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2017年12月

2017年12月31日 (日)

丁酉年の落語徘徊

2017(平成29)年丁酉も、とうとう大晦日になりました。
今年はどんな年だったんだろう・・・?
恋人の聖地
恋人の聖地
色々あったような、何もなかったような。
良かったような、良くなかったような・・・。
まずは、「聴く」「演る」「書く」を振り返ります。
◆聴く
最近は、なかなか落語会に行くことが出来ません。
せいぜい「東京落語会」に通う程度です。
ただし、今年は、努めて、師匠が指導されている連(方々)の会を覗きました。
他の連の様子もよく分かりました。
 7/2   手酌の会
 7/17  千川亭落語会
千川亭落語会会場
 7/29  広場亭落語会
 8/11  紅巣亭落語会
 9/10  要亭落語会
 11/11  有難亭・やまゆ寄席
会場の周り
 12/18  牛久味わい亭
それから、8/12には、天祖亭の稽古に交流稽古に行かせていただきました。
◆演る
今年の高座は12回でした。
 1/14  深川三流亭   「人情八百屋」
 3/25  千早亭落語会  「不幸者」
 5/13  おひろめ寄席  「怪談牡丹燈籠」

 5/27  お江戸あおば亭 「人情八百屋」
 6/10  南行徳寄席   「不孝者」
 7/1   深川三流亭      「五百羅漢」
 7/9   高石神寄席   「三井の貸し傘」
高石神寄席グラフィティ
 8/19  烏楠落語    「怪談牡丹燈籠」
早千さんから
 9/18  牛久味わい亭  「怪談牡丹燈籠」
 9/30  千早亭落語会  「おせつ徳三郎」
 10/27  同期会     「怪談牡丹燈籠」
 11/25  お江戸あおば亭 「試し酒」
何と、「怪談牡丹燈籠」を4回もやってしまいました。
ただ、持ちネタが増える中で、再演や再々演をすることも重要だと思い、持ちネタの中
でも特に
大事にしたい噺に力を入れました。
「牡丹燈籠」「人情八百屋」「五百羅漢」「不孝者」・・・。
◆書く
「三段なぞかけ集」「噺折込ごひやく都々逸」に尽きるかもしれません。
そして、このブログ。
◇1月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/01/post-19bd.html
3人の似顔絵
「深川三流亭」で、師匠から稽古をつけていただいた35席目の「人情八百屋」を演って感涙にむせびました。
深川三流亭
三流亭流三
◇2月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/02/post-c689.html
梅花咲く
3月の「千早亭落語会」でネタ下ろしをする「不孝者」の読み稽古。
師匠からは、「この噺は、官能落語だから」というアドバイスだけ。
これから仕上げて行きますが、果たしてどうなりますことやら。
◇3月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/03/post-ef96.html
丁酉弥生の落語徘徊
今月のハイライトは・・やはり「千早亭落語会」でしょう。
師匠からご指南いただいた36番目の噺「不孝者」。
千早亭落語会のDVD
◇4月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/04/post-fa3a.html
仕事の関係で、稽古会に行けないこともありました。
今月は、東京落語会と一門会で、師匠の高座を聴かせていただくことが出来ました。
◇5月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/05/post-a986.html
「おひろめ寄席」、私は出演者18名の最後に、「怪談牡丹燈籠・お露新三郎」を演らせていただきました。
各連が工夫した高座は、長時間にも拘らず、最初からお開きまで聴いてくださったお客さまにご満足いただけたものと思います。
怪談牡丹燈籠
◇6月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/06/post-3d76.html
今日は「南行徳寄席」
落語っ子連の三流亭窓口さんの関係で、市川市の公民館の講座に採用していただき、今回で3ヶ所目の出前公演になりました。
落語っ子連「深川三流亭」をそのまま公民館主催の講座としてやらせていただいた形です。
グラフィックメモリーin南行徳
◇7月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/07/post-b44d.html
特筆すべきは、23日の師匠の「喜寿祝賀会」でした。
記念写真
一番驚いたのは、今月は、稽古会皆勤だったことです。
落語っ子連稽古会
三流亭は2日と15日、千早亭は11日と25日。
今日は「深川三流亭」
「深川三流亭」では、「五百羅漢」をやらせていただきました。
昨年の再演でしたが、かなりオリジナルな部分も盛り込むことが出来たと思います。

そして、翌週の9日には、「高石神寄席」ということで、市川市の高石神自治会で「深川三流亭」の出前落語会です。
ここでは「三井の貸し傘」をやらせていただきました。
暑い日でしたが、地元の皆さまに大勢ご来場いただいて、とても素敵な落語会になりました。
◇8月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/08/post-68d7.html
今月は、千早亭早千さんの落語会「烏楠落語」に出演させていただきました。
千早亭永久in烏楠
「怪談牡丹燈籠・お露新三郎」。
この噺、高座にかける度に、何かぐぐっと来るものがあります。
◇9月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/09/post-9aac.html
18日の「牛久味わい亭」。
それから30日の「千早亭落語会」。
いずれも、会場はいっぱいの大盛況でした。
特に、初めてお邪魔させていただいた「味わい亭」は、地元の方々の熱いご支援に支えられた、とても素晴らしい落語会でした。
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「怪談牡丹燈籠」を演らせていただきましたが、楽しい高座になりました。
牛久の皆さん、それからお誘いいただいた好文亭梅朝さんには、心から感謝です。
そして、「第15回千早亭落語会」は、立ち見が出る大盛況で、これまた嬉しい悲鳴でした。
千早亭落語会
「おせつ徳三郎(刀屋)」は、まだまだこれから練って行かないと・・・。
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◇10月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/10/post-4b77.html
27日は、社会人同期が念に一度集まる同期会で、落語をやらせてもらいました。
牡丹燈籠
何をやろうかと迷いましたが、下手に受けずに滑るより、最初から滑った方がよかろうと言う訳で、「牡丹燈籠」にしました。
牡丹燈籠
◇11月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/11/post-9aac.html
「お江戸あおば亭」のプログラム
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oo
「試し酒」を突貫工事でやってみました。
感想様々
◇12月
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/12/post-215d.html
今月は、来月の「深川三流亭」を控えて、第一次落語っ子連から数えると第20回目の節目になりますので、 「落語っ子連のあゆみ」をまとめたり、「三段なぞかけ集」や「噺折込ごひやく都々逸」など、いわば「書く」 ことが中心になったかもしれません。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
・・・という訳で、あっと言う間の1年でした。
とは言え、落語を通じて、様々なご縁、素晴らしい出会いもありました。
また来年も、いやずっと、私の落語徘徊は続きます。

年忘れにっぽんの歌

テレビ東京の恒例の番組「年忘れにっぽんの歌」。
夕方4時から夜10時までにはやっているそうです。
年忘れにっぽんの歌
私などは、国営放送のわざとらしい番組よりずっといい。
だって、こちらの方が、出演者をほとんど知っているし、歌える歌えるばかりですから。
【出演者】(50音順)
石川さゆり、石川ひとみ、市川由紀乃、五木ひろし、伊藤咲子、岩崎宏美、大月みやこ、大野真澄、丘みどり、梶光夫、門脇陸男、金井克子、加山雄三、川中美幸、北島三郎、北原ミレイ、北山たけし、クミコ、香西かおり、九重佑三子、伍代夏子、小林幸子、今陽子、坂本冬美、五月みどり、島津亜矢、ジュディ・オング、庄野真代、城之内早苗、新川二朗、神野美伽、瀬川瑛子、千昌夫、園まり、田川寿美、田辺靖雄、デューク・エイセス、敏いとうとハッピー&ブルー、鳥羽一郎、中条きよし、長山洋子、新沼謙治、畠山みどり、原田悠里、氷川きよし、日野美歌、福田こうへい、藤あや子、細川たかし、堀内孝雄、前川清、増位山太志郎、マヒナスターズ、美川憲一、三沢あけみ、水森かおり、水森英夫、宮路オサム、三山ひろし、八代亜紀、山内惠介、山川豊、山口ひろみ、山田太郎、山本譲二、山本リンダ、湯原昌幸、吉幾三、ロス・インディオス、ロス・プリモス、渡辺真知子

・・・ほとんど知っていますから。
どこぞの紅白よりも豪華メンバーだと思うのですが・・・。

丁酉師走の落語徘徊

12月もあっという間でした。
考えてみると、最近は、大阪にいる時間が長く(多く)なったので、なおさらそう感じるのかもしれません。
今日の富士山
勿論、同じ時間の長さを生きているのですが、何となくそう感じます。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
今月は、来月の「深川三流亭」を控えて、第一次落語っ子連から数えると第20回目の節目になりますので、 「落語っ子連のあゆみ」をまとめたり、「三段なぞかけ集」や「噺折込ごひやく都々逸」など、いわば「書く」 ことが中心になったかもしれません。
落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集まだまだ続けようと思います。
「東京落語会」には行けませんでしたが、例年の「紀伊國屋寄席」で、今年の落語納めを楽しむことが出来ました。 
  紀伊國屋寄席
それから、「牛久味わい亭」を聴きに行きました。
師匠が指導されている他の連の方々の活動も活発で、大変刺激になります。
来年早々の「深川三流亭」と2月の「そや寄席」のチラシやプログラムも準備が出来ました。
深川三流亭のチラシ

今月はありませんでしたが、今年は高座の機会は12回でした。
このブログがスタートしたのが、2009年1月1日。
丸9年経ちました。
まぁ、くだらないことばかり、それも毎日、よくも続けたものだと、我ながら呆れます。
来年も、いやずっと続けたいものだと思っています。

ごひやく都々逸(12/31)

今年最後の都々逸は、やはり落語国トップスターの与太郎さん。
[孝行糖]
・与太郎さん 五貫文もと 一人飴売る 
          
水戸屋敷とて 苦にもせず
一番厳しかった水戸様の門前でも、能転気に「孝行糖、孝行糖ぉ〜」。
今年もお世話になりました。

今日のなぞかけ(12/31)

今年納めのなぞかけです。
最後はやはり、この噺で締めなくてはと。
【錦の袈裟】
・「錦の袈裟」とかけて
・「朝起きたら晴天に雪の富士山が綺麗だった」と解く
・その心は「これが本当の二色(青と白)の今朝でしょう」
【たぬき】
・「恩返しに来た子狸」とかけて
・「男と女の駆け引き」と解く
・その心は「札(金)を目当ての恋(鯉)の賽(鞘)当てでしょう」
【芝浜】
・「酒断ちを断つ」とかけて
・「悪いことをして新聞沙汰になる」と解く
・その心は「有名(夢)になるといけねぇ」

・・・・皆さま、どうか良いお年を!

2017年12月30日 (土)

紀伊國屋寄席

今年も落語の聴き納めは「紀伊國屋寄席」。
紀伊國屋寄席
例年30日は変わりませんが、今年は土曜日なので、仕事は昨日で終わりでしたが。いつもは、仕事納めの後に来ていました。
今年は、何度寄席や落語会に通えたでしょうか?
紀伊國屋寄席
ロビーには、今年の全公演のプラグラムが今年も積まれています。
いつものとおり、一部ずつ取りました。
紀伊國屋寄席
古今亭志ん吉さんは、前座の頃から期待している人。
何年ぶりかで聴きました。
柳家三之助さんは、やはり二つ目時代によく聴いて、独演会にも何度か通いました。
小さん師匠の「目玉」というのは、山田洋次監督の作品ということですから、「のびる」 などと同じように、小さん師匠のための書き下ろしでしょうか。
林家正雀師匠の「豊竹屋」は、はまっていました。
そして、お目当ての柳家さん喬師匠の「文七元結」は、大変僭越ながら、自分の「文七元結」と聴き比べさせていただきました。
とにかく、聴き手と言うより、演者として聴かせていただきました。
やはり、設定や演出には、それぞれのびる違いがたくさんあり、参考にさせていただきました。
途中、客席からすすり泣きの音。
終わってからは、涙を拭う人が何人もいました。
今年の聴き納めに相応しい人情噺でした。
・・・来年、どこかで再演しよう。

紀伊國屋寄席へ

日中は、落語のゆかりの場所をブラブラして、夕方には新宿の紀伊國屋書店へ。
これから、今年最後の「紀伊國屋寄席」です。
紀伊國屋寄席へ
会場に着いたのは、ちょうど開場したばかりで、紀伊國屋ホールの入口は長蛇の列。
そんなに慌てなくてもいいのにって思いますが、自分もその中にいます。
「満員御礼」と赤書きされて掲示されています。
紀伊國屋寄席へ
こんなに忙しいのにって思いますが、自分もそうでした。

新宿駅

上野駅と東京駅に続いて、新宿駅。
新宿駅
当然のことながら、ここも大混雑ですが、東京駅や上野駅と異なり、帰省ラッシュと言うより、いつもと変わらない、飲食やショッピングという雰囲気です。
新宿駅
それでも年末の雰囲気ではあります。

東京駅うらおもて

"うらおもて"とは失礼かもしれないですが、長い間工事をしていたイメージの強い東京駅。
東京駅うらおもて
東西(裏表)の、丸の内側と八重洲側は、対照的な姿になりました。
東京駅うらおもて
それぞれ、日本の玄関口と言えるのでしょう。

学習院大学正門

雑司が谷鬼子母神から目白駅まで歩く途中での目白通り沿いにあるのが学習院大学。
やんごとなきところも在学されている名門大学。
学習院大学正門
正門から入ってキャンパスの中を歩こうと思っていると、守衛さんが「いつもは開放しているんだけど、年末年始なんで」と、入ることが出来ませんでした。
仕方なく、また目白通りを歩き始めると、別の職員のが方が声をかけてくれて、キャンパスマップを手渡してくれました。
私のイメージでは、キャンパス内にピラミッド型の建物があったはずですが、今はなくなっているそうです。

暮れの徘徊

今日は天気が良いので、持ちネタと関わりのある場所を歩きました。
まずは、雑司が谷の鬼子母神。
「藪中の蕎麦」の舞台です。
参道の案内処は、残念ながら、年末で閉まっていました。
祖師堂も、お正月の支度中です。
暮れの徘徊
それから、目黒の五百羅漢寺。
羅漢さんを見て、本堂の法話を聴いて。
それから、本堂の脇の再起地蔵尊荷物手を合わせて。
暮れの徘徊
隣の目黒不動尊は、参道には、露店が開店準備で、お正月気分になって来つつあります。
暮れの徘徊
やはり外せないのは、谷中全生庵。
今年も「牡丹燈籠」を4回も殺らせてもらいましたので、墓前に手を合わせました。
暮れの徘徊
電車を乗り継ぎながらですが、久しぶりに歩きました。

帰省ラッシュ

朝、ぶらりと?東京駅に行きました。
帰省ラッシュ
昨日もそうでしたが、今日こそ帰省ラッシュのピーク。
新幹線は、東海道・山陽新幹線、東北、上越、北陸とも、大混雑の模様です。
帰省ラッシュ
面白いのは、最近はチケットをインターネットで購入しておいて、乗る時に発券するのが多くなったんでしょう。
「東京駅での発券は大混雑なので、他の駅で発券するようにと、山手線の駅でアナウンスされていました。
お土産売り場にも長蛇の列でした。

朝の上野駅

今日は、たまにはブラブラしようと、朝からふらりと。
朝の上野駅
上野駅は、新幹線は混雑かもしれないですが、8時前は、まだまだ静かです。
今日は天気が良いので、少し歩いてみようと思います。
朝の上野駅
行き慣れた、自分の持ちネタゆかりの場所になるでしょう。

ごひやく都々逸(12/30)

江戸っ子は見栄っ張りの負けず嫌い。
意地を張っては損をする?
[強情灸]
・強情比べ 火をつけた腕 火傷などせぬ 苦しまぬ

腕に藻草を積み上げて、線香で火をつけると・・・。
だんだん熱くなる・・・。

今日のなぞかけ(12/30)

【万金丹】 
・「仏様の戒名」とかけて
・「古くから伝わっている事物についてのいわれ」と解く
・その心は「居士(故事)来歴でしょう」
【夏の医者】 
・「田舎の人の訛り」とかけて
・「昔ながらの暖房器具が欲しい」と解く
・その心は「あんか(アンカ)用か?」
【なめる】
・「隣の煙草屋の親父からもらった宝丹(気付け薬)」とかけて
・「政治のことを語るテレビ番組」と解く
・その心は「爺いが宝丹(時事放談)でしょう」

2017年12月29日 (金)

帰京

夕方の年末の納会に間に合うように、大阪から日中移動して東京に向かいます。
新大阪駅は、年末の混雑が始まっていました。
帰京
小さな子どもを連れた家族連れが目立ちます。
ワーワーギャーギャーうるさいのは、まぁ仕方ありませんね。
早めに予約していたので、安心して座席に座れました。
チケットレスの「EX予約」は実に便利です。

ごひやく都々逸(12/29)

町内の素人芝居は、役をめぐって大騒ぎ。
[一分茶番(権助芝居)]
・代演の 権助の役 非人の権平 やりくりできぬ 苦肉策

田舎者の権助にかかっては、どんな役でも無茶苦茶です。

今日のなぞかけ(12/29)

【饅頭こわい】 
・「本当は饅頭が怖いのではなくて好き」とかけて
・「人に知られることなく」と解く
・その心は「暗(餡)に認めているでしょう」
【万病円】 
・「悪侍の屁理屈」とかけて
・「一線は越えていないと主張する国会議員」と解く
・その心は「一線は越えていないが一戦は交えているでしょう」 
【水屋の富】 
・「水を飲めるようにする」とかけて
・「一般人が当然のことと共通に認めている意見や判断」と解く
・その心は「浄水器(常識)でしょう」 

2017年12月28日 (木)

師匠に似てる?

何気なくテレビを見ていたら。
師匠に似てる?  師匠に似てる?
お笑いの「ハライチ」というコンビの片方が、師匠の若い頃に似ているのではと。
「岩井勇気」って言うか人だそうですが。

おじさんLINE

私は、ごく限られた人にだけですが、LINEを使っています。
今までのメールに比べて、手軽にメール出切るのが重宝だと思っています。
ところが、世の中では、「おじさんLINE」という言葉がメディアを騒がせているそうです。
そこで、この「おじさんLINE(中年男性が送りそうな文面)の特徴があるそうなんです。
 ・絵文字、顔文字が多い
 ・名前を「〜ちゃん」と呼ぶ
 ・聞かれていないのに自分のことを語る
 ・文章が長い
 ・やたらとご飯に誘う

・・・なるほど。
思い当たる部分もなしとはしません。
特に、3番目と4番目は、ややその傾向があるかもしれません。
しかしこれは、LINEだけではなく、他でも似たような傾向だと思います。
私の場合は、コミュニケーションする人が限られていますから、1番目や2番目や5番目はありません。
ところが、女子高生や若い女性は、このような文面を友人と送り合って、「おじさんLINEごっこ」を楽しんでいるそうですから・・・まぁ。
最近、若い子たちは意外に絵文字や顔文字を使わないことが多いそうです。
ところが、大人世代はメール文化で育って来ているので、絵文字や顔文字が必須だった?
だから、「若い子と言えば絵文字や顔文字を使う」という思い込みがあるのかもしれません。
同時に、文面ににじみ出る下心が女子高生たちに揶揄される原因になっていると言われると・・・、
実に愉快ではありませんね。
ほとんど関係ありませんが、気をつけることにします。
とにかく、おじさんはリスペクトもされず(されなくても仕方のないオヤジもいますが)、住みづらい世の中になって来たものです。

「落語っ子連のあゆみ」の構成

今度の「深川三流亭」でプログラムと一緒に配ろうかと検討中の「落語っ子連のあゆみ」。
第一次から第二次の現在に至るまでの、20回の発表会と出前落語会の内容などを織り込んだものです。
◇第一次落語っ子連 [1~2ページ]
師匠が、五百噺を完遂してから、小学生などへの「落語の授業」と並行して始めた、社会人への落語指南が「落語っ子連」です。
最初の頃の資料がないので、私が知っている範囲で、発表会の内容などをまとめました。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
◇第二次落語っ子連 [3~4ページ]
10年・10回の発表会行った第一次を継承した現在の落語っ子連のあゆみ。
師匠から会(連)長を仰せつかり、活動した「深川三流亭」の足跡。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
◇「深川三流亭」出前落語会 [5ページ]
「深川三流亭」のリピーターやご贔屓からの依頼で、各地に出前落語会を行った内容。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
◇三段なぞかけ・噺折込ごひやく都々逸 [6~7ページ]
師匠からの宿題で、メンバーが必死で考えたなぞかけと都々逸の紹介。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
◇落語っ子連の紹介 [8ページ]
「落語っ子連のあゆみ」の構成
地道な活動も、過ぎた後でに振り返って見ると、とても綺麗な径が出来ていたようです。

母から

母も、おかげさまでだいぶ落ち着いて来ました。
母から
先日は、本が読みたいと言うことで、拡大鏡と佐藤愛子さんの本を送りました。
すると、喜んで、短時間で読了したようです。
母から
そして今度は、日野原重明先生のベストセラーが詠みたいというリクエスト。
「日野原先生は著書がたくさんあるから、書名が分からないと・・・」と言いつつ、決め打ちをして、送ることにしました。
母から
きっと間違いはないでしょう。

落語三段なぞかけ集

師匠から、「落語の演目をお題にしたなぞかけを作ってみたら」と、深川三流亭の楽屋で言われました。
我が落語っ子連への”宿題”みたいな感じで。
それでは・・・と、始めてはみましたが、なかなか大変です。
それでも、落語のあらすじを調べたりしながら、その噺のキーワードを見つけたり、政治・経済・芸能・スポーツなどの時事をも踏まえて、色々考えました。
この中から、師匠の高座本のシリーズの中「三段謎かけ集」に、師匠が作られたものに混じり、メンバーの作品も採用されています。
・・・と言う訳で、今までで、作品を7冊にまとめました。
第1巻目(壱)には、約750ぐらい掲載しました。
その後は、あまりにも分厚くなるので、1巻あたり90~100程度にまとめています。
ですから、ちゃんと数えた訳ではありませんが、合計で1300~1400程度のストックになっていると思います。
ただし、時々の思いつきで作っていますので、重複したり似ていたりするのもあるかもしれません。
また、時事という点では、「違うだろぉ~」なんて言うのも入っていて、もう過去のものになってしまったものもあると思います。とりあえず、表紙をならべてみました。
よく噺家さんは「大喜利」というと「三段なぞかけ」を持ち出します。
日本語には異口同音が多いので言葉遊びが広がったんでしょう。
落語っ子連でも落語の演目からお題を拾って遊んでみました。

落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集落語三段なぞかけ集
落語三段なぞかけ集まだまだ続けます。

ごひやく都々逸(12/28)

江戸時代の大財閥(豪商)鴻池に関わる噺
[御神酒徳利]
・五珠で占い 一夜(ひとや)で"ご破算"(解決)
                      厄難除く   繰り返し

算盤占いがことごとく当たり、災難を何度も解決する旅です。
ところで、この噺は、三遊亭圓生師匠が昭和天皇の御前口演でかけた噺です。
そんなところを折り込んでみました。
・御前の高座 一人で語る やんごとなきも くすり笑み
天皇陛下も、お笑いになったそうです。

今日のなぞかけ(12/28)

【木乃伊取り】 
・「木乃伊取りがなったもの」とかけて
・「展望台にある望遠鏡」と解く
・その心は「よく木乃伊(見えらぁ)」      
【味噌蔵】 
・「味噌屋の近所の火事」とかけて
・「記者会見で陳謝した不倫疑惑や暴行の国会議員」と解く
・その心は「味噌蔵(禊ぎ)はまだです」     
【三井の貸し傘】
・「三井越後屋の商法」とかけて
・「正統から外れ、特異な存在とみられている人」と解く
・その心は「伊勢丹児(異端児)でしょう」

2017年12月27日 (水)

師匠に

昨日の千早亭の稽古会の後で、師匠に「三段なぞかけ集(七)」を印刷して手渡しました。
師匠に
勿論、今までの全巻お渡ししてあります。
師匠が、「おぉ~。これで最後かい?」と仰ったので、「いやいや、まだまだ」と。

米原駅付近

新幹線のぞみは、最大の難所である関ヶ原に差し掛かります。
米原駅付近
横なぐりに雪が降っています。
まだ、それほどの積雪ではなさそうで、徐行はしているものの、大きな遅れではなさそうです。
米原駅付近
それでも、車内では、新大阪駅発の特急「こうのとり」に接続して乗る予定の人の数を確認に来ました。
発車時刻を調整してくれるのでしょう。
米原駅を過ぎて5分もすると、積雪もなく、 陽も照り出しました。

雪の影響

大阪出張の新幹線車中。
東京は天気が良かったのですが。
雪の影響
名古屋は雨だったようですが、岐阜羽島駅手前から雪化粧。
木曽川などもしぐれています。
雪の影響
米原付近は積雪で徐行運転のため、遅れが出るようです。

今日のなぞかけ(12/27)

【三井の大黒】
・「恵比寿と大黒の二つ神」とかけて
・「朝日の下に鳥とキリンがいる」と解く
・その心は「ビールはほかにドライかモルツか一番絞りです」
【宮戸川(お花半七)】
・「夜遊びで締め出し」とかけて
・「泡と足止め」と解く
・その心は「どれも食うもの、食べるものではありません」 
【妾馬(八五郎出世)】
・「八五郎が侍に取り立てられ出世する」とかけて
・「人間が作ったロボットの馬」と解く
・その心は「これぞ”メカ馬”でしょう」

ごひやく都々逸(12/27)

もう一題「夢の酒」でやってみました。
[夢の酒]
・夢のこと 後生だそんなに ひがんじゃ困る
              野暮な据え膳 食っただけ

たとえ夢でもそりゃちとまずい。

2017年12月26日 (火)

女性政治家

かつての野党第一党で、当時の党の要職で、党首を首になった人と、不倫疑惑で幹事長になりそこなった人が、この間の総選挙で棚ボタで野党第一党になった党に入党するそうです。
党にとって、大きなイメージダウンになると思いますから、やむを(山尾)えずなんて言って、入れん方(蓮舫)が良いと思います。
これが言いたかった!

