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2017年10月27日 (金)

「やばい」という言葉

私が大嫌いな「やばい」という言葉について、日本経済新聞の「春秋」で触れていました。
「やばい」の語源は「やば」だという。
不都合なことや危険なさまをあらわす言葉として江戸時代から使われていて、広辞苑によれば「東海道中膝栗毛」にも用例があるそうだ。
これが形容詞化して「やばい」になったようだが、肝心の「やば」が何なのかは謎らしい。
江戸っ子作家の正岡容がまとめた「明治東京風俗語事典」では、「やばい」の意味がずいぶん具体的だ。
いわく「犯人が警察の探査がきびしく身辺が危いこと」。
たぶん、もとになった「やば」もやくざ者の隠語のたぐいだろう。
そういうルーツのためか、いまでも「やばい」にはどこか物騒で、まがまがしい響きがある。
なのに不思議なもので、いつからか正反対の意味の「やばい」が登場した。
若者が好物をほおばって「これヤバいっす」というやつだ。
かの広辞苑も、来年発売の第7版から「のめり込みそうである」との記述を加えるという。
新語の扱いには慎重な広辞苑だが、さすがにそろそろ認めないとやばい、と見定めたのだろう。
これで肯定的なほうの「やばい」も晴れて市民権を得そうである。
ただ、本来の意味も健在だからややこしい。
シニア世代が「安倍1強はやばい」と言えば、自民党支持が多いとされる若い人たちが「そう、安倍さんてヤバい」と勘違いの同意をしてしまう……などということがないとも限らぬ。
日本語がまた難しくなる。

・・・語源がとても良くないので、どんな意味にとるにせよ、私は、若者や女性には使って欲しくないと思います。
「やばい」と「マジっすか」が大嫌いです。

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