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2017年12月15日 (金)

繋がったぁ・・・

book「昭和の落語家群像」も、少しずつ読んでいますが、今日読んでいて知ったことは、この著者が「鬼の涙」の作者だということです。
この噺は、師匠の朝日名人会での公演を収録したCDの第一巻に入っていて、落語っ子連で越児さんが演ったこともあります。
   kk
その時にこの噺について師匠と話したことがありました。
その時は、作者の名前は、そのまま聞き流していたのですが、林家正蔵(彦六)師匠もお演りになっている噺だが、原作は同じだが、随分違っているというような話題でした。
師匠の「圓窓五百噺付袋」では、この噺についてこんなコメントをされていました。
清水一朗氏の原作に惚れて演らせてもらった。清水氏の地元であたしが口演したとき、客席で聞いていた清水氏の息子が「お父さんのとは違う」と感想を言ったというエピソードがある。落語は演じることによってまた創り変えられるもので、大きく変わることもある。
息子の一言は当然であろう。
故八代目正蔵師も演っていたが、やはり原作とは違っている部分があった。

正蔵師匠は、昭和36年4月にTBSラジオの番組で初演して、紀伊國屋寄席などで数回、高座にかけられているそうです。
正蔵師匠は、いわゆる「文芸物」を多く演っておられます。
・・・ということで、来年の2月3日に越児さんが「そや寄席」でやる「鬼の涙」は、この本の著者の作品、即ち新作落語ということです。
同じように感慨深かったのは、落語研究会を支えてくださった今村信雄という方は、三遊亭圓朝の速記を手がけた方のご子息だそうですが、「試し酒」の作者だと言われているんです。
やはり、落語を愛好する方は、落語の一席や二席創作出来ないといけないのでしょうか?
いずれにしても、色々な情報の端緒が繋がって来るのは、驚きと楽しみがあります。

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