年寄りの冷や水?
「年寄りの冷や水」というのは、老人に不相応な、危ないことや差し出た振る舞いをすることのたとえ。
「年寄り」というのが、具体的には何歳からなのかは微妙ですが。
土曜日、行きつけの床屋さんの話。
お客さんの60代後半のある男性。
若い頃から本格的にテニスをやり、未だにテニスを続けている人が、仕事もリタイアしたので、かなり本格的で高価なロードレーサーを購入し、以前からの夢だったサイクリングを始めた。
一度、その自転車に乗って、散髪にも来たことがあった。
本人も、「なかなか難しい・・」と言っていたとおり、乗り方がぎこちないので、ちょっと心配していた。
先日、奥さんが運転する車で、散髪に来た時、顔が腫れ上がっているので驚いた。
聞けば、江戸川の堤防のサイクリングロードを走っていて、何かの拍子に転倒、気がついたら病院のベッドの上だったと。
顔面骨折と、口腔内も損傷しているので、これから大掛かりな手術を受けるということだった。
運動神経を自慢するところもあったから・・・。
これって、気の毒ですが「年寄りの冷や水」「年寄りの木登り」と言うんでしょう。
それにしても、自転車と言うのは、気軽な反面、とても危険なものだと痛感しました。
そう言えば、有名な政治家も、趣味の自転車で転倒事故を起こして、政界を引退せざるをえなくなりました。
ちょっとしたことでも、気をつけないといけません。
会社でも、60代半ばの人が、自宅の階段で転んで右足甲の小指の付け根を骨折、全身麻酔3時間にも及ぶ手術をして、最低2ケ月間は治療とリハビリが必要ということで、ただいま入院中です。
私は、面倒臭がりですから、身体を動かすようなことはしませんから、酷く怪我をすることはないと思いますが、落語もやりすぎではいけませんかねぇ。
落語もバカに出来ないのは、膝や腰にかなり負担がかかります。
それに、足が痺れて転倒・・、高座から落下・・なんていうこともあるかもしれません。