたものです。
亡くなったのが昭和34年ですから、勿論、生で聴くことは出来ませんでしたが。
今日は一日、ボーッとしていようと思います。
霞ヶ関の官公庁や官邸だけでなく、仙台駅でも色々信じられないことが起こっています。
先日は、自らを"敬老"者と言って、高齢を傘に、せこい席取りをした勘違い老人がいたかと思うと、今度は東北新幹線。
仙台駅で東北新幹線の下り列車の運転士が居眠り。
ホームの停車位置を20メートルほど通り過ぎ、非常ブレーキで停車していたことがわかりました。
10両編成の東北新幹線の下り「やまびこ」がホームに入ってきた際、列車のスピードが通常より落ちていないことに気づいた車掌が、非常ブレーキをかけ、決められた停車位置を20メートルほど通り過ぎて停車。
40代の男性運転士は当初、JR東日本の聞き取りに対して、「17両編成の新幹線と勘違いして停車位置を誤った」などと話していましたが、あいまいな点があったため、引き続き確認していたところ、「居眠りをしていた」と話したということです。
運転士の証言から、仙台駅に到着するまでのおよそ4分間、距離にすると、10キロほどの区間で居眠りをしていたと見られ、ホームに入って来た時にも自動的に作動するブレーキだけで減速していたということです。
これ、即懲戒免職でしょう。
客の側もとんでもないのがいますが、乗せる側も酷い💢💢💨
「難読駅名クイズ」なんてのがありまして。
勿論、一つも正しく読めません。
【笑内】の読み方は?
クイズで出すくらいだから、「しょうない」「えうち」じゃないでしょう。
答は「おかしない」なんだそうです。
秋田内陸縦貫鉄道にある駅だそうで。
そんな読み方するなんて、おかしない(おかしくない)ですか?
素直に笑内(わらえない)・・・。
・・・ほかにもありましたよ。
【学文路】で「かむろ」。
か、かむろって言うのは、吉原にいる「禿」じゃないの?
【小前田】で「おまえだ」・・。
これはありですか。
誰だ? おまえだ!
【海山道】で「みやまど」?
「旧中山道」で「いちにちじゅうやまみち」ってのは知ってます。
【和寒】で「わっさむ」。
下手な駄洒落のオヤジギャグは「わっさむ」。
この写真は、秋田内陸縦貫鉄道だそうで、「わぁ、寒っ!」
あぁ、やっぱり「笑内(わらえねぇ)」・・・。
日本の「首都」はどこか?
私は「東京」だと思っていたのですが、 実は法的に「日本の首都」は制定されていないそうで、日本は世界でも珍しい「首都のない国」なんだそうです。
ただ行政機関などが東京都に集中しており、「暫定首都」として東京都が挙げられるということですか・・・。
「東京以外で首都にしたい都道府県」なるアンケートで分かった、東京以外で首都になるなら、どの道府県が一番人気なのか?
・・・やはり、「京都」「大阪」「愛知」「神奈川」あたりは、歴史的に天下人がいた場所ですから、違和感はありません。
個人的に関わりのある「静岡」「宮城」「千葉」が並んでいます。
・・・それでは、こういうランキングでは、ほとんど40位以下が多い「山梨」は?
「名称武田信玄がいたんだぞ」と(未だに昔の人でもってる?)。
あ、ありました、ありました!27位でした。
微妙ではありますが、下はまだかなり多い。
地理的には、ぼぼ日本列島の真ん中あたりなので、その天はアドバンテージかも。
・・・中間を省略して、それでは何処が最下位か・
・・・そうですか、大分県ですか。
首都だから何だ・・・ですが。
先日、妹から「最近、口内炎って言わないね」と言われたばかりだったのに。
今週に入って、口内炎がひどくなりました。
確かに久しぶりです。
患部に塗る軟膏を忘れて来たので、大阪で買いました。
最近は、錠剤や軟膏やパッチタイプなど、種類も多くなりました。
少し前までは、「チョコラBB」と「ケナログ」ぐらいしかありませんでしたから。
どれが一番効くかは、ひどくなってしまえばみな同じです。
軟膏やパッチは患部を覆うので、その間だけ痛みが和らぎます。
パッチは、患部にくっついて剥がれる時に痛かったり、軟膏はドロドロして、他の部分についてしまったり、なかなかこれはという訳にはいきません。。
要は、口内炎にならないようにするしかありませんね・・・。
やれやれ┐(´д`)┌
まぁ、要するに答えに窮してしまっているんでしょう。
とうとう、「全部読んでいるかと言われれば、私も自信がない」。
毛並みの良さを微塵も感じない財務大臣が、衆院予算委員会で、行政文書に関して、「中身を熟読せずに決裁する場合がある」という“ぶっちゃけ”答弁。
「(すべて)読んでいないというのはあり得るかなと思う。読んでいないものにも、はんこを押していることはある」と。
・・・もう、笑ってしまいます。
行政文書の趣旨や内容を正しく理解していて、自身で責任を持つことが出来るなら、読んだか読まないかと言うのは、決裁権限者の裁量かもしれません。
しかし、一旦、決裁印を捺したからには、「読んでいなかった」というのはありません。
百歩譲って、「読解力がなく、誤解した」と言うならあるかもしれませんが、それでも結果として責任は重大だと思います。
一般の企業では、到底許されないことです。
・・・相撲協会も、レスリング協会も、たけし軍団も、多くの官公庁も、みんな同じ低レベルに成り下がりました。
そういえば、某週刊誌が、財務省の事務方のトップ、あのうそつき前理財局長よりも偉い、事務次官が女性記者に セクハラと受け取られる行為を繰り返していたと伝えています。
この副総理兼財務大臣 は、緊張感を持って行動するよう本人に口頭で注意したそうです。
えっ?口頭注意?
一般企業なら、少なくとも迅速に事実関係を詳細に調査して、事実なら、即刻懲戒処分になります。
しかも、国家公務員の文字通りトップの所業についてですよ。
官庁には、こういうガバナンス機能は働かないということですね。
みんな、身内を庇って忖度しちゃうんですね。
何でもかんでも、箸の上げ下ろしまでケチをつけるのも度が過ぎますが、この立場の人は、その疑念が上がるだけでも"クビ"ものだと思います。
関東地方で大仏と言えば、鎌ヶ谷大仏・・ではなくて、やはり鎌倉の大仏でしょう。
「露坐の大仏」として名高い鎌倉の大仏、正式には高徳院のご本尊で「国宝銅造阿弥陀如来坐像」。
像高約11.3m、重量約12.1t を測るこの仏像は、規模こそ奈良東大寺の大仏(盧舎那仏) に及ばぬものの、ほぼ造立当初の像容を保っています。
北条得宗家の正史「吾妻鏡」によれば、その造立が開始されたのは1252( 建長4) 年。
・・・が、最近、東京都内で新しい大仏が誕生したそうです。
東京都日の出町に誕生したその名も「鹿野大仏」。
山の中にあるにもかかわらず、一般公開が始まった初日から早くもにぎわいを見せているそうです。
大仏の高さは12m。
山形県内の鋳物工場で作られた大仏をバラバラにして輸送し、半年かけて組み上げたそうです。
鹿野大仏のほうが高く、鎌倉大仏をしのぐかもしれないと言われているのが顔だそうで、住職によれば、「下から見ると頬が大きく見えてしまう。頬からあごにかけて少し細めに形を整えた」ということで、大仏を見上げたときにすっきりとした顔つきに見えるよう工夫をしたそうです。
・・・信心をしている人はいいかもしれませんが、やたらと大きな仏像というのも、時として気味が悪かったり、怖いと感じたりすることもあります。
牛久大仏なんていうのも馬鹿でかい。
初めて見て驚いたのは、鎌倉大仏にも近い「大船観音」でした。
東海道線に乗っていて、突然、首から上だけの、白くて馬鹿でかい顔が出て来ましたから。
「流れに棹さす」「情けは人のためならず」「話のさわり」・・・。
よく、意味を間違えて理解したり、使ったりすることがあります。
会社のある会議で、家族の弔事のため欠席した本来の責任者の代わりに登壇した人が、冒頭に「私では役不足ですが・・・」と言ってから始めました。
ん?「役不足」?
