丁酉神無月の落語徘徊
今月は、台風が来たり、急に寒くなったりでした。
田舎では、去年と違って、柿がたくさん実っていました。
富士山にも雪が積もりました。
今月は、中旬に義父が逝去したこともあって、慌しい1ヶ月になりました。
義父の葬儀に、2人の子ども夫妻が一家で参列してくれました。
子ども2人もそうですが、それぞれの婿と嫁も、自身も田舎に祖父母がいて、おじいちゃん、おばあちゃん思いで、
義父のところにも、気持ちよく駆けつけてくれました。
当たり前と言えばそうかもしれませんが、生後6ヶ月と3ヶ月の子どもも連れてですから、本当にありがたく思いました。
田舎の人たちは、こういうところを見てくれているようで、曾孫4人に見送られたことを、先立っている義母に報告してくれているでしょうと・・。
母も曾孫の成長に喜び、曾孫たちもすくすく育っているのは、とても幸せなことだと思います。
さて、落語の方は、「三段なぞかけ」に苦しんでいたところ、師匠から都々逸もと言われ、ひねり始めました。
落語を演じる(語る)こととは直接は繋がりませんが、噺を覚えたり、そのポイントや薀蓄を理解するのには、とても良い経験です。
来月の「お江戸あおば亭」を目指して、「試し酒」の稽古を始めました。
今回は、人情噺を離れて、また別の一面が出せたらと思います。
稽古していて(喋っていて)楽しい噺です。
27日は、社会人同期が念に一度集まる同期会で、落語をやらせてもらいました。
何をやろうかと迷いましたが、下手に受けずに滑るより、最初から滑った方がよかろうと言う訳で、「牡丹燈籠」にしました。
落語を生で聴く機会はあまりないであろう人たちですから、意外に真面目に?聴いてもらえるのはありがたいと思います。
「怪談牡丹燈籠」をかけてみましたが、そこそこ手応えは感じました。
同期の仲間との旧交も温めることが出来ました。
明日から11月、今年も残すところ僅か2ヶ月です。
なかなか新しい噺が覚えられず、やや焦りのようなものも感じています。
来月の「お江戸あおば亭」、1月の「深川三流亭」が目標です。
いずれにしても、新しい噺を頑張ります。