懐かしい歌

妹が、自分の好きな(古い)歌のレコードジャケットの画像をインスタグラムに投稿して、コメントしています。
もうかれこれ、600曲ぐらいにはなっているようです。
あんちゃん(私)は、いつも「いいね!」とやっています。
一つ違いなので、かなり共通に知った歌が多いのですが、やはり高校生以降になると、やや違って来るようです。
母のところに行くときは、必ずこれが話題になり、色々な思い出話になったりもします。
懐かしい歌
昭和47年頃にヒットした「朝の恋人」。
本郷直樹という歌手の曲なんですが、兄妹ともに、とても好きな曲の一つだったようです。
ところが、YouTubeでも、なかなか音源がなかったそうで、やっとワンコーラスの半分ぐらいの音源を見つけたそうです。
意外と、この頃の映像や音源が残っていません。
今のようにデータを保存する技術や容量がなかったんでしょう。
かえって、ラジオの録音の方が残っている気がします。
なかにし礼さんの作詞なんですね。
雨降る朝 淋しい朝
  ホームにたたずみ 線路をみつめてた
  君は何処のひと
  ドアのそばで本を開き
  時々過ぎゆく景色に目をあげた
  君は何処へ行く
  このままずーっと君のあとについて 
  ついて行きたい
  淋しげな影で
  この胸をかきむしる
  君は僕の 悲しい朝の恋人だよ
長い髪と 長い睫
目と目が出合うと かすかに頬そめた
君の名も知らず
赤い靴と赤い傘が
窓から離れて静かに消えて行く
君のうしろ影
このままずーっと君のあとについて 
ついて行きたい
愛し合うすべも
言葉さえないけれど
君は僕の 悲しい朝の恋人だよ
    いつもの朝 いつもの様に
    ひとから離れて 電車を待っている
    君はもういない
    ドアにもたれ本を開き
    抱いてるみたいな瞳で外を見る
    君はもういない
    あの時君のあとについて 
    ついて行けばよかった
    初恋の空に
    虹のように消えてゆく
    君は僕の 悲しい朝の恋人だよ 

着物

赤系統の着物がなかったので、いつもの安いネット通販で買おうと思います。
着物
どんな物が来るか分かりませんが。
ダメなら、夏掛けぐらいには使えるでしょう。

東京かわら版

東京かわら版に、我が林家あずみさんが紹介されていました。
それにしても売れっ子になりました。
とても嬉しいですね。
東京かわら版
三味線漫談や浮世節は、三遊亭小円歌時代の立花家橘之助さんが「絶滅危惧種」だと、高座で自虐的に言っていましたが、勿論、橘之助さんも含めて、華やかな芸人さんが増えるのは、とても良いことだと思います。
東京かわら版
あずみさんがまだ見習い修行の頃に、「お江戸あおば亭」の番外落語会に出ていただいたことがありますが、もう難しいでしょうね。
私と談亭志ん志師匠は、あずみさんのフェースブックやインスタグラムに「いいね!」をするのが日課です。
東京かわら版でなくて、あずみさんの話題になってしまいました。

三段なぞかけ集(七)

平成30年1月1日にリリースすべく、しこしこと作っていました。
三段なぞかけ集(七)
「三段なぞかけ集」の第7巻がまとまりました。
毎日、このブログにも3題ずつ載せていますが、何とか続けて行きたいものだと思っています。
師匠の高座本の巻末にも、少しずつ掲載していただいていますので、頑張って、粗製乱造を続けたいと思います。

師匠の著書

師匠の先日の落語の授業の話題で、師匠の本のことを思い出しました。
◇落語の授業
落語には庶民の生きる知恵があふれている。
何よりも、落語は楽しい。
だから、子どもの頭も心も活発に働く。
「生きる力」の基礎・基本である、話す・聞く・思い描く力を落語を通じて育む試み。
  
師匠の著書
師匠が、「圓窓五百噺」を完遂させた後のライフワークだと仰る「落語の授業」。
その活動や考えを綴ったのが、名前もずばりの「落語の授業」。
師匠は、お若い頃からパソコンを駆使して、通信やらホームページを作っています。
◇圓窓落語大百科事典
   →  http://www.ensou-dakudaku.net/index.html
同時に、これ以外に著書も数々あります。
最近では、多くの噺家さんが、自分の経歴などを中心にした本を出版していますが、本を出すという点では、師匠はかなり早い方だと思います。
勿論、落語が中心ではありますが、ベタベタではありません。
とりあえず、出版順不同ですが、一部をご紹介しましょう。
◇「日本人が忘れちゃいけないこの落語」
人生に必要なことはすべて落語で学べる!
落語には、日本人が失ってしまった大事なことがどっさり含まれている。
命名、男女関係、雇用問題、お金、ペットなど、現代にも通じるテーマで、落語を紹介する。

日本人にこれだけは覚えておいてほしいという願いを込めて厳選した約25の噺について、現代人に通じる古くて新しい解釈を披露する。 
「正直であること」「欲張らないこと」「夫婦喧嘩を大いにすること」「年をとったら堂々と赤ん坊に戻ること」」「生き死にの冗談は言わないこと」等、現代日本が忘れてしまった美しい心を笑いとともに取り戻す。   
       《目次》
一  呼びつけにされた名前の嬉しさよ ----【命名】
二  女が強くたっていいじゃないか ----【男女関係】
三  まずは親より師匠が大事 ----【雇用問題】
四  宵越しの銭は苦の種、楽の種 ----【お金】
五  犬が人間様になってみれば ----【ペット】
七  落語の中の夫婦はなぜ離婚しないのか ----【夫婦関係】
八  生き死にの冗談は言うもんじゃない ----【高齢化社会】
九  いざとなったら喧嘩も ----【人間関係】
十  異次元のセンスと悪知恵と ----【子ども】
十一 自分が自分である証拠 ----【本人証明】  

  師匠の著書
・・・この本には、実は私も(三流亭流三として)登場します。
「三方一両損」のオチを新しく考えたという話題です。
◇みんな違って
26歳で自ら命を絶った金子みすゞ。
その最後の一日を描いた三遊亭圓窓の創作落語「みんな違って」。同作品がCD付きの切り絵絵本になりました。

師匠の著書
・・・金子みすゞの「みんな違ってそれでいい・・・」は、なかなか心を打つものがあります。
この詩人は、確か20代の半ばで、自ら命を絶ったはずですが、その最後の日のことを題材にした噺を、師匠は絵本にして出版されました。
◇圓窓ひとりごと
「奥さんもご一緒に」「動物愛護」「東京都文京区無名坂」など、雑誌に連載された文章や、新たに書き加えたものをまとめて単行本化。1988年刊。
   師匠の著書
・・・師匠の若かりし頃の著書です。
リアルタイムで買って読んだ記憶があります。

ごひやく都々逸(12/26)

色っぽい夢を見るのもいいものです。
[夢の酒]
・夢の中 ご新造さんに 引かれて上がり
                   やったりとったり 口説いたり

あぁ・・・、正夢であって欲しい。

今日のなぞかけ(12/26)

【目黒のさんま】 
・「秋刀魚の習性」とかけて
・「日本庭園」と解く
・その心は「どちらも回遊するでしょう」 
【もう半分】 
・「銚子半分ずつ飲むお爺さん」とかけて
・「厄年の男性」と解く
・その心は「人生、もう半分でしょう」 
【もぐら泥】 
・「”もぐら”と言われる手口の泥棒」とかけて
・「江戸川乱歩の小説」と解く
・その心は「もぐら(僕ら)は少年探偵団です」

2017年12月25日 (月)

流三「火事息子」

何か言える状態ではありません。
流三
左手にしているのは何だ?
流三
高座本ではないか・・・!

千公さん「ぞろぞろ」

千公さんは確か元々予定していた「蝦蟇の油」から「ぞろぞろ」に変更。
千公さん
これも、千公さんの初期の演目ですから、余裕がありそうです。

夢学さん「初天神」

夢学さんは「初天神」。
夢学さん
師匠から、独り言が聴き手に聞こえないからしっかりとのご指導。
後で、夢学さんは元々地声がややハスキーなので、無声音にならないようにと、ちょっとアドバイスしました。
夢学さん
女性なので、凧上げの仕草がまだぎこちないところがありますが、これもご愛敬でしょう。
越児さんやら、窓口さんやら、新参さんやら、かつてワンパクだったオジサンたちが、凧上げの講釈をしていましたが・・・。
「左手でこう・・引っ張って、右手で糸をこう・・こう・・繰り出す」。
甲も乙もないんですが。

百梅さん「薬缶」

百梅さんの「薬缶」は、ほぼ完成。
百梅さん
師匠から「良くなった。良かったよ。」とOKをいただきました。
百梅さん
これは、百梅さんの十八番になるかもしれませんね。
本番がとても楽しみです。

窓口さん「代書屋」

窓口さんの「代書屋」も、窓口さんの最初の持ちネタですから、これまた余裕綽々。
窓口さん
落語っ子連に参加して、初めて師匠に稽古をつけていただき、「フラがある」と言われた噺です。
窓口さん
オリジナルよりも、さらに進化している感じがします。

越児さん「厩火事」

越児さんは、「深川三流亭」の演目ではなく、もう次の演目「厩火事」。
越児さん
この噺は、私も持ちネタの一つですが、なかなか手強い噺でした。
越児さん
「御神酒徳利」は、既に「お江戸あおば亭」でネタ下ろし済ですから、もう余裕です。

新参さん「子褒め」

新参さん「子褒め」。
先日、予行演習も兼ねて、ご高齢のご両親やご兄弟の前で一席やって来たそうです。
新参さん
90歳を越えても、ご両親はつい最近まで、ご夫妻で「深川三流亭」に来てくださっていました。
新参さん曰く、せっかく聴いてもらおうと思ったのに、お二人ともこっくりと居眠りをしていたそうで、苦笑していました。
これも親孝行でしょう。
90歳にしてはお若い、どう見ても・・・いくつに見える?
新参さん
例によって、飄々とした語り口。

ここはどこの国?

毎日見上げるJR上野駅中央改札前に掲げられる幕。
ここはどこの国?
私には判読不能・・・。
ここはどこの国なんでしょう?
スマホ決済の最先進国からの観光客用なんでしょうね。

落語の授業

昨日の落語っ子連の稽古の時に、師匠が、交流稽古で参加していた有難亭蝶九さんに、何か分厚い書類?を見せていました。
何だろうと尋ねたら、師匠がずっと続けていらっしゃる、小学校での「落語の授業」に、先日、蝶九さんがお手伝いされたということで、児童たちのお礼と感想を綴じたものでした。
落語の授業
師匠の「ぞろぞろ」が、小学4年生の教科書に掲載されていて、師匠は、落語を広めるために、五百噺が終わった後のライフワークとして続けていらっしゃいます。
先日訪れた、この都内某区の小学校には、師匠は10年ぐらい前から行っていらっしゃるそうです。
教室で、落語のことや、仕草や扇子と手拭いの使い方の説明をしたり、落語に関わるクイズを出題したり、児童を座布団に座らせて喋らせたり、勿論、落語一席もと、盛りだくさんの内容です。
この日は、有難亭蝶九さんがアシスタントを勤めて、落語も「牛褒め」を披露したそうです。
私も、この児童が書いてくれた文章を一部読ませてもらいました。
一人一人、色々な感想を書いてくれていますが、みんなとても楽しく学習してくれたようです。
「手拭いや扇子の使い方が面白かった」とか、「クイズが楽しかった」とか、「蝶九さんの落語が良かった」とか、みんな紙いっぱいに書いてくれていました。
女の子などは、色鉛筆を使ったり、絵を描いたり、とても凝ったものもありました。
「あぁ、師匠はこんな素晴らしい、貴重な活動をされているんだ」と、改めて実感しました。
私が読んだ限りでは、「ボクは大きくなったら落語家になる(なりたい)」と書いた子は、残念ながら見当たりませんでしたが・・・。
pp
師匠の「ぞろぞろ」は、「小学国語 4上」に載っています。
pp
師匠の問題意識は、子どもたちに教科書を使って落語を教える先生たちが、落語のことを知らなさ過ぎるので、まずは先生方の教育や啓蒙が必要だということだそうです。
蝶九さん、とても嬉しそうでした。

ごひやく都々逸(12/25)

寒い日には熱燗で一杯が最高なんだそうです。
[居酒屋]
・ご酒替り一丁 冷やよりお燗 焼き鳥つまみに くっと飲み

居酒屋のカウンターで、ちょいとあぶった肴で熱燗・・あぁ極楽。

今日のなぞかけ(12/25)

【元犬】 
・「前は犬だったシロ」とかけて
・「共犯を捜す警察官」と解く
・その心は「もっといぬか(元犬か)?」
【百川】
・「日本橋浮世小路の老舗」とかけて
・「足を痛めたアスリート」と解く
・その心は「あぁ、百川(腿かぁ)」  
【紋三郎稲荷】
・「紋三郎稲荷」とかけて
・「都はるみの”雨やどり“」と解く
・その心は「笠間(傘は)あなたが差しかけて」

2017年12月24日 (日)

ラジオ寄席

今年4月に亡くなった三代目三遊亭圓歌師匠の特集。
    ◇「中沢家の人々」  三代目三遊亭圓歌
お弟子さんの三遊亭歌之介さん、三遊亭歌武蔵さんがゲスト。
確かに、「中沢家・・」は、いつ聴いても受けていました。
師匠が身延山で修行していて倒れた時に、まず運ばれた病院は、父が息を引き取った病院のはずです。

クリスマスイルミネーション

今夜はクリスマスイブなんだそうで。
オジサンにはとんと縁のない日で・・・。
クリスマスイルミネーション
自宅マンションの中庭には、クリスマスのイルミネーションが、これでもかと点滅しています。
ちょっとやり過ぎ感もしない訳ではありませんが。

家内安全?祈願

稽古の後で、窓口さん、越児さん、百梅さんと4人で、富岡八幡宮に家内安全を祈願しました。
家内安全?
富岡八幡宮では、先日、大変凄惨な事件があって、ご利益は?・・なんて言われているようですが。
ところが我々は、物は考えようで、「家内不安全」をすべて被ってくれたから、残りにご利益があるのではということで。
冗談はともかく、いつもと変わらない佇まいでした。
いつもの骨董市も開かれていました。

交流稽古参加

今日の稽古会には、他の連のメンバーのお2人が交流稽古ということで参加してくださいました。
交流稽古参加
紅巣亭可笑子(おかし)さんと、有難亭蝶九さんです。
交流稽古参加
申し訳ないことに、今回は、直後に「深川三流亭」を控えていたので、時間が足りず、稽古をしていただくことが出来ませんでした。
可笑子さんは、紅巣亭落語会で、「やかん」をお演りになりました。
まだ落語を始めてそんなに長くないそうですが、とても落ち着いた高座姿だったと記憶しています。
今日、交流に来られたのは、午後の稽古の時間に、別の場所で高座に上るということで。
やはり色々な場所でやっていらっしゃるようです。
蝶九さんは、この秋から、複数の連に集中的に交流参加されていて、今日もこれから、紅巣亭の稽古に参加した後、牛久亭と有難亭の合同稽古に参加されるとのこと。
一日に3つの稽古会を梯子するという快挙(暴挙?)だそうです。

落語っ子連稽古会

今日は、来月6日の「深川三流亭」前の最後の稽古会。
メンバー全員と交流参加がお2人と、とても賑やかな稽古になりました。
・・・それは良いのですが、実は、今日はいつもの部屋でなく、別の部屋だったのをうっかりしていて、いつもの和室に入って暫くすると、「今日は、私たちが借りているはずなんですが」と、和服の女性の方々が・・・。
「あっ、そうだった」と、お見立てみたいに、「こちらです、こちらです」と、慌てて移ったりして、大変でした。
◇「子褒め」     三流亭新参
落語っ子連稽古会
◇「厩火事」     三流亭越児
落語っ子連稽古会
◇「代書屋」     三流亭窓口
落語っ子連稽古会
◇「薬缶」      三流亭百梅
落語っ子連稽古会
◇「初天神」     三流亭夢学
落語っ子連稽古会
◇「ぞろぞろ」     三流亭千公
落語っ子連稽古会
◇「火事息子」    三流亭流三
落語っ子連稽古会
私の稽古は、最後の部分は時間切れになりました。
交流参加してくださった、有難亭蝶九さんと紅巣亭可笑子さんには、時間がなくて、見学だけになってしまいました。
しかし、楽しい稽古会だったと思います。

落語DEデート

今日は、落語っ子連の稽古会ですが、ちょっと用事があるので、残念ながら、番組途中で出かけました。
  ◇「饅頭怖い」     入船亭扇橋
懐しい声です。
「ねずみ」と「猫怪談」は、扇橋師匠の音源を参考にさせていただいて演りました。
あの優しくて柔らかい声はともかく本当に素敵でした。

富士山世界遺産センター

昨日、富士宮市に「富士山世界遺産センター」がオープンしたそうです。
富士山世界遺産センター
世界遺産センターは地上5階建てで、世界文化遺産、富士山の自然や芸術、信仰などを映像や展示で見ることができます。
中でも、最上階の展望ホールが売り物だそうです。
富士山世界遺産センター
オープン初日は快晴で、富士山がくっきりと見えました。

ごひやく都々逸(12/24)

クリスマスイブ。
雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう・・。
[愛宕山]
・幇間(たいこもち) ゴマをするなら 品良く粋に
           やれば祝儀が 雲を突く

お大尽の遊びと言うのは粋でなくてはいけません。
だから幇間も、品よく粋にゴマをするべし。
そうすれば、ご祝儀袋が山のように集まるでしょう。

今日のなぞかけ(12/24)

今日はクリスマスイブです。
そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ・・。
【やかん】
・「水沸かしに弓矢が当たった」とかけて
・「のど自慢で鐘がひとつ鳴った」と解く
・その心は「どちらも“(や)かーん”でしょう」
【厄払い】
・「厄年の人が厄を落とす」とかけて
・「大事な職務を解任された」と解く
・その心は「どちらも厄(役)払いでしょう」
【弥次郎】
・「大うそつきの弥次郎」とかけて
・「修験道の山伏」と解く
・その心は「いつも法螺ばかり吹いてます」

2017年12月23日 (土)

今日の富士山

今日は一日中暖かくて穏やかな日和でした。
富士山も、ずっと姿を見ることが出来ました。
◇東名高速大井松田IC付近
今日の富士山
◇東名高速大井松田IC先の分岐点付近
今日の富士山
◇富士市吉原本町付近
今日の富士山
◇東名高速富士ICゲート付近
今日の富士山
積雪は少ないようで、山肌はまだらです。

渋滞の元凶

自宅を出て1時間以上経っても、水戸街道は江戸川まで辿り着けません。
普通なら、10分もかからないところなのに。
渋滞の元凶
冬休みの渋滞なのかと諦めて、他のルートに迂回せずに、ひたすら車列に並びました。
何と、トンネル出口の事故のことですねための渋滞だったようで、それなら別のルートにしておけばと思いましたが・・。
渋滞の元凶
松戸警察署の前での事故です。
年末で、人の気持ちも浮き足立ちますから、落ち着いて、慎重に運転して行かないと。

大渋滞?

帰省のため、自宅を出たものの、水戸街道が大渋滞・・・。
大渋滞?
反対車線も、トレーラーとセダンがハザード点滅して停車中。
大渋滞?
良く見ると、青い車の後部ドア辺りがへこんでいて、ドライバーらしき人が、外でどこかへ電話している模様。
あぁ、接触事故らしい。
今、警察か保険会社に連絡しているのでしょう。
師走の慌ただしさで、色々ありますよ。

今日のなぞかけ(12/23)

今日は、嘘つきの話題になりました。
【安兵衛狐[野ざらし]】
・「長屋に住む源兵衛さんと安兵衛さん」とかけて
・「元は侍で釣り道楽の尾形清十郎」と解く
・その心は「どちらも骨を回向していい思いをしました」
【宿屋の仇討ち】
・「仇討ち自慢をする男」とかけて
・「森友学園の元理事長」と解く
・その心は「法螺が過ぎて窮地に追い込まれます」  
【宿屋の富】 
・「見栄っ張りな男」とかけて
・「てるみくらぶ(旅行会社)の社長」と解く
・その心は「嘘はすぐにばれてしまいます」 

ごひやく都々逸(12/23)

無学者は論に負けず。
[やかん]
・無学者が 誤魔化しこじつけ ひけらかす法螺
             野戦をネタに 苦しく語り

やぁやぁ遠からん者は音にも聞け・・・。
薬缶の薀蓄を語る無学者も、ここまで行けば立派なもの。

2017年12月22日 (金)

師走点描

東京駅で下車して、新しくなった丸の内側の広場に。
師走点描
東京駅丸の内側の広場がすっきりして、本当によくなりました。
東京駅の駅舎のライトアップも、ほどほどでいいですね。
東京駅丸の内北口のドームの中。
師走点描
その後で、銀座4丁目にも行ってみました。
街はクリスマスを控えた週末で、とても賑やかでした。
師走点描
最後は、リニューアルが完成した、地下鉄銀座線上野駅の改札前の新しいステンドグラス。
師走点描
まぁ、どこも夜だというのに、光(灯り)の洪水です。
これでいいのかな・・とも思ったりして。

帰京

3泊4日で、今週はずっと大阪にいたような気がします。
少し早めに帰ることにしました。
帰京
今日は穏やかな日和で、とても暖かく感じます。
地下鉄の新大阪駅ホームのエスカレーターも新しくなり、改札を出て、JRに向かう所も、長かった工事も終わりすっきりしました。
帰京
新大阪駅始発ののぞみを予約したので、27番線からの発車ですから、比較的早く入線して来ます。
帰京
台車のことは心配せずに、東京まで約2時間半の旅を楽しみたいと思います。

とんでもない

最近は、ドライブモニターとか車載カメラのおかげで、事故や事件が映像で確認出来るようになりました。
それでも、弁護士が酔っ払ってタクシーの運転手さんに暴行を加えたり、似たような事件が頻発していて、タクシードライバーは大変だなぁ、タクシー会社も大変だなぁと思っていた矢先でした。
とんでもない
お客さまならびにお取引先さま、関係各位殿

    当社代表取締役の不祥事と辞任について

                          平成29年12月21日 

平素より、東京エムケイをご愛顧頂き心より感謝申し上げます。
早速ですが、表題の件につきまして以下のとおりご報告、お詫び申し上げます。
当社代表取締役ユ・チャンワンが、本日午前0時ころ東京都港区路上において傷害の容疑で愛宕警察署に逮捕されました。
被害者の方に心よりお詫び申し上げるとともに、関係者の皆様へ多大なご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。
また、本件を受け、ユ・チャンワンは当社代表取締役及び取締役の職を速やかに辞任し、速やかにその手続を行うことといたします。
後任の代表取締役については決まり次第お知らせいたします。
なお、その間の当社経営については、ロサンゼルスMKの代表ソニー・パークが遂行してまいります。
お客様への最高のサービスを経営の最重要課題と掲げている当社におきましてこの様な事案が発生しご迷惑、ご心配をおかけすることは痛恨の極みであり、如何なる理由においても許される事ではありません。
この様なことが二度と起こらぬよう職員、乗務員一丸となってみなさまの信頼を取り戻すべく努力してまいる所存でございます。
重ねまして、今般のご報告の内容につきまして心よりお詫び申し上げます。
                         東京エムケイ株式会社

昨日、乗車を拒否されたタクシーの運転手に暴行を加えたとして、傷害容疑でタクシー会社「東京エムケイ」社長現行犯逮捕したそうです。
容疑者は当時、酒に酔っていたといい「覚えていない」と容疑を否認しているそうです。
うわぁぁ、敵は身内にもいるんですね。
いい歳した会社の社長が、覚えていないほど酒に酔っ払って、同業者に暴力を振るう・・・、一体何なのでしょう?
会社は、すぐに「関係者に多大なご迷惑をお掛けしたことをおわびする」とのコメントをホームページ上に掲載。
容疑者が社長を辞任する意向を固めており、近く必要な手続きを進める方針を明らかにしたそうです。
新橋の路上で、乗車を拒否した個人タクシー運転手の胸ぐらをつかんだり、脱げた男性の靴を顔面に投げつけるなどして、顔や胸に打撲などのけがを負わせたという・・。
どうせ、酔っ払っていたから乗車を拒否されたので、狼藉に至ったのでしょう。
しかし、所詮この程度の人物なんでしょうが、こんな男の下で精勤していた社員の皆さんは、本当にいたたまれないでしょうね。
「普段はいい人なんだけど、酒を飲むと・・・」なんて言うのは、もうどの世界でも通用しません。
やっぱり酒はいけませんね。
別の意味で、命を削る鉋かもしれません。

独立?

遠い国のことですが、独立問題に揺れるスペイン東部カタルーニャ自治州で、州議会(定数135)選が実施され、即日開票の結果、独立を宣言した連立与党が議席の過半数を確保する見通しとなったそうです。
ということは、現地では、独立派が有権者の一定の信任を受けたということですから、独立阻止を狙う中央政府は悩ましい・・・。
国というのは、歴史・気候・文化・宗教・民族・・・などが色々組み合わさっていますから、合従連衡というのはつきものなんでしょうか?
スペインと言えば、かつては世界の海を制して、各地に植民地を作った大国?ですが、今は、お膝元がグラグラしているんですね。
日本ならば、関西地方が独立するみたいなものでしょうか?
私はこの件に関して、カタルーニャ(語るにゃ)足りない者です。
これが言いたかった!

年末の混雑

今年もいよいよ残り少なくなって来ました。
恐らく、今日が、日本中の企業や団体などがフルで活動する、最後の週末なのでは・・・?
そこで、例えば、首都高速道路などは、年末に向けて利用者が増え、今日が混雑のピークとなる見通しだそうです。
平日の混雑時の3倍以上の激しい渋滞が予想されています。
冬至
そして、来週25日から27日にか けても渋滞が予想されており、首都高速道路は、ルートや日程の変更などで渋滞を避けて利用するよう呼びかけられているようです。
首都高速道路は、年末に向けて企業の営業車や運送会社のトラックなどの利用が増え、 1年のうちで最も渋滞が激しくなりますが、特に今日は金曜日と重なるため、激しい渋滞が予想されている訳ですね。
学校も冬休み・・、さぁ慌しくなって来ますね。
それにしても、渋滞は嫌ですねえ。
「首都高(シュッとこう)、車が上手く流れれば良いのにねぇ。」
「でもまだ、東名(当面)は無理ではないですカー?」

これが言いたかった!

ちょっと心配して・・・・

昨日、東京大手町の日本経済新聞社の本社ビルのトイレで火事騒動があり、1人亡くなったそうです。
66
テロのような犯罪ではなさそうで、とりあえずは・・・。
ところが、実は、我が大阪オフィスの通りを隔てた向かい側が、何と日本経済新聞大阪本社ビルなのです。

一時は、ちょっと心配になってしまいました。
勿論、全く何事もなく、いつもどおりでしたが。

冬至

今日は冬至。
1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということですから、昔は、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていたそうです。
太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点になるということです。
また、中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦 ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふ く)」ということで、冬至を境に運が向いてくるとしているそうです。
つまり、みんなが上昇運に転 じる日ということです。
なるほど、物は考えようですね。
それから、冬至はクリスマスのルーツという説もあるそうです。
クリスマスは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭とキリストの生誕が結びついたもので、その年の冬至が12月25日だったため、諸説あったキリストの降臨日が12月25日 になったといわれています。
・・・ということは、クリスマスは、当時の冬至の日から来ている?
当時の暦なら、冬至の今日がクリスマス、昨日がクリスマスイブ?
で、今夜は、かぼちゃに柚子湯?
冬至とクリスマスがかぼちゃ(被っちゃっ)たんで、柚子(融通)を利かして、別の日にした?

