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2018年3月22日 (木)

歌丸師匠の執念?

体調不良で、先日は名古屋公演を休演した桂歌丸師匠が、昨日仙台で行われた「魅知国(みちのく)仙台寄席」で高座に復帰されました。
肺の持病が思わしくない中、何と、自宅のある横浜市から約350キロの距離を車で4時間以上かけて駆けつけたそうです。
歌丸師匠の執念?
強行出演したのは、この日の落語会が4月1日に東北地方初の常設寄席として仙台にオープンする「花座」の開場記念を兼ねていたことから。
歌丸師匠は、この花座の名誉館長。
また東日本大震災以降、被災者を気にかけながらも、自身の体調不良でなかなか東北で公演できなかったこともあって「この日だけは何が何でも行く」と周囲に伝えていたそうです。
酸素吸入のチューブを付けながら「鍋草履」を約15分。
「医者から誤嚥性肺炎と言われたので、えらく安い肺炎ですねぇと伝えたら、5円ではありませんと言われました」と病気もネタに・・・。

ただ、終演後は、長距離移動後の高座での体力の消耗が激しく、顔色は真っ青だったそうです。
そりゃそうですよ。
しかし、こうなると執念ですね。
歌丸師匠の今後の出演予定は4月11日からの国立演芸場「4月中席」。
4月28日に広島での落語会も予定されているそうですが、関係者は「遠方の落語会に出るのはしばらく無理。おそらくキャンセルになるだろう」と話しているそうです。
写真でも、高座の後ろに酸素吸入器が見えて、チューブが延びているのが分かります。
とにかく、無理をしないでいただきたい。

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