丁酉年の落語徘徊
2017(平成29)年丁酉も、とうとう大晦日になりました。
今年はどんな年だったんだろう・・・?
色々あったような、何もなかったような。
良かったような、良くなかったような・・・。
まずは、「聴く」「演る」「書く」を振り返ります。
◆聴く
最近は、なかなか落語会に行くことが出来ません。
せいぜい「東京落語会」に通う程度です。
ただし、今年は、努めて、師匠が指導されている連(方々)の会を覗きました。
他の連の様子もよく分かりました。
7/2 手酌の会
7/17 千川亭落語会
7/29 広場亭落語会
8/11 紅巣亭落語会
9/10 要亭落語会
11/11 有難亭・やまゆ寄席
12/18 牛久味わい亭
それから、8/12には、天祖亭の稽古に交流稽古に行かせていただきました。
◆演る
今年の高座は12回でした。
1/14 深川三流亭 「人情八百屋」
3/25 千早亭落語会 「不幸者」
5/13 おひろめ寄席 「怪談牡丹燈籠」
5/27 お江戸あおば亭 「人情八百屋」
6/10 南行徳寄席 「不孝者」
7/1 深川三流亭 「五百羅漢」
7/9 高石神寄席 「三井の貸し傘」
8/19 烏楠落語 「怪談牡丹燈籠」
9/18 牛久味わい亭 「怪談牡丹燈籠」
9/30 千早亭落語会 「おせつ徳三郎」
10/27 同期会 「怪談牡丹燈籠」
11/25 お江戸あおば亭 「試し酒」
何と、「怪談牡丹燈籠」を4回もやってしまいました。
ただ、持ちネタが増える中で、再演や再々演をすることも重要だと思い、持ちネタの中
でも特に
大事にしたい噺に力を入れました。
「牡丹燈籠」「人情八百屋」「五百羅漢」「不孝者」・・・。
◆書く
「三段なぞかけ集」「噺折込ごひやく都々逸」に尽きるかもしれません。
そして、このブログ。
◇1月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/01/post-19bd.html
「深川三流亭」で、師匠から稽古をつけていただいた35席目の「人情八百屋」を演って感涙にむせびました。
◇2月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/02/post-c689.html
3月の「千早亭落語会」でネタ下ろしをする「不孝者」の読み稽古。
師匠からは、「この噺は、官能落語だから」というアドバイスだけ。
これから仕上げて行きますが、果たしてどうなりますことやら。
◇3月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/03/post-ef96.html
今月のハイライトは・・やはり「千早亭落語会」でしょう。
師匠からご指南いただいた36番目の噺「不孝者」。
◇4月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/04/post-fa3a.html
仕事の関係で、稽古会に行けないこともありました。
今月は、東京落語会と一門会で、師匠の高座を聴かせていただくことが出来ました。
◇5月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/05/post-a986.html
「おひろめ寄席」、私は出演者18名の最後に、「怪談牡丹燈籠・お露新三郎」を演らせていただきました。
各連が工夫した高座は、長時間にも拘らず、最初からお開きまで聴いてくださったお客さまにご満足いただけたものと思います。
◇6月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/06/post-3d76.html
落語っ子連の三流亭窓口さんの関係で、市川市の公民館の講座に採用していただき、今回で3ヶ所目の出前公演になりました。
落語っ子連「深川三流亭」をそのまま公民館主催の講座としてやらせていただいた形です。
◇7月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/07/post-b44d.html
特筆すべきは、23日の師匠の「喜寿祝賀会」でした。
一番驚いたのは、今月は、稽古会皆勤だったことです。
三流亭は2日と15日、千早亭は11日と25日。
「深川三流亭」では、「五百羅漢」をやらせていただきました。
昨年の再演でしたが、かなりオリジナルな部分も盛り込むことが出来たと思います。
そして、翌週の9日には、「高石神寄席」ということで、市川市の高石神自治会で「深川三流亭」の出前落語会です。
ここでは「三井の貸し傘」をやらせていただきました。
暑い日でしたが、地元の皆さまに大勢ご来場いただいて、とても素敵な落語会になりました。
◇8月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/08/post-68d7.html
今月は、千早亭早千さんの落語会「烏楠落語」に出演させていただきました。
「怪談牡丹燈籠・お露新三郎」。
この噺、高座にかける度に、何かぐぐっと来るものがあります。
◇9月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/09/post-9aac.html
18日の「牛久味わい亭」。
それから30日の「千早亭落語会」。
いずれも、会場はいっぱいの大盛況でした。
特に、初めてお邪魔させていただいた「味わい亭」は、地元の方々の熱いご支援に支えられた、とても素晴らしい落語会でした。
「怪談牡丹燈籠」を演らせていただきましたが、楽しい高座になりました。
牛久の皆さん、それからお誘いいただいた好文亭梅朝さんには、心から感謝です。
そして、「第15回千早亭落語会」は、立ち見が出る大盛況で、これまた嬉しい悲鳴でした。
「おせつ徳三郎(刀屋)」は、まだまだこれから練って行かないと・・・。
◇10月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/10/post-4b77.html
27日は、社会人同期が念に一度集まる同期会で、落語をやらせてもらいました。
何をやろうかと迷いましたが、下手に受けずに滑るより、最初から滑った方がよかろうと言う訳で、「牡丹燈籠」にしました。
◇11月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/11/post-9aac.html
「試し酒」を突貫工事でやってみました。
◇12月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/12/post-215d.html
今月は、来月の「深川三流亭」を控えて、第一次落語っ子連から数えると第20回目の節目になりますので、 「落語っ子連のあゆみ」をまとめたり、「三段なぞかけ集」や「噺折込ごひやく都々逸」など、いわば「書く」 ことが中心になったかもしれません。
・・・という訳で、あっと言う間の1年でした。
とは言え、落語を通じて、様々なご縁、素晴らしい出会いもありました。
また来年も、いやずっと、私の落語徘徊は続きます。
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