今日のなぞかけ(12/22)

【柳田格之進[蛇含草]】
・「越前屋の番頭の久兵衛」とかけて
・「ご隠居さん」と解く
・その心は「どちらも男の焼きもちでしょう」 
【柳の馬場】 
・「法螺吹きの按摩」とかけて
・「5年無違反でゴールド」と解く
・その心は「免許皆伝(改定)でしょう」 
【藪入り】 
・「薮入り」とかけて
・「医科学の生体実験」と解く
・その心は「どちらもネズミ(忠)が大事でしょう」

ごひやく都々逸(12/22)

仲間内で、色々策謀が渦巻いているようで。
[饅頭こわい]
・怖いはず 饅頭パクリ ひとつ残さず
                やいその手口 食わされぬ

何ぃ、今度はお茶が怖いだって?
もうその手にゃあ乗らねぇよ。

2017年12月21日 (木)

フィギュアスケート

オリンピック代表を決める全日本選手権。
フィギュアスケート
ドングリのなんとやらのようです。
今まで、フィギュアスケートなどは落ち着いて見たことはありませんが、ホテルの部屋の手持ち無沙汰で、ボーッとしてテレビ観戦。
フィギュアスケート
個人的には、3位の本郷選手が一番よかったと思いますが。
身体も大きくて見栄えもするし、表情も豊かだったし、年齢も二十歳を過ぎていて大人っぽいし。
フィギュアスケート
唯一、スタンディングオベーションが起こりました。
出場枠が減って2人だけしかありませんから、群雄割拠で大変です。

遠距離恋愛の日

回文の日だけでなく、遠距離恋愛の日でもあるそうです。
どうして今日が遠距離恋愛の日なのか?
日本記念日協会のホームページによると、「1221」とした時に、両端の「1」が離れてしまっているそれぞれの人を表し、その両方が中央に寄ってくると、それぞれが「1」から「2」(一人から二人)に変わることから遠距離恋愛中のカップルを表現しているそうです。
このことから、遠く離れていながらも恋愛している2人にエールを送る日として制定されているようです。
・・・よく意味が分かりません。
でも、遠距離恋愛って、大変ですよね。

回文の日

今日は「回文の日」だそうです。
ある人が教えてくれました。
「回文」というのは、上から読んでも下から読んでも同じ読みになる文章で、「1221」が回文のようになっていることから、回文俳句などを展開している宮崎二健という人が制定したそうです。
回文と言えば、「長き夜の 遠の睡りの 皆目醒め 波乗り船の 音の良きかな」という室町時代の流行歌や、西暦79年の古代ローマの遺跡に書かれていたという文章まで、様々な時代や文化に見られるようです。
なんて言わなくても、私の三流亭の高座名こそ回文そのもの。
「三・流・亭・流・三」です。

忘年会

一昨日、大阪のオフィスの忘年会が開かれました。
恐らく大阪で一番有名なビルの36階が会場で、約60人あまり。
実は、先月の終わり頃、余興を企画している若手社員から、落語をと打診がありました。
が、やんわり丁重にお断りしました。
と言うのも、もうオジサンが出る幕ではないし、落語は時間も必要だし、なかなか聴いてもらえないだろうから。
忘年会
その代わりという訳ではありませんが、20代の男性社員が、キーボードを弾きながら、見事な歌を披露してくれました。
とても盛り上げてくれました。
幼い頃からやっていたそうで、やはり辞退して正解でした。
老兵は消えるべきですね。
お呼びでない、こりゃまた失礼いたしました!

迷惑行為ランキング

日本民営鉄道協会が発表した「駅と電車内の迷惑行為ランキング」。
1位は9年連続「騒々しい会話・はしゃぎまわり等」。
「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」は前年度2位から4位にランクダウン。
2年ぶりに2位となったのは「座席の座り方」。
最も迷惑に感じる行為として「座席を詰めて座らない」という声が多いそうです。
3位は「荷物の持ち方・置き方」。
中でも「背中や肩のリュックサック・ショルダーバック等」が迷惑と感じている人が多いようです。
全く道灌・・・じゃなくて同感です。
迷惑行為ランキング
個人的には、空いている隣の席に乱暴に座って来るのと、ドアの近くに立ったままで開いても入口を譲らないというのも、とても腹立たしく思いますね。
普段はとっても良い人なのに、電車に乗ったり車を運転したりすると、人格が変わる人も多いようで。

冬の肌のケア

題名を見て気色悪く思う方もいるかもしれませんが、要は乾燥肌の話題です。
「老人性乾皮症です」と言われたのが、去年の冬のこと。
症状以上に「老人性・・・」と言われたのがショックでした。
薬(軟膏)やら保湿剤を処方してもらったり、ドラックストアで、色々な軟膏やクリームや乳液などを買って試しましたが、手足や首あたりのカサカサや痒み、掻いた後の傷などに悩まされ続けています。
尿素が含まれているのは良くないとか、ステロイド系は避けた方がよいとか・・・。
色々使ってみましたが、最近は「ニベア」を使うようになりました。
冬の肌のケア
要するに、高価なものでも、乾燥肌を治せるものはなさそうだから、保湿に心がけるだけなら、そんなに高価なものよりも、「ニベア」あたりが適当なのかもしれないということで。
別に個別の商品の宣伝ではなく、まぁこんなところなんでしょう。
なぞかけやっちゃいました。
「乾燥肌の手入れ」とかけて
「こじんまりしたアパートの部屋を探す」と解く
その心は「2部屋(ニベア)があれば十分です」

天使近影

天使②の近影。
天使近影
船橋アンデルセン公園に行って楽しんで帰ってから、39度の熱を出したそうで。
きっと、楽しみすぎて興奮して、オーバーヒートになってしまうのかもしれません。
私もそうだったような気がします。
プールに行ったら、塩素で肌が荒れるとか、嫁は大変です。
我が家のシャンシャンも手がかかかります。

火事で

一昨日、大阪市内で火事が相次いでいると言うニュースを目にしました。
火事で
寒くなって来て、やはり火災が頻発するんだなと、他人事のように思っていました。
その中で、一昨日午前8時半ごろ、大阪市内の集合住宅の1室でおよそ10平方メートルが焼ける火事があり、火元の風呂場から81歳の女性とみられる遺体が見つかったというニュース。
その後、いくらか詳しく分かって驚いたのは、どうやら、私の知人の母親らしいということ。
近所の人によると、この女性は、前日に入院先の病院から部屋に戻ってきたばかりだったということです。
どうやら、入所している施設から、久しぶりに外出して自宅へ帰っていたようです。
痛ましいことに、火災でかなり遺体の損傷が激しく、本人確認に手間取っているそうです。
まぁ、それこそ他人事ではありません。
久しぶりに帰って来た自宅とはいえ、普段の生活の本拠ではないので、ストーブやガスなどの操作や始末を誤ってしまったのかもしれません。
ご本人も、さぞや無念だったでしょうし、ご家族も突然のことで、本当に混乱されていることと思います。
唯一の救いは、他への類焼を免れたことでしょう。

ごひやく都々逸(12/21)

これまた季節外れ、四万六千日、お暑い盛りの噺です。
[船徳]
・大川で 誤魔化した手で 一人櫓を漕ぐ
                 やがて船揺れ くるくると

若旦那の俄か船頭は、すぐにボロが出てしまいます。
どこかの政党のように、一体この泥船はどこに行くのでしょう?

今日のなぞかけ(12/21)

【藪入り】 
・「薮入り」とかけて
・「医科学の生体実験」と解く
・その心は「どちらもネズミ(忠)が大事でしょう」
【山岡角兵衛】 
・「吉良邸討ち入りで手柄を立てた赤穂浪士の妻」
・「笛に浮かれて逆立ちすれば」と解く
・その心は「身軽なのはどちらも角兵衛だからでしょう」
【山崎屋】
・「花魁に夢中になった若旦那」
・「野菜の天ぷら」と解く
・その心は「どちらも入れ揚げて熱くなっています」 

2017年12月20日 (水)

後の先(ごのせん)

相変わらず、大相撲の騒ぎが続いていますが、今日相撲協会では、一連の横綱の暴行傷害事件に関わる処分が出されました。
それはまぁ、今後のこの団体の自浄能力の有無の問題です。
ところで、今や極悪人となっている横綱が、まだ独り横綱で、震災や八百長問題の頃に、健気なふりをしていた時には、よく「後の先(ごのせん)」を口にしていました。
「後の先(ごのせん)」というのは、大横綱双葉山が得意とした理想の立ち合い。
相手より一瞬後に(受けて)立ちながら、あたり合った後には(いつの間にか)先をとっている。
横綱に求められる品格、抜群の心技体を具現するものです。
勝てば良いのではない。
美しく潔い勝ち方が求められるのが横綱ですから。
それが、単なるスポーツではない、神事の相撲の姿です。
それを、外国育ちの人が理解するのは困難なのかもしれませんが、「後の先」を宣言していた同じ横綱が、この九州場所では、15日のうち、何と12日で、張り手やかち上げをやったと言いますから・・・言語道断ですゞ(`')、。
日本人のメンタリティを理解するのは、難しいと思います。
娘が身を売って拵えた大事なお金を、どこの誰かも知らない自殺しようとしている男にあげようとする了見。
その心意気を、ある意味で賞賛するメンタリティなんて。

桂歌丸師匠の番組

久しぶりに、真面目にテレビ番組を最近から最後まで視てしまいました。
桂歌丸師匠の番組
◇桂歌丸 家族のルーツに迫る!
第一線で活躍する著名人の家族史を徹底取材する「ファミリーヒストリー」。
81歳の今年、
はなし家生活66年を迎えます。
彼が生まれ育ったのは、横浜・真金町。
かつてそこには遊郭が広がり、その一軒が祖母が経営する遊女屋でした。
3歳の時に父が亡くなり、事情があって母とも別れ、祖母に育てられた歌丸。
これまで謎だった祖母の驚きのルーツ、
激動の人生が明らかに!

NHKの「ファミリーヒストリー」という番組でした。
最近、名前(苗字)のルーツだとか、こんな類の番組が多い気がします。

安全慣れ?

博多発の新幹線のぞみの台車に亀裂が見つかった問題。
私などは、長く使っていれば、色々不都合も出て来るよ・・ぐらいにしか、最初は思いませんでした。
どうせ、台車の鉄は神戸製鋼製だろう・・ぐらいに。
ところが、後から出てくる様々な事実を聞くに従い、これはJRの奢り、平和ボケ、危機感とコミュニケーションの欠如だということが分かり、腹立たしくなりました。
月に、東京と大阪を2〜3往復、新幹線を利用する身ですから。
やはり、とんでもない「極めて重大なインシデント(事故につながる恐れがあった事例)です。
トップが、「台車への亀裂の発生は想定していなかった」というのは、そんなことありえないでしょう。
安全慣れ?
と言いながら、「脱線に至ったかもしれない」とも言っていて、メチャクチャ。
一番の問題は、かなり前から異常を認識しながら、列車を止めなかったことですよ。
問題ののぞみは、新幹線は、途中、焦げたような臭いや、モーターのうなり音といった異常を認識しながら3時間以上走行を続け、やっと名古屋駅で運行を取りやめました。
岡山駅から乗車した車両保守担当の社員が「列車を止めて調べた方がいい」との認識を
車掌らに伝えていたにも拘らず、そのまま走行を続けたこと。
さらに、JR西日本の乗務員が新大阪駅でJR東海の乗務員に引き継ぐ際、「異常はない」と伝えていたこと。
・・・完全なボケた危機管理意識の欠如で、これを管理機器と言うのでしょう。
そんな杜撰な対応で、この車両は異常に気付いてから名古屋駅で運転を停止するまで3時間以上も走り続け、何と、台車の亀裂の長さが底面で16センチ、側面で14センチに達したそうです。
要するに、あと3センチで破断していた・・・。
走行中に破断すれば、脱線につながった可能性があった・・・・。
時速250キロで走る車両の台車が破断したら・・・。
最近の日本企業、みんなどこかおかしくありませんか?
本来の目的を見失って、手段や見栄えばかりを追いかけている気がします。

歌舞伎座で「らくだ」

歌舞伎座の十二月大歌舞伎の狂言に「らくだ」とありました。
これは、落語のあの「らくだ」でしょう。
歌舞伎座で「らくだ」
落語にも、歌舞伎(芝居)の噺がたくさんあります。
これは、当時も、木戸銭が高くて庶民には手の出なかった芝居を、噺家が一人で高座で演じて喝采を浴びたという理由なのですが、逆方向もあるんです。
噺がすばらしいので、これが大掛かりな芝居になったというもの。
「らくだ」以外にも、「怪談牡丹燈籠」「怪談乳房榎」といった怪談もののほか、「文七元結」「芝浜」あたりも人気狂言になっています。
いわゆる「圓朝物」が多いのは、やはりストーリーが長くて複雑なので、芝居にもしやすいのかもしれません。

本の注文・・その後

12月14日に、Amazonで、本を購入(注文)しました。
ある程度予想はしていましたが、注文後、いつものような反応ではありませんでした。
すぐに、注文確認メールが届きました。
Amazon.co.jp をご利用いただき、ありがとうございます。
Amazon.co.jp がお客様のご注文を承ったことをお知らせいたします。
商品が発送されましたら、Eメールにてお知らせいたします。
詳細は、注文履歴からご確認ください。

・・・そして、同じメールの中に、こんな表示。
お届け予定日:こちらの商品は別途発送いたします。
お届け予定日が決まりしだい、Eメールでお知らせいたします。
なお、商品の出荷準備開始前でしたら、アカウントサービスから注文をキャンセルできます。

・・・要するに、まだ本が見つからないのでしょう。
何となくキャンセルを促すようなトーンです。
確かに、注文した本は、一時絶版になり、その後復刻されたこともありますが、なかなかレアだとは思います。
しかし、注文する時は、在庫は2冊ということでした。
だから、注文も受け付けられたんでしょう。
さらに、注文履歴と言うサイトを確認してみました。
未発送 
お届け予定日: お届け予定日をお知らせするにはもう少し時間がかかります。
お届け予定日が分かり次第、Eメールでお知らせいたします。

・・・注文して、間もなく1週間です。
その後、何の反応もありません。
お金の話をすれば、既に決済手続きはしてある訳ですから。
実は、以前にも、同じ本で、同様のことがありました。
確か、なし崩し的にキャンセルになって、その後、何の通知も説明もありませんでした。
今回も、同じことになりますか・・・。
さすがに、ちょっと頭に来たので、カスタマーサービスとやらにに、メールでクレームを送信しました。
在庫もないのに、注文を受付けるというのは、実に問題だと思うのですが・・・。

蝦蟇の油の口上

落語っ子連の千公さんが、この間の日曜日に筑波山神社で、「筑波山ガマ口上保存会」 の蝦蟇の油の口上の実演を見学して来たそうです。
千公さんは、ただいま「蝦蟇の油」の稽古中。
千公さん
大変に勉強熱心と言うか、暇と言うか・・、勉強熱心ですよ。
何でも、二十代目の永井兵助さんとおっしゃる、どうやら、口上の名人の話も聴いて来たそうです。
蝦蟇の油の口上
この口上、つくば市の認定地域無形文化財なんだそうです。
そして、永井兵助という方の初代は、筑波山麓の新治村(現土浦市)の永井に伝えられる "永井村の兵助" の話によると、兵助は百姓の長男として生まれ、1753(宝暦3)年、16歳のときに江戸深川の木場問屋で働くかたわら、がまの油を売るため、居合い抜きで歯磨き粉の売った技法を取り入れ、口上に工夫を凝らし、武士の衣装をまね竹光を派手に振り回してガマの油を売るに至ったと伝えられているそうです。 
これがガマの油売り口上の初代名人永井兵助ということですから、落語で言えば三遊亭 圓朝みたいな存在かもしれません。 
しかし、どの世界にも名人というのはいるんですね。
しかも、蝦蟇の油の口上の名人は、二十代も続いていて、中には女性もいたようです。
さぁ、千公さんの「蝦蟇の油」はいかが相成りますでしょう。
それにしても、千公さん、実は、この噺を1月6日の「深川三流亭」でネタ下ろしの予定でした。
ところが、先日、会場近くの富岡八幡宮で、日本刀を使った殺傷(流血)事件があったので、お正月でもあり、演目を変えました。
「蝦蟇の油」は、2月3日の「そや寄席」で、そのベールを脱ぐことになります。
さあさあお立ち合い。
御用と忙ぎでなかったら、ゆっくりと聞いておいで。
遠目山越えは笠の内。聞かざる時は、物の出方・善悪・黒白がトーンと分からない。
山寺の鐘がグォーングォーンと鳴ると雖も、童子一人来たって鐘に撞木をあてざれば、鐘が鳴るのか撞木が鳴るのか、トントその音色が分からぬのが道理じゃ。

さて、手前ここに取りいだしたるこれなるこの棗。
この中には一寸八分唐子発条の人形が仕掛けてある。
我が国に人形の細工師、あまたありと雖も、
京都にては守随、大阪表にては竹田縫之助、近江大掾藤原朝臣、この人たちを入れて上手名人はござりませぬけれども、手前のは、これ近江の積り細工じゃ。
咽喉には八枚の小鉤を仕掛け、背中には十と二枚の歯車が組み込んでござりまする。

この棗をば大道に据え置くならば、天の光を受け地の湿りを吸い上げまして、陰陽合体。
パッと蓋をとる時には、ツカツカツカと進むが虎の小走り虎走り、後ろへ下がって雀独楽どり独楽返し、また孔雀霊鳥の舞と、十二通りの芸当がござりますけれども。
如何に芸当が上手であろうとも、投げ銭や放り銭はおことわり。
手前大道にて未熟な渡世はしておるけれども憚りながら天下の町人、泥のついた投げ銭・放り銭なんかバタバタ拾うようなことはいたしませぬで。
しからばお前、投げ銭や放り銭貰わねえで何を以って商売としているのかい、何を以っておまんまを食べているのかいと心配なさる方があるかも知れないけれども、これなる此の看板示すが如く筑波山妙薬は陣中膏ガマの油。
此のガマの油という膏薬をば売りまして生業と致しておりまするで。

さて。いよいよ手前ここに取りいだしたるがそれその陣中膏はガマの油だ。
だが、お立ち合い。
蟇々と一口に云っても、そこにもいるここにもいるという蟇とはちとこれ蟇が違う。
ハハア。蟇かい。
なんだ蟇なんかなら俺んちの縁の下や流し下にぞろぞろいる。
裏の竹藪にだって蟇なんかいくらでもいるなんていう顔している方が居りますけれども、あれは蟇とは言わない。
ただの引蛙・疣蛙・御玉蛙か雨蛙・青蛙、何の薬石効能はござりませぬけれども手前のはこれ四六の蟇だ、四六の蟇だよ。
四六五六というのはどこで見分けるかっというと、此の足の指の数。
えー前足の指が四本。後足の指が六本。
これを合わせまして蟇鳴躁は四六の蟇だ、四六の蟇。

また、この蟇の採れるのが、五月、八月、十月でござりますから、一名これ五八十は四六の蟇だ。
四六の蟇。さてしからば此の四六の蟇の住む処、一体何処なりやと言うなれば、此れより遥か北の方、北は常陸の国は筑波の郡、古事記・万葉の余蘊古から歌で有名「筑波嶺の峰より落つる男女川 恋ぞつもりて渕となりぬる」と陽成院の歌にもございます、関東の名峰は筑波山の麓、臼井・神郡・館・六所・沼田・国松・上大島・東山から西山の峰にかけましてゾロゾロと生えておりまする大葉子と言う露草をば喰らって育ちまするで。

さてしからば、此の蟇から此の蟇の油を採るにはどういう風にするかって言いますと、まずはノコタリノコタリ急ぎ足、木の根、草の根踏みしめまして山中深く分け入り、捕えきましたるこの蟇をば四面に鏡を張り、その下に金網・鉄板を敷く。
その鏡張りの箱の中に此の蟇を追い込む。
さー追い込まれたガンマ先生。
鏡に写る己の醜い姿が四方の鏡にバッチリと写るからたまらない。
我こそは今業平と思いきや、鏡に写る己の姿の醜さに、ガンマ先生びっくり仰天いたしまして、御体から油汗をばタラーリタラーリタラーリ流しまする。
その流しましたる油汗をば下の金網からググッと抄き取り集めまして、三七は二十と一日の間、柳の小枝をもちまして、トロリトロリトローリとよく煮炊きしめ、赤辰砂、椰子油、テレメンテーナ・マンテーカという唐・天竺・南蛮渡りの妙薬をば、合わせまして、よく練って練りぬいて造ったのがこれぞ此の陣中膏ガマの油の膏薬でござります。

これにてこのガマの油の造り方お分かりでござりまするかな。
エー、分かったよ。分かったけれども、どうせ大道商人のお前のガマの油なんかろくな効き目なんかあるまいと思ってるような顔している方がおられるようだけれども、薬というのは何に効くのか効き目が分からなかったら値打ちがねえよ。

しからばガマの油の膏薬何に効くかと云うなれば、まずは疾に癌瘡火傷に効く。瘍・梅毒・罅・霜焼・皸だ。
前に廻ったらインキンタムシ、後に廻ると肛門の病い。
「こうもん」の病と云っても水戸黄門様が病気になったんじゃないよ。
此れを詳しく云うなれば、出痔に疣痔・走り痔・切れ痔・脱肛に鶏冠痔。
鶏冠痔というのは鶏の鶏冠のように真っ赤になる痔で痔の親分だ。
だが手前の此のガマの油をばグッとお尻の穴に塗り込むというと、三分間たってピタリと治る。
まだある。槍傷・刀傷・鉄砲傷・擦り傷・掠り傷・外傷一切。
まだある。大の男が 七転八倒して畳の上をばゴロンゴロンゴロンと転がって苦しむほど痛えのがこれこの虫歯の痛みだ。
だが手前のこのガマの油の膏薬、これをば紙に塗りまして上からペタリと貼るというと、皮膚を通し肉を通して歯茎に滲みる。
又ガマの油小さく丸めましてアーンと大きな口開いて歯の空洞にポコンと入れるというと、 これ又三分間熱い涎がタラリタラーリと出ると共に歯の痛みピタリと治る。

まだある。どうだい、お立ち合い。
お立ち会いのお宅にちいさい赤ん坊はいらしゃるかな。
お孫さんでもお子さんでもいいよ。
エー。赤ん坊の汗疹・爛れ・気触れなんかには、手前の此のガマの油の入っておりましたる空き箱・空箱・潰れ箱、此の箱を見せただけでもピタリと治る。
エー、どうだいお立ち合い。
こんなに効くガマの油だけれども、残念乍ら効かねえものが四つあるよ。
先ずは恋の病と浮気の虫。あとの二つは禿と白髪に効かねえよ。
おい、油屋。
お前さん効かねえものなんか並べちゃって、もうガマの油の効能つうのは終わりになったんじゃねえかと思ってる方がおりますけれども、そうではござりませぬ。
も一つ大事なものが残っておりまする。

刃物の切味をば止めてご覧に入れる。
ハイッ。手前ここに取出したるは、これぞ当家に伝わる家宝にて正宗が暇に飽かし
て鍛えた天下の名刀、元が切れない中切れない、中が切れたが先切れねえなんていう鈍刀・鈍物とは物が違う。
実によく切れる。エイ。
抜けば夏なお寒き氷の刃。津瀾沾沌玉と散る。
ハイ。ここに一枚の紙がござりまするので、これを切ってご覧に入れる。
ご覧の通り種も仕掛けもござりませぬ。
ハイ。一枚が二枚。二枚は四枚。四枚は八枚。
八枚は十六枚。十六枚が三十と二枚。
三十と二枚が六十と四枚。六十と四枚が一束と二十八枚。
エイ。これこの通り細かく切れた。
パーッと散らすならば比良の暮雪か嵐山には落花吹雪の舞いとござりまする。
どうだお立ち合い。
こんなに切れる天下の名刀であっても、この刀の差表・差裏に手前のガマの油を塗るときには、刃物の切味ピタリと止まる。
塗ってご覧に入れる。
アーラ塗ったからたまらない。
刃物の切味ピタリと止まった。

我が二の腕をば切ってご覧に入れる。
ハイッ。打って切れない叩いて切れない。
押して切れない引いても絶対に切れない。
さて、お立ち会いの中には、なあんだ、お前のそのガマの油という膏薬はこれほど切れた天下の名刀をただの鈍らにしてしまうだけだろうと思ってる方がおりますけれども、そうではござりませぬ。
手前憚り乍ら大道商人はしていると雖も、ご覧の通り金看板天下御免のガマの油売り 、 そんなインチキはやり申さん。
此の刀についておりまするガマの油、この紙をもちまして、きれいに拭きとるならば、刃物の切味が又元に戻ってまいります。さわっただけで赤い血が出ましてござりまするで。
ハイッ。これこの通り赤い血が出ましてござりまするで。
だが、お立ち合い。血がでても心配はいらない。
なんとなれば、ここにガマの油の膏薬がござりまするから、この膏薬をば此の傷口にぐっと塗りまするというと、タバコ一服吸わぬま間にピタリと止まる
血止めの薬とござりまする。これこの通りでござりまするで。

さあて、お立ち合い。
お立ち会いの中には、そんなに効目あらたかなそのガマの油、一つ欲しいけれども、ガマの油ってさぞ高けいんだろうなと思ってる方がおりますけれど、此のガマの油、本来は一貝が二百文、二百文ではありますけれども、今日ははるばると出張っての御披露目。
男度胸で女は愛嬌、坊さんお経で、山じゃ鶯ホウホケキョウ、筑波山の天辺から真逆様にドカンと飛び下りたと思って、その半額の百文、二百文が百文だよ。
さあ、安いと思ったら買ってきな。
効能が分かったらドンドン買ったり買ったり。

・・・千公さん、この口上を覚えたんですね・・・。
偉いなぁ・・・・。

ごひやく都々逸(12/20)

若旦那の道楽はなかなか止まないようです。
[干物箱]
・言語道断 密かに抜け出し やれ声色で 眩まそう

善公が自分の声色が上手いのを使って、入れ替わって自分は花魁のところへ。
しかし、そう物事は上手く運ばないものです。

今日のなぞかけ(12/20)

【松曳き】
・「粗忽でそそっかしいお殿様」とかけて
・「タレントのはるな愛の弟さん」と解く
・その心は「どちらにも姉はいないんです」
【松山鏡】
・「松山村は鏡のない村」とかけて
・「蛇が人間を狙っている」と解く
・その心は「松山鏡(待つヤマカガシ)でしょう」
【夢金】 
・「欲張りな船頭」とかけて
・「緑のたぬきの都知事」と解く
・その心は「全て獲らぬ狸の皮算用で夢に終わりました」
 

2017年12月19日 (火)

落語っ子連のあゆみ

実は、今度の「第10回深川三流亭」で、第一次落語っ子連から通算して、発表会が20回目になります。   
そこで、「落語っ子連のあゆみ」というのをまとめてみました。
最初のページと最終ページです。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
今度の稽古会に持って行くつもり。
「落語っ子連のあゆみ」の構成
深川三流亭で配布出来ればと。

豪華な

元々、明日からの出張予定で、定宿を予約していたのですが、直前で今日が追加されたため、2泊を3泊にしようとしたのですが、既に予約で一杯・・。
豪華な
その代わり、豪華な角部屋を予約するはめになりました。
今日1泊だけこの部屋、明日から2泊はいつものパターンということに。
こんな広い、ツインの部屋に一人というのも・・・。
誰か、一晩中、マッサージしてくれる人妻でもいませんか。
マッサージをしてもらったと言えば、何でも許してもらえそうな世の中ですから。

銀杏並木は

御堂筋の銀杏もほとんど葉を落としています。
銀杏並木は
♪銀杏並木は 枯葉を落としぃ♪
いよいよ冬、いよいよ年末ですか・・・。
これは3週間前。
御堂筋の銀杏並木
これはちょうど1ヶ月前。
昼と夜
・・・時は流れます。
光陰矢のごとし・・・光陰は矢のごとしだという意味です。

伊吹下ろし?

午後、大阪に移動。
昨日ほどではありませんが、日中でも寒い・・・。
新幹線の沿線はずっと天気が良く、窓から射しこむ陽が眩しかったのですが。
伊吹下ろし?
米原駅の前後を通過する時は、いつでもそうですが、雲ばかり。
まだ雪は降ったり積もったりしていませんでしたが。
伊吹下ろし?
東名高速でも、御殿場ICの近く、東名高速で一番標高が高いあたりは、やはりいつも曇っているのと同じでしょうか?

