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2017年10月24日 (火)

ごひゃく都々逸

ない知恵を絞って、師匠のお手本を意識して、落語をお題にして「(ごひやく)都々逸」をつくってみました。
[おせつ徳三郎]
・おせつから ごめんね徳と ひとえに詫びて 
                        闇夜に迷う 苦しい思い
・この世では ご縁なきとて ひたすら願う 
                      やよあの世にて 暮らす夢
[試し酒]
・五升飲めよと 人に言われて やれるか外で 口試し
[文七元結]〜吾妻橋の上の左官の長兵衛と文七の会話
・五十両 ゴタゴタ言わず ひとまず受けろ
                       やった金だよ くれてやる
・こんなもの ご免被る 人は信じぬ 
                        厄介物など 喰らわない
・身請金 後生だ受取れ 人身(ひとみ)は売れど 
                      やつは死なない 苦界でも
・なおさらに ご恩は返せぬ 非は皆おのれ 
                    やはり身投げて 悔い詫びる
・馬鹿野郎 ご主人さまは 人良き粋人 
                 自棄を起こさず 苦行(稼業)に励め

・・・文がまとまらないので、一部に前に五字の「五字冠り」を入れました。
限られた中で表現するのは難しいですね。
削ぎ落とす言葉の美しさ・・・、これは江戸落語に通じるものがあると思います。
助詞や副詞の使い方ひとつだけでも、随分ニュアンスや意味が違って来ます。

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