天邪鬼な私は、すぐに発言が終わってから、本人に指摘しました。
【役不足】[名・形動]
1 俳優などが割り当てられた役に不満を抱くこと。
2 力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。
本人は、「私には重い任務ですが・・」という謙遜のつもりだったのですが、これでは、「私の力量に対して任務が軽すぎる」ということですから。
・・・しかし、聴いていたほとんどの人が違和感を感じていなかったようで・・・。
文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「彼には役不足の仕事だ」というのを、「本人の力量に対して役目が軽すぎること」と「本人の力量に対して役目が重すぎること」の、どちらの意味だと思うかを尋ねた結果です。
○本人の力量に対して役目が軽すぎること
(本来の意味)
平成14年度 平成18年度 平成24年度
27.6% 40.3% 41.6%
●本人の力量に対して役目が重すぎること
62.8% 50.3% 51.0%
「役」が「不足」しているのであるから、それを演じる人の力量に比べて「役」のほうが十分でないこと、つまり役目のほうが軽すぎることをいう。
しばしば「力不足」と混乱して「会長なんて私には役不足です」と使われることがあるが、反対の意味になってしまい、誤用になる。
◇流れに棹さす
流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進む
◇情けは人のためならず
人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる
◇話のさわり
広く芸能で、中心となる見どころ・聞きどころ
また、話や文章などで最も感動的、印象的な部分
・・・いやはや、日本語は難しい。
大阪出張の途中に眺める富士山は、今日は爆睡していたため、撮ることが出来ませんでした。
気がつくと、ちょうど浜松駅を通過するところでした。
しかし、もしかすると霞んで見えなかったかもしれない。
ここのところお疲れのようで、口内炎が出来て・・痛い。
今日は暑くなりそうです。
ジグザグ・・・。
ジグザグ(英/仏:zigzag)は、Z字状に直線が何度も折れ曲がっている物や形態のこと。
フランス語で「鋸の刃(歯)」を意味する語が由来である。類似語としてはぎざぎざがある。
日本語では、稲妻の形に例えて稲妻形(いなづまがた)と呼ぶ。
朝、駅へ向かう道。
市役所前の坂を下りて、駅の東口に行く途中には、こんな通りがあります。
確か「戸定邸」に繋がる「戸定通り」言ったはず。
NHKの大河ドラマで、徳川慶喜が出て来た時、弟の昭武の居宅として紹介されました。
センターラインのない一方通行路ですが、路側線をわざわざジグザグにして、スピードが出せないようにしてあります。
松戸宿は江戸時代には江戸と水戸を結ぶ水戸街道の宿場町であり、戸定邸そばの松戸神社には水戸藩2代藩主徳川光圀ゆかりの銀杏の樹があるなど、古くから水戸藩とつながりの深い土地であった。「戸定邸」は、1884(明治17)年に完成し、徳川昭武の生活の場として使われた。
明治30年代に実兄である元将軍徳川慶喜が何度か訪れ、昭武とともに趣味の写真撮影などを楽しんだ。
多くの皇族が長期に滞在するなど、由緒のある屋敷として知られた。
1892(明治25)年、昭武の子の武定が特旨によって子爵を授けられると、以後は松戸徳川家の本邸となった。
・・・今は昔。
今日は、これから大阪出張です。
驚きました。
直前に大雨が降った訳でもないのに、地震が起こった訳でもないのに、突然、家の裏山が崩落するなんて。
大分県中津市耶馬渓町で、昨日の未明に起きた土砂崩れ。
6人が不明となり、ガレキの下から男性1人が心肺停止の状態で見つかり、その後に死亡・・・。
田舎に行けば、山と川との間に集落が点在する景色は、日本中どこでも見られます。
平和で穏やかな場所が、突然こんなになるなんて。
私の実家でも、家の前に小さな川があり、周囲は山に囲まれていますから、台風や地震で、前や後ろの山が崩落したり、川が増水したり、崩落した土砂が川の流れを止めたりしたら・・・、もうひとたまりもありません。
今までは起こらなかった・・というのは、幻想に過ぎません。
「近頃の若い者は・・」ではなくて「近頃の年寄りは・・」という、しかも仙台で起きたこと。
JR東北本線で、電車の中の座席の上に老人クラブのグループ名で「席をお譲り下さい」との置き紙。
花見に行く予定のグループの一行が、乗車駅の手前の駅から席を確保するのが狙い。
さすがに、批判が集中したようで、このグループが所属する仙台市老人クラブ連合会は、ホームページ上で謝罪文を掲載。
「次の駅から、敬老者が16名乗車します」と、グループのメンバー1人が電車内に置き紙をした。
おいおい、そもそも「敬老者」って何さ?
敬老とは、老人を敬うという意味で、老人が自分で使う言葉じゃないでしょう。
ここからしておかしい。
置き紙は、座席の座部に載せてあり、A4判ぐらいの白い紙に大きな字で印刷されていた。
前の駅で乗ったグループのメンバーが座席に貼り付け、「場所取り」をしたということ?
花見の場所だけでなく、行く途中でも場所取りをした訳ですね。
最後に「伊達なクラブ」という仙台市老人クラブ連合会の別称、その中のグループ名が書かれていた。
「伊達」?
仙台だからって伊達?
そういう意味ではありませんよ。
1.侠気を見せること。そのために意気込むこと。そのさま。
2.人目にふれるような派手な行動をすること。
派手なふるまいなどで外見を飾ること。そのさま。
3.好みが粋であるさま。
まぁ、それはともかく、全くもって伊達な行為ではありませんね。
メンバーらが乗ったのは、4月9日午前9時台の電車。
60代のメンバー1人が仙台駅で乗って、16座席に置き紙をした。
次の長町駅でほかのメンバーが乗り、お花見をするため大河原駅で降りた。
このメンバーは、ほかのメンバーに80代ぐらいの高齢な人が多いため、気を使って席を確保したのではないか。
ほかのメンバーは、置き紙をすることは知らなかった。
これもまた、今流行りの「忖度」ですか・・。
一方、批判が集中したSNS上の投稿によると、電車の中は当時、大河原町の花見の名
所に行く乗客らで混雑しており、乗客は、置き紙のある座席に座らず、立っていたという。
「敬老者」と自ら言うぐらいのレベルですから、高齢者に席を譲るのは義務、譲ってもらうのは当然の権利だと思っていて、平気でやるんでしょう。
しかし、いくら高齢者でも、このような行為は問題だと思います。
SNS上では、「これはないわーーー」「勝手な人たちだな」「恥ずかしいと思わないのかな?」「この行為では敬われないと思うが」などと疑問や批判の方が多い模様。
「座りたきゃ指定席買いなさいって思ってしまいます」「ここまでするならバス貸切にすればいい」といった声も出ていた。
おい、(私も含めて)年寄りども、勘違いしちゃいけませんよ。
世の中は、心配りと感謝で保たれる部分が多いものです。
自分から「敬老者」と言っているようでは・・・。
辞書を調べると、「敬老」はあっても「敬老者」っていうのはありませんでした。
・・・それにしても、大河原と言えば、「一目千本桜」。
清流の白石川と残雪の蔵王連峰を背景に咲き誇る様は見事なものです。
私が、仙台に行って始めてお花見をしたのもここでした。
市川市の地域社会福祉協議会からオファーをいただいた、9月24日(月・祝)の出前落語。
イベントの中で40〜50分程度を担うことになるようなので、落語っ子連のメンバーの希望者を募集。
地元の窓口さんからは早々に辞退されました。
ところが、捨てる神あれば拾う神あり、何と佐原の蝶九さんがエントリーしてくれました。
取り敢えず、私と蝶九さんの2人で最低限の対応が可能となりましたので一安心。
・・も束の間、蝶九さんから「ただし、運動会の予備日になっているので、運動会が順延になると・・」と。
それでも、第一予備日ではなく、3番目ぐらいのようなので、大丈夫でしょうということで。
・・も束の間、気になるのは、落研の仙台でのOB落語会の日程。
隔年で、現役部員の皆さんが主催してくれていて、ここのところ9月の開催が続いています。
まだ日程は未定のはずですが、バッティングしないだろうか・・・?