談合

まったく・・・どの面下げてと思いますね。
リニア中央新幹線の建設工事をめぐる不正入札事件で、独占禁止法違反の疑いで、大林組に続いて、鹿島建設と清水建設の強制捜査に乗り出したそうです。
特捜部と公正取引委員会の捜索。
リニア中央新幹線の建設工事をめぐり、不正に受注調整した独占禁止法違反の疑い。
談合
鹿島建設、清水建設、大林組、大成建設は、「スーパーゼネコン」と呼ばれ、リニア中央新幹線の工事22件のうち、およそ7割の15件を、ほぼ均等に受注。
大手4社の幹部らは月1回程度、会合を開いていたことがわかっているそうです。
「何も相談してません。
手足が凝っていたので、全身マッサージしてもらっただけです。
男女の関係は一切ありません。」

これと同じでしょう。
・・・結局、いつまで経っても体質は変わらない。
「誰がどう見たって、そう見えるでしょう。バカ者!」ぐらいじゃ済まされません。
要は、自分たちの力に自信がないんですね。
スポーツ界も、八百長とかドーピングとか暴力事件で揺れていますが、全く同じですね。
スポーツやビジネスはフェアが全て、ガチンコでないと。
貴乃花が許しませんよ。
なぞかけやっちゃいました。
「談合や不倫や暴力事件の数々」とかけて
「固定概念は通用しない」と解く
その心は「今までのようにはスミソニアン(すみそうにあ)りません」

今日のなぞかけ(12/19)

【やんま久次】 
・「やんまの久次郎と呼ばれる放蕩息子」とかけて
・「親の顔に泥を塗る芸能界の2世」と解く
・その心は「手のつけられない行状に親も甘やかしています」
【幽女買い】 
・「あの世の吉原の遊(幽)女買い」とかけて
・「秋葉原あたりのカフェ」と解く
・その心は「メイド(冥土)ありがとうございます」
【夢の酒[天狗裁き]】
・「倅が見ていた夢の続きを親父が見る」とかけて
・「天狗と一緒に飛んで高尾山まで行く」と解く
・その心は「どう考えてもドリームりな(土台無理な)話」

ごひやく都々逸(12/19)

稽古すると人に聴かせたくなるものです。
まぁ、自分が見えなくなってしまうんですね。
[寝床]
・ご覧あそこが 一人寝る床 "やぁ、どうする"で 苦悶の場

あそこは私がいつも寝ている場所なのに、今夜は旦那の義太夫の床になっていて、地獄のような光景が繰り広げられています。
長屋や店の人たちの苦悶の表情・・・・。

2017年12月18日 (月)

ごひやく都々逸(12/18)

調子の良い歌うような噺があります。
[野ざらし]
・ごーんと鳴る鐘 引き潮上がり やって来た女(こつ) 功徳する

野ざらしの人骨を功徳した夜・・・、良いこともあるんですね。

今日のなぞかけ(12/18)

【湯屋番】 
・「お湯屋さん(銭湯)」とかけて
・「玩具メーカー」と解く
・その心は「どちらも番台(バンダイ)があるでしょう」
【よいよいそば】 
・「よいよい(手足が麻痺するや口がもつれるさま)」とかけて
・「夜、酒を飲む」と解く
・その心は「よいよい(宵酔い)が良いでしょう」      
【よかちょろ】 
・「よかちょろ」とかけて
・「あばらかべっそん」と解く
・その心は「どちらも意味不明です」

2017年12月17日 (日)

ラジオ寄席

今夜は、三遊亭圓生師匠の特集です。
   ラジオ寄席
  ◇「一つ穴」       三遊亭圓生
この噺の、おかみさんに浮気現場を押さえられても、言い訳をして認めないところは、不倫疑惑を報道された国会議員や女優を見るようで、笑ってしまいますね。
今や、男女逆転しているようです。
噺は、途中までで、最後まで行きませんでた。
あらすじを見ておきます。
悋気は女の慎むところ疝気は男の苦しむところ、と言われているように悋気の噺です。
奥様が焼き餅を焼いて、間に入る者が迷惑することは良く有ること。
旦那のお供をしてきました、と奥様に報告。
途中ではぐれたようにして、旦那の後を着けていくと、柳橋を渡って曲がりくねった先の格子作りの家に入った。
黒板塀の節穴から覗くと、旦那は大きな赤い布団に横になっていた。
そこに色白の綺麗な若い娘が出てきて、じゃれついていたが、覗いている足元を犬が噛んだので「痛い!」と声を上げてしまった。
その声で障子が閉まって、中の様子が分からない。
で、帰って来た。
ところで、場所は解るかといえば、行けば何とか思い出す、の一言で奥様は出掛ける算段をしたが、旦那が帰ってきたら話しすれば良いとか、相手の陣地に乗り込むと五分の損が有ると諫めるが、奥様承知しない。
「嫌がるところを見ると、それは旦那と同じ『一つ穴の狐』だね」、「狐だなんて言われたら承知できない」、「だったら早く行こう」、「行っても大きな声を出したり、喧嘩してはダメだよ」、と言うことで奥様は鏡台の前に座って、身綺麗にして同道で柳橋に。
ここだね。お前はここで待っておいで。
「大津屋さんの半兵衛さんは来ていますか」と女中に問えば、生返事で取り合わない。奥さんの勢いに押されて奥の部屋に駆け込んで御注進。
「旦那さんには何かあると思っていたら、今四十がらみの良い身なりの粋な女が来たんですよ。
半兵衛さんの下駄も解るし、名を聞けば『ババアが来たと伝えてくれ』と言うんですがイイ女なんですよ。姉さんどうします」、「いると言えば良いでしょ。生意気なヤツだね」。と言うことで女が玄関先に、「半兵衛さんは奥でお休みですよ」それを聞いた奥様、悋気の虫が頭に上がって、「名前は、半兵衛の家内です」、女もまさかと思っていたので油断をしている隙に上がり、奥の八畳間に。
枕元に座った奥様が旦那を起こした。
旦那慌てて体制を取り直したが劣勢状態。
押されに押されてしどろもどろ。
敗北宣言を出したが、一緒には帰りたくないという。
帰ろうと袂を引く奥様に反撃開始。
奥様を押した弾みで火鉢のヤカンを倒し灰神楽が上がった。
手元にあった刺身皿を投げると幸い奥様には当たらず、後ろの柱に当たって皿が割れ、お刺身が奥さんの頭の上に降り注いだ。
お妾は便所に逃げ込み、女中は台所に逃げ込んだが皿小鉢を欠いて、猫が飛び出し魚をくわえて逃げ出した。
見かねて仲裁に権助が飛び込んできたから旦那、ますます怒って、てめえは裏切り者だ、犬だと、罵しった。
こうなると、権助黙っていられず、「おらあ国に帰ると、名主様から三番目の席に着こうという家柄だ。どこが犬だ」、「何を言いやがる。あっちでもこっちでも嗅ぎ付けて、都合の良いことを言うから、犬だ」、「みんなでよってたかって犬畜生扱いだ。ああそれで、あんたは犬だ犬だといい、お奥さんは一つ穴の狐だと言った」。
・・・あんまりやりたいとは思わない噺ですね。
  ◇「掛取萬歳」     三遊亭圓生
この噺も、師匠が芸達者なればこそのもの。
しかし、いずれもオチのない音源でした。

笑福亭仁勇さんの訃報

私は、上方落語は詳しくありませんが、笑福亭仁勇さんが亡くなったそうです。
脳出血のため急死されたようです。
享年59歳。
同年輩ですから、ショックですね。
急に身体の具合が悪くなり、病院に搬送されましたが、手当ての甲斐なく亡くなったそうです。
1977年に笑福亭仁鶴師匠に弟子入り。
落語の高座を務める傍ら、大阪の府立高校で「上方文化・芸能鑑賞」の非常勤講師を10年以上務めていたそうです。

落語DEデート

一眠りして、いつもの「落語DEデート」です。
    ◇「道灌」             立川談志
柳家で最初に稽古する噺だそうですから、談志師匠も同じはず。
音源は35歳の時だそうですが、まぁ、老成というか生意気というか、 いわゆる若手という雰囲気は微塵も感じられません。
尤も、あの頃は、真打になっていれば、相応の重味のある立ち位置だった面もあるかもしれません。
今は、真打がスタートですし、世の中高齢化が進んでいますから、一概に比べられないかもしれません。

落語研究会

日曜日の朝4時です。
落語研究会
テレビ番組のビデオ予約をしない(出来ない)ので、いつも夜中というか早暁という、とても意地悪な時間に放映される番組は、気にはなりつつも・・・。
落語研究会
今朝は、偶然にも、はばかりに起きたら、ふと思い出したので、テレビのスイッチを。
権太楼師匠の「睨み返し」でした。
落語研究会
暫く視聴しましたが、睡魔と寒さに負けました。
落語研究会
権太楼師匠ごめんなさい。
落語研究会
私の日曜日の朝は、6時20分からのラジオ番組「落語DEデート」からですので。
おやすみなさい。

今日のなぞかけ(12/17)

【四段目】 
・「判官切腹の場」とかけて
・「主な話題が終わった後のお喋り」と解く
・その心は「余談め(四段目)いているでしょう」
【淀五郎】 
・「塩屋判官役に抜擢された沢村淀五郎」
・「名題、名題下、相中上分、相中、新相中の役者の階級」と解く
・その心は「座頭の下四段目の相中でしょう」
【寄合酒】
・「与太郎が広場で拾って来た新聞紙に包んだ味噌」とかけて
・「衆議院議員選挙の時に出来た新しい政党」と解く
・その心は「味噌も糞も一緒でしょう」 

ごひやく都々逸(12/17)

またまた与太郎噺です。
落語では、与太郎のおかみさんは賢い人のパターンが多いようです。
男の"ヒモ願望"なのでしょうか?
[錦の袈裟]
・豪華絢爛 光った褌 付いてる輪と房 公家用か?

与太郎の錦の褌が一番立派なので、吉原ではお公家様かお殿様かと思い込まれて。

2017年12月16日 (土)

イルミネーション

先週から、今年もLEDのカラフルなイルミネーションが始まっています。
イルミネーション
この手のものも、賛否両論がありますが、あまり目くじらを立ててもということで。
イルミネーション
一生懸命に飾り付けをしてくれる人もいますから。
中庭のメインツリーのところは・・・、もっともっと賑やかです。

牛久から

牛久味わい亭の会場を後に、愛車は帰宅の途に。
牛久から
牛久を出たのが4時半頃、水戸街道、そろそろ夕方の渋滞が始まっているかも。
牛久沼の近く、夕陽を見ながら走っていた時は良かったのですが、取手辺りから、水戸街道の上り線は断続渋滞・・・。
国道16号と立体交差する、渋滞で有名な柏の呼塚交差点の前後は、かなりの混雑でした。
1時間で帰れるところ、倍の2時間以上かかって、やっと帰宅。
・・・やれやれ。

牛久味わい亭グラフィティ

楽しいひとときを過ごさせていただきました。
◇替わり目    有難亭真仮名さん
牛久味わい亭グラフィティ
◇一分茶番     牛久亭高塀さん
牛久味わい亭グラフィティ
◇中村仲蔵     牛久亭空女さん
牛久味わい亭グラフィティ
◇つる        牛久亭学津さん
牛久味わい亭グラフィティ
◇文七元結    好文亭梅朝さん
牛久味わい亭グラフィティ
さらなる盛会を祈りたいと思います。

好文亭梅朝さん

本日のトリは梅朝さんの「文七元結」。
好文亭梅朝さん
自分の十八番の噺を他の人がやるというのは、やはりいくらか気になるものです。
梅朝さんらしく、軽妙に噺を進めて行きます。
客席も堪能している様子です。

牛久亭学津さん

食い付きは学津さんの「つる」。
牛久亭学津さん
熱血漢の学津さん、声もしっかりしていて、とてもいいですね。
見事な「膝」だったと思います。
連続テレビ小説の「ちりとてちん」が、彼の落語の原点だそうで、前回の打上げの時に、熱く語ってくれました。

牛久味わい亭中入り

前半の3人の熱演が終わりました。
客席に座って思うのは、聴き手の方々の聴く姿勢の素晴らしさ。
牛久味わい亭中入り
演者の台詞の一字一句、仕草の一挙手一投足を、しっかり捉えようという雰囲気があります。
20回続けば、演者も客席も、緊張感が緩みがちになりますが、それがない。
お江戸あおば亭や深川三流亭とは、雰囲気や客層は違いますが、共通点がある気がします。

牛久亭空女さん

神出鬼没の女流落語。
牛久亭空女さん
ある時は天祖亭咲耶、あり時はN文亭空女、またある時は両江戸亭空女、そして今日は牛久亭空女・・・。
「寿限無」ではありませんが、「空女いるところ住むところ」・・・。
マクラでかなり客席にヨイショした後で、いよいよ本題。
と、今までかけていたメガネを外して・・・。
個人的には、それなら最初からかけなければ・・と思いますが、もしかすると、物凄く目が悪いのかもしれません。
高座に上がる時は、私もいつも怖い思いをしますから。
牛久亭空女さん
さて、「中村仲蔵」は芝居噺で難しい噺です。
この手の噺は、語りに一貫性がないと落ち着きませんが、さすがにしっかり音程を持っているので、安心して聴くことが出来ます。
正面が切れているのも見習わないといけませんね。

牛久亭高塀さん

高塀さんは「一分茶番」。
先月の有難亭落語会に続く再演です。
牛久亭高塀さん
恰幅がいいのと、口調が柔らかいので、実に噺が聴きやすいのがいいですね。
有難亭の時は、会場がコンパクトでしたが、今回は大きな会場ですから、高塀さんには合っているみたいです。
ずっと良くなっています。

有難亭真仮名さん

開口一番は真仮名さんの「替わり目」。
先週、高座に上がったばかり、2週連続の高座です。
有難亭真仮名さん
お酒好きの真仮名さんらしく、高座で酔おうという勢い。
声が通りますから、くすぐりがしっかり届くので、よく受けていました。
酔っ払うと、旦那さんが可愛くなるのがご愛嬌です。
この落語会には、7~8回ご出演のようですから、客席にはファンも増えているようです。

梅朝さんの口上

主催者のご挨拶の後は、節目の20回目ということで、好文亭梅朝さんが口上を。
梅朝さんの口上
我々も続きたいものです。

牛久味わい亭開演

まずは、主催者「味わい亭」の会長さんからのご挨拶。
牛久味わい亭開演
偶然にも、私と苗字が同じで、静岡県のご出身だそうです。
とにかく、20回を支えてくださった方です。

第20回 牛久味わい亭

牛久亭の梅朝さんからのお誘いで、「牛久味わい亭」にお邪魔しました。
第20回 牛久味わい亭
3ヶ月前に、一度高座に上げさせていただき、「怪談牡丹燈籠」で、ご機嫌を伺いました。
地元の有志の皆さんが始められて、年4回のペースで、今回が20回目。
本当に素晴らしい会だと思います。
第20回 牛久味わい亭
開演20分前ぐらいに会場に入ると、もうかなり席が埋まっている状態で、皆さん楽しみにしているようです。
今日はゆっくりと聴かせていただこうと思います。

今日のなぞかけ(12/16)

【悋気の独楽[素人鰻]】
・「辻占の独楽」とかけて
・「素人がさばこうとする鰻」と解く
・その心は「行方は前に回って聞いてください」
【悋気の火の玉】 
・「おかみさんの焼きもち妬きに苦労する亭主」とかけて
・「一挙手一投足が注目されるアイドル」と解く
・その心は「悋気(人気)者はつらいです」
【六尺棒】 
・「六尺棒」とかけて
・「中国の古楽器演奏女性音楽グループ」と解く
・その心は「女子十二楽坊のコピー名かもしれません?」 

ごひやく都々逸(12/16)

またまた季節外れの噺から。
[長屋の花見]
・ご酒の肴は たくあん大根 焼き玉蒲鉾 食らいたい

酒も番茶の出がらし、酒の肴はたくあんと大根の漬物。
本物の玉子焼きと蒲鉾が食べたい・・・。

2017年12月15日 (金)

繋がったぁ・・・

「昭和の落語家群像」も、少しずつ読んでいますが、今日読んでいて知ったことは、この著者が「鬼の涙」の作者だということです。
この噺は、師匠の朝日名人会での公演を収録したCDの第一巻に入っていて、落語っ子連で越児さんが演ったこともあります。
   kk
その時にこの噺について師匠と話したことがありました。
その時は、作者の名前は、そのまま聞き流していたのですが、林家正蔵(彦六)師匠もお演りになっている噺だが、原作は同じだが、随分違っているというような話題でした。
師匠の「圓窓五百噺付袋」では、この噺についてこんなコメントをされていました。
清水一朗氏の原作に惚れて演らせてもらった。清水氏の地元であたしが口演したとき、客席で聞いていた清水氏の息子が「お父さんのとは違う」と感想を言ったというエピソードがある。落語は演じることによってまた創り変えられるもので、大きく変わることもある。
息子の一言は当然であろう。
故八代目正蔵師も演っていたが、やはり原作とは違っている部分があった。

正蔵師匠は、昭和36年4月にTBSラジオの番組で初演して、紀伊國屋寄席などで数回、高座にかけられているそうです。
正蔵師匠は、いわゆる「文芸物」を多く演っておられます。
・・・ということで、来年の2月3日に越児さんが「そや寄席」でやる「鬼の涙」は、この本の著者の作品、即ち新作落語ということです。
同じように感慨深かったのは、落語研究会を支えてくださった今村信雄という方は、三遊亭圓朝の速記を手がけた方のご子息だそうですが、「試し酒」の作者だと言われているんです。
やはり、落語を愛好する方は、落語の一席や二席創作出来ないといけないのでしょうか?
いずれにしても、色々な情報の端緒が繋がって来るのは、驚きと楽しみがあります。

故郷へ錦?

静岡市清水区出身の春風亭昇太さんが、清水署で一日警察署長を務めたそうです。
清水駅前銀座商店街で開かれた年末防犯・交通安全フェアで、特殊詐欺被害防止を呼び掛け。
故郷へ錦?
商店街には市民約300人が集まり、警察官の制服を着た昇太さんを歓迎。
・・・羨ましいですねぇ。故郷の英雄です。
清水銀座商店街では、確か、アーケード街にある洋服屋さんで、成人式のスーツを誂えました。
懐かしいなぁ。

葛根湯

首が寝違えたように痛くて往生しています。
とりあえず、ネックウォーマーなどで、首を温めていますが、首が回りづらい状態が続いています。
同時に、頭が重たく感じます。
家で「葛根湯」を見つけました。
この間、風邪の引き始めに買って服用した残りです。
見ると「かぜ、肩こり、頭痛に」とありましたから、これこれと・・・。
葛根湯
落語の小噺で、「葛根湯医者」というのがあります。
葛根湯医者というのがいまして、こいつは無闇に、葛根湯ばかり飲ませたがる。
「お前さんはどこが悪いんだ?」
「先生、どうも、頭が痛くてしょうがねぇんですがねぇ。」
「んー、頭痛だなぁ、そりゃ。
 葛根湯、やるから、飲んでごらんよ。」
「お前さんは?」
「腹がしくしくいてえ(痛い)んです。」
「腹痛てえんでぇ、そりゃ。
 葛根湯やるから、お飲み。
 そっちのほうの方は?」
「どうも、足が痛くって、しょうがないんですがねぇ。」
「足痛(そくつう)てえんだよ、そりゃ。
 葛根湯やるから、一生懸命、お飲み。
 その後ろの人は?」
「先生、あっしは、目が悪くってねぇ。」
「ん、そりゃ、いけないなぁ。
 目は眼(まなこ)といってなぁ、一番、肝心なところだぞぉ。
 葛根湯やるから、せいぜい、お飲み。
 その隣の方は?」
「いや、兄貴が目が悪いから、一緒に付いて来たんで。」
「そりゃ、ご苦労だなぁ。
 退屈だろう。
 葛根湯やるけど、飲むか?」

・・・葛根湯というのは、何にでも効く万能薬なんですね。
医学的に言うと、葛根湯は、風邪の初期症状に用いられ、熱を上げることで、外部から侵入した菌・ウイルスを弱らせ、発汗を促し、体温を下げる効果があるそうです。
比較的体力がある人の次の症状に効果が期待できるそうで。
  ・寒気、発熱
  ・鼻かぜ
  ・鼻炎
  ・頭痛
  ・肩こり
  ・筋肉痛     ・・・など。
この薬はいいのですが、厄介なのは用法です。
「食前または食間」に服用しないといけません。
先日、テレビでやっていたので知りましたが、薬は、多くが「食後」というのが多いそうです。
それで、空腹の時は飲んではいけないから、と思っている人が多いですが、実は、服用を忘れないように、「食後」としておけば、一日3回確実に服用しやすいからなんだそうです。
あまり医学的な意味ではないそうです。
しかし、「食間」というのは、要するに「空腹時に服用しなさい」ということだそうで、食後2~3時間経過後が目安になるそうです。
「食間」というので、食事をしながら、食事している間に服用するものと信じている能天気な人も多いそうです。
ただいま、9時半を回りましたので、待ちに待った食間の時間帯になりますので、服用することにします。
ところが、これが細粒なので、口内が苦くなって飲みづらい・・・。
良薬は口に苦し・・・。
ちょっと肩が凝るから、葛根湯でも葛根湯(かっ込んで)おこう。
これが言いたかった!

素朴な感情・・・

私には、政治的なものでなく、たんなる実感・直感ですが。
報道されている、不倫疑惑衆議院議員と元政党代表参議院議員の2人が、ボロボロの泥船から抜け出して、別の党に移ろうとしているのは、とても不潔、不愉快に思えます。
受入れるメリットより、デメリットの方が大きいと思います。
だって、「火事息子」で言えば、二人は「臥煙」みたいなやつでしょ?
「臥煙」は彫り物をし、屋敷内では賭博に明け暮れ、金が無くなると町方にせびり、乱暴者が多かったことから町方から嫌がられ無頼漢ともいわれた。
何か、汚らしいと思います。

こだま

笑えないけど、ちょっと笑ってしまう話。
東海道新幹線名古屋発東京行きの「こだま」が、名古屋駅のホームで待っていた乗客約200人を乗せないまま出発していたという。
;;
駅員がすぐに気づき、列車はホームまでバックして客を乗せたそうです。
問題の「こだま」は、名古屋駅を出発する前、ドアを開けずに乗客を車内に入れないまま発車。
駅員が非常ボタンで緊急停止させたため、約20メートルバックしてホームに戻ったそうです。
これ、「ひかり」や「のぞみ」では、バックすることはないでしょう。
「こだま」だからバックして来られたんです。
だって、「こだま」は返って来ますから。
これが言いたかった!

上野駅リニューアル

昨日、地下鉄銀座線の上野駅のリニューアルが感性して、全て綺麗になりました。

今まで、覆われていた部分が全て現れました。
上野駅リニューアル
とにかく狭苦しいスペースでしたが、今までに比べると、格段に広くなった感じです。
上野駅リニューアル
改札を入って、ワンコインショップもあるようです。

この気もち伝えたい

もう20年以上、いや30年近くなるのでしょうか。
会社で、そろそろ部下を持つ立場になって、色々悩み始めた頃、どんなきっかけだったか、何気なく手にしたのがこの本でした。
「この気もち伝えたい」という、まぁ、絵本と言うんでしょう。
     この気持ち伝えたい
せっかちな性格ですから、自分自身で噛んで含めるような読み方はせず、本当に斜め読みでしたが、とても印象に残ったので、その後接するようになった、特に女子社員にプレゼントしていました。
その後、何年か経って、ふとこの本を思い出して、書店を探しましたが、見当たりません。
Amazonでも、絶版、在庫なし・・で、なかなか手に入りません。
そして、Amazonで見つけたので注文しましたが、結局、届けられることがなく、注文が失効したこともありました。
一度、復刻版が出たことがありましたが、本の性格上、何万部ということはないでしょうが、根強い人気の本なんだなと思いました。
昨日、落語本をAmazonで探していた時に、これまた何故かこの本のことを思い出したので、ダメもとで検索してみました。
すると、在庫があるようなので、早速、購入手続きをしました。
注文の確認メールでは、配達予定日は別途ということでした。
「お届け予定日が決まりしだい、Eメールでお知らせいたします」。
また、届かないかな・・と思いつつ、暫く待つことにします。
そう言えば、家内にも、娘にも、何かのきっかけの時にプレゼントしたことがありました。

くだらない・・・

「文春砲」の小型砲がまた爆発して、不倫疑惑が報じられたおしどり夫婦で売っているという某女優が、仕事から帰る途中の羽田空港で報道陣の取材に応じて、「私の軽率な行動で皆様にご迷惑をおかけしましたこと、本当に申し訳ありません」と謝罪し、深々と頭を下げたそうです。
もっと理解出来ないのは、その数時間前に、この女優の夫にも取材し、テレビで放映されていました。
・・・まぁ、別にどうでも良いことだと思います。
「軽率な行動で皆様に迷惑をかけた」って、どこが軽率で、誰に迷惑をかけたんでしょう。
いい大人なんだから、疑われる可能性だって分かった上での行動だったでしょうし、この人の周りの人には、迷惑のかかった人もいたかもしれませんが、我々は、迷惑どころか知ったこっちゃない。
それならは、個別に謝ればいいこと。
事実でないなら、毅然としていればすむこと。
それから、一番笑ってしまうのは「報道陣」という言葉。
政治家などの公の立場の人のことならまだしも、一芸能人の下半身話など、報道とは言わないでしょう。
さらにもっと分からないのは、この女優が疑惑の相手の男に対して「申し訳ない」って・・・。
一蓮托生、共謀共同正犯同士ですから、ごめんも何も。
「ばれちゃった。まずかったね。」って言えばいいんです。
最近、テレビでは、局内の女子アナが結婚したとか出産したとか、身内の個人情報を流 しているのが目に余りますが、どういう神経なのか・・・?
みんなが勘違いしていて、とても怖い気がします。
不倫を良しとはしませんが、当人たちが、最悪のリスクを認識して覚悟した上でなら、他人が 入り込む場ではないと思います。
ばれてアタフタするのなら、はじめから疑われるようなことを含めてやるなということです。
とにかく小さいと思います。
大相撲騒動の後、暫く、この話題でワイドショーが騒ぐのでしょう。
もう、相手にされていませんが、疑惑のあった弁護士と離れないでいる、空気が読めない国会議員の方が、この面では、肝がすわっているかもしれません。
あんな人が国会議員で、あんな人を送り出した有権者たちは論外ですが。
写真を見るだけで、汚らわしさを感じてしまいますが・・・。
こういうことは、これからも続くんでしょう。
だって、「ルイルイ(類)は友を呼ぶ」と言いますから。
これが言いたかった!

