牛久亭学津さん
はるばる茨城県の牛久から千葉県の佐原まで電車に揺られて約2時間弱、参加してくれました。
「おねだり小僧(真田小僧)」と「つる」の2席。
今年が年男だという、落語好きな好青年です。
彼が素晴らしいのは、落語が上達したいという熱意をペースに、噺や稽古に、その時その時のテーマを明確にして臨んでいるところだと思います。
今回も、2席ともに、既に発表会で口演している噺なのに、自分で満足していない。
12月に「牛久味わい亭」で好演した「つる」も、時間の関係でかなりカットしたので、師匠の高座本のフルバージョンが完成していないという訳で、さらに取り組んでいます。
「おねだり小僧」も、牛久亭の方々からもアドバイスをいただいて、これまた熱い取り組みをしています。
こういうスタンスは、是非、発表会が終わればすぐまた別の噺に飛びつく東京のおじさま、おばさまに、見せてあげたいと思います。
学津さんは、声量もあるし、言葉も流暢に出て来ます。
それが、若さと相俟って、声とペースのメリハリを単調にしているのかもしれません。
台詞を語るのではなくて、会話を語ることを心がけると、彼も一層上手になると思います。
いずれにしても、理屈抜きに、高座のリアルな体験を増やして、試行錯誤して行って欲しいと思いました。
今月の落語っ子連の稽古会にも、交流参加してくれるそうです。
今回、一緒に稽古させていただいた3人には、「落語を立体的に演じよう」というのが、共通のアドバイスになったかもしれません。
この3人は、来月4日に土浦で、3人の高座名から一字ずつ取って名づけた「大九津(たいくつ)の会」をスタートさせるそうです。
是非とも頑張ってもらいたいものだと思います。
大小さん、蝶九さん、学津さん、お疲れさまでした。
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