談亭志ん志師匠が、現役部員との窓口になっていただいているので、「出来れば24日以外で」とお願い。
「いつも、土曜日開催だから大丈夫だと思うけど、一応向こうに伝えておくよ」。
・・ということで、もう1人エントリーしてもらった方が良いのかも。
いやはや、日程調整は難しい・・。
「亡くなった方を悪く言うな」と言われますから、ご法度かもしれませんが。
先日、亡くなられた月亭可朝師匠。
生前の師匠について、こんな記事がありました。
カンカン帽に眼鏡と口ひげの特徴的な外見としゃがれ声。
上方落語会の落語家タレントの第1号的存在で、ギターを鳴らし、♪ボインはぁ~…と歌いだす「嘆きのボイン」(1969年)は80万枚を記録した。
ラジオ番組のリスナーを招待したイベントで、たまたま作詞作曲した歌。
ギターのコードは3つしか弾けず、歌詞もほとんど即興だった。
豪快な人生だった。
1958年、三代目林家染丸に入門するも破門され、その後、故桂米朝さんに再入門。
いわゆる「飲む、打つ、買う」を楽しみ、自宅が火事に見舞われた際には、命の危険も顧みず“浮気の証拠となる書類”を隣家の庭に投げ入れていたという。
人気絶頂だった71年には、参院選に突然、無所属で立候補。
友人の応援演説に行くはずが、気が変わって自分で出馬したもので、結果、レギュラー出演番組を急きょ降板する事態になり、周囲を仰天させた。
さらに01年にも「一夫多妻制」「混浴推進」を公約に掲げて参院選に立候補したものの、落選した。
08年には元交際相手にストーカー行為を繰り返したとして逮捕された。
その後、日本テレビ「笑点」の東西大喜利に出演することはあったが、ほとんど表舞台に立つことはなかった。
改めて「豪快」という単語を辞書で調べてみました。
規模が大きくて力強く、堂々として力にあふれ、気持ちのよいさま。
この師匠のどこが「豪快」なのか・・・理解出来ません。
「やばい」と同じように、「反意」「反語」ということなんでしょうか?
私は、故人とは何の関係もないし、接点もなかったから、どういう評価がされようと構いませんが、このどこが「豪快な人生」って言うのでしょう。
私にはさっぱり分かりません。
芸人さんだから許されるなんて言うなら、芸道に邁進している芸人さんに失礼だと思います。
中には、芸が評価されても、晩節を汚したどこぞの協会の会長さんもいますが。
こういうのも、時代が変わったことをしっかり認識しておくべきだと思います。
ご冥福は祈ります。
独り言です。
上方の「月亭可朝」師匠がお亡くなりになったそうです。
カンカン帽で「嘆きのボイン」を歌った月亭可朝、享年80歳。
高校を卒業後に三代目林家染丸に入門するも女性問題を起こして破門。
人間国宝だった三代目桂米朝にひろわれ、米朝一門の筆頭弟子となった。
1969(昭和44)年にコミックソング「嘆きのボイン」が大ヒット。
その後も国政選挙への出馬と落選、ストーカー事件で逮捕されるなど破天荒な生きざまを貫いた。
・・・正直なところ、あまり噺家さんとして見たことがありませんでした。
落語も聴いたこともありません。
破天荒だとか、規格外だとかともてはやされますが、基本的には、この方向(芸風)は好みませんでした。
先日、市川市曽谷公民館のスタッフの方からご紹介いただいた、やはり市内での出前落語のオファーの件で、主催者の方とお話することが出来ました。
市川市内の地区社会福祉協議会が主催するイベント、「ふれあい会笑会」。
9月24日(月・祝)13時から15時の間の40〜50分程度。
場所は、全日警ホール(市川市八幡市民会館)。
まだ、詳細は決まっていないようですが、人数は1〜3名程度という感じだと思います。
改めて、落語っ子連のメンバーの皆さん「我こそは」を募ることにしました。
「100回の稽古より1回の本番」と言われますから、とても貴重なチャンスです。
行きがかり上、とりあえず私は出演するつもりですが、多数のエントリーがあれば、調整したいと思います。
会場は、京成八幡駅の近く、葛飾八幡宮の参道沿いの立派な施設のはずです。
いずれにしても、大変光栄なことなので、一生懸命企画したいと思います。
あの大谷翔平投手。
今度は、アスレチックス戦で今季2度目、本拠地初の先発登板に臨み、7回1安打無失点、12奪三振の快投で2勝目を挙げ、開幕から自身2連勝としたそうです。
七回一死で右打者に左前打を許すまで、一人の走者も出さない完全投球。
七回は、一死から左前打と初めて与えた四球などで二死二、三塁のピンチを背負ったが、最後はフォークボールで空振り三振に仕留め、本塁を踏ませなかった・・・。
現地の人は、これを「アンビリーバボー!」って言うんでしょうね。
落語には、「片棒」「六尺棒」「不動坊」のボーがありますが。
本人は、「試合を作れて勝ててよかった。一人一人打ち取っていくことを考えてストライクを先行できた。何より、自然体で試合に入ることができてよかった」と振り返っているそうですが、やはり、自然体というのが大事なんですね。
落語もそうなんですよね。
日本サッカー協会が、ワールドカップ(W杯)ロシア大会を約2カ月後に控え、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督を解任する可能性があるそうです。
ハリルホジッチ監督は、スペインのクラブ時代の八百長関与疑惑で解任されたハビエル・アギーレ前監督の後任として2015年3月に就任。
W杯2次予選を7勝1分けで突破し、最終予選は6勝2分け2敗で6大会連続6度目の本大会出場を決めた。
しかし、その後の親善試合などでは成績が低迷していた。
私は、サッカーには興味がありませんが、この時期に解任すると言うのは尋常ではありません。
これは痛い!
腫れをほじっちゃった(ハリルホジッチ)?
解任された監督は「ボクは、やはり泣いちっち・・・」。
スポーツ界は、色々な所で揉めていますね。
昨日は風が強かったですが、今日は天気は良さそうです。
◇「権助芝居」 三代目三遊亭小圓朝
東大落語会の指導をなさっていた師匠のはず。
派手さはありませんが、とても分かりやすい噺をされますね。
今日は、春を味わいに、どこかブラブラするかもしれません。
今日は、乾物屋ではなくて、灌仏会(かんぶつえ)です。
お釈迦様が生まれた日とされていて、これを祝う仏教行事です。
小さな誕生仏を安置して花で飾った「花御堂(はなみどう)」が設けられたことから、「花まつり」とも呼ばれています。
参拝者は、柄杓で甘茶をすくって誕生仏に注ぎます。
これは、お釈迦様が生まれた時に周囲の花が咲き乱れて、九頭の龍が天から現れ、甘露の雨を降らせ産湯に使わせた、といういわれによるものだそうです。
現在も、全国の多くのお寺で行われています。
馴染みになっている、深川ではお練り行列も行われるそうです。
「甘茶でかっぽれ」ですね。
都内の名刹のイベントを調べてみました。
◆浅草寺 仏生会(花まつり)
2018年4月8日(日)終日
http://www.senso-ji.jp/info/monthly.html#1
◆第34回 深川花まつり
門前仲町周辺、深川不動堂境内
2018年4月14日(土)15:15~16:30
https://koto-kanko.jp/event/detail.php?eid=547
◇花まつりは全国各地で行われます。
http://www.jbf.ne.jp/special/hanamatsuri.html
春ですね。
春風亭正太郎さんのツイートで面白い話がありました。
鈴本演芸場の楽屋で、高座を下りて来た、紙切りの林家正楽師匠がおっしゃいました。
お客様からの注文が「名探偵コナン」だった。
紙を切り始めると、下座のお囃子さんが「野崎」を演奏してくれた。
・・・こりゃぁ面白い\(^_^)/
これは、お囃子さんの洒落だと思いたいですね。
落語通なら、この洒落がすぐに分かりますよ。
答えは、「名探偵コナン→コナン→小南→桂小南師匠」の出囃子が名曲「野崎」なんですね。
あ、ごめんなさい。
やはり、まだ先代のイメージが強いので。
つくばエクスプレス(TX)が展開しているマナー啓発キャンペーンで、くだものを使った「めいわくだもの」というのがあるそうです。
ちょっと調べてみると、あるわ、あるわ・・・。
まぁ、ダジャレのオンパレードです。
つくばエクスプレスでは、可愛いくだものが描かれたマナーポスター(「めいわくだもの」シリーズ)によるマナー啓発を行っています。
「くだもの」と掛け合わせただじゃれを楽しみながら、列車内や駅構内でのマナー啓発への理解を深めていただける内容となっています。
毎月変わるポスターデザインがお客様から大変好評で、「めいわくだもの」シリーズのポスターだけを列車内に掲出した「TXフルーツトレイン」の運行や、お客様からマナーポスターのテーマ・ヘッドマークのデザインを募集して入賞作品を掲載する「TXマナー啓発ポスターコンテスト」を行っています。
◇優しい気持ちがいっパイン
◇やかまシークヮーサー
◇歩きスマホは危なイヨカン
◇飲みすぎてべろんメロン
◇置き去リンゴ
◇荷物がおじゃマンゴー
◇エスカレーターをかけオリーブ
◇おかまいナシ
◇話に花がサクランボ
◇手をカシス
◇音が漏れまクリ
◇ドア前 陣ドリアン
◇まっしぐラズベリー
◇置きっパイン
◇引き込まレーズン
◇酒ランブータン
◇荒ブルーベリー
◇ドアの前を広くあけまスモモ
◇声が大きイヨカン
◇カチャカチャピコピコピーチ
◇寄りかカリン
◇のりだシークヮーサー
◇席をユズる
◇順番を守らなイチジク
◇うるさイチゴ
◇足がじゃマスカット
◇でいスイカ
◇乗りっぱナシ
◇ドアをふさグレープ
◇ながら歩キウイ
◇荷物がぶつかリンゴ
◇駆け込ミカン
◇音漏レモン
・・・パターンが似ていたり、同じくだものも出ていたりで、もうひとひねりしたい気もしますが、面白いですね。
何か考えてみましょうか?