今日は東京落語会

今日は東京落語会です。
今日は東京落語会
・・が、仕事の都合で行くことが出来ません。
入船亭扇辰さんの「紫檀楼古木」が聴きたかったのですが・・。

今日のなぞかけ(12/15)

【ライオン(動物園)】
・「虎とライオン、ペンギンと象の着ぐるみ」とかけて
・「ご飯を炊いて歯を磨く」と解く
・その心は「炊飯器と歯磨き粉のコマーシャルに出て来ます」
【ろくろっ首[化け物使い]】
・「夜中に首が伸びる女」とかけて
・「人使いの荒いご隠居」と解く
・その心は「寝る時に床に入って灯りを消すのに便利でしょう」
【藁人形】
・「藁人形の胸に釘」とかけて
・「杜撰な復讐計画」と解く
・その心は「そんな糠った(抜かった)話には暖簾(乗れん)!」

ごひやく都々逸(12/15)

寒くなったら・・やはり熱い蕎麦が食べたくなります。
[時そば]
・ごめん細かく ひぃふぅみぃよ 夜分に一杯 食わされた

他人の真似をして失敗するこの緩さが、落語国の住人のかわいらしさなんです。

2017年12月14日 (木)

とても勉強になる

「昭和の落語家群像」を読み進んでいますが、記録や歴史として、とても面白いです。
とても勉強になる
第三次・第四次の落語研究会の経緯とか、そこに絡んでくる昭和の名人たちの様子が分かります。
落語研究会などのホール落語の番組を見ると、寄席とは違いますから、大ネタが並んだり、演目よりは噺家さんで順番を決めたような感じです。
詳しく見ていませんが、噺がつくなんていうのも、余程のことでないと、気にしなかったような。
読了したら、もう少し色々な感想を述べたいと思います。
貴重な歴史的な資料でもあります。

12月14日

時は元禄15年極月の14日・・・・。
やはり、日本人は「忠臣蔵」なんですかね。
正確に言えば、「赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件」。
意外に全体を知らない人もいるんですよね。
12月14日
この事件は元禄14年3月14日 (旧暦) (1701年4月21日)、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が、江戸城松之大廊下で、吉良上野介吉央(きらこうずけのすけよしひさ)に斬りかかった事に端を発する。
斬りかかった理由は、何らかの「遺恨」が原因との事だが詳細は不明である。
事件当時、江戸城では、幕府が朝廷の使者を接待している真っ最中だったので、場所がらもわきまえずに刃傷に及んだ浅野に対し、第五代将軍徳川綱吉は激怒。
幕府は浅野内匠頭に即日切腹を言いつけ、浅野が藩主を務める播州赤穂浅野家は改易、赤穂城も幕府に明け渡すよう命じた。
それに対し吉良には咎めはなかった。
当時の「喧嘩両成敗」の原則に従えば、吉良にも何らか刑が下されるはずだが、吉良が斬りつけられた際に抜刀しなかったため、この事件は「喧嘩」として扱われず、吉良には咎めがなかったのである。
しかし、浅野のみ刑に処せられた事に浅野家家臣達は反発。
筆頭家老である大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を中心に対応を協議した。
反発の意思を見せるため、籠城や切腹も検討されたが、まずは幕府の申しつけに従い、素直に赤穂城を明け渡す事にした。
この段階では浅野内匠頭の弟である浅野大学を中心とした浅野家再興の道も残されており、籠城は得策でないと判断されたのである。
一方、同じ赤穂藩でも江戸に詰めている家臣には強硬派(江戸急進派)がおり、主君の敵である吉良を討ち取る事に強くこだわっていた。
彼らは吉良邸に討ち入ろうと試みたものの、吉良邸の警戒が厳しく、彼らだけでは吉良を打ち取るのは難しかった。
そこで彼らは赤穂へ行き大石内蔵助に籠城を説いたが、大石はこれに賛同せず、赤穂城は予定通り幕府に明け渡された。
吉良を打ち取ろうとする江戸急進派の動きが幕府に知られるとお家再興に支障が出てしまうので、主家再興を目標とする大石内蔵助は、江戸急進派の暴発を抑える為に彼らと二度の会議を開いている(江戸会議、山科会議)。
しかし、浅野内匠頭の弟である浅野大学の閉門が決まり、播州浅野家再興の道が事実上閉ざされると、大石内蔵助や江戸急進派をはじめとした旧浅野家家臣(以降赤穂浪士と記述)達は京都の円山で会議(円山会議)を開き、大石内蔵助は吉良邸に討ち入る事を正式に表明した。
そして、仇討ちの意思を同志に確認するため、事前に作成していた血判を同志達に返してまわり、血判の受け取りを拒否して仇討ちの意思を口にしたものだけを仇討ちのメンバーとして認めた(神文返し)。
その後、大石は宣言通り江戸に下り(大石東下り)、吉良を討ち取る為に深川で会議を開いた(深川会議)。
元禄15年12月14日 (旧暦) (1703年1月30日)、吉良邸に侵入し、吉良上野介を討ちとった(吉良邸討ち入り)。
この時討ち入りに参加した人数は大石以下47人(四十七士)である。
四十七士は吉良邸から引き揚げて、吉良の首を浅野内匠頭の墓前に供えた。
引き上げの最中には、四十七士のうち一人(寺坂吉右衛門)がどこかに消えているが、その理由は古来から謎とされている。
寺坂を除いた四十六人は、吉良邸討ち入りを幕府に報告し、幕府の指示に従って全員切腹した。

・・・という。
そして、「仮名手本忠臣蔵」は、この事件を元にして作られた歌舞伎、人形浄瑠璃の演目です。
幕府は同時代での武家社会の事件を上演することを禁じていたため、様々な名前に変えられている訳です。
同じような事件を起こされたら幕府は大変ですから、舞台や時代、登場人物を変えて上演されました。
太平記の時代を舞台とし、登場人物の名前も浅野内匠頭を塩冶判官(塩冶高貞)、吉良上野介を高師直に擬し、その発端を高師直が塩冶高貞の妻に横恋慕した事としています。
塩冶の「塩」は赤穂の特産品である「赤穂塩」、高師直の「高」は吉良上野介の役職「高家」とかけ、遠回しに当時最大の事件であった赤穂浪士の討ち入りと分かるように工夫されています。

素人の落語会

7月の落語っ子連の「深川三流亭」は、会場の座布団と座椅子を全て出して座っていただきました。
満員御礼
9月の扇子っ子連の「千早亭落語会」は、文字通り立錐の余地もないほどの大入りになりました。
千早亭落語会
11月の「お江戸あおば亭」も、椅子を全部出して増設しても満席になってしまいました。

深川三流亭は、何と言っても、窓口さんと百梅さんの集客力に尽きます。
千早亭の場合は、師匠の地元であること、千早地域文化創造館の皆さんの熱意、地元に住むメンバーの皆さんの集客努力も奏功しています。
あおば亭は、落研や大学OBの皆さんのご贔屓がメインでしょう。
そして、恐らく、いずれにも共通する最大の要因は、それぞれの落語会が着実に開催回数を重ねたことによって、ご贔屓(リピーター)が増加したということだと思います。
本当にありがたいことです。
やはり、大勢のお客さまの前で高座を勤めることができるのは、何にも増して嬉しいことです。
佐原で「撫っ子連・両江戸亭落語会」が開催された、有難亭真仮名さん、N文亭空女さん、千早亭早千さんの女性精鋭の三人会。
私は、聴きに行くことは出来ませんでしたが、ここもまた大盛会だったそうです。
素人落語会
千早亭の稽古の時に、早千さんから聞きましたが、勿論、出演者の力によるところもありますが、何と言っても席亭(主催者)の方が素晴らしかったそうです。
会場の設営をはじめ、それは行き届いた運営・進行をしてくださったそうです。
行徳亭落語会
落語っ子連でも、何度か出前で落語会をやらせていただいていますが、とにかく主催の公民館や自治会館の皆さまの熱意には、本当に頭が下がります。
曽谷寄席の報告
といっても、我々はあくまで素人ですから、披露できる芸の力量には限界があります。
それを承知で気軽に楽しんでいただけるのであれば、我々の立ち位置というのも、かなりあるんだなと思います。
館長さんのご挨拶
いずれにしても、プロの噺家さんとは次元が違う訳ですから、生意気を言わせていただければ、それぞれプロアマで上手く分け合って、住み分けて行くことが大切だと思います。
例えて言えば、ゴルフ場のティーグラウンドの位置みたいなもので、我々は、せいぜいレディースティーから打たせていただくべきでしょう。
水泳ならば、50メートルプールではなくて、25メートルプールということだと思います。
だから、基本的には、木戸銭はいただかずに、プロの噺家さんの会の開催を意識した会場は極力遠慮するのが筋だと思うのですが、どうでしょう。
満員御礼
ところが、時々、素人の方で、実力もないのにレギュラーティで打とうとしたり、50メートルプールへ平気で飛び込む人がいます。
本人は自己満足かもしれませんが、どうも、それがプロの方や落語ファンには迷惑なんだと言う意識はなさそうです。
お互いに行儀よく出来れば良いと思うのですが・・・。

平均寿命

日本人の平均寿命の話題です。
平均寿命
女性が約87歳、男性が約81歳・・・。
都道府県別にすると、トップは女性が長野県(87.67歳)、男性が滋賀県(81.78歳)だそうです。
ちなみに、最下位は、男女とも青森県(女性85.93歳・男性78.67歳)が連続しているようです。
医療の進歩や健康志向を背景に、平均寿命は5年前の調査から全ての都道府県で延びているそうです。
 
単なる寿命ではなくて、もっと健康寿命を延ばさないといけないと思います。
男性の寿命は81歳、あぁぁ、もう私に残された時間は僅かです。

落語登場人物事典

来年1月下旬に、とても高価な落語本が刊行されるようです。
矢野誠一著「落語登場人物事典」(白水社)という。
何と、価格は25,920円也!
内容は、とりあえずこんな紹介文がありました。
八つぁん、熊さん、与太郎をはじめ、落語固有のユニーク極まる人物たち約700席、延べ2500名が繰り広げる、比類なき人間模様の集大成。
・・・各々方、いかがいたします?

この二人・・・

この二人、まだ真打でもないのに、妙に受けているようです。
片や数少ない講談の若手(男)、片や脱サラのホープ?
この二人・・・
私は、個人的にはどちらもあまり好みません。
押し付けてくる芸が、粋ではない気がして。
ただし、現代では、これくらいの「毒」は、必要悪なのかもしれませんが。
この二人の会なんて・・・。
一方で、この若手真打の独演会には、以前から興味があります。
この二人・・・
落語に対する取り組み方もいいし、噺だけではなくて、お囃子や踊りもしっかりしているそうですから。
毎年の「文七元結」、今年も仕事の関係で聴くことができませんが、いつかは・・・。
今年も、「文七元結」と「芝浜」の季節になりましたね。

新幹線の不具合

運行中の新幹線の台車に亀裂が見つかったトラブルで、亀裂の長さは10センチ以上に達していたそうです。
新幹線の不具合
そのまま運行を続けていた場合、台車の部品が破断して脱線するおそれもあったということで。
博多から東京に向かっていた「のぞみ34号」の台車の一部に亀裂や油漏れなどが見つかり、国の運輸安全委員会は、重大な事故につながったおそれがあるとして、新幹線では初めて重大インシデントに認定。
新幹線の不具合
この台車、どうせ、何とか製綱とか言うメーカーの金属が使われていたんじゃありませんか?
このメーカー、トップが、ひたすら頭を下げていましたが、腹の中では、頭を下げていれば、批判も頭の上を通り過ぎるだろうとでも思っているのでしょう。
だって、社名も"頭垂れ成功でしょ(神戸製鋼所)"ですから。
これが言いたかった!

今日のなぞかけ(12/14)

時事ネタはすぐに忘れ去られてしまうかもしれません。
あぁ、昔、こんなことがあったなぁということで。
【らくだ】 
・「らくだのところへ来た気の弱い屑屋」とかけて
・「モンゴル出身の横綱」と解く
・その心は「えらく酒癖が悪いでしょう」
【ラーメン屋】
・「ラーメン屋の老夫婦が聞く身の上話」とかけて
・「選挙に大敗した緑のたぬき」と解く
・その心は「塩(しお)らしくしてますが、もう味噌(見透)かされてます」
【両手に花(権助提灯)】
「どちらの女を妻にするか」とかけて
「お伴の権助に提灯を持たせる旦那」と解く
 その心は「優柔不断な男に女がきつい復讐をするでしょう」

ごひやく都々逸(12/14)

これもスケールの大きな噺です。
[天狗裁き]
・剛力団扇で 飛翔する空 奴の夢見は 雲の彼方(かた)

誰から何と言われようと、尋ねられようと、夢なんか見ていない。

2017年12月13日 (水)

昭和の落語家群像

昼休みに虎ノ門の本屋さんで見つけた落語本。
昭和の落語家群像
著者は、栃木県にお住まいの評論家の方のようです。
昭和30年代の落語界と言えば、私が落語に出会うよりもずっと前のことですが、登場する噺家さんの多くは知っています。
そして何より、この本を手に取ったのは、179ページに、当時、有望な若手だった師匠の写真が載っていたことです。
そうです。
師匠は、昭和34年に、八代目春風亭柳枝師匠に入門していますから。
紹介文があります。
昭和30年代の“落語の黄金期”に観聴きした、名人上手の師匠方や競い合う若手たちの姿。
「落語研究会」では、志ん生などの昭和の名人たちの高座を堪能し、「若手落語会」「落語勉強会」では、談志ら次の時代の精鋭が切磋琢磨する姿を見て…。
昭和30年代、黄金期の落語家たちの姿を、当時の資料もとりまぜて綴る。
【目次】
  第1章 落語研究会
         改札口を出ると
         落語研究会のパンフレットから
         落語研究会の歴史 ほか
  第2章 若手落語会
         若手落語会の発足
         若手落語会の客席で
         湯浅喜久二急逝 ほか
  第3章 東宝演芸場
         落語勉強会
         師匠方と一緒の客席で
         周囲のことども
  第四次落語研究会 公演記録
  若手落語会 公演記録
  落語勉強会 公演記録
  笑う集団 公演記録

・・・これからゆっくり読むことにします。
私が生まれた頃、師匠が噺家になった頃、落研が創部された頃。
日本が高度経済成長を始めた頃。
昭和は遠くなりにけり。

また工場火災?

富士市五貫島のプラスチック製造業者の工場から出火し、 鉄骨2階建ての同工場などを焼いたそうです。
また工場火災
工場内には出火当時、従業員6人が作業していたが、いずれも逃げ出して無事。
工場内では、建物からはがした壁紙を回収して粉砕し、プラスチックと紙類に分別してリサイクルする作業を行っていた。
現場はJR新富士駅から南西約2キロの富士川河川敷近くで、工場や倉庫が立ち並ぶ地区。
先日も、富士市内の化学工場から火が出て、死傷者が何人か出たばかりです。
・・・恐ろしい。
「火事息子」なんていう噺の稽古をしていますから、とても気になります。

「お江戸あおば亭」のBD

喰亭寝蔵師匠から、先月25日の「第13回お江戸あおば亭」のBDが届きました。
寝蔵師匠、いつもありがとうございます。
まことに横着ながら、この場にて御礼を申し上げます。

今回は、レコード風に言うと「A面・B面」があり、BD2枚セットになっています。
「試し酒」のこと
かなり長時間の落語会になったので、いつもよりデータが重たかったのでしょう。
「試し酒」のこと
いずれにしても、いつものとおり、凝ったディスクデザインです。
金願亭乱志
私には、私の高座の写真を入れてくださっているように、出演者には、それぞれ変えてくださっています。
いつもいつもありがとうございます。
「お江戸あおば亭」のプログラム

ゆっくり鑑賞して、私のは、再演する予定の「そや寄席」の参考にしたいと思います。

今日のなぞかけ(12/13)

今日は、ダジャレばかりになってしまいました。
【包丁】 
・「悪事の筋書き」とかけて
・「東アジアの外交問題」と解く
・その心は「いずれも包丁(訪朝)がポイントでしょう」
【法華長屋】 
・「摩利支天近くの法華信者にしか貸さない長屋」とかけて
・「挙動不審者への職務質問」と解く
・その心は「あんた摩利支天(何してん)の?」
【星野屋】 
・「星野屋と水茶屋のお花の騙し合い」
・「西郷輝彦」と解く
・その心は「星野屋振られっこ(星のフラメンコ)?」

ごひやく都々逸(12/13)

この噺も含蓄のある噺です。
[天災]
・天災は 豪気に構えて 他人(ひと)に当たらず
               やせ我慢せず 苦労せず

何が起きても、全て天のなせる業、即ち天災と思うこと。

2017年12月12日 (火)

千川亭龍士さん

同じ千早地域文化創造館で稽古をしている千川亭から、龍士さんが交流稽古で参加してくださいました。
千川亭龍士さん
龍士さんは、今まで2度高座を聴かせていただいています。

・・・そして、とうとう、我々の素人連から、プロの噺家さんの卵が誕生しました。
以前から、師匠の100人以上いる素人弟子の中には、若い人でプロになりたいという人もいることは聞いていました。
龍士さんのことは、ほとんど存じ上げませんが、年齢は20代の後半という感じですから、今が最後のチャンスなのかもしれません。
師匠のお弟子さんの三遊亭萬窓さんの一番弟子ということになるそうです。
これで、吉窓一門の小吉さんと、師匠の孫弟子が2人になります。
入門以前からずっと見守ることが出来るというのも、一落語ファンとしては、これまた楽しみなものです。
そんな龍士さんの「寿限無」を聴きました。
この噺は、高座でかけたことはありませんが、千早亭の前身の師匠の「落語講座」の時に、みんなでやったり、「揺れるとき」の劇中に、老噺家が若き三遊亭圓朝に稽古をつける場面がありましたから、私も持ちネタとしています。
龍士さん、かなり緊張していた感じでした。
師匠のコメントは、いつもこの噺の時に必ず仰るのですが、「寿限無・・・」と、何人も何回も言うが、その感情や背景は全て違っているのだから、言い方や仕草も変わっていなければならないということと、臨場感を出すための目配せや、遠近感を出すための声の出し方延ばし方が大事だと・・・。
単なる早口言葉で笑わせる噺ではないと、「揺れるとき」の中の稽古でも、老噺家に言わせています。
・・・ところで、ちょっと気になった所がありました。
寿限無を全部表すと、以下のようになります。
「寿限無寿限無 五劫の擦り切れ 海砂利水魚の水行末雲来末風来末 食う寝るところに住むところ やぶら小路のぶら小路 パイポパイポパイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナーの長久命の長助」
正しい、正しくない、ということではなくて、私自身も「寿限無寿限無・・・」と言い立てていますので気になったのですが、多く聞くパターンと違って「パイポ」が一つ足りませでした。
「パイポパイポパイポのシューリンガン・・・」のリズムが「パイポパイポのシューリンガン・・・」だったので。
瑣末なことかもしれませんが。

今年の漢字

続々と、年末の行事やイベントが進んで行きます。
その年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」が決まったそうです。
今年の漢字は「北」。
京都の清水寺で貫主さんが、縦150センチ、横130センチの越前和紙に広島県産の熊野筆で力強く揮毫。
今年の漢字
・・・「北」ですか。
なるほど、とにかくあの国の若旦那が目立ちましたからねぇ。
はがきやウェブサイトでの公募で決まる「今年の漢字」は、12月12日の「漢字の日」に、漢字一字に込められた奥深い意義を再認識する機会を持つことを目的に始まったんだそうで、今年で23回目だそうです。 
・・・私の今年の漢字は何だろう?
あんまり明るくありませんが、「幻」「破」「老」あたりかなぁ。
しかし、良い年でも悪い年でも、私は「落」なのかもしれません。
       今年の漢字
過去10年を振り返ると・・・。
     2016年      「金」
     2015年      「安」
     2014年      「税」
     2013年      「輪」
     2012年      「金」
     2011年      「絆」
 
←東日本大震災の年
     2010年      「暑」
     2009年      「新」
     2008年      「変」
     2007年      「偽」
     2006年      「命」

なかなか思い出せませんが。

仙台も積雪

予報どおりに、今朝は寒かった。
日中でも、厳しい寒さです。
今日は、北海道から本州の日本海側を中心に雪が降っているそうですが、太平洋側にも雪雲が流れ込んでいるそうで、仙台では初積雪を観測。
仙台も積雪
青葉城址の伊達政宗の銅像も雪をかぶり、市内も一面雪景色だそうです。
仙台で、年内に積雪があるのは、かなり珍しい気がします。
・・・実は、朝、どういう訳か、何かの拍子に変な力が入ったのか、首が痛くて回らなくなりました。
痛みと貧乏のダブルパンチで、首が回りません。トホホ・・。

お辞儀の稽古?

m(_ _)m 黒門町の桂文楽師匠は、高座でしくじった時に備えて、謝る稽古もしていたそうです。
お辞儀の稽古?
そして、実際に「大仏餅」の高座で詰まり、「勉強し直して参ります」と、客席に深々とあたまを下げて高座を下りましたが、その後、勉強し直して高座に上がることはなく、失意のうちにお亡くなりになったそうです。
お辞儀の稽古?
別に謝っている写真ではありませんが、お辞儀をしているものもあります。
師匠方でも、深々と頭を下げる方もいれば、ちょっと下げるだけの方もいらっしゃいます。
お辞儀の稽古?
意外?なのは、立川談志師匠は、本当に深々とお辞儀をしていらっしゃった。
お辞儀の稽古?
一方、談志師匠の師匠の柳家小さん師匠は、剣道家でもあったからか、手を前ではなく、膝の横あたりについて、軽く頭を下げる形でした。
お辞儀の稽古?
私は、頭を下げている僅かな時間で、呼吸を整えるので、深くゆっくりを心がけています。
ここを慌ただしくすると、バタバタしてしまいそうで。
お辞儀の稽古?
一瞬ですが、色々なことを考える時間でもあります。
まず、第一声が大切ですから。

噺の覚え方

またまた柳家さん喬師匠の著書「噺家の卵 煮ても焼いても」から、拝借しました。
どうやって噺を覚えてるんですか、と訊かれることもよくあります。
帳面に書いて覚える方もいるようですが、私は一切しません。
だから私には噺の帳面というのか゜一冊もない。
一応、全部耳で聞いて覚えてはいます。
最近はもう全部は覚えないで、七割くらい覚えて、あとは高座で作って行くことが多いです。
あぶなっかしいですよね。
いつ絶句するか。いつ、後が出てこない時が来るか。
いまはまだ幸い一度もありませんが、何度かあぶなかったときはあります。

・・・そうなんですよね。
何となく、聴いていてわかる気がするんです。
さん喬師匠の語りは、少なくとも読んではいないと。
究極の「活字で覚えない落語」だと言うことです。
以前にも触れましたが、あの昭和の名人六代目三遊亭圓生師匠も、膨大な持ちネタにも、ネタ帳は全くなかったそうです。
芝居や講釈、浪曲(もそうなのかな)などと違って、台本を読むということのない芸能です。
本人が、帳面がないくらいですから、弟子に教えるのも本や帳面ではないということです。
恐らく、芸歴が長くなればなるほど、言葉の引き出しは一杯になると思います。
しかし、一方で、歳を取れば取るほど、その引き出しの建て付けが悪くなって、中の物が取り出し難くなる・・。
噺家さんは、このジレンマがあるのではないかと思います。
しかし、それでも、一旦引き出しに入っている物ですから、それそのものを取り出すことは出来なくても、周りの似たようなものを出したり、全く別の引き出しを開けるという、咄嗟の芸当が出来るのかも。
そういうのも、絶妙な"間"になるんだと思います。
私のようなレベルで、こんな次元は無理に決まっていますが、それでも、語りとして落語を捉えて、噺を作って行くことが、落語ゆえに必要なんだと思いました。
・・・そう言えば、学生時代に覚えた噺は、師匠の高座本で覚えていませんから、ネタ帳もなく、頭の中に入っている気がします。
「子ほめ」「花色木綿」「浜野矩随」・・・・。

微妙な・・・

冬季五輪を間近に控えて、日本のアスリートたちが頑張っているという話題の続きです。
スノーボードでビッグエアーという種目があり、五輪で初採用されるそうですが、W杯で日本の15歳の少女が、見事優勝しました。
微妙な・・・
まことに頼もしい、まことに楽しみなニュースなんですが・・・。
テレビのニュースに流れて来た映像を視て・・・・
恐らく先に滑って、後の選手の結果待ちだったんでしょう。
ところが、現地の映像で、自分の勝利を知った瞬間に放った彼女の一言は「ヤバイ!」。
・・・、要は「やったーっ!」という意味なんでしょうが。
こういう場面に、オジサンにしてみれば、こんな汚い単語が出て来るとは。
今の若い人たちは、そういう感覚なく使っているのは理解していますが、どうも微妙な気持ちになりました。

梅朝さんから

牛久の好文亭梅朝さんからメールをいただきました。
12月16日(土)の「牛久味わい亭」のお知らせ。 
   梅朝さんから
前回(9月)には、私も出演させていただき「怪談牡丹燈籠」でご機嫌を伺いました。
今回、梅朝さんは「文七元結」にチャレンジされるそうです。
まぁ、とにかく、梅朝さんのパワーには、ただただ脱帽です。
「牛久味わい亭」というのは、市内のウォーキンググループの皆さんが主催してくださって、毎回大入りの落語会です。
前回出演させていただいて、皆さんの熱意に触れて感動しました。

今日のなぞかけ(12/12)

【へっつい幽霊】 
・「古い竈が壊れた」とかけて
・「ベテラン選手が引退」と解く
・その心は「へっつい(へぇ遂)にですか・・・」
【坊主の遊び】 
・「酒癖が悪くて客に絡んだ花魁」とかけて
・「朝目覚めたら虫になっていた男」と解く
・その心は「どちらも朝起きてカフカ(顔を)見たら変身していました」
【棒鱈】
・「マダラの干物」とかけて
・「来年のシード権が取れるかどうか心配」と解く
・その心は「棒鱈(ボーダーライン)でしょう」

ごひやく都々逸(12/12)

これまた落語らしい噺。
[つる]
・五千里越えて 飛翔した鶴 やきもき雌の 来るを待つ

雄がツーッと飛んで来て松の枝にポイと止まった。
その次に雌がルーッと飛んで来てポイと止まった。

2017年12月11日 (月)

「そや寄席」のプログラム案

2月3日の「そや寄席」のチラシとプログラムを作りました。

表紙は、豆まきの浮世絵をいれて季節感を出しました。
裏表紙は、「落語っ子連」のご挨拶と、当日の演目をお題にした「三段なぞかけ」を載せてみました。
「そや寄席」のプログラム案
ただし、オチがわからないような内容の作品にしておきました。
演目は、主催者から「節分」をテーマに依頼されましたので、節分とかかわりのありそうな演目をいくつか集めました。
番組の背景は、会場近くにある日蓮宗の名刹「中山法華経寺」の節分会の写真です。
  ◇豆屋        三流亭新参 (豆つながり)
  ◇時蕎麦       三流亭窓口 (冬の噺)
  ◇蝦蟇の油     三流亭千公 
  ◇試し酒       三流亭流三
        中入り
  ◇初天神       三流亭夢学 (ちょっと前が初天神)
  ◇桃太郎       三流亭百梅 (鬼つながり)
  ◇鬼の涙       三流亭越児 (節分の日の鬼の噺)
私と千公さんは、とりあえず節分には関係ありませんが、お許しいただきましょう。

儀装馬車も復活

その東京駅前広場が完成したことで、皇居に向かう馬車が復活したそうです。
儀装馬車も復活
新任の外国大使が天皇陛下にあいさつする「信任状奉呈式」の馬車列が、JR東京駅の赤れんが駅舎から皇居に向かうルートで復活した。
同駅前工事が完成後、初めてお目見えした。
これまで、このルートで大使の送迎を実施していたが、工事に伴い、平成19年4月から発着地が皇居前の明治生命館になっていた。
この日は西アフリカの新任ベナン大使を乗せた漆塗りの儀装馬車が、東京駅の丸の内側 にある貴賓玄関から「行幸通り」を通過、皇居へと向かった。
信任状奉呈式の送迎は皇室用の自動車か馬車かを大使側が選び、宮内庁が用意するが、大半の大使は馬車を希望するという。
儀装馬車も復活
クラシックでまことに結構ですが、この馬車は洋式仕立てです。
やはり日本ですから、ここは平安時代のように「牛車(ぎっしゃ)」にしたら良いと思うのですが・・・。
儀装馬車も復活
どうせ、そんなに急ぐ道中でもないでしょうし、平安の装束をまとった人々で。
外国大使は大喜びすると思いますが、どうでしょう?

