百梅さん
百梅さんの「薬缶」も、かなりこなれて来ました。
この噺の肝とも言える、講釈の部分も、流暢になって来ました。
師匠からは、講釈の冒頭の、武田信玄と上杉謙信の名前を語る部分は、もっとゆっくりとのアドバイス。
この言い立ては早口言葉ではなく、講釈のリズムでと。
一通り覚えましたから、これからは、リズムや言い方や仕草などを練り上げることだと思います。
ところで、そもそも、この知ったかぶりをする"先生"は、元々答えを持っているのではなく、その都度、思いつきで答えているのではないかということでしょうか。
だとすると、この講釈の部分も、最初からストーリーを持っていたのではなく、行き当たりばったりでこじつけて行ったはず。
それならば、最初は、やや不安で自信なげに、途中から興に乗って来る。
八っつぁんも、元々芝居や講釈が好きで、薬缶の由来のことなど忘れて、講釈に聴き入ってしまう。
その心理状態のプロセスを描くことがポイントですね。
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