もう随分前に読んだのですが、もう一度読んでみようと思いました。
「名人」の条件とは?
圓朝が死んだ年に圓生が生まれ、その一〇一年後に志ん朝が死んだ。圓喬、文楽、志ん生らが生きた「名人の世紀」を、数々の名演の録音を手掛けた著者とともにたどる。
平成十年代なかば――二十一世紀に入って四、五年の頃から落語ブームといわれる現象が起きた。
古今亭志ん朝の早過ぎた死への嘆きの中に発生した現象というのは皮肉の極みだが、そのブームの中でしきりに「昭和の名人」の看板が目につく。
さまざまな出版刊行物にとって重宝な看板には違いないが、そこに書かれた名前が三か五ならともかく、十、二十を超えるとなると、それは志ん朝が言った「名人」とは別物だと思わざるを得ない。
正真正銘の名人と看板だけの名人は違うということなのか。
名人とは観光ブームの中の名所旧跡のようなものなのか。
名人が簡単に量産されて「名人ブーム」になっては見分けがつかない。
「名人」とは誰のことなのだ――。
最初に登場するのは、やはり昭和の名人のこの師匠です。
嘘はすぐばれる、悪事は必ず露見する、ブーメランは必ず返って来る。
市長が挨拶中に土俵で倒れて大騒ぎになっている写真。
あれっ?
非常口灯の下に立っている、グレーの背広を着た人は、どこかで見たような・・・?
この巡業の責任者のはずの巡業部長様ではありませかんか?
確か、この大騒ぎの時は、トイレに行っていて、全く知らなかったとのたまっておられたはずでは?
しかし、私の常識として、例えば、出前落語会に行って、その主催者の代表の方が、ご来場者にご挨拶をされる時に、落語っ子連の(一応)代表者としては、後ろに控えるかは別にして、そのご挨拶を拝聴(見守る)のが礼儀だと思うのですが、この巡業部長さんは、トイレに行っていた・・・。
あれっ?礼を重んじるのが相撲の基本ではありませんでしたか?
大事な任務だと思うのですが・・・。
しかも、このような騒ぎの時は、先頭に立って指図するのが仕事のはず。
ちょっと前には柔道、ここのところは相撲とレスリングで、その世界でしか生きて来なかった、社会常識や他人への配慮などは全く理解できない人たちのいる組織が、やはりボロが出て来ています。
時代は大きく変わりました。
様々起こりうることを想定して、その対応方法を事前に策定しておくことが、広義のリスク管理だと思います。
今回も、こういうことが起こることを想定していたならば、土俵に女性を上げ方針の下、男性の救護員を配置しておくこと。
これがマネジメントだと思いますから。
この一連の騒ぎで、太田元大阪府知事のコメントは、とても素晴らしかったと思います。
それに比べて、この騒ぎに乗じて、「土俵に上がれなくて悔しい」と言った某女性市長は、全く物事の順序を理解していないと思いました。
フェイスブックが、利用者の個人データが最大8700万人分不正に流出したおそれがあると発表したそうです。
フェイスブックの利用者を対象に心理学の調査を行っていたイギリスの大学教授が2013年、クイズ形式で性格を判断するアプリを開発し、これをおよそ30万人がダウンロードして自分だけでなく、友人の個人データを気付かないまま提供したところ、その情報がイギリスに本社がある第三者のデータ分析会社に不正に渡っていたというものだそうです。
ビジュアルでは監視カメラ、データではSNSが急激に広まり、本当に恐ろしい時代になりました。
時代が大きく変わりましたから、我々もそれに合わせて防衛しないといけない気がします。
先日、他の落語連の方から、フェイスブックのメッセージで、師匠の寄席落語会出演情報を受信しました。
私も、フェイスブックに登録していますので、見つけてくださったんでしょう。
と言うよりも、「知り合いでは?」と、勝手に個人のアカウントを紹介しますので、苦もなく見つけられたと思います。
こういう場合には、実に便利な代物です。
ところが、入力をしなければよいのでしょうが、生年月日や経歴や家族などの情報も、いとも簡単に検索することが出来る・・・。
やや気味が悪いので、フェイスブックはあまり使わないことにしています。
ツイッターは、フォローしているアカウントの情報を見るだけ。
ラインは、した親しい人とのメールと無料電話だけ。
インスタグラムは、親しい人の投稿に「いいね!」するだけです。
尤も、それ以上の使い方を知らないからです。
フェイスブックで不思議なのは、登録は簡単に出来ますが、抹消(退会)のやり方が分からない気がします。
現代版「壁に耳あり、障子に目あり」ですから気をつけましょう。
個人情報で思い出しましたが、先月会社で、年度末に退職する社員が、「退職のお礼状を出したいので、社員の住所が知りたい」と、担当者に言って来ました。
今までなら、そもそも社員名簿が公開されていて、住所と電話番号ぐらいは分かったのですが、今はイントラネットに、在籍部署と電話(内線)番号しか公開されていませんから。
担当者は、「個人情報管理の観点から、公開できません」と、断っていました。
「目的がはっきりしているからいいじゃないか」「儀礼なんだから」と言うことも、勿論それを理解はした上で、そういうことは通らなくなったということですね。
昨年12月にリニューアルされた地下鉄上野駅。
銀座線の改札を出た正面にステンドグラスのような装飾があります。
普段は、多数の乗降客で、なかなか全面を撮れませんでしたが、今朝は偶然にも通行する人が途切れた瞬間があったので、撮ることが出来ました。
「上野今昔物語」というテーマだそうです。
宮川亮平東京藝術大学名誉教授が作者だそうです。
そのコメントがありました。
江戸時代、上野周辺は将軍家の菩提寺「寛永寺」の寺町として賑わい栄えました。
文明開化と共に近代化の波の中、豊かな杜の中で、内国勧業博覧会や不忍池の周りでは弁天競馬等が行われたり、人々が楽しみ集う場所となっていきました。
街には鉄道馬車や市電が走り、上野・浅草間に東洋で初めての地下鉄、東京地下鉄道(現・東京メトロ銀座線)が開業したのは、1927(昭和2)年。
車両は1両、わずか5分の乗車時間にもかかわらず、長い行列ができプラットホームには人があふれました。
その後に多くの文化施設が建設され、日本の文化の中心となりました。
しばし、このステンドグラスの中で上野の今昔をお楽しみください。
・・・全体が暗い場所なのと、柱が多い構造なので、ちょっと目立ちづらいところはありますが。
銀座にある泰明小学校がイタリアの高級ブランド「アルマーニ」監修の制服を採用し、「高額すぎる」との批判が出たのも最近の話ですが。
(向こう側が旧制服で手前が新制服だそうです。)
国防を担う陸上自衛隊でも「制服問題」が起きているそうです。
最近、官公庁や公益財団法人や何とか事業団の酷さは、筆舌に尽くし難いものがありますが、これは、やや情けない話。
陸上自衛隊が、3月に制服を一新したそうですが、予算や工程の関係などで、全隊員に支給されるまで10年もかかるという。
これが、隊内から「支給が遅れる隊員や部隊の士気が落ちる」と懸念の声になっているとのこと。
それも分からないではありませんが、「制服組」は、制服がないと力が入らないなんて・・情けない話だとも思います。
この「制服問題」を解消する方法として考えられるのは、現在の国内生産にこだわらず、生地も労働力も安く済む外国製にすれば、一括とはいかないまでも調達期間をかなり短縮できるようです。
しかし、抵抗感も大きいと言うのは、例えば陸自隊員が「メイド・イン・チャイナ」の制服を着て中国の脅威に対峙することになれば、より士気に関わる問題となって、それこそ洒落にならず、さらにトホホな状態になります。
それから、制服のコストが約300億円になるそうですが、現下の情勢から、毎年度20~30億円の予算しかないという、これもトホホな状態。
まぁ、一部とは言え、やらなくてはならない報告をしなかった、忖度したのか、サボったのか、無知だったのか・・・ですから、まぁ、みっともないですが、仕方がないのかなぁ。
一般企業でも、制服の是非は、よく議論されます。
職種によっては、自衛隊もそうかもしれませんが、制服に憧れて集まる部分もあると思いますから。
ところで、まことに不謹慎ではありますが、この制服のモデルになった女性が気になります。
ショートカットで、きりりとしていて、私の好みかもしれません。
この方は、モデルさんなんでしょうか、自衛隊員なんでしょうか?
