歌丸師匠のこと
桂歌丸師匠のことで。
歌丸師匠が、18日に名古屋市内で開催される「中日特撰落語会」を休演することになったそうです。
日本テレビ「もう笑点」の収録に参加するなど、体調の急激な変化はないが、先月名古屋で寄席に出演した際、帰りの新幹線内で息苦しさを感じたそうで、関係者は「現状、長距離移動には不安が大きい」と、今回の出演を見合わせたそうです。
公演の6日前です。
復帰予定は21日に仙台での公演だそうです。
来月1日に仙台でオープンする寄席「花座」の名誉館長を務めていることもあり、周囲には「何としても仙台の人々にアピールしたい」と語っているそうですが、関係者は「本人の体調と相談しながらだが、いずれにせよ今後は関東地区以外の寄席は難しいだろう」と話しているとのこと。
歌丸師匠には申し訳ない、大変失礼な言い方かもしれませんが、こんな不安定な状態は、主催者にも迷惑がかかるでしょうし、何よりも、楽しみにしていたお客さんに対して失礼になるのではと思います。
暖かいお客さんばかりで、来られなくなることも想定してはいるのでしょうが、芸人さんとして、それに甘えても良いのでしょうか?
身体とも相談して、ある程度確実なものに限定していくのが筋だと思います・・・。
どんなことがあっても高座に上がるのが芸人魂なら、上がれそうもない高座は選ばないのもまた真なりではありませんか?
いつでも、必ず待ってくれているお客さんがいるから、なにを置いてでも出て行く。
それなら、待っているお客さんのところへは必ず行くことが大事ではありませんか?
落語界や他の噺家さんに悪い影響を及ばしてしまう気もします。
寄席や近くの単発の高座に絞って、体調を見ながら続けて欲しいと思います。
仙台に来られて、万が一体調を崩されたりしたら・・・周りの人たちが大変なことになります。
元々、江戸落語なんですから、無理せず近場で頑張って欲しいと思います。
きっと、歌丸師匠の気持ちを忖度して、周囲の方々が何も言えないのかもしれません。
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