権太楼師匠の「死神」

京須偕充さんが、柳家権太楼師匠の「朝日名人会」での録音CD発売に際して、「死神」についてコメントされています。
来年2月に柳家権太楼の新譜CDを発表します。
2枚組で「死神」「鰻の幇間」「藪入り」「抜け雀」の4席2枚組のアルバムです。
朝日名人会ライヴシリーズのNO.123、権太楼さんの14。
例によってライナーノーツは権太楼さんのお話しをうかがって簡潔にまとめました。
4演目それぞれについて記しましたが、そのうち「死神」についてを、以下に紹介させていただきます。
この噺の結末は圓朝の創作から100年以上経ってもまだ変貌の余地がありそうですが、六代目圓生の「死神」以来の経過に権太楼さんが一区切りをつけたように思われるのです。
「死神」
爆笑専科のようだった権太楼落語に変化が生じ始めたのは六十歳に手がとどく頃だったろうか。
人間表現のヒダが次第に深まり、柔軟になった。
「死神」のような、いわば絶対的な暗部のある噺にも本領を発揮し始めた。
「死神」は欧州の民話的題材を三遊亭圓朝が一席の噺に仕立てたものだ。
多くの落語家が結末を改変して演じてきたが、昭和戦後は六代目三遊亭圓生が原型に近いと思われるやり方で、なかば絶対的な評価を得ていた。
圓生没(1979年)後に再びサゲの改変合戦があったのは記憶に新しい。
権太楼の「死神」のベースは圓生にある。
やっぱりこれだ、と演者本人は言っている。
だが、圓生の型も一朝一夕に成ったわけではない。
生命の炎を接ぎ損ねて主人公は何も言わずに前へ倒れる。
これが作者・圓朝の理想としたサゲだ。
倒れて、あとは「無」の世界。
主人公に「消えた」と言わせる必要もないのだが、時代とともに会場のスペースも大きくなったので、「消えた」と補う有用性はある。
最晩年の圓生は「消えた」を主人公ではなく、ひややかに見守る死神に言わせるように変えた。
これで無の空間が一段と奥を深くしたのだったが、その頃からしばらく、何人もの演者が、意図的に、あるいは偶発的な事故として炎を消すコント志向に走っていた。
かそけき三味線の爪弾きが御詠歌を奏で、まもなく永遠の暗闇に閉ざされることを予感させる演出は、これまで誰もやっていないすぐれた終末で、欲望に負けた卑しい男の旅立ちにはもったいないほど美しい。
このあとすぐに舞台を暗転し、演者が引っ込んだ直後に明転して出囃子の演奏に戻って締めることもあるそうだ。
効果は上がるが、録音で聴くと少しわかりにくいかもしれない。

・・・なるほど、「死神」と「転失気」のオチは、噺家さんによって、色々な演出がされています。
私など、やはりシンプルを好みますから、オリジナルの圓朝やその流れを汲む圓生師匠のパターンの印象が強いです。
圓生師匠は、「ほぅれ、消えるぞ、消えるぞ・・・・、ほうら消えた」ですね。
圓生師匠の噺で、オチが面白い(変わっているのは)、「能狂言」と「水神」などもそうですね。

富士山女子駅伝

まだまだ認知度は高くないかもしれませんが、今年も「富士山女子駅伝」が、12月30日に開催されます。
富士宮市の浅間神社から富士市の運動公園までの7区間43.4キロを、女子大生21チームが走り抜けるという。
kk
元日のニューイヤー駅伝や2-3日の箱根駅伝を意識して、年内にやってしまおうと、押し迫ってからの大会です。
富士山女子駅伝
去年は、天気は割る苦ありませんでしたが、富士山がほとんど見えませんでした。
出場チームは、以下21チームですが、地元の大学は皆無なのが寂しい・・・。
   1 東海   名城大学
   2 関東   大東文化大学
   3 関西   立命館大学
   4 関西   大阪学院大学
   5 関西   関西大学
   6 関東   東京農業大学
   7 関東   日本体育大学
   8 関東   城西大学
   9 関東   東洋大学
 10 関西   京都産業大学
 11 九州   福岡大学
 12 中四国  松山大学
 13 関東     玉川大学
 14 関西     佛教大学
 15 関東     白鷗大学
 16 関西     大阪芸術大学
 17 関西     関西外国語大学
 18 東北     東北福祉大学
 19 −         東日本選抜
 20 −         西日本選抜
 21 −         静岡県浙江省学生選抜
冬になると、マラソンや駅伝が、大学・実業団、都道府県対抗、地区予選・本選・・・、しかも男女でありますから、もう訳がわからない。
選手たちも、体調・コンディションの管理が大変でしょう。
・・・この日は、私は「紀伊國屋寄席」に行きます。

拡大鏡

母のリクエストで、ルーペ(拡大鏡)をAmazonで手配して送りました。
拡大鏡
老眼鏡ではなくて、拡大鏡なんですね。
母も、元気な頃からやっている俳句や習字を、今の施設でも続けていて、「先生に褒められた」なんて言っています。
元々、素養?があるので、楽しいようです。
「ルーペが欲しい」というのは、読書欲も出て来たということなのか、体調も落ち着いて、頭も少しすっきりして来ているのかもしれません。
佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」を読みたいみたいです。
ただいま86歳、とりあえず元気で何よりです。

東京駅前広場

こちらは本物の東京駅です。
東京駅前広場
JR東京駅の「丸の内駅前広場」のリニューアル工事が終了。
重要文化財に指定されている赤れんがの駅舎や、皇居まで続く「行幸通り」と調和したデザインになりました。
東京駅前広場
工事は2012年に駅舎が造られた当時の姿に復元されたのに続き、14年8月から開始。
広場の中央部分約6500平方メートルは、行幸通りと同じ御影石で舗装した歩行者専用の道の周囲に芝生やケヤキを植え、駅舎を際立たせる照明も取り入れ。
また、中央の広場を挟む形で「交通広場」を設け、タクシー約90台が待機できるスペースを確保。
東京駅前広場
・・・思えば、もうずっと前から、東京駅の丸の内口側は工事ばかりしていた印象です。
やっとすっきりした感じですが、想像以上に(良い意味で)何もない雰囲気ですね。
日本を象徴する駅ですから、やっとこれで面目躍如です。

何だろう?

先週の土曜日に帰省した時、道の駅「富士川楽座」から富士山を眺めましたが、撮影の定点に久しぶりに行くと、こんな模型のような物が置かれていました。
東京駅の模型のように思えますが、誰が、何故、こんな場所に置いたのか・・・?
何だろう?
ちょうど撮影スポットの手摺の前なので、やや邪魔なんですが。
何だろう?
ただし、模型と木の枝越しに遠く見える富士山も、とりあえず絵にはなるようです。

取り越し苦労?

来年2月は、韓国で冬季五輪が開催されます。
日本人アスリートたちも、オリンピックに向けて、各種競技で大活躍しています。
     取り越し苦労?
女子のスピードスケートなんて、連勝や世界新・日本新の大活躍で、出来れば今日にでも本番をやってもらいたいぐらいです。
私は、あんまりイメージも良くなく、好きではありませんが、スノーボードでも、好成績が続いているようです。
スノーボードは、前回あたりもそうでしたが、五輪前のW杯などで、日本人選手が軒並み優勝して、マスコミは「金メダル確実!」なんて囃し立てましたが、実は、多国の選手たちは五輪に照準を合わせて、前哨戦はセーブしたり、技を隠したりしていたことが、後でわかりしました。
・・・今回も心配ですね。
秘密兵器や新技や伏兵がいて。
だから、マスコミは、あまり囃し立てたり大袈裟にしないで、静かに見守ってあげて、勝利を祈りたいものです。
"取り越し苦労"でしょうか?
いやいや、来年のことですから、"年越し苦労"かもしれません。

今日のなぞかけ(12/11)

【文違い】 
・「金を捻出するための嘘の手紙」とかけて
・「練習中に怪我をした羽生結弦選手」と解く
・その心は「ちょっとした文違い(踏み違い)でした」
【風呂敷】 
・「亭主が帰って来たので慌てて押入れに隠れた男」とかけて
・「殺人事件現場の遺体」と解く
・その心は「身体をシート(風呂敷)に包まれて出て行きます」
【文七元結】
・「左官の長兵衛と女房の夫婦喧嘩」とかけて
・「勝負がつかず長引く相撲の取組」と解く
・その心は「(夫婦)水入らずでなかなか終わらないでしょう」

ごひやく都々逸(12/11)

落語の中の落語のひとつ。
落語をやる人が必ずと言っていいほど通り過ぎる噺。
[道灌]
・五七五七七 一枝知らで やはり歌道の 暗さ知り

賎の女が差し出す山吹の花の一枝の意味を知らず、歌道に暗い自分を知る太田道灌。

2017年12月10日 (日)

出前「深川三流亭」

落語っ子連の三流亭窓口さんの繋がりで、今まで市川市の複数の公民館で、「深川三流亭」の出前落語会をやらせていただいているのですが、4ヶ所目として、来年6月2日頃に公演させていただくことが出来るかもしれません。
担当の方から何度かご連絡や照会があり、具体化しつつあるようです。
市民(ご来場)の皆さんに落語を楽しんでいただくことは勿論ですが、我々にとっても貴重な高座の機会ですから、いつものチームプレーで、頑張りたいと思います。

ラジオ寄席


今日は一段と軽い演目で。
   ◇「お見合い中」      昔昔亭桃太郎
ラジオ寄席
桃太郎師匠、ここまで来ると、噺が上手いとか言うのではなくて、ユニークで面白いという芸だと思います。

大きな大根

昨日、田舎でもらって来たのが、大根と白菜と沢庵と蒟蒻・・・。
その大根と白菜の大きなこと!
大きな大根
特に大根は、写真の通りで、私の足と比べるとわかると思いますが、恐らく優に6~70センチはあると思います。
ちょうど息子一家が来たので、白菜と大根を分けました。
どうしたらこんなに大きな大根が出来るんだろう・・。

天使来訪

今日は暇だなぁと思っていると、息子一家が遊びに来ました。
図らずも、我が天使②と天神④と会えることになりました。
天使来訪
元の予定がドタキャンになって、怪我の巧妙?
天使来訪
4日前に満3歳になったお兄ちゃんと、4ヶ月の弟。
弟元のすっかり首が座り、身体もどっしりとして来て、表情も豊かになりました。
天使来訪
充実した休日になりました。

年賀状

むっくりと起き出して、ボーッとしていましたが、年賀状の宛名書きでもやろうかと。
年賀状
私は、今年は、先々月亡くなった義理の父の喪に服していますが、母の年賀状の宛名書きです。
母が倒れてから、母の年賀状は、妹と手分けして宛名書きをし、出状していました。
年々減らしているので、昨年からは私が書いています。
今回も100通弱ぐらいでしょうか。
取り敢えず書き終えましたが、まだ年賀状の受付前なんです。
せっかく慌てて書きましたが、まだ投函できないんだ。
投函すると、明日や明後日に配達されてしまうんでしょう。
今年は、自分たちは義父の喪中葉書を出したので、勢いで、母の年賀状の準備も、いつもの年より早くなりました。

オロナミンCのCM

朝寝して、何げなく自室でテレビを視ていたら。
オロナミンC
流れていたオロナミンCのコマーシャルで、「これは佐原ではないか!?」。
今までなら、見過ごしていましたが、ピンと来ました。
オロナミンC
先月、噺っ子連・有難亭の発表会を聴きに行きましたので。
一度しか行っていませんが、知っている場所が映ると、何が何だか嬉しくなります。
オロナミンC
これは、先月の写真ですが、どうやら、CMに映っているのは、この対岸らしいです。

落語DEデート

今日は、出かける用事があったのですが、会う予定の人が風邪引き(インフルエンザ?)なので、昨夜キャンセル。
それで、今日は朝寝を決め込んだのですが、悲しいかな、その時刻になると、取り合えず目が覚めてしまいます。
  ◇「勉強」            三代目三遊亭金馬
またまた金馬師匠です。
私も、リアルタイムでは知りません。
昨日の音源は、昭和33年、ということは60年前。
金馬師匠とラジオ演芸番組は、切っても切れない関係。
この番組司会の志の輔さんも、当時の録音技術と、そのライブラリーを絶賛していました。
・・・聴いてからまた寝ました。
再び目が覚めたのは、9時頃でした。
何か、落語の夢を見ていました。

ごひやく都々逸(12/10)

最近少なくなって、絶滅危惧種になっているのが幇間でしょう。
[幇間腹]
・ご贔屓と言え 酷いご趣向 破れて鳴らぬ 朽ち太鼓

大店の若旦那の道楽で、とんでもない趣向に付き合わされた一八・・・。
いっぱしの鳴らした幇間(太鼓)も、腹の皮(革)が破れて鳴りませんでした。

今日のなぞかけ(12/10)

【不動坊】 
・「アルコールとあんころ」とかけて
・「ビザとピザ」と解く
・その心は「音は似ていますが全く違うものです」
【ふたなり】 
・「両性具有」とかけて
・「煮物をしている時にペーパータオルを上からかける」と解く
・その心は「ふたなり(蓋になり)です」
【船徳】 
・「俄か船頭の若旦那」とかけて
・「なかなか川魚を捕まえられない」と解く
・その心は「船徳(鮒遠く)でしょう」     

2017年12月 9日 (土)

全日空寄席落語傑作選

飛行機に乗った時に、座席にあるイヤホンで音楽を聴く人は大勢いると思います。
落語などの演芸プログラムもあるので、ファンも多いようです。
東西を代表する落語家の演目を37席を収録したCD全集「全日空寄席 落語傑作選」が、通信販売限定企画として発売開始されたそうです。
全日空寄席落語傑作選
これには、古今東西を代表する落語家全31人の名人の演目が一挙収録されているそうです。
江戸落語の名人、柳家小さん、桂文治、三遊亭金馬。上方落語界からは桂米朝、桂春團治、桂文枝、桂枝雀。
人気番組「笑点」の新旧メンバー、三遊亭圓楽、桂歌丸、林家たい平。
人気現役噺家からは立川志の輔、柳家喬太郎をはじめ、若手の春風亭一之輔まで。
収録された37席はANA(全日本空輸)の機内オーディオ番組「全日空寄席」で放送されたものから、初CD化となる音源だけを厳選しているようで。
ケチをつけるつもりはありませんが、ANAでも、JALでも、演目などは、比較的軽いものが多いイメージがあるので、どうなのかな・・?

娘の誕生日

今日は、皇太子妃雅子様の鳥居誕生日だそうですが、我が家では、娘の誕生日です。
娘も今や2児の母。
娘の誕生日
現在は、2人目の育児休業を取得中で、子育て真っ只中。
婿が、SNSにこんな投稿をしていました。
妻の誕生日。
丸一日、息子2人の世話を引き受けたはいいものの、ホント大変だった。
誕生日おめでとう。
いつもありがとう。

娘の誕生日
・・・私からすれば、休日など、上の子を色々な所に連れて行ったり、よく頑張ってくれていると思いますが。
面白いことに、このような投稿に、息子の嫁がコメントを入れていました。
嫁は、専業主婦で、やはり2児の育児に忙殺されています。
「プレゼントなにがいい?」と聞かれると「一人の時間」と答えることしばしばです。
お父さんもお疲れ様です。

・・・私の息子のことですから、嫁にまかせっきりにしているのかも。
私は、頑張り屋さんに感謝しています。
・・・すると、娘の婿から返信。
全く同じ展開です(笑)
・・・いずれにしても、親にしてみると、婿にも嫁にも感謝です。

お題目

幼い頃、毎年12月12日は、集落の集会場所(お堂?)に集まって、みんなでお題目を唱える行事がありました。
お題目
子どもには、何が何だか分かりませんでしたが、集落の人たちが集まり、お題目が終わると、お茶を飲んだりしていたので、まぁ楽しみな行事でした。
お寺の住職が来て、お経を唱えて、みんなでお題目を唱えます。
お題目
法華(日蓮宗)は賑やかだと言われますが、お題目の時は、近所のおばさんが太鼓を叩いて、その太鼓に合わせて「南無妙法蓮華経・・・・・」。
お堂に安置されているのは、鬼子母神のようです。
そして、このお題目は「お会式」だと思います。
日蓮上人の忌日が10月で、それを月遅れの行事としてやっていたと思われます。
お題目
時は流れて、今日、その儀式?に行きました。
と言うより、久しぶりに近所の人と昔話や噂話をするのと、手作りの料理をいただくのが楽しみです。
大きな里芋、蒟蒻、白菜や大根の漬物、キノコや野菜の味噌汁、おはぎ、蜜柑・・・。
近所の人たちも、私と妹が参加するよう、日程も調整してくれます。
小さな小さな集落の、小川のせせらぎが聞こえる陽だまりで、近所の人と語る時間は、時の流れを止めてくれるようです。

「火事息子」

今日は、帰省するクルマの中で、師匠のCDを聴いて、参考にさせていただこうと。
「火事息子」
CDも高座本も、どちらも師匠の口演ですが、録音、掲載の時期が異なりますから、全く同じではありません。
「火事息子」
長い噺なので、私は前半のカットを多めにして、後半は人情噺にしたいと思います。

今日の富士山

今日も晴天で、各地から富士山を眺めることが出来ました。
まぁ、いつもの場所ですから、富士山の形は変わりませんが。
◇東名高速大井松田IC付近。
東京から下って、真っ正面に見える富士山は圧巻です。
今日の富士山
◇新東名新富士IC付近。
ガードレールやネットが邪魔なんですが・・・。
今日の富士山
◇新東名高速新清水IC出口。
料金所を出てすぐ、手前が工業団地なので・・・。
今日の富士山
◇道の駅「富士川楽座」(東名高速富士川SA)。
富士川越しの富士山の姿は、女性的な面と男性的な面がバランスしていて、とても美しいと思います。
今日の富士山
◇富士市吉原本町付近。
町のどこからでも、手前に遮るものもなく富士山が見えます。
今日の富士山
今日も好天で、富士山をずっと眺めていることが出来ました。
そう言えば、また年末30日に、「富士山女子駅伝」が開かれるようです。

ごひやく都々逸(12/9)

昔の皇室のやんごとない話題。
[崇徳院]
・後日に怨霊 火や乱祟り 厄難除けに 供養され

崇徳天皇[上皇]は、歌人としても有名ですが、実はあまりハッピーではなかったようで、波乱万丈の人生でした。
死後になっても、怨霊伝説が流布されたと聞いています。

今日のなぞかけ(12/9)

【富士詣り】
・「冨士詣りを手軽にする方法」とかけて
・「出来の良くない嫁」と解く
・その心は「富士塚(不束・ふつつか)です」
【無精床】
・「腕の良い床屋さん」とかけて
・「試合を作るリリーフピッチャー」と解く
・その心は「どちらもシェーブ(セーブ)が得意です」 
【普段の袴】
・「見事な鶴の絵」とかけて
・「滑稽噺がお得意な噺家さん」と解く
・その心は「ともに文晁(文朝)が素晴らしいでしょう」 

2017年12月 8日 (金)

平野部でも雪?

12月8日、午後9時。
今、冷たい雨が降っています。
平野部でも雪?
天気予報では、今夜は気圧の谷が通過し、寒気が南下し、関東地方の平野部でも雪のまじる可能性ありと。
明日は帰省するので、東名高速の御殿場あたりが心配です。

オリンピックのキャラクター候補

2020年の東京オリンピック・パラリンピックのキャラクター候補が発表されました。
オリンピックのキャラクター候補
オジサン的に言うと、どれも、所謂「可愛い」という感じではないんですね。
ポケモンとか、妖怪ウォッチとか、そこいらにあるキャラのような気がします。
しかも、無理やり日本的なものとくっつけようとして、何となく気色悪いような・・・。
宇宙人のような・・・。
それでも、子どもたちの感性で選ばれたんですから、この中から決まるんですね。

御歳暮

昨夜、喪中葉書を概ね書き終えて投函しました。
最近、この数年は、年賀状などの宛名は手書きしています。
印刷する方が、体力的には楽かもしれませんが、親戚や知人を一人一人思う時間もなくなってしまう気がして。
今年は、例年になく、受け取る喪中葉書の枚数も多かった気がします。
20通以上あったのではないかと思います。
それから、個人的には、中元歳暮のやりとりはやりませんが、田舎の母の分を手配しています。
病気で施設に入居しても、未だに大勢の親戚や知人が訪ねて来てくださいます。
以前に比べれば、半数程度にはなりましたが、それでも20軒は下りません。
jj
私が、手配するようになってからは、もうずっと「笹かまぼこ」を贈っています。
どうやら、一昨日あたりに続々と配達されているようで、母の携帯は鳴りっ放しだったようで。
母は、それがとても嬉しいようです。
昨夜は、私が手配をしているのを知っている、ある地元の名士の奥さんが、自宅に電話をくれました。
あまり親しい訳ではありませんが、ひとしきり電話で話しました。
私や妹が見ない、普段の母の様子が語られると、嬉しいような、ちょっと寂しいような。
明日は、実家に行って、近所の人たちと、ささやかながらの食事会です。
父が健在だった頃は、私は行ったことはありませんでしたが、最近は、妹と2人で参加しています。

深川三流亭にも影響?

富岡八幡宮の宮司さんが刺殺された事件は、大変痛ましいものですが、何と我々の「深川三流亭」にも、その影響が・・・。
千公さんからMLに投稿がありました。
昨日富岡八幡宮で日本刀による宮司の殺人事件が起こりました。
肉親の計画的犯行で犯人も自殺という極めて痛ましい事件です。
そこでお願いがあります。
このような事件が起こったことで、日本刀による流血の噺である「蝦蟇の油」を富岡八幡宮のお膝元とも言える古石場で、めでたい正月に演じるのは望ましいことではないと思いました。
富岡八幡宮の関係の方はもちろんのこと、近隣の方もご来場する可能性もあり、そもそもこの事件を1ヶ月足らずのちに演じて、不快な思いをさせることは望んでおりません。
発表会では前向きにとらえまして、千公にとっても十回5年間を振り返るという意味で、初 期にやらせていただいた「ぞろぞろ」を再演します。
あれから5年、時折「ぞろぞろ」の稽古を続けております。
夢学さんの「ぞろぞろ」の稽古からもいろいろと学ぶ点があり、いつか再演したいと考えておりました。
お手数ですが演目の差し替えをお願いいたします。
「蝦蟇の油」は2月の曽谷公民館でできればと思います。

深川三流亭のプログラム(案)
・・・確かに、「蝦蟇の油」は、日本刀で流血(出血?)します。
そんなに自粛することもなかろうと思いますが、やはり気持ちの問題もありますから、千公さんの気持ちも分かります。
演目の変更、プログラムの一部手直しなどは全く問題ありません。
それよりも、千公さんの後半の部分が素晴らしいと思いました。
千公さんの持ちネタは、5年間の地道な稽古で、持ちネタが10席になります。
 ◇十徳(25/2)
 ◇ぞろぞろ(25/10)
 ◇時そば(26/3)
 ◇寿限無(26/10)
 ◇饅頭怖い(27/5)
 ◇薬缶(27/10)
 ◇松曳き(28/5)
 ◇三方一両損(29/1)
 ◇目黒の秋刀魚(29/6・29/7・29/7)
 ◇蝦蟇の油(30/1)
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2017/10/post-b314.html
「ぞろぞろ」は、4年前の千公さん2席目の演目です。
これだけ持ちネタがあれば、独演会も、出前落語も出来ます。
その財産をメンテナンスするのも大切なことですし、当時と現在とでは、千公さんの了見も何か変わったところがあって、初演の時よりもずっと密度の濃い噺になると思います。
ちょっと前から、千公さんは、一つ上の段階に入ったと思っていますから、千公さんの第一期を総括するという観点からも、前向きに捉えることは大歓迎です。

嘘はほんと・・・

「嘘はほんと、ほんとは嘘、だけどほんとはほんと」・・・。
噺家の卵・・・・
柳家さん喬師匠の「噺家の卵 煮ても焼いても」を拝読していて、まず印象に残ったフレーズです。
さん喬師匠の師匠の先代柳家小さん師匠のお教えだそうです。
このことが書いてある部分を引用させていただきます。
・・・(前略)謎かけ言葉みたいに聞こえるかも知れませんが、要するに、嘘のことはほんとのことのように演じろ、ほんとのことは嘘のように演じろ、だけど、ほんとのことはほんとなんだ、人間のほんとの心ってのは、ほんとなんだよ、ということです。
まるで禅問答のようですが、落語というのは、ほんとのことを、どうです!こうなんですよ!と情熱をもって演じたならば落語じゃない。
ふわっと肩すかしを食わせるような、そんなばかなって思わせるようにやるのが落語なんです。
逆に、そんなばかな、ってことを、そうかもしれない、ほんとかもしれない、と思わせるようにやるから面白い。
けれども、人間が恋をしたり、落ち込んだり、そういう人間の真心、ほんとのこころはないがしろにしちゃいけない、
ほんとのことはほんとなんだ、ということです。

この感覚、物凄くよくわかります。
だから、暗記したり、読んだりするのは落語じゃないんですね。
確かに、リアリズムが必要だからと言って、あんまり真に迫ってやっても、いかにもほんとのようにやってしまったら、
品がなくなることもあります。
逆に、蕎麦を手繰る仕草や音は、かなり大袈裟にやらないと、ほんとのように思われない。
さん喬師匠も、「品」ということばを使われています。
まだ前半の部分ですが、参考になる話がいっぱいです。

地方の笑い

昔は、噺家さんはほとんどが江戸っ子で、江戸っ子でない噺家さんは、訛りなどにご苦労された話はよく聞きます。
例えば、お婆さん落語の五代目古今亭今輔師匠は、確か群馬県のご出身。
先日襲名したばかりの桂小南さんのお父さんは、紙切りの先代林家正楽師匠で、春日部生まれで訛りが抜けず、噺家から紙切りに転身されました。
ところが最近では、江戸っ子の噺家さんは、"絶滅危惧種"です。
地方出身の噺家さんが増えたことによって、落語が地方に拡散していることは確かで、これは落語界にとっては、大きな追い風になっていると思います。
地方出身の噺家さんで有名なお一人が、林家こん平師匠でしょう。
逆に地方出身を強調して売れた師匠でもあります。
残念ながら、長いこと病気で、往年の高座を拝見することは出来ませんが、落語・笑いを広める情熱は、物凄いものがあるようです。

地元、新潟の新聞記事を見つけました。
寄席文化などの発信を目指す「林家こん平事務所」(新潟市中央区)は3日、空き店舗を活用して同区西堀通3番町に「笑みの処方箋 わらい亭」をオープンした。
月1回の有料落語会や週末の落語絵本読み聞かせといった催しを通じ、笑いによる交流人口の増加と地域活性化を目指す。
わらい亭はブティックだった店舗を改装し、40座席と高座がある。
新潟市の支援事業を受け、3年間の予定で開設する。長岡市(旧小国町)出身の落語家で、難病を患う林家こん平さん(74)が取り組み、効果があったという体操の実演も行う。
地域のコミュニティー施設を目指し、主に高齢者の利用を想定している。
3日のオープニングセレモニーには、こん平さんや篠田昭新潟市長ら約20人が出席。
こん平さんの次女で同事務所代表理事の笠井咲さん(50)は、「県内の多くの方に、笑うことで健康になってもらいたい」とあいさつした。
除幕式の後、長岡市(旧越路町)出身の落語家、瀧川鯉津(こいつ)さん(43)が上方落語「動物園」を披露し、会場を沸かせた。
最後はこん平さんの発声で三本締めをし、締めくくった。
近くに住む渋谷千恵子さん(67)は「訪れる人が笑顔になることで、地域を盛り上げる拠点に成長してほしい」と話していた。
営業は午前11時~午後6時。月、水、祝日休み。