実に、どうでも良いことではありますが。
ファミレスで、ババタリアンたちの品のない大声に辟易し、禁煙席でも煙草の臭いがするのも腹立たしく、自宅近くまで来ると、隣の公園で、8時を過ぎているというのに、小学校高学年か中学生ぐらいの3人が、サッカーボールを蹴っています。
マンションの敷地が、1メートル近く高くなっているので、そのコンクリートに向かってボールを蹴っています。
よく、日中でもやっていますが、蹴りそこなうと、コンクリートの高さを越えて、マンションの木製の仕切りにぶつかって、仕切りが壊れたりしたので、市にネットを張ってもらったり、コンクリートの壁に向かってのポール蹴り禁止の表示をしてもらっていますが、子どもたちはおろか、大人でも無視している人が多くいます。
それはともかく、日中とは違い、ボールを蹴る音やコンクリートにぶつかる音は、かなり大きく響いて来ます。
さらに、もう8時過ぎていますから、子どもが外で遊ぶ時間でもありません。
ババタリアンで不愉快になっていたこともあって、この嫌な(意地悪な)オヤジは、ついこの少年たちを注意しました。
少年たち、暫く立ち止まっていましたが・・・。
あぁ、嫌だ嫌だ・・・。
いつからこんな狭い了見のオヤジになってしまったんだろう・・・。
某ファミレスで、低糖(ロカボ)麺のメニューがあると聞いたので、試食してみました。
一見、普通のタンメンのようですが、写真では見えませんが、麺は緑色でした。
味は・・・、やはり限界があるんでしょうね。
ところで、店内に、60代と思しき女性4人が、我が物顔に大きな声でお喋りしていました。
まぁ、色々勝手なことを言っています。
子どもの出来がいいとか悪いとか、老後の面倒を看てくれるかどうかとか、「結局はお金よねぇ・・・」だそうで。
聞くつもりはなくても、とにかく五月蝿い!
「うるさい!もう少し品よく、大人しくしろ!」なんて、多勢に無勢で言えませんから、気が弱い私は、じっと我慢するしかありませんでした。
そう言えば、いるのかどうか知りませんが、旦那さんの話題は全く出ていなかったような・・。
でもまぁ、けなされなかっただけでも良かったと思わないといけないのかも。
この世は、完全に女性の天下、天国になりつつあります。
騒動に乗じて、人権(男女平等)を盾に、あわよくば土俵に上がろうなんていうのも・・・。
元々、群れるのはあまり好みませんから。
友達が少ないんです。
一人でボーッとしている時間が好きです。
一人で何を考えているか・・・、ほとんど何も考えていない。
時々、落語のことを考えて、どうしたら上手くなるだろう・・とか、次はどんな噺にチャレンジしようか・・とか、この噺をどうやって攻略するか・・とか。
仕事のことは、ほとんど考えていないかもしれません。
(それじゃダメじゃんですが。)
世間では、防衛省や相撲協会が、旧態依然とした体質が変わらずに大問題になっていたり、いい歳をした(社会的立場にある)オヤジがパワハラだのセクハラだので顰蹙だし、バカなヤジを飛ばして批判されるプロ野球のエセファンがいたり・・。
「バカじゃなかろうか」としか思えず、冷たい目で見ているような、無視しているような、そういう斜に構えた人に私はなりたい・・?
朝の駅。
ホームに立つ人が自転車を引いている。
小さい自転車ですが、折り畳まずに持ち込んでもいいのかな?
(この自転車は折り畳めませんが。)
反対方向とはいえ、これから朝の混雑が始まるのに。
まぁ、改札は通ったんでしょうから、構わないのかもしれませんね。
電車に乗ったら、車内を自転車に跨って前方に走るのでしょうか。
そうすれば、早く目的地に着くかもしれないから。
それから、乗った電車の中でのこと。
時々、こういう人がいます。
座席4人分を独占して、靴を履いたまま横たわっています。
尤も、靴を脱げるんなら、こんな状態にはなっていないでしょう。
写真では顔が隠れていましたが、顔をこちらに向けると、そこそこの年齢のオッサンでした。
当然、声をかける人はいませんから、このまま上野に着いたら、また折り返して取手までは行って、また上野に折り返して来て、終電になってしまう・・・。
まるで「権助提灯」みたいです。
やはり、上野についても身動きせずに横たわっていました。
勿論、誰も声をかける人はいません。
春になると、色々な人がいます。
どこからだったか、メルマガで送られて来る落語界の案内の中で、何気なく見つけまし
た。
「柳家小三治独演会」です。
人間国宝の小三治師匠の公演は、どうせ即時売り切れ、平日の遠くて大きな会場・・・ということで、聴くのは最初から諦めています。
ところが、ちょっと見ると、日曜日の日本橋三井ホール。
まだ売り切れてはいない様子。
早速トライしてみると、何とかチケットを確保することが出来ました。
(この数分後には「販売予定枚数終了」になっていました。)
5月20日(日)14時開演です。
田舎では、隣近所の目があって、防犯にも役立っています。
今、稽古を始めている「子別れ」でも、主人公の大工の熊さんも、隣のおばあさんに、留守を頼んで外出しています。
ご近所づきあいが豊富で円滑な場所であれば、「ゾーンディフェンス」が可能ですが、都会の「隣は何をする人ぞ」社会では、もう色々、とんでもない輩がいても・・・。
JR東日本は、今後新たに製造する全ての在来線の車内に防犯カメラを設置するそうです。
車内での迷惑行為防止やテロ対策強化が主な狙い。
車内カメラは首都圏の鉄道事業者を中心に設置が進んでおり、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、セキュリティー強化が加速しています。
在来線の車内カメラについては、山手線の全50編成で20年春までに導入することを決めていましたが、さらに在来線全体(約1万両)に拡大し、年間数百両の新車両にすべて備え付けるそうです。
取付場所は、ドア上部の運行情報等を流すディスプレーの横。
各車両に4台配置し、混雑率の低い地方の在来線では2台に減らすことも検討。
・・・外に出れば、家、道路、店舗、駅、ビル・・・・あらゆる場所に、監視カメラや防犯カメラが設置されています。
そういう時代なんでしょう。
もう、素っ裸で街中を歩いているようなものですね。
人影まばらな物陰でこっそり彼女にチュッ・・・なんてのも、もう出来ませんね。
尤も、今の若い人たちは、人目も憚らず、チュッチュ、チュッチュ・・・雀みたい。
今日は、明治時代の文豪「二葉亭四迷」の誕生日だそうです。
特別、この文豪に縁やゆかりがある訳ではありませんが、二葉亭四迷と言えば、「言文一致運動」ということになります。
「言文一致」とは、日常に用いられる話し言葉に近い口語体を用いて文章を書くこと、もしくはその結果、口語体で書かれた文章のことを指す。
ただし、話した通りそのままに文章として書くという意味ではない。
日本語の古典的な文体である文語は主に平安時代までに完成したが、中世以降、次第に話し言葉との乖離が大きくなっていった。
明治時代に、文学者の中から改革(言文一致)運動が起こった。
言文一致小説の嚆矢は、坪内逍遥に刺激を受けた二葉亭四迷の『浮雲』などである。
初の言文一致体小説『浮雲』は第一編が明治20(1887)年6月、第二編が明治21年2月に出版、第三編は雑誌上で明治22年7、8月に発表された。
二葉亭は第一編執筆時23歳。
文学の師で、生涯の友でもあった5歳上の「坪内逍遥」から、「(当時、速記本『怪談牡丹燈籠』で人気だった)三遊亭圓朝の落語通りに書いてみたらどうか」などと助言され、翻訳物などで試作を重ねた末の果実だった。
・・・そうなんです。
日本文学史上に残る言文一致運動の果実は、三遊亭圓朝の落語口演筆記を参考にしたものだった訳です。
