« 武田信玄の名前が消える? | トップページ | 落語協会分裂騒動 »

2018年3月23日 (金)

御乱心

三遊亭圓丈師匠の著書「御乱心」が文庫化され、「師匠、御乱心」として刊行されたそうです。
kkkk
【御乱心、落語協会分裂と、円生とその弟子たち】
六代目三遊亭圓生の弟子圓丈が、1978(昭和53)年に圓生が引き起こした、「落語協会分裂騒動」、それによる圓生一門の落語協会離脱、そして翌年の圓生急死までを実録小説の様式を借りて語っている。
小説の体裁こそとってはいるが、その実態としては後述の通りいわゆる落語界の「暴露本」的な色合いが濃い。
登場人物の名前は全て実名で、架空の人物は一切出てこず、著者によれば95%は事実(残りの4%は細かい言い回しや構成順序の僅かな違い、そして1%はギャグとのこと)。
それをして、自らの兄弟子であり、圓生の惣領弟子・五代目三遊亭圓楽を激しく糾弾しているが、著者自身をも俯瞰している。
・・・あの騒動から40年になるんですね。
この本には、クライマックスシーンで、何と、仙台の東北大学の落研が出て来るんです。
そう、圓
生師匠が、落語協会を脱退することを弟子の圓丈師匠に伝えるのは、創部20年と圓丈師匠の真打昇進披露も兼ねた、東北大学落研主催の仙台での圓生独演会の時、仙台のホテル野部屋でなんです。
1978年5月13日のことでしたから。
あの晩、打ち上げの席での圓生師匠は、とてもご機嫌でした・・・。
まさか、あんな騒動になるとは。

« 武田信玄の名前が消える? | トップページ | 落語協会分裂騒動 »

書籍・CD・DVD」カテゴリの記事