・・・もしかすると、地方の方が元気なのかもしれません。
ただし、これをどうやって長く続けて行くかが重要ですし、大変なことだと思います。

富岡八幡宮

同じ八幡様でも、こちらは東京の八幡神社の陰惨な「事件」。
昨夜、門前仲町の富岡八幡宮の敷地内で、女性宮司らが男女に刃物で刺され、富岡八幡宮の女性宮司さんが、胸を刺されて病院に搬送されたが、死亡。
宮司専属の男性運転手も負傷。  
現場近くで、殺された宮司の弟と、交際相手の女が血を流して倒れており、2人とも搬送先の
病院で死亡。
弟が姉の宮司を刃物で襲撃した後、交際相手を刺し、自殺を図ったようです。
弟と交際相手の女は、現場近くに隠れて待ち伏せし 、車から降りた宮司を弟が襲撃。
女は日本刀を持って男性運転手に襲いかかったという。

・・・落語っ子連の稽古の時は、お参りすることが多いので、とてもショックです。
相撲界もそうですが、外からは見えない闇・影の部分があるのでしょう。
それにしても、寺社というのは、言わば人や地域を守ってくれる存在ですから、こんな事件が起こると、神社そのものへのダメージも大きいと思います。
金も地位もないけれども、不満ばかりを言いながらも、落語のことばかり考えてボーっと生きているのは、もしかすると幸せなことかもしれません。

落語寄席八幡亭

仙台の桂友楽師匠のご活躍ぶりが、先月下旬(11月20日)の河北新報に掲載されていました。
八幡寄席
仙台市青葉区八幡地区の小中学生による初の落語発表会が26日、地元商店街のそば 店で開かれる。
東北大落語研究部OBの大友健弘さん(74)=泉区=の指導で稽古してきた成果を披露する。子どもたちは「少し緊張するが精いっぱい演じたい」と意気盛んだ。
出演するのは、小学5年から中学2年の男女5人。親しみやすい演目として「ちりとてちん」「まんじゅうこわい」「道具屋」「動物園」「牛ほめ」をそれぞれ高座にかける。
同地区はまちづくり協議会などが2009年から、子どもたちが大友さんに落語を習い、地域寄席で大人に交じって発表する機会を設けてきた。
14年を最後に途絶えたが、昨年7月、スタッフだった加藤晴美さん(67)を世話役に月1回の落語教室がスタート。
5人は大友さんの手ほどきで力を伸ばし、加藤さんが子どもたちだけの発表会を企画した。
会場は、八幡町商店会の別組織「八幡町商店街ファンコミュニティ」が協力し、「伝統芸にふさわしい」として、商店会加盟店の「手打ち蕎麦(そば) OTAFUKU(おたふく)」(八幡4丁目)に決まった。
築70年ほどの民家を生かし、今年2月に開業した。
高座名「青葉亭ずんだもづ」の仙台一中2年岡本朱里さん(14)は小学1年の頃から落語に親しむ。
3年ぶりの高座に「大きな所作で表現したい。大いに笑ってもらう」と抱負を話す。
午後1時開演。
入場無料。
落語教室を支える東北大落語研究部と東北学院大落語研究会の学生も出演する。
kk
・・・・11月26日といえば、前日は「お江戸あおば亭」で、友楽師匠もご出演くださり、打上げまで参加してくださいました。
翌日だったんですね。
75歳にもなろうというのに、友楽師匠の落語に対する情熱には、本当に頭が下がります。
それから、このグループには、深沢亭で師匠から指南を受けていた「深沢亭ジュンジュ」ちゃんも、偶然仙台に引越して、偶然友楽師匠と出会って、中二ぐらいになると思いますが、落語を続けているようです。
東京にいる頃、落語っ子連の稽古にも交流稽古で参加してくれたことがありました。
ちょうど、私が「牡丹燈籠」の読み稽古を始めた時で、とても興味を持ってくれたのを覚えています。
そして、やはり仙台在住の走れ家駄馬師匠から、この落語会の様子が、東日本放送で紹介されたとのMLを頂戴しました。
友楽師匠の指導の様子と11月26日の寄席の小中学生の高座に大喜びする町内の皆さんが紹介されていたそうです。
そして、この「落語寄席八幡亭」のことがアップされているブログを見つけました!
ジュンジュちゃん、「深沢亭ジュンジュ」でやっていました!
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2015/09/post-cfd6.html
http://pet-saman.com/blog/archives/2017/11/%E8%90%BD%E8%AA%9E%E5%AF%84%E5%B8%AD%E3%80%80%E5%85%AB%E5%B9%A1%E4%BA%AD.html
先日の「お江戸あおば亭」の時に、「呼んでいただいたら、すぐに仙台に駆けつけますから、是非お声をかけてください!」とお願いしておきました。
ジュンジュちゃんに会いたいし、仙台で落語もやりたいし・・。
ところで、駄馬師匠からは、昨日の柳家小三治師匠の独演会のレポートもありました。
小三治師匠のご両親が、確か岩沼のご出身で、そのご縁もあるのか、毎年独演会が開かれています。
今回は、頸椎手術から復帰したばかりなので、京都の病院での手術の様子を詳しくお話しされていたそうです。
  ◇「金明竹」        柳家小八
  ◇奇術            花島世津子
  ◇「千早振る」「宗論」    柳家小三治

・・・しかし、独演会でこの演目というのは、小三治師匠ならでは、小三治師匠だから納得なんでしょうね。

見上げる空

見上げる空
見上げる空
西の空に沈む前の月の下、虎ノ門界隈は、ただいま再開発の真っ最中です。
虎ノ門ヒルズに向かう道には、超高層ビルが林立するそうです。
日比谷線に新しい駅が作られ、銀座線の虎ノ門駅と地下で繋がることになっています。

シェーバーその後・・

帰宅してシェーバーを見ると、電池がなくなった(であろう)状態で横たわっていました。
スイッチを入れても無反応。
ちょっと充電した後でスイッチを入れると始動。
もう一度しか釦を押すとOFF。
何度か繰り返しても正常なので、しっかり充電することに。
幸い、昨日のように勝手に始動することなく、朝を迎えました。
起床して、スイッチのON・OFFを繰り返しても正常なので、髭を剃り始めました。
ところが、間もなく終わろうかという時に言っても突然作動しなくなりました。
スイッチ釦を押しても無反応。
仕方がないので、放っておくと、そのうちにジィーーー・・、暫くすると停止。
また始動、停止・・・。
「こりゃダメだな」と、家内に「今日も日中賑やかになるけど、まぁよろしく」と伝えておきました。
昨日も、日中ON・OFFを繰り返していて、釦を押せば停止していたようです。
ll
実は、偶然にも、先日、ジャパネット高田が宣伝していたので、同じメーカーの同じタイプのものを買っていたので、バトンタッチです。
シェーバー(シー ユー)です。

今日のなぞかけ(12/8)

【姫かたり】
・「姫を語った詐欺」とかけて
・「お正月になくてはならないもの」と解く
・その心は「姫語り(注連飾り)とは大胆(橙)なり」 
【干物箱】
・「声色が上手い」とかけて
・「下町の商店街で売っているお惣菜」と解く
・その心は「やはりコロッケは外せないでしょう」    
【百年目】 
・「あぁ、もうこれで終わりだ」とかけて
・「万年生きるという亀が死んだ」と解く
・その心は「ちょうど今日が万年目(百年目)でした」

ごひやく都々逸(12/8)

与太郎噺というのは非常に示唆に富むものが多い気がします。
[近日息子]
・誤報出回る 人近日死 やけに手早い 供養花

与太郎さん、「忌中」の札の脇に「近日」と書いた札を貼り。
死んだことにされてしまったお父っつぁんは大弱り。

2017年12月 7日 (木)

驚いたこと

今朝、不思議なことが起こりました。
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起床して、いつものようにシェーバーを使って髭を剃った後で充電をセットしました。
食事をしてから、再び洗面所で歯磨き、洗顔、調髪をしている間に充電が完了する、というのが日常です。
ところが、朝食を摂っていると、洗面所の方から、ジィーーー・・・という音が聞こえ始めた気がしました。
家内が、「シェーバーのスイッチがONになって動いてるよ」・・・?
えっ?そんなはずは・・・と、洗面所に行くと、確かに・・・。
勝手に作動を始めたということです。
スイッチを押してOFFにしようとしましたが、全く何の反応もなく、ひたすら作動しています。
・・・ということは、このまま電池が切れるまで放っておくしかないと、暫く様子を見ていると、そのうちに、また何もしないのに、止まりました。
やれやれ・・と思っていると、また始動・・・、暫くして停止・・・。
気味が悪いので、そのままにしておきました。
どうやら、どこか回路がおかしくなって、髭剃りだけに、自分をシェープ(セーブ)出来なくなっているようです。
しかし、何なのでしょうか・・・?
それにしても、洗面所の中で、ジィーーーと鳴動しているのって異様です。

「50噺」まで

思いつくままに、現在の持ちネタをピックアップしてみました。
師匠の高座本リストをチェックして、高座本にない噺を加えた結果、今稽古している「火事息子」までで、概ね「40噺」になっているようです。
当面の目標の「50噺」まで、あと10噺です。
「50噺」まで
数合わせや粗製乱造をせずに、持ちネタの再演による練り上げも含めて、20年10月の師匠の誕生日までに、何とか「50噺」を達成したいと思います。

今日のなぞかけ(12/7)

【一目上がり】
・「結構な、賛、詩、語、七福神」とかけて
・「性格が曲がった人」と解く
・その心は「六だけなし(ろくでなし)でしょう」
【一人酒盛
・「酒に目のない男」とかけて
・「生活習慣病予防」と解く
・その心は「飲酒リン(インスリン)が欠かせません」
【雛鍔】
・「お雛さまの刀の鍔」とかけて
・「天下の嫌われ者」と解く
・その心は「雛鍔見もの(鼻つまみ者)でしょう」   
 

ごひやく都々逸(12/7)

お店の旦那とて、子どもみたいなところがあるもので。
[笠碁]
・碁敵(ごがたき)憎し 一手(ひとて)も待てず
                                   やいそんな石 くれてやる

「待ったなし」と約束しても、つい「待った・・」。
いい歳したオヤジが子どものように、待ったするしないで喧嘩している。
ヘボ碁もここに極まれり。

2017年12月 6日 (水)

バカヤロウ!

仙台育英高の硬式野球部員ら生徒が、校外で飲酒や喫煙をしていたことが分かったそう です。
飲酒や喫煙をしていたのは、3年の元野球部員と2年の現役部員、3年の元剣道部員の生計8人。
仙台市青葉区の飲食店で酒を飲み、急性アルコール中毒の疑いで救急搬送された生徒も いた。
公式戦でベンチ入りしていた野球部員も含まれている。

・・・・。              
酒だの煙草など、なんであんなものに手を出すんでしょう?
粋がって、自分が大人になったような気分になるんでしょうか?
チョイ悪な行動が、とても神秘的、魅力的に感じるんでしょうね。
もう、昔と違って、こういうことを許してはいけないと思います。
やはり厳罰に処するべきでしょう。
一部のおバカの軽率な行動で、真面目にやっている多くの選手のチャンスが摘まれます。
しかし、あえて冷たい言い方をすれば、これも彼らの選択した世界で起こったことですから、現実を受け入れるしかないと思います。
学生時代に、同じ下宿で、寮が出来上がるまでということで、仙台育英高校野球部の1年生と一緒でした。
新潟から出て来たばかりで、いがぐり頭の少年で、礼儀正しく、ひたむきに野球に取り組んでいました。
厳寒の冬の朝、外に出て、黙々とバットを振っていた姿を思い出します。
私も、初めて親元を離れて全く知らない場所に来て、ホームシックになっていましたが、彼の姿を見て、まだ中学校をそつぎょうしたばかりの子が頑張っているんだから・・と、励まされました。
「小関くん」という子で、後年、セカンドのレギュラーで、甲子園に出場しました。
・・だから、ますます腹が立ちます。

海老一染之助師匠の訃報

太神楽の曲芸師、海老一染之助師匠が亡くなったそうです。
享年83歳。
海老一染之助さんの訃報
「海老一染之助・染太郎」のご両人、寄席でも、テレビでも、本当に楽しませていただきました。
実の兄弟による伝統演芸「太神楽師」コンビ。
「お染ブラザーズ」の愛称で「おめでとうございま〜す」と言いながら、和傘の上で毬を回す芸が有名。
兄の染太郎さんは2002年に死去し、弟の染之助さんがピンで活動してきた。
1945年、二代目海老一海老蔵に入門
46年、海老一勝太郎・小福の名で初舞台
49年、海老一染之助・染太郎に改名
       
海老一染之助さんの訃報
とにかく、全く似ていないので兄弟とは思えず、出っ歯の染太郎師匠はお喋り専門。
「いつもより余計に回してますぅ」とか、景気をつけて、客席からの拍手を誘い、染之助師匠が、気迫のこもった芸をやって、楽しいコンビでした。
      海老一染之助さんの訃報
太神楽への貢献度は、極めて高いと思います。
寄席芸というのは、究極のマンネリ芸とも言われます。
毎日毎日、ほとんど同じネタをやっています。
でも、「あぁ、今日もやっている」という安心感みたいなものは、水戸黄門や遠山の金さんにも通じるものがあると思います。
とにかく、染之助師匠の汗だくの盛り上げは、あぁこれぞ芸人さんだと思いました。
また一人、昭和の寄席芸人が鬼籍に入りました。

ホテル予約

ホテル予約
まだ早いかなとは思いましたが、来年2月の大阪出張の日程が固まったので、定宿のWEB予約をと。
ところが、2月21日から23日までの2泊は既に満室で、取れませんでした。
この時期は、大学入試の真っ只中ですから、無理もないかもしれません。
慌てて、最近オープンしたばかりの、別のホテルが取れましたが、足元を見て、高めの価格設定でした。
路頭に迷うよりはと、予約することにしました。
今日気がついて良かった。

天使の誕生日

息子の長男(私の天使②)が、今日3歳の誕生日です。
天使の誕生日
とにかく可愛い盛りで、半年前に松江から戻って来て、すぐに天使④出産のために、嫁の実家の福岡に行き、やっと3ヶ月前に落ち着きました。

容易に会えるようになって、とても嬉しい状態です。

息子は転勤族ですから、また来春は、遠い場所に異動になるかもしれないという訳で、今のうちに頻繁に会っておきたいと思います。

ごひやく都々逸(12/6)

師走になるとあちこちで掛け取りが走り回ります。
[掛け取り]
・ごたごたしても 捻り出せない やりくりできず 苦心する

もう、どうしようもないから、言い訳を言ったり、騙したり、脅したり・・・。

今日のなぞかけ(12/6)

【囃子長屋】
・「お囃子が大好きな大家さん」とかけて
・「予備校の人気講師」と解く
・その心は「囃子(林)は今でしょ」 
【反魂香】 
・「死んだ人の魂を呼び寄せる霊力を持った人」とかけて
・「船の底」と解く
・その心は「板子(イタコ)一枚下は地獄でしょう」 
【反対車】
・「神田から上野まで行く」とかけて
・「交通渋滞」と解く
・その心は「もう万世(慢性)です」 

2017年12月 5日 (火)

これはもう・・・

兵庫県のバス会社の50歳代の男性運転手が、舞鶴若狭自動車道で大阪発豊岡行きの高速バスを運転中、降りる予定だったインターチェンジを誤って通過した後、走行車線を約560メートルバックさせて逆走し、インターチェンジに入り直していたことがわかったそうです。 
  これはもう・・・
接触事故はなかったが、片側2車線の追い越し車線を走る十数台の車とすれ違う様子が、ドライブレコーダーに記録されていた。
会社は運転手を3日間乗務停止にし、高速バスなどの乗務から外した。
高速道路でのバックは道路交通法で禁止されている。
バスは午後7時20分、大阪・梅田を出発。
およそ1時間半後に兵庫県丹波市の春日インターチェンジで降り、同県豊岡市に向かう予定だった。
運転
手は乗客の指摘で春日ICを通り過ぎたことに気づき、路肩にバスを停車後、ハザードランプを点滅しながらインターチェンジまでバックしたという。
当時、乗客は8人いた。

・・・これが「3日間の常務停止」ですか?
「懲戒免職」でもおかしくないと思います。
もっと言えば、殺人か傷害未遂罪で罰しても良いと思います。
万が一、バックしている時に後続車が衝突でもしたら、死傷者が出ることは必至です。
「未必の故意」だと思いますが。
プロ意識ゼロ、コンプライアンスマインドゼロ、ただ現場で取り繕おうとした愚行です。
会社は、どんな指導をしていたのか?
そう言えば、3年前に母が倒れた時に、一応小康状態になり、医師の説明を受けるため病院向かっていた時、やはり、落ち着いているつもりでも、どこかで動転していたのでしょう。
新東名高速を新富士で降りるのをうっかり通過してしまったことがありました。
勿論、「逆走しよう」などとは露ほども思わず、次の新清水まで行ってUターンしたことがありました。
最近は、逆送の認識もなく走る高齢者と、こういう輩と、暴走するバカ者と、高速道路も安心して走れなくなりました。

三遊亭歌太郎さん

NHKの放送演芸大賞(でしたっけ?)を受賞した三遊亭歌太郎さん、やはりグランプリを手にすると、人気も仕事もうなぎ上りということでしょう。
そんな歌太郎さんが、仙台でも落語会をスタートさせるようです。
「第一回仙台歌太郎の会」ということで、12月17日(日)に。
三遊亭歌太郎さん
一部ネタ出しもされていて、旬な「芝浜」とあと2席・・・。
先日の落研OB会の時に、仙台からきてくださった桂友楽師匠が、「昔とは違って、仙台にも噺家さんが大勢来るようになって、来春には寄席まで出来ることになった。電力ホールを一杯にするような大物はともかく、目(耳)が肥えてきた観客を満足させるのは大変だ。そこそこ名前の通っている噺家さんでも、満席に出来ずに苦労をしている。」・・なんて仰っていました。
若手の噺家さんがどんどん仙台に行っていただくのは、とても嬉しいことです。
是非とも、裏を返して、馴染みになって、ずっと続けて行って欲しいと思います。

霧の向こうの月

今朝、ドアを開けて外に出ると・・・、外は乳白色でした。
霧が立ち込めていました。
霧の向こうの月
市役所の前では、霞んだ景色の向こうに、綺麗な月が見えました。
昨日が満月でしたから、その月が残ってはいるのですが、月齢は既に16。
これは、満月(望月)か十六夜(既望)か・・・・。
どちらでも良いですが、綺麗です。

ごひやく都々逸(12/5)

侍が出て来る噺も多くありますが、将軍人事に関わる生々しい演目も、落語にかかれば・・・。
[紀州]
・御三家内より 一方(ひとかた)選ぶ 役者不足と 下る尾州

読み違いというのは、古今東西あるものです。
言葉というのは恐ろしい、排除すると言って排除された政治家もいますから。

今日のなぞかけ(12/5)

【半分垢】
・「垢がたまって大きく見えるお相撲さん」とかけて
・「黄色の交通信号(点滅している歩行者信号)」と解く
・その心は「もう半分垢(赤)でしょう」
【引越しの夢】
・「忍び込んだのがばれないように寝たふりをする」とかけて
・「思いもよらないことが起こった」と解く
・その心は「棚から荷物(牡丹餅)が落ちて来たでしょう」
【一つ穴】
・「浮気現場を押さえられた亭主と女房の大喧嘩」とかけて
・「一つ穴の狐か犬かと言われて狐と答える」と解く
・その心は「夫婦喧嘩は犬は食わないでしょう」

2017年12月 4日 (月)

ディナー

ディナーと言うより忘年会?
オジサン3人で、日本橋の和食屋さんで。
一応、いわゆるご接待、と言っても身内みたいなもので。
ディナー
私以外の2人は、お酒大好きな人たちなので、"とりあえずビール"の後は、日本酒で。
ディナー
5種類の日本酒を2合ずつ飲んだかなぁ。
ちょうど、3人で一升ということですが、私のシェアはせいぜい1割程度でしょう。
ディナー
この店の自慢のひとつが鯛めしだそうです。
海苔、卵(黄身と白身)、山葵と、勿論、ほぐした鯛の身をご飯の上に載せて、出汁をかけて・・・。
ディナー
さすがに美味でした。
ディナー
デザートは、抹茶に和菓子。
なかなか上品で良かったですね。

今夜は満月

今日は満月です。
今夜は満月
しかも、今年見られる満月では最大にんるそうです。
今夜は満月
比べると、これぐらい違うそうです。

チケット購入

衝動的に、2月の落語会のチケットを購入してしまいました。
今までもずっと行きたかったのですが、仕事のスケジュールや帰省のタイミングで、早い時期から予定が入れられずにいました。
今回は、2月5日(月)の「らくだ亭」と2月17日(土)の「ザ・菊之丞」です。
チケット購入
「らくだ亭」は、柳家さん喬、古今亭志ん輔、古今亭菊之丞の各師匠の出演。
「ザ・菊之丞」は、文字通り古今亭菊之丞さんと、ゲストが古今亭文菊さんで、菊之丞さんが「文七元結」をネタ出ししていましたので。
いずれも、「Ⅰさん」を誘いました。
予定も聞かずに買ってしまいましたが、まぁ大丈夫でしょう。

ごひやく都々逸(12/4)

ちょっと季節外れの噺ですが。
[加賀の千代]
・ご覧とばかりに 開く朝顔 優しい千代には 汲めぬ井戸

巻きついた朝顔の蔓に釣瓶を取られ、もらい水をする千代女。

今日のなぞかけ(12/4)

【花見の仇討ち】
・「花見の場所での趣向」とかけて
・「亡き親の形見」と解く
・その心は「花見(肌身)離さずにいます」
【花嫁の屁】
・「人前でおならをしたのを恥じて井戸に飛び込んだ花嫁」とかけて
・「世界につなげる友だちの輪」と解く
・その心は「花嫁、花嫁の両親、婿、婿の両親と後に続くでしょう」 
【浜野矩随】
・「矩随が彫り損じた物」とかけて
・「緑のたぬき」と解く
・その心は「緑の河童と狸のコラボ(河童狸)でしょう」  

2017年12月 3日 (日)

ラジオ寄席

寒い夜に、自室で暖まりながら聴く落語。
◇「一目上がり」    柳亭小痴楽
ラジオ寄席
◇「棒鱈」         柳家小里ん
ラジオ寄席
小里ん師匠は、寄席になくてはならない存在感のある噺家さん。
柳家の正統派です。
来年70歳になられるそうです。

流三

やはり初読みは全くダメですね。
流三
部屋で読むのと、稽古で人前でやるのとでは別物です。
理解しているようでも、ストーリーや流れが頭に入っていません。
流三
これは、とにかく読み稽古を繰り返すしかありません。
今日は、時間がなかったので、途中までの稽古になりました。
流三
「火事息子」・・・。
臥煙になった藤三郎と父親が相対する場面まで。
これからいよいよ人情噺になるところです。
限られた時間ですが、何とか仕上げたいと思います。
今日は、仕草も台詞もバラバラで、"玉砕"でした。

新参さん

新参さんの「子褒め」も楽しく聴かせます。
新参さん
師匠も、なんともコメントしようがないような、真面目にとぼけたところは、到底真似が出来ません。
新参さん
本当に、何ともいえないおかしさがあります。
これは、学生時代から全く変わっていません。
新参さん
この噺は、私の持ちネタでもありますので、特に後半部分はリズミカルに、トントンと進めて行くことがポイントだと思います。
新参さん
個人的には、もっと仕草も派手に入れて、明るく破天荒にやるのも良いと思います。
新参さん
今日は、「犬っ子」でなく、「鬼っ子」になっていましたよ。

百梅さん

百梅さんの「薬缶」も、かなりこなれて来ました。
百梅さん
この噺の肝とも言える、講釈の部分も、流暢になって来ました。
百梅さん
師匠からは、講釈の冒頭の、武田信玄と上杉謙信の名前を語る部分は、もっとゆっくりとのアドバイス。
この言い立ては早口言葉ではなく、講釈のリズムでと。
百梅さん
一通り覚えましたから、これからは、リズムや言い方や仕草などを練り上げることだと思います。
百梅さん
ところで、そもそも、この知ったかぶりをする"先生"は、元々答えを持っているのではなく、その都度、思いつきで答えているのではないかということでしょうか。
だとすると、この講釈の部分も、最初からストーリーを持っていたのではなく、行き当たりばったりでこじつけて行ったはず。
百梅さん
それならば、最初は、やや不安で自信なげに、途中から興に乗って来る。
八っつぁんも、元々芝居や講釈が好きで、薬缶の由来のことなど忘れて、講釈に聴き入ってしまう。
その心理状態のプロセスを描くことがポイントですね。

窓口さん

窓口さんは十八番の「代書屋」。
窓口さん
窓口さんは、私と同様、この三流亭と千早亭で、一緒に師匠から稽古をつけていただいて、切磋琢磨していますが、それぞれ年2回ずつの発表会には、基本的に全て違う演目を演っています。
窓口さん
その熱意には、本当に頭が下がります。
窓口さん
今回は、深川三流亭では、再演となる「代書屋」ですから、珍しいパターンではあります。
ご本人は「歳だから…新しい噺を覚えるのが大変になって来た」と仰いますが。
窓口さん
師匠も、特に新たなコメントもなく、安心して聴いていらっしゃることと思います。
窓口さん
・・・千早亭では「時蕎麦」にちゃれんじしている窓口さん、じゃなくて千早亭では竜太楼さんです。

越児さん

越児さんは、初読みの「厩火事」です。
越児さん
私の持ちネタでもありますので、とても興味深く聴かせていただけそうです。
越児さん
この噺の「おさきさん」は、男から見たら、ある意味では理想の女房像です。
世話焼きだし、稼ぎはあるし、自分に惚れてくれているし。
越児さん
ちょっと気が強くて、ちょっとお喋りなのがたまにキズですが。
こんなおかみさんがいたら、遊んで暮らせるから、とても楽だろうなぁ。
越児さん
それにしても、何をやっても物凄いですが、長屋の夫婦の会話をやらせたら、もう右に出る者はいないと思います。
越児さん
越児さんは、来月の「深川三流亭」では「御神酒徳利」をネタ出ししていますが、「厩火事」が間に合ったら・・・と思います。
あぁ、私の「火事息子」と被るかな?