三遊本流、近代落語の祖でもある三遊亭圓朝は、文学史上にも大きく影響を与えたということです。
ところで、「二葉亭四迷」という、噺家みたいな筆名の由来も面白いものです。
本名は、長谷川 辰之助。
筆名の由来は、処女作『浮雲』に対する卑下、特に坪内逍遥の名を借りて出版したことに対して、自身を「くたばって仕舞(め)え」と罵ったことによる。
文学に理解のなかった父に言われたというのは俗説である(『予が半生の懺悔』)。
長谷川 二葉亭(はせがわ ふたばてい)とも呼ばれる。
・・・洒落と言うか、ダジャレで言った名前なんですね。
それに、「浮雲」は、あまりにも無名だったので、最初は坪内逍遥の名前で出版したそうで、ゴーストライターだったんですね。
広瀬和生さんの
週刊ポスト連載「落語の目利き」より。
現代を代表する爆笑派の柳家権太楼師匠が、聴き手を選ぶと言われる演目「鰍沢」でみせた、落語初体験の客も引き込むパワーについて紹介しています。
福井を記録的な豪雪が襲っている真っ最中の2月8日、柳家権太楼の独演会「権太楼ざんまい」(日本橋劇場)で『鰍沢』を聴いた。
三遊亭圓朝が三題噺の会で創作した『鰍沢』は身延山へ参詣に来た男が大雪の中で道に迷うのが発端。
マクラで権太楼も福井のニュースに触れていたから、それがネタ選びのヒントになったのかもしれない。
この『鰍沢』が、実に聴き応えがあった。
この日で第24回となった「権太楼ざんまい」は、過去の演目がすべてプログラムに記載されている。
主催しているオフィスエムズの加藤さんという人は根っからの演芸好きで、こういうアイディアも落語ファンの心理を知り尽くしている加藤さんらしい。
もっとも「客の手元に過去の演目一覧がある」というのは演者にとっては相当のプレッシャーらしく、公演日の2日前にファクスで送られてきた一覧表を見て「これまで出てない噺は…」と、急遽『鰍沢』をさらったのだという。
権太楼と言えば寄席の爆笑王、滑稽噺の徹底した可笑しさで定評があるが、人情噺系の大ネタも素晴らしい。
十代目馬生の型に強烈な感情注入を施した『芝浜』、八代目文楽の型を「権太楼の個性」で染め上げた『富久』、五代目小さんの型を独自にアレンジした『文七元結』などは権太楼ならではの逸品だし、『百年目』『心眼』『たちきり』なども味わい深い。
権太楼は「骨太な人情噺の名手」なのである。
この日1席目に『鰍沢』を演じた後、2席目のマクラで権太楼は「爆笑落語を期待される地方の会で『鰍沢』はできない」と言った。
『鰍沢』は、言ってしまえば「雪山で旅人が女に殺されかける」というだけの噺で、そこに笑いも感動も伴わない。
ラストも「それで終わり?」みたいな感じでカタルシスに欠ける。
確かに聴き手を選ぶ噺だろう。
だが、権太楼の『鰍沢』は落語初体験の観客をも引き込むパワーがある、と僕は思う。
旅人、女、亭主の3人の登場人物を生き生きと描く権太楼のダイナミックな『鰍沢』は、まるで一編のサスペンス映画を観ているようだ。
地の語りの説得力といい仕草による視覚的効果といい文句なし。
今年に入って他の演者でも何度か聴いたが、有無を言わせず物語の世界に観客を没入させるという点で権太楼の『鰍沢』は圧倒的に優れている。
「この演者だからこそ」という迫真の『鰍沢』だ。
ちなみにこの日、2席目に演じたのは『くしゃみ講釈』。
東京で『くしゃみ講釈』とくれば権太楼、こういうバカバカしい噺はここまで賑やかにやってこそ。
爆笑王の真骨頂を示す一席でお開きとなった。
・・・「師匠!御乱心!」で、三遊派とか柳派なんていう言い方がありましたが、この「鰍沢」は、そういう点から言えば、典型的な三遊派の名作です。
最近の落語界では、柳派の一人勝ちのようになってしまっていて、柳派の噺家さんも、三遊派の噺を多くかけるようになり、もう両派の垣根はほとんどないように思えます。
もう10年近く前でしょうか、権太楼師匠が、「今年のテーマは『百年目』だ」と、練り上げて行ったことがありました。
プロの、しかも力量・人気ともに高い師匠が、時間をかけて作り上げて行かないと、「百年目」という噺は、ものにならないんです。
「鰍沢」は、私の地元が舞台ゆえに、持ちネタの一席になっていますが、やはりとても難しい・・・。
どこをどう聴かせるか、これをしっかりして臨むことが大切なんでしょう。
一気に読んでしまいました。
単行本は立ち読み程度でしたが、今回初めてしっかり読みました。
昭和53年から54年に起きた「落語協会分裂騒動」の真っ只中で翻弄された三遊亭円丈師匠が著した、ぼぼノンフィクション書。
前からも触れているとおり、騒動の発端に、当時私も在籍していた落研が出て来ます。
本書の67ページ。仙台のホテルでの場面です。
一部を抜粋してみます。
【深夜の長電話】
(前略)更に次の日の十四日、また、円生と一緒だった。
もう一人が梅生。三人で仙台へ行った。
俺が二ツ目の頃、チョクチョク行っていた東北大学の落研の主催で俺の真打披露をするコトになっていた。
仕事が終わった後、三人でホテルのレストランで一杯飲みながら食事をした。この日の円生は、旅先の解放感も手伝って飲む程に打ち解けてきた。
(中略)円生は、「真打の問題だけど」と大量真打を非難し、抜擢真打がいいと説いた。
(中略)円生は言った。
「あたしが一番心配してんのは、この頃協会のタガがゆるんで来てしまったと思うんだ。(以下略)」
(中略)「でもあたしゃ、目の黒い内に必ず今の落語界を立て直すつもりだ!あたしは負けない。必ず勝ってみせる。(後略)」
(中略)「まァ、今回のコトでお前たちも大分心配してるようだが、あたしだってただ出る訳じゃない。出るからには、それ相応の覚悟もしているつもりだ。そう、あたはには策がある!」
(中略)答、新協会設立。
・・・実は、実名で書かれていますから、円窓師匠も登場して、色々書かれています。
恐らく、円丈師匠の立場、視界で書かれていますから、現象面では同じでも、必ずしも全て正しいとは言えない部分もあると思います。
それが如実に表れているのは、上記の我が落研の部分でも、円丈師匠は「俺の真打披露をする」と表現していますが、我々は、以前から接点がある円丈師匠にお願いをして、創部20年記念で円生師匠の独演会をやりたい。
その時には円丈師匠にも来ていただいて、円生師匠に真打披露の口上をお願いしようということでした。
ですから、「円丈真打披露」ではなくて「円生独演会」でした。
そして、これがまさにその時のリアル映像です。
「文七元結」か「八五郎出世」を演じているところです。これはその時の私です。
「円生独演会」の開口一番で「子ほめ」をやっているところ。
・・・あれから40年経ちます。
結局、落語協会(落語界)は、柳派が隆盛を極めています。
やはり、あのクーデター?は、三遊派にとっては大失敗だったと思います。
私は、「落語原理主義者」を自認しています。
円丈師匠は、本書の最後の方で、ご自身を「三遊国粋主義者」と仰っています。
こんな思いを綴ったところがありました。本書の259ページ。
【それから】
(前略)しかし、それより強く何よりも増して俺は二百五十年続いた三遊亭の噺家だということに強い誇りを持っていた。
俺は、柳家ではない、古今亭でも桂でも林家でもない、落語界を二百五十年、柳家と勢力を二分して来た三遊亭なのだ。
三遊でも枝葉ではない三遊本流の円生の流れをくむ噺家だ。
たとえ三遊亭にタマタマ入門しようが、俺が新作を志し、高座を這いずり廻ろうが、十三年間叩き込まれた芸は、たとえどんな形にしろ、俺の血となって全身を駆けめぐっているのだ。
こんな感じは多分理解出来ないだろう。
出来なくても俺は三遊の芸人だ!
