ごひやく都々逸(2/20)
今はもう見ることが出来ない、年末年始の風物詩。
[厄払い]
・与太郎が 極月晦日 日銭と豆を 厄払えたら くださいな
厄払いの口上をご紹介しておきましょう。
「あーらめでたいなめでたいな、
今晩今宵のご祝儀に、めでたきことにて払おうなら、
まず一夜明ければ元朝の、門(かど)に松竹、注連(しめ)飾り、
床に橙鏡餅、蓬莱山に舞い遊ぶ、
鶴は千年、亀は万年、東方朔(とうぼうさく)は八千歳、浦島太郎は三千年、
三浦の大助百六ツ、この三長年が集まりて、
酒盛りをいたす折からに、悪魔外道が飛んで出で、
妨げなさんとするところ、この厄払いがかいつかみ、
西の海へと思えども、蓬莱山のことなれば、
須弥山(すみせん)の方へ、さらありさらり」
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