有難亭蝶九さん

精力的に交流稽古に参加している蝶九さんは「牛褒め」。
有難亭蝶九さん
この夏以降、我が落語っ子連にも4回目。
今回は、昨日、他の2つの連の稽古に参加したそうです。
いや、後で聞いたら、午後の「紅巣亭」の稽古にも参加したそうですから、土日の各連の稽古を総ナメしたんです。
有難亭蝶九さん
私はまず、蝶九さんが「牛褒め 」一本で稽古している姿勢が素晴らしいと思います。
有難亭蝶九さん
多くの方は、(私にしてみれば、まだまだ未完成なのに)すぐに別の噺に手を出したがります。
完成した、マスターしたと勘違いしている人の多いこと。
有難亭蝶九さん
何でもいいから、いつでも、どこでも、いつまでも出来る噺を持つべきだと思いますから、是非「牛褒め」を"蝶九の牛褒め"にして欲しいと思います。
そういう噺を持っていると、悩んだ時、行き詰まった時でも、その噺が救ってくれます。
有難亭蝶九さん
私も、 落研では、1年生の時に先輩から言われた噺(1~2席)だけを、1年間ずっとやらされました。
だから、今でもその時の自分の噺はいつでも出来ますし、同じように同期がやっていた噺も、そこそこ覚えています。
それを、技量と気持ちのコア(原点)として持てば、これからどんなに難しい噺でも出来るようになると思います。

千公さん

千公さん「蝦蟇の油」。
千公さん
ご本人、「蝦蟇」のイントネーションが難しいと・・・。
本人は「がま」を、「ミ・ド」と発声してしまうそうですが、師匠からは「ド・ミ」だと言われて・・・。
千公さん
どうでも良いことですが、私のスマホでは「がま」が「蝦蟇」に変換出来ませんので、コピペしています。
蝦蟇ん(我慢)蝦蟇ん(我慢)・・・。
千公さん
師匠からは、酔っ払いの演じ方についてアドバイス。
越児さんからは、酔っ払いの台詞の途中で、千公さんの地が出てしまっているとの指摘。
これは、まだ覚えた台詞が会話になっていないのと、フッと気が抜けてしまうことだと思います。
ゆっくり語り、仕草や視線を適当に入れて間を作るのが良いと思います。
千公さん
千公さんも、とうとうそのレベルに到達したということです。
そういうことなので、最近は、他のメンバーへのコメントもしてくれるようになりました。
特に、自分の持ちネタにある噺は、経験を踏まえたアドバイスは、とても説得力があります。
千公さん
人の噺や稽古を聴くことは、自身にとっても貴重ですから、お互いに研究出来れば良いと思います。

ランチ

伊勢丹通りを歩いていると、買い物にでも来たんでしょう、親子とおぼしき女性二人が「伊勢丹がなくなったら寂しくなるね」と語りながら通り過ぎて行きました。
ランチ
この通り沿いにある珈琲店に入ってランチでも。
久しぶりにグラタンなんぞを食べてみました。

噺家の卵・・・・

稽古の帰りに立ち寄った本屋さん。
そう言えば、最近あんまり本屋さんに立ち寄らなくなりました。
そこで見つけた柳家さん喬師匠の本です。
噺家の卵・・・・
この手の本は、いろいろな人(噺家さん)のが出ていますから、さん喬師匠はむしろ遅いぐらいだと思います。
これからゆっくり読むことにします。
この本の内容ので紹介です。
落語も料理も、調理人の腕次第!五代目柳家小さんに入門して50年、洋食屋の倅が当代きっての古典落語の料理人になるまで、そして弟子11人を育て上げるまでを、たっぷり語ります!
(目次)
第1部 修業時代(洋食屋の倅
     「噺家行き」の列車 ほか)
第2部 師匠時代(親不孝丼
     初めての弟子 ほか)
第3部 外つ国にて(バーベキューと落語
     沖縄で学んだこと ほか)
第4部 師匠と弟子(グルメと通と噺家というもの
     かくして噺家は増えていく ほか)

師匠のご実家の「キッチンイナバ」と言う洋食屋さんが、数年前まで、本所吾妻橋にありました。
私も、この店のオムライスを食べたことがあります。
・・・残念ながら、今は閉店してしまいました。

稽古からの帰り

交流稽古に参加してくれた蝶九さんとランチでも思っていたのですが、師匠が、有難亭の真仮名さんが、先週結婚披露宴だったから、その話も聞きたいということで、かつて有難亭に在籍していた百梅さんも誘って、先に行ってしまいました。
恐らく、蝶九さんが、昨日は七立亭と天祖亭の稽古に参加し、今日は三流亭の稽古と、精力的に交流稽古に参加しているので、ご褒美に誘ったのだと思い、遠慮することにしました。
稽古からの帰り
いつもの通りの帰り道、上野駅の中央改札前には、浅草寺の納めの観音「羽子板市」の垂れ幕。
17日から20日までです。
年末年始は、「納めの・・」「初・・」が続きます。
年末の「納めの・・」言えば、5日が「水天宮」、8日が「薬師」、10日が「金比羅」、21日が「大師」、24日が「地蔵」、25日は「終い天神」です。
慌ただしくなります。
稽古からの帰り
松戸駅に戻ると、西口のペデストリアンデッキでは、「クリスマスファンタジーBOX」とやらで、ちょうどオジサンたちが、ベンチャーズの曲の演奏を始めようとしていました。
稽古からの帰り
人のことは言えませんが、定年後の趣味の発表の機会なんでしょう。

落語っ子連稽古会

今日は、噺っ子連・有難亭の蝶九さんが、交流稽古で参加してくださいました。
夢楽さんが欠席でしたから、参加者は7名でした。
◇「蝦蟇の油」        三流亭千公
落語っ子連稽古会
◇「牛褒め」        有難亭蝶九
落語っ子連稽古会
◇「厩火事」        三流亭越児
落語っ子連稽古会
◇「薬缶」      三流亭百梅
落語っ子連稽古会
◇「代書屋」     三流亭窓口
落語っ子連稽古会
◇「子褒め」     三流亭新参
落語っ子連稽古会
◇「火事息子」     三流亭流三
落語っ子連稽古会
発表会「深川三流亭」まで、ちょうど1ヶ月です。
外は寒いですが、今日も熱い稽古が出来ました。

門前仲町

ここでも紅葉が綺麗です。
門前仲町
大横川の畔、春は桜が見事ですが。
稽古会場に行く途中の住吉神社に一礼して。
門前仲町
今日は「火事息子」の初読み稽古です。
緊張しながら、稽古場へ。

稽古へ

今日は、落語っ子連の稽古です。
稽古へ
駅へ向かう道、いつもの同じ道ですが、休日だと、普段よりもキョロキョロしながら歩けるようで。
稽古へ
自宅の前の公園や市役所前の植え込みの、鮮やかな色彩に和みながら。

落語DEデート

今朝は、ゲストが柳家小菊さんだったので、師匠の柳家紫朝師匠。
落語DEデート
寄席で何度も拝見しました。
でも、当時は、粋曲の良さがわからず、今思えば、もっと真面目に聴けばよかったと後悔です。
落語DEデート
しかし、良い声と雰囲気が、音源から伝わって来ます。

ごひやく都々逸(12/3)

寒くなるとお酒が恋しくなるそうです。
熱燗で一杯がたまらないとか。
[替わり目]
・ご酒の替わりは 冷じゃあ駄目よ やんわり人肌 くいと空け
何の関わりもないうどん屋さんが、燗をつけさせられました。
酔っ払いは図々しい?

今日のなぞかけ(12/3)

【花筏】
・「大関の四股名」とかけて
・「総入れ歯の人」と解く
・その心は「花筏ぁ(歯ないかな)?」
【鼻ほしい】 
・「女遊びが過ぎて鼻が欠けた人」とかけて
・「殺風景な庭」と解く
・その心は「やっぱり鼻(花)が欲しい・・・」
【花見酒】
・「花見の場所で酒を売る間抜けな二人」とかけて
・「ストレス満タンの蛸」と解く
・その心は「自分の足を自分で食べているようなものです」 

2017年12月 2日 (土)

はしだのりひこさんの訃報

洒落ではなく、"おらは死んじまっただ"・・・です。
「悲しくてやりきれない」などのヒット曲で知られるフォークグループ「ザ・フォーク・クルセダーズ」の元メンバーで、フォーク歌手のはしだのりひこさんが亡くなったそうです。
享年72歳。
私より一回り上の年代ですが、1965年に、北山修さんと加藤和彦さんが1965年に結成し「帰って来たヨッパライ」などをヒットさせた「ザ・フォーク・クルセダーズ」に参加。
はしだのりひこさんの訃報
その後も、1969年に「はしだのりひことシューベルツ」で「風」、1971年に「はしだのりひことクライマックス」で「花嫁」が大ヒットしました。
はしだのりひこさんの訃報
10年ぐらい前から闘病生活を送っていて、今年4月の京都での音楽イベントでは車椅子姿で参加していたそうです。
個人的には「風」と「花嫁」のインパクトが強くて、強く印象に残っています。

火事息子を・・・

色々悩みましたが、弱気になりましたが、来年1月6日の「深川三流亭」は、当初のネタ出しのとおり、「火事息子」にチャレンジすることにしました。
深川三流亭のプログラム(案)
時間の問題もあり、この難易度の高い噺が仕上げられる自信がなかったので、「文七元結」の再演でもしようかと思っていました。
この噺は、昨年の「お江戸あおば亭」で初演しましたが、さらに練り上げたいと思っていました。
しかし、いくら再演とは言え、さらうのにはネタ下ろしに近い体力が必要です。
「ザ・落語」とでも言うべき噺を、ピンチヒッターで使うのは・・と、思い直しました。
「文七元結」は、別の機会に満を持して口演することにしました。
火事息子・・・
いずれにしても、正味1ヶ月で仕上げないといけません。
基本的には、師匠の高座本、即ち三遊亭のストーリーでやって行きます。
「火事息子」を十八番にしていた三代目桂三木助師匠の音源では、師匠らしく、冒頭に母親の夢を見るという文芸的なストーリーを入れていたり、古今亭の噺もザッと聴いてみました。
火事息子を
いつものことながら、師匠の高座本は、噺全体の骨格、筋や台詞がしっかりしていて、他の師匠のだと、何か物足りなく感じてしまいます。
それだけに、かなり長くなっていますので、ある程度割り切ってカットする作業と、師匠がオリジナルにしているオチは使わず、一般的なものを使うことにしました。
火事息子・・・
前半部分の、蔵にぶら下がって、番頭さんが目塗りをする場面は、仕草が入って難しいところ。
後半部分の、おかみさん(おっ母さん)の台詞は、息子を思う母親の了見の表現が難しいところ。
火事息子・・・
何とか、1ヶ月で形にしたいと思います。
今度の日曜日の落語っ子連の稽古からスタートして、扇子っ子連の稽古会2回と合わせてのべ4回、師匠に稽古をつけていただくことが出来ますから。

マイ流行語大賞

今年話題になった言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2017ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞が、「インスタ映え」「忖度(そんたく)」の2語に決まったそうです。
    流行語大賞
「インスタ映え」は、日常の写真をスマートフォンなどで投稿する画像共有サービス「インスタグラム」で称賛を得ることを意識した、主に若い世代を中心に使われている言葉。
また、もともと「他人の気持ちをおしはかる」ことを意味する「忖度」は、「政治家や上役らの真意を推察する」といった意味で広く使われるようになった。

・・・大賞の候補は既に発表されていましたが、そもそもどれもピンと来ていませんでした。
みんな奥行きのない、とても薄っぺらな感じがします。
オジサンにしてみると、「インスタ映え」なんて。
とは言え、オジサンもインスタには投稿したこともあるし、親しい人の投稿には「いいね」で反応していますが、言葉としてはそのままの意味でしかありません。
「忖度」に至っては、元々ある熟語ですからつまらない。
あまり知られていない熟語だったので、その珍しさが手伝っただけでしょう。
言葉の貧しさがそのまま出てしまっていると思いますよ。
私は、思い出すのも不愉快ですが、「違うだろうぉぉ」の方が、流行語としての要素はありますよ。
この言葉に背景がありますから。
・・・それじゃあ、お前の今年の「マイ流行語」は何だと言えば・・・。
「から~んころ~ん」か「あと何杯ぇ飲むだぁ」・・かな?
千早亭永久in烏楠
でも、高座で一番受けたのは「ギャーーーーッ!」でした。
怪談牡丹燈籠で、骸骨を見た伴蔵が悲鳴をあげる場面。
今まで、暗い雰囲気で来ているところに突然の大声、客席が唯一びっくりして、その後のシーンで笑いが起こるところ。
そうか、マイ流行語大賞は「ギャーーーーッ!」ですね。

新元号

天皇陛下の退位と皇太子殿下の天皇即位が決まり、一世一元のルールに則って、「平成」から新しい元号になります。
西暦とのダブル表示になることの賛否はあるようですが、個人的には、今後もずっと残して欲しいと思います。
「20世紀半ば(後半)から21世紀前半に生きた」というより「昭和・平成・○○・・に生きた」の方が。
ところで、「昭和」だ「平成」だと言いますが、その由来や出典や意味は知らないものです。
やはり、知っておいた方がいいでしょう。
「平成」の名前の由来は、「史記」五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、「書経」大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」からで、「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味だそうです。
ついでに、「昭和」の由来は、四書五経の一つ書経尭典の「百姓昭明、協和萬邦」により、漢学者・吉田増蔵が考案したもので、国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味だそうです。
さらについでに、「大正」の由来は、「易経」彖伝・臨卦の「大亨以正、天之道也」(大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり)から。
「大正」は過去に4回候補に上がり、5回目でやっと採用されたそうです。
最後に「明治」は、やはり「易経」の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」より。
「聖人南面して天下を聴き、明に嚮(むか)ひて治む」というこの言葉は、過去の改元の際に江戸時代だけで8回、計10回候補になったそうで、通算11度目にして採用されたそうです。

何だか、毎年ノーベル賞の有力候補になっている、某日本人作家のようです。
・・・しかし、日本の大切な元号の根拠は、ほとんど中国の書物からなんですね。
「五経」とか「書経」とか「易経」なんて。
「五経」というのは、中国の秦漢(しんかん)期の儒家が尊奉した「易・書・詩・礼・春秋」の5種の経典。
要するに、儒教において尊重される五つの経書のことです。
「経」は、政治と倫理の基本原理を提供する人類生活の永遠の規範の意。
「楽」を加えて六芸(りくげい)(六経(りくけい))とも称する。
漢の武帝が学官に五経博士をたてて以来、国教としての根本聖典となり、すべて儒教の開祖「孔子」の編定ないし述作とされた。

「孔子」と言えば「厩火事」、「唐土(モロコシ)」ですよ。
それは良いとして、新しい元号は、儒教から離れて、日本の様々な文献などから選んで欲しい気もします。
落語協会の黒門亭の高座の後ろに懸る額には「今川焼き」と書かれています。
新元号をここから取って「今餡」とか・・・。
不謹慎!

富士市の爆発事故

昨日の富士市の化学工場での爆発事故では、1人が死亡、14人が重軽傷を負う惨事になったそうです。
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「モニターで作業を確認していたら、後ろで『バーン』という音がして吹き飛ばされた。振り返ると辺りが真っ暗になっていた」と話す、爆発が起きたプラントの4階にある計器室でオペレーション作業をしていた50代の男性社員。
「手探りでプラントの外に出た。死ぬかと思った。原因はよく分からない」と。
同じ4階にいた20代男性社員は、「避難する時に3階まで炎が上がってきているの
が見えた。「普段から防災訓練をしているが、こんなことが起きるとは思ってもいなかった」と声を震わせた。

化学工場の周辺では、爆風による激しい揺れで窓ガラスが割れるなどの被害が相次いだそうです。
近くのゲームセンターやハンバーガーチェーン店では、休業を知らせる紙を張り出すなどの対応に追われた。
飲食店の40代男性店長は「いつ再開できるか分からない。売り上げにも大きな影響が出る」と途方に暮れた。
市立鷹岡小学校では体育の授業を中止したほか、児童が煙を吸い込まないように校舎の窓
を閉め切り、マスクを着用させた。
下校時には教員が児童を引率し、放課後も工場近くに行かないよう指導した。
県の薬事課は、「毒物や劇物の流出は認められない」との調査結果を明らかに。
塗料や接着剤に使う劇物指定「パラホルムアルデヒド」の貯蔵施設が火災現場に隣接していたため、周囲100メートルを警戒区域に設定しましたが、 解除されたそうです。
東名高速や新東名高速の高架が交差し、JR身延線も近くにありますので、心配しました。

右側通行?

一般的に、守る守らないはともかく、道路上では人は右側通行になっています。
ところが、その他の場所では、その場所の事情にもよるのでしょう、通行は左右様々です。
例えば、JRだからと言って、全ての駅などで右(左)側通行が統一されている訳ではありません。
感覚的に言うと、駅などでは、JRや地下鉄も含めると、左側通行が多い気がします。
右側通行?
今朝、電車を降りた新橋駅。
ここは、山手線の駅の中でも乗降客数はかなり上位の駅だと思うのですが、改装工事はしているものの、駅舎が狭くていつも大混雑しています。
右側通行?
以前から、利用する度に思っているのですが、この駅は、時間帯によって通行区分が変わっているようです。
始発から午前10時30分頃までは右側通行で、その後は終電まで左側通行・・・。
右側通行?
きっと、駅のレイアウトや、乗換えや、接続する他路線との繋がりを考えて、朝の混雑のピークだけ、特別の対応をしているのではと思います。
右側通行?
ちょうどその通行帯がチェンジになるタイミングに通行したことがないので分かりませんが、チェンジするときは、掛け声などがかかるのでしょうか?
しかし、朝の右側通行から左側通行になるのが、午前10時30分"頃"と表示されていますから、何となくなし崩し的にチェンジして行くんでしょう・・・。
床に、「↑朝」と表示されていますが、恐らく、人が歩いていて見えないでしょうし、「朝」っていうのも何時までなのか・・・?
混乱しないのかなぁ・・と思いますが。
これって、日本の、しかも東京だから、整然とチェンジされているのかなぁ。
これが、隣の大きな国だったり、かつての大阪だったりしたら、大混乱になってしまうでしょう。
しかし、もし駅員さんに尋ねたら、こんな返事が返って来るかもしれませんよ。
「お客さん、大丈夫です。新橋(心配)しないでください。」・・・

出勤日

出勤日
今日は土曜日ですが、我が社は出勤日です。
今朝は、上野東京ラインで新橋まで行ってしまい、新橋から銀座線に乗り換えることにしました。
上野東京ラインの運行が始まって、最初は色々まごつきましたが、やっと少し慣れて来た感じです。
帰りの上野駅では、全てが始発ではなくなり、発車するホームがバラバラになりましたから。
しかし、慣れて来ると、乗る電車の選択肢が多くなったことは、急ぐ時、座りたい時などのケースでは便利かもしれません。

ごひやく都々逸(12/2)

ちょっとばかり流行り?の間男噺。
要するに、不倫の噺。
どこかの女性政治家は、"一線"は越えていないと言っていましたが、"一戦"は交えていたんじゃないのかなぁ。
[紙入れ]
・ご亭主さまには 惹かれもしない やはり若さに 首ったけ

男だって、女だって、やっぱり若い方がいいですよね。
もう亭主に魅力など感じない。
やっぱり若い男がいい・・・。

今日のなぞかけ(12/2)

【羽織の遊び】 
・「吉原に着て行く羽織を借りる算段」とかけて
・「嫌な誘いを断る方法」と解く
・その心は「誰かが死んだと言い訳にするでしょう」
【初天神】
・「毎年1月25日」
・「男性関係が派手で幅広い女性」と解く
・その心は「初天神(発展人・ご発展家)でしょう」
【初音の鼓】
・「殿様に芝居で初音の鼓と騙して売ろうとする道具屋」とかけて
・「穴の出口でジェリーが出て来るのを捕まえようとするトム」と解く
・その心は「どちらも先刻承知しているから引っ掛からないでしょう」 
 

2017年12月 1日 (金)

恒例の

6月と12月の第1週の金曜日に、もう10年以上も続いている、かつての仲間との会。
当時のボスを囲む会です。
jj
ボスが現役の頃は、当時の行きつけだった店で、リタイアするちょっと前からは、この平河町の店でやっています。
ところが、今回は、肝心なボスの都合がどうしてもつかず、ボス抜きでの会になりました。
勿論、ボスあってのグループですが、きっとボスがいなくても会いたいんです。
それに、ボスが次回は参加しますから、やはり続けて行くことが大切なんです。
恒例の
ボスのことを話題にしながらも、そろそろリタイアする人もいたりして、年金や健康の話題で盛り上がっていました。
次回は、来年6月1日の金曜日に同じ店で。

平河町へ

半年に一度の定例の会へ。
平河町へ
青山通り沿いの銀杏が、とても綺麗です。
「文七元結」で、文七が元結屋の店を出したと言う「麹町の貝坂」は、恐らくこの近くだったはずです。
文七とお久の夫婦が幸せに暮らしていたんでしょう。

テントウムシ

貴方と私が夢の国 森の小さな教会で 結婚式を挙げました
「テントウムシ」と言えば、この歌とドイツの国民車の愛称を思い出します。
テントウムシ(てんとう虫)は、漢字で書くと天道虫。
天道とは、太陽あるいは太陽神のことですから、昔の日本人はてんとう虫のことを、神様に近いような崇高な存在だと思っていたのでしょう。
そもそもてんとう虫は、その習性として高いところにトコトコ登って行き、てっぺんから空に向かって飛び立って行きます。
その姿がまるで太陽に向かっていくように見えるので、その名が付いたといわれているようです。
ですから日本人にとってばかりでなく、世界の多くの国で、幸運をもたらすムシ、神様の使いとしてやって来たムシとして、他の昆虫とは違ってすごく良いイメージを持たれており、とても大切に扱われる存在です。

テントウムシ
そんな中で、アサヒグループ食品が、即席カップスープ「おどろき野菜」シリーズの一部商品にテントウムシが混入している可能性があるとして、出荷済み製品を自主回収するとともに、該当商品の販売を終了すると発表。
回収および販売終了の対象は、同シリーズの「椎茸だしの白菜鍋」「まろやか味噌の豆乳鍋」の2種。

野菜の中に入っていたのが、そのまま残っていたようです。
・・・これは微妙ですね。
それから、全く別のニュースですが、歩行が困難な女性客が、バスの車内で転倒したにもかかわらず、救護しなかった京都市交通局の男性運転士が懲戒免職処分になったそうです。
テントウムシ
これは、あってはいけないことで、厳罰も当然です。
これもテントウムシ(転倒無視)でした。
(これが言いたかったので、長々と・・・)

天皇陛下の退位

一地方新聞でも号外が出るというニュース。
天皇陛下のご退位と皇太子殿下のご即位の日程のことです。
天皇陛下の退位
天皇陛下の退位
天皇陛下の退位をめぐって皇室会議で意見集約がなされ、陛下が再来年(2019年)4月30日に退位され、皇太子さまが翌5月1日に即位されることが固まりました。
天皇陛下の退位に向けた特例法がことし6月に公布されたのを受け、政府は退位を遅滞なく実現するため、国民生活への影響や宮中行事、それに政治日程も考慮しながら、退位や元号を改める改元の日程などの検討を進めてきました。
安倍総理大臣は、特例法に基づいて1日、宮内庁で皇室会議を開催し、三権の長である衆参両院の議長や最高裁判所の長官、そして皇族などから意見を聴きました。その結果、退位の日程について意見集約がなされ、陛下が再来年(2019年)4月30日に退位され、皇太子さまが翌5月1日に即位されることが固まりました。
退位の日程が4月末となったのは、再来年の春には4年に1度の統一地方選挙が予定さ れているほか、新年度予算案の国会審議も行われていることなどを考慮し、「静かな環境」で平穏無事に一連の儀式などを終えるためにはこうした時期を避けることが望ましいという政府側の考えを踏まえたものと見られます。
また4月29日は昭和天皇の誕生日の「昭和の日」であることから、4月30日退位、翌5月1日即位という日程になれば、皇室に関係する記念日が3日続くことになるため、国民が皇室に思いを致すうえでも適切だという判断もあったもようです。
政府は来週8日にも陛下の退位の日となる特例法の施行日を閣議で正式に決定すること にしています。

・・・平成は31年4月で終わり、5月からは新元号になります。
平成は、私の誕生日と同じの1月8日に始まりましたので、感慨深いものがあります。
ですから、平成64年は7日しかありません。
天皇制やそれに関わる様々な議論はありますが、何でもかんでもみんな同じではなく、日本らしい、日本にしかない伝統があってもいいと思います。
特に、最近では、比較するのも憚られますが、相撲などがグローバル化の名の下に、グチャグチャにかき回されているのを見るにつけて、痛感します。
我々が子どもの頃、「明治・大正・昭和の三代を生き抜いた」なんていうフレーズが、長生きの代名詞のように使われましたが、私も「昭和・平成・(新元号)の三代を生き抜く」ことになります。
それだけ長く生きつつあるということですね。
ところで、改元の日程が事前に分かると、例えば、商品の販売、子どもの出産など、早めたり、遅らせたりなんていうことが出て来るかもしれません。
現に、私の息子の同級生には、昭和63年とわずかに昭和64年と平成元年の3種類がいます。
例えば、女の子なら、年を若く言いたいがために、新元号まで待とうとか・・・。

三遊亭小吉さん

落語協会のホームページを見たら、芸人紹介の前座の一番最後に、「三遊亭小吉」さんが載っていました。
ニューフェース
写真は、7月の師匠の喜寿のお祝いパーティの時に、萬窓師匠から紹介されている小吉さんです。
右端が、師匠の吉窓師匠です。
落語協会のホームページに掲載されているプロフィールは。
【芸 歴】
   2016(平成28)年10月     三遊亭吉窓に入門
   2017(平成29)年10月1日  前座となる 前座名「小吉」
【出演が予定されている定席】
   鈴本演芸場 12月上席 夜席
   浅草演芸ホール 12月中席 夜席
   末広亭 12月下席 昼席
ニューフェース
我々素人連の稽古会も何度か聴きに来てくれています。
連のメンバーには、女性も大勢いるので、イケメンで人気があると思います。
私も、何度か話をしたことがありますが、とても真面目で礼儀正しい好青年です。
窓門の明日を担う、文字通りの期待の星です。

爆発火災

今朝8時25分ごろ、富士市内の化学工業で爆発が発生。
作業員を含む10人以上が重軽傷を負い、救急搬送。爆発火災
有害物質を含む煙が発生し、市は地元住民に避難指示を出したそうです。
爆発は同工場内のトルエンを扱っている「PRプラント」で起き、6人が作業中。
爆発では高さ100メートル、幅40メートルほどの煙が発生。
市防災危機管理課は工場の半径100メートルに住む住民に避難指示を出し、複数の小中学校に誘導。
爆発の影響でJR身延線は午前9時半に上下線の運行を休止。
 
爆発火災
現場は工場や住宅が立ち並ぶ地域です。
富士市中心部から富士宮市に向かい、東名高速のガードをくぐってすぐの場所です。
JR身延線が近くを通っています。

「三段なぞかけ集(六)」完成

今夏から続いている「三段なぞかけ」作り。
「三段なぞかけ集(六)」をまとめました。
第6巻では、演目の【は行】から約100題を掲載しました。
「羽織の遊び」から「藁人形」までです。
「三段なぞかけ集(六)」完成
正確に数えてはいませんが、落語っ子連のメンバーの方が考えてくれた作品も含めて、第1巻(壱)から数えて、恐らく1200題ぐらいになると思います。
引続き「三段なぞかけ集(七)」に入りたいと思います。

今日のなぞかけ(12/1)

【人形買い】
・「間抜けな長屋の二人の初節句祝いの人形買い」とかけて
・「人気車のベーシック(スタンダード)モデル」と解く
・その心は「値段は安くてもオプションを付けると割高でしょう」
【猫の災難】
・「鯛や酒を盗んだ犯人に奉られる隣の家の猫」とかけて
・「権力闘争に敗れた公家や武者」と解く
・その心は「どう考えても遠罪(遠島・冤罪)でしょう」
【猫定】
・「主殺しの犯人に復習した時に響くの猫の叫び声」とかけて
・「両国の猫塚」と解く
・その心は「どちらもエコー(回向院)が付き物でしょう」

ごひやく都々逸(12/1)

師走になりました。
いよいよ、寒風が吹きすさび、雪も積もることでしょう。
[鰍沢]
・鰍沢 ご難の雪にも ひるまず歩む
           
 山奥に待つ 久遠寺(くおんでら)
身延参りの途中、幸の山道で道に迷った旅人。
祖師が遭った数々の法難に比べたら・・と、ひたすら久遠寺を目指します。
南無妙法蓮華経のお題目が、かならず救ってくれるはず。

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