俺は、プライドの高い三遊ナショナリストだ。
(中略)三遊亭は、六代目円生の為にだけあるんじゃない。
円生は全部で六人いた!
その六人目の円生は、自分勝手に潰してしまって他の五人の円生にどう申し訳が立つんだ。
そして三遊本流の不世出の名人、落語界中興の祖、円朝に顔向けが出来るのか!
円生は三遊本流の総帥なのだ。
いつも三遊派の繁栄を考えて、先を読み、次の世代に円生を継承して行かねばならない。(後略)
・・・私はプロでもありませんから、想像の世界でしかありませんが、円丈師匠の思いには、強く共感出来ました。
落語徘徊していて、三遊亭が真ん中にないのは、とても寂しい。
何も知らずに大学で落語に出会い、やはり三遊派に傾倒しました。
落研全体も、各自個別の好みはあったとしても、三遊派がメジャーだったと思います。
そして今も、三遊本流の流れをくむ師匠に師事して、基本的には三遊派の噺にチャレンジしています。
そんな私ですから、いつの日か、かつての円朝のような麒麟児・寵児が、三遊派に現れて欲しいと思っています。
昨日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」だったそうです。
富士市の東名高速道上り富士川サービスエリアにある観覧車「フジスカイビュー」が、啓発のシンボルカラーの青色にライトアップされているそうです。
誰もが幸せに暮らせる社会の実現を呼び掛けるため、県自閉症協会が観覧車の運営会社の協力を得て実施した。
イルミネーションは午後5時に点灯。
日が暮れるにつれて光がくっきりと浮かび上がり、来場者の目を引きつけた。
ブルーライトアップは、発達障害啓発週間に合わせて8日まで続ける。時間は午後5〜9時。
光の形状が次々と変化する演出も15分間隔である。
帰省する際に、いつも横目に見て通る観覧車です。
高所恐怖症の兄と妹が2人で「1年経ったけど、利用者はあるのかねぇ」などと言いながら・・・。
ただし、富士山の眺めは絶景間違いありません。
キャラクターの「ふじひめ」。
微妙なキャラクターですが、富士市は「かぐや姫」が売りですから、こんなキャラクターになったのでしょう。
額に竹があしらわれています。
西から昇ったお日様が 東へ沈ぅむぅ
漫画家の故赤塚不二夫さんの大ヒット作「天才バカボン」が、18年ぶりにテレビアニメ化されることになった。7月から地上波で放送され、映像配信サービスdTVなどでも流れる。
タイトルは「深夜!天才バカボン」。
放送はバカボン作品では初めて深夜帯(時間未定)で、真夜中に爆笑を巻き起こす。
私の世代は、団塊の世代の後のぺんぺん草も生えない時期で、その後で新人類が出て来るという、恵まれない世代です。
が、数少なく恵まれていたのは、未だに人気のあるキャラクターが多く誕生して、リアルタイムで見ることが出来たことぐらいでしょう。
鉄腕アトム、鉄人28号、ウルトラマン、おばけのQ太郎、パーマン、仮面ライダー、ドラえもん、宇宙戦艦ヤマト・・・・。
原作の「天才バカボン」はバカボン一家を中心としたホームコメディー。
1967年に「週刊少年マガジン」で連載が始まり、シュールなギャグや“突然1コマだけ劇画
風になる”などの実験的手法が人気を呼んだ。
パパの「これでいいのだ」のせりふは流行語になった。
誕生から50周年となる昨年、5度目のアニメ化が企画され、赤塚さんの没後10年にあたる今年の放送が決定した。
・・・それでいいのだ。
稲田和浩さんが、ご自身のツイッターでツイートしていました。
「ゼロから分かる!図解落語入門」。
初心者必携!落語のあらゆるギモンをイラストで分かりやすく解説
もっと落語が楽しくなる!基礎知識から意外な豆知識まで。
(目次)
◆落語家のホームグラウンド 寄席の世界を覗こう
寄席ってなに?/寄席に行ってみよう!
◆落語を知ろう!
演目いろいろ
◆落語ってなに?
江戸落語と上方落語/古典落語と新作落語
◆落語で楽しく江戸を知る
江戸って現在のどこ?/長屋ってどんなところ?
◆落語のライブを楽しもう
扇子と手ぬぐいだけで表現/色物いろいろ
◆落語家ってどんな人?
どうやったらなれるの?/修行、稽古ってどうしてるの?
◆落語界のレジェンドたち
戦前戦後の昭和の名人たち/昭和から平成の名人たち
・・・イラスト入りなので、分かりやすいかもしれません。
気持ちはバタバタしていますが、やはりプロの噺家さんの落語が聴きたい。
しかし、なかなか事前に決めて行くことが出来なかったりして。
「Ⅰさん」を誘って落語会に行くのに、チケットを手配しました。
4月16日の「紀伊國屋寄席」。
5月28日の、贔屓の若手、馬石・文菊二人会。
楽しみにしておきましょう。
昨日、いよいよ仙台の「花座」がオープンしました。
東北初の常設寄席「魅知国定席(みちのくじょうせき)花座」が、仙台市青葉区一番町4丁目に開館した。
落語をはじめ漫才や講談、マジックといった演芸が毎日披露される。
花座は、席亭を務める落語芸術協会仙台事務所長の白津守康さんが所有する2階の建物を改装。
2階が30~40人収容の演芸スペースで、1階でチケットやグッズを販売する。
同協会の桂歌丸会長が名誉館長に就いた。
こけら落としの公演には、落語家の三遊亭小遊三さん、漫才コンビ「ナイツ」など計5組が出演。テレビでもおなじみの人気芸人が繰り出す軽妙な話芸とやりとりに、満席となった会場は笑いの渦に包まれた。
公演に先立ち、小遊三さんが人力車に乗り、ナイツの2人、「東北弁落語」の六華亭遊花さんらと約1時間半かけて中心商店街アーケードを練り歩き、開館をPRした。
・・・規模は小さいですが、いよいよ杜の都にも寄席が復活しました。
本式の寄席の形を守って、ずっと続いて欲しいと思います。
私のような者が言うのも何ですが、高座がもう少し広いと良いのになぁと思います。
特に、前後に余裕がなさそうなので、高座に上がる時と、大きな仕草の時は、ちょっと大変かもしれません。
千公さんの「粗忽長屋」の途中、師匠が「じゃあ、今日はここまで」と声をかけてくださいました。
時計は、11時45分を回ったところです。
「それじゃあ、残りは流三さん」。
「子別れ」の読み稽古。
先日の千早亭の稽古の後で、師匠からメンバーへの伝言ということで、改めて、基本と演読をしっかりとというコメントがありましたので、それも意識しました。
今日は、通しでやる時間はありませんから、熊さんが亀ちゃんに再会して会話するところあたりまでだろうということで。
気をつけたことは、高座本を読みながらも、そのとおりに読むのではなく、場面のイメージ、登場人物の気持ちなどをしっかり固めて、登場人物の自然な気持ちやペースを意識して読みました。
ここまではまだ導入部ですから、あまり難しい場面ではありませんが、後半に向けて、なるべくスピーディに演るのが良いでしょう。
ちょうど正面にある時計が12時を指すところで、「師匠、今日はここまででしょうか」と言って、終わりにしました。
亀ちゃんが寺子屋に通わせてもらっているという場面。
師匠の高座本では、学校に通っていて、もらった小遣いで鉛筆が買いたい・・という展開になるところですが、私は、江戸時代を舞台に拘りたいので、寺子屋にして、筆と硯が欲しいということにしたいと思っています。
・・・稽古の後、蝶九さんからさりげなく「亀ちゃん、もっと可愛い方がいいなぁ」とコメントされました。
亀ちゃん11歳ですからね。
稽古時間の都合で、千公さんには「粗忽長屋」の途中までになりました。
