« 本の注文・・その後 | トップページ | 安全慣れ? »
歌舞伎座の十二月大歌舞伎の狂言に「らくだ」とありました。これは、落語のあの「らくだ」でしょう。 落語にも、歌舞伎(芝居)の噺がたくさんあります。 これは、当時も、木戸銭が高くて庶民には手の出なかった芝居を、噺家が一人で高座で演じて喝采を浴びたという理由なのですが、逆方向もあるんです。 噺がすばらしいので、これが大掛かりな芝居になったというもの。 「らくだ」以外にも、「怪談牡丹燈籠」「怪談乳房榎」といった怪談もののほか、「文七元結」「芝浜」あたりも人気狂言になっています。 いわゆる「圓朝物」が多いのは、やはりストーリーが長くて複雑なので、芝居にもしやすいのかもしれません。