江戸弁の噺をマスターするのが、千公さんの目標ですが、やはり長年の癖や訛りは、悩ましいものがあります。
特に、「何も(なにも)」と言うところを、「なんも」と言ってしまう・・・。
イントネーションは、かなり気を張っていないと、つい癖が出てしまうものです。
残念ながら、今日も数回「なんも」が出てしまっていました。
こういうのは、普段から気をつけるようにしないと、いくら緊張してやっていても、出てしまうものだと思います。
また、戸を叩く仕草の時の扇子の持ち方や床を叩く場所なども、師匠から指導が入りました。
扇子を逆さまに持ったりして、「本人が粗忽になっちゃったね」と、師匠から皮肉やら苦笑やら・・・。
せっかく遠路来ていただきましたが、途中までになってしまって、千公さんごめんなさい。
でも、通しでやった時よりもたくさん宿題が出たから・・、まぁお許しいただきましょうか。
母と妻と教師と落語をこなす夢学さんは、多忙な年度末を終えて、久しぶりの稽古会参加でした。
いつもは千公さんと一緒に南房総から来るのですが、今日は一人で来ると言うので、「門前仲町(あるいは越中島)から迷わずに来られるかなぁ」と、みんなで心配していました。
ところが、(予想通り?)到着予定の時刻になっても来ないので、先に来ていた千公さんも心配し始めました。
と、そのうちに無事に着きましたが、後で本人に聞くと、門前仲町で降りずに、茅場町で降りてしまったそうです。
さて、「桃太郎」ですが、登場人物を父子にせず、母娘にしようか・・・などと迷っているようです。
会話も、現代的にやるので、お父っつぁん(おっ母さん)ではなくて、パパ(ママ)にするとか、これから作り上げる必要があります。
そうなると、金坊ではなく、女児の名前も考えなくてはいけません。
我々も、「それじゃあ、(我々にもお馴染みの娘さんの)"まなちゃん"にしたら・・」と言ったら、「う~ん、あまりにも生々しい」と、やや逡巡していました。
「まなちゃん」も、そろそろ反抗期なんでしょうか?
落語っ子連の稽古に来たり、深川三流亭で小噺を披露してくれたり高座返しをやってくれたのは、2・3・4年生の頃でしたから。
昨日の落語っ子連の稽古の様子の間に入りまして、「三越落語会」情報。
師匠が、久しぶりにご出演になります。
早速、チケットを確保しておきました。
何とも言えないメンバーと演目です・・・。
天祖亭の媛堵(えんど)さんは、我が連への交流稽古には初めて参加されました。
天祖亭と言えば、メンバーのほとんどが女性で、確か男性は2人だけで、そんなマイノリティ状態の中を、実に健気に頑張っています。
まぁ、とにかく、あそこの女性パワーは物凄いですから。
ということは、彼は心身ともに逞しいということですね。
茗荷谷に住んでいるので「茗荷宿」をやろうと思ったそうです。
演読のコツと言うか、大切なことは、事前の場面設定や人物設定をしっかり行うことと、自然な会話や仕草を意識することだと思います。
声も出ているし、好感の持てる雰囲気を持っていますから、是非、そんなイメージ作りを丁寧にして欲しいと思います。
越児さんは、「厩火事」を早々にクリアして、「親子酒」の読み稽古は2回目。
何を演っても上手いんですが、親子共々酔っ払った場面は圧巻です。
口調も仕草も、まだ読み稽古の段階ですから、完全に演じてはいないはずですが、演読で十分に面白さが伝わって来ます。
師匠の仰る「演読をしっかり」ということの、一つのお手本だと思います。
それから、我が連では、師匠のコメントだけでなく、メンバー同士でも、アドバイスし合うことがありますが、いつも説得力のあるコメントがいただけます。
力量のある人のコメントは、やはり説得力がありますよ。
今日はこれから、お孫さんのお宮参りだそうで、途中で退出されました。
じいじも大変です。
蝶九さんは「転失気」にチャレンジ開始です。
「牛褒め」は自分のものにし、「道灌」も師匠からのOKが出たようで、次はと「転失気」を指示されたようです。
蝶九さんは、事前に登場人物や舞台設定を自分なりにやっているので、例えば師匠の高座本も鵜呑みすることなく、調べたり整理したりして、納得してから取り組んでいる気がします。
技術面は、稽古や経験を積めば自然に備わって来ると思いますから、今のように丁寧に取り組む姿勢を続けて欲しいと思います。
高座本の冒頭の地語りの部分が、あまりしっくり行かないということだったので、ちょっとアドバイスさせてもらいました。
明るい珍念、見栄っ張りですが善人の和尚さんを、いきいきと描いてほしいものです。
明治以降の日本は、国を発展させるために、様々な土木建築物を作って(造って)来ました。
大規模な構築物、施設、建物、道路・・・、時には豊かな自然や人々の平和な暮らしも犠牲にして。
世も移り変わり、過剰につくられた"ハコモノ"などは、環境破壊や財政難の元凶日本なって来ました。
そんな中で、熊本県八代市の本格的なコンクリートダムが、完全に撤去され、悪臭や水質悪化の要因となっていたダム湖が姿を消して球磨川に清流が戻り、生物の種類も増えて来たそうです。
これからは、「日本初のダム撤去の町」を掲げて地域おこしに乗り出したということです。
ダムがあった場所から約100メートル下流に住む人は「長年悩まされた悪臭と騒音から解放された」と。
少雨の夏場は放水されずにダム湖はよどみ、悪臭が屋内まで流れ込んだ。
雨の多い時には、放水のたびに窓が音を立てて揺れた・・・。
撤去工事で悪臭と騒音は解消された。
撤去工事が始まった12年以降、ダムの上下流4か所で行われた水質調査で、汚染の指標となる生物化学的酸素要求量(BOD)の値は、国がきれいな河川の基準とする1リットル当たり2ミリ・グラム以下で推移。
さらに、流域の多くの地点で底生生物の種類が増えている。
ダム近くの調査地点では昨冬、カゲロウやカワゲラなど54種の生き物が確認され、04年度の調査時の約5倍になった。
「多様な生物を育む環境が整ってきた」と。
川に流れが生まれ、瀬や砂州が姿を現した。
アユの産卵に適した河床も増えた。
ダム撤去で土砂が流れ出し、河口域の干潟にも変化が起きた。
カニの仲間「ハクセンシオマネキ」など、希少生物の生息域も広がっている。
「子供の頃に遊んだ球磨川が戻ってきた」。
・・・やはり、自然がいいんですね。
今日から4月。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の傘下の「三菱東京UFJ銀行」の行名も「三菱UFJ銀行」に変更されました。
行名から旧東京銀行に由来する「東京」の文字を外し、持ち株会社名にそろえたことになります。
かつて日本で唯一の外国為替銀行として海外で抜群の知名度があった旧東京銀の名残が行名から消えることになりました。
英語表記は「MUFG Bank」に統一されます。
明日のの営業に備えて、全国の支店や出張所の看板や振込用紙の切り替え作業を完了したそうです。
まぁ、中身はあんまり変わらないでしょうが。
「寿限無銀行」の名前が、少し短くなりました。
「寿限無」-「三菱東京UFJ」・・・、真ん中の「東京」がなくなったから、「寿限無」からも真ん中の一字を取ると・・「寿無」・・・?
あんまりおめでたくなくなっちゃいました。
今日は落語っ子連の稽古。
いつもより、早めに出かけるので、支度しながら。
◇「うそつき村」 三代目三遊亭金馬
音源は59年前ですが、まだまだ聴くに耐えられるのが不思議です。
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