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2017年10月

2017年10月31日 (火)

丁酉神無月の落語徘徊

今月は、台風が来たり、急に寒くなったりでした。
田舎の秋
田舎では、去年と違って、柿がたくさん実っていました。
田舎の秋
富士山にも雪が積もりました。
富士山初冠雪
今月は、中旬に義父が逝去したこともあって、慌しい1ヶ月になりました。
義父の葬儀に、2人の子ども夫妻が一家で参列してくれました。
導師と
子ども2人もそうですが、それぞれの婿と嫁も、自身も田舎に祖父母がいて、おじいちゃん、おばあちゃん思いで、 義父のところにも、気持ちよく駆けつけてくれました。
当たり前と言えばそうかもしれませんが、生後6ヶ月と3ヶ月の子どもも連れてですから、本当にありがたく思いました。
4人の天使
4人の天使
田舎の人たちは、こういうところを見てくれているようで、曾孫4人に見送られたことを、先立っている義母に報告してくれているでしょうと・・。
嫁が
母も曾孫の成長に喜び、曾孫たちもすくすく育っているのは、とても幸せなことだと思います。
さて、落語の方は、「三段なぞかけ」に苦しんでいたところ、師匠から都々逸もと言われ、ひねり始めました。
「三段なぞかけ集(参)」完成!
落語を演じる(語る)こととは直接は繋がりませんが、噺を覚えたり、そのポイントや薀蓄を理解するのには、とても良い経験です。
来月の「お江戸あおば亭」を目指して、「試し酒」の稽古を始めました。
今回は、人情噺を離れて、また別の一面が出せたらと思います。
稽古していて(喋っていて)楽しい噺です。
同期会グラフィティ
27日は、社会人同期が念に一度集まる同期会で、落語をやらせてもらいました。
牡丹燈籠
何をやろうかと迷いましたが、下手に受けずに滑るより、最初から滑った方がよかろうと言う訳で、「牡丹燈籠」にしました。
牡丹燈籠
落語を生で聴く機会はあまりないであろう人たちですから、意外に真面目に?聴いてもらえるのはありがたいと思います。
牡丹燈籠
「怪談牡丹燈籠」をかけてみましたが、そこそこ手応えは感じました。
これが本当の姿?
同期の仲間との旧交も温めることが出来ました。
これが本当の姿?
明日から11月、今年も残すところ僅か2ヶ月です。
流三
なかなか新しい噺が覚えられず、やや焦りのようなものも感じています。
「お江戸あおば亭」チラシ改定版
来月の「お江戸あおば亭」、1月の「深川三流亭」が目標です。
深川三流亭のチラシ
いずれにしても、新しい噺を頑張ります。

コンビニの営業時間

大手コンビニエンスストアのファミリーマートが、24時間営業体制を見直しの検討を始めたそうです。
「24時間体制を実験的にやめている店舗があるのは事実」
「さまざまな実験が行われているうちのひとつ」だということです。
全部24時間営業でなくても良いと思いますよ。
便利も過ぎると良くないことも出て来ますよ。
過ぎたるはなお及ばざるが如し。
これもバブルだと思います。
私が初めてコンビニを知ったのは、仙台ででした。 
    コンビニの営業時間
仙台高等裁判所の近くに「サンチェーン」という、小さな店がありました。
テレビ局のアルバイトで、ある有名な事故(事件)の一審判決が行われた記者会見に行っての帰りだったと思います。
何気なく入ってみると、「24時間営業」と書いてありました。
「真夜中に買い物する人なんている訳ない」と思いました。
それから、全商品割引せずに定価で売って居るのにも驚きました。
「(スーパー花盛りの頃ですから)割引がなくて得れるはずがない」とも思いました。
さて、そのサンチェーンですが、1980年に、火の勢いだったダイエー傘下に入り、同系列で関西基盤のローソンジャパンと業務提携し、商品の共同開発など積極的な交流を行いました。
ローソンとの店舗ブランド展開エリアの再編成を経て、89年に運営会社が対等合併。
合併後、サンチェーンの本部があった東京に本社機能を集約。
さらに、サンチェーンの店舗を全てローソンに統合・一本化したうえで、96年に社名もローソンに変更されています。

・・・そんなコンビニが、こんなに大きくなるなんて、思ってもみませんでした。

実に馬鹿げている

ハロウィーンというそうです。
毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられている祭り。
もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったが、現代では特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなっている

カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある
・・・それは良いとして、何故こんなに大騒ぎしなくてはいけないのでしょう?
今年も渋谷では、仮装した大勢の人たちで混雑していて、警視庁が警戒を強化しています。
渋谷駅周辺では、31日のハロウィーンにちなんでホラー映画の流血メークを施したり、アニメのキャラクターなど思い思いの格好に仮装した若者や外国人などが夕方ごろから集まり始め、大混雑。
実に馬鹿げている
警視庁は雑踏事故などを防ぐため、機動隊を出動させるなどして警戒を強化。
駅前のスクランブル交差点では「DJポリス」で知られる機動隊の広報班が日本語や英語で、写真撮影などで立ち止まらず信号が変わるまでに渡りきるよう呼びかけています。
スクランブル交差点は、お祭り広場ではありませんから。
20年以上前に、この交差点に面したオフィスに4年近く勤務していましたが、当時から、この交差点は異様でした。

いよいよ明日から

いよいよ明日から、立花家橘之助襲名披露興行が、鈴本演芸場からスタートです。
三遊亭小円歌改め立花家橘之助さん。
いよいよ明日から
三味線漫談の第一人者。
絶滅危惧種と言われた演芸を守り続けて、大看板襲名です。
大名跡が復活するのはいいものです。

上野駅前で

JR上野駅のガード下から上野公園方面を。
上野駅前で
久しぶりに上野駅から外に出て、駅前のヨドバシカメラで買い物をして、ちょっとぶらりとしてみました。
上野駅前で
アメ横やガード下の店には、老若男女の客が出て盛り上がっていました。
上野駅前で
何かホッとします。

東京駅のホームから

新幹線で東京駅に到着。
東京駅のホームから
4番線のホームから空を見上げると、上弦の月が雲間に。
寒いだけににくっきりと冴え渡っているようです。

この人誰?

この方はどなたでしょうか?
この人誰?
この人誰?
今日、解体したのか、身売りをしたのか、身を売った先で邪険にされたり、身を売った先の親分の評判が物凄く悪かったりで、散々な目に合っている自業自得の人たちが、解体された後の残りの部分に戻って来て、改めて親分を決めたんだそうで。
その親分がこの人らしいのですが、名前も顔も知らない人。
そりゃぁ、ツンツンキリキリして、歯を剥いて人を攻めるだけ攻めて、自分のことは黙り込んでいた、前の前の親分が、亡霊のように出て来るよりはずっと全うかもしれません。
きっと立派な人なんだと思いますが、政党のでトップですから、タレント性みたいなものも要るでしょうから。
でも、かつて天下を取ったはずなのに、今や支持率0.7%と微生物のよう・・。
この間の選挙は無所属で出馬して当選したけれども、まだ党籍があるってのもよく分からない。
いずれにしても、緑の狸にまんまと騙されて、みんなでしくじったんですから、目も当てられない。
それにしても、この泥舟「ミドリノタヌキ丸」は、どうなるんでしょう。
自らの一言の失言が、トドメになってしまいました。
げに言葉は恐ろしや。

石焼ぁき芋~ぉ!

大阪も寒い1日です。
昼過ぎに、焼き芋屋さんが通り過ぎて行きました。
石焼ぁき芋~ぉ!
軽トラックの荷台で焼きながら、スピーカーから「石ぃ焼ぁき芋~ぉ」・・・。
芋だけでなく、とうもろこしも売っているようで、芋と同じ調子で、「石焼き芋~ぉ、とうもろこし~ぃ」という具合で。
石焼ぁき芋~ぉ!
「幻の蜜芋」と書いてある「幻」と「芋」の字が微妙な書き方ですが・・・。
売れてるのかなぁ?
取り敢えずオフィス街ですから。

柳家小菊さんの記事

今朝の日本経済新聞の文化欄に、粋曲の柳家小菊さんの記事が載っていました。
【江戸の情緒 粋曲にのせて】 
 小唄や都々逸など短い曲つなげ披露、寄席で40年 柳家小菊
「お江戸日本橋 七ツ立ち 初のぼり 行列そろえて アレワイサノサ」。
これは東海道五十三次の宿場名を歌ったおなじみの端唄「お江戸日本橋」だ。
三味線の弾き語りで小唄や端唄、女心をうたった都々逸や新内など、短い曲をいくつかつなげて披露する寄席音曲芸の「粋曲」。
師匠や諸先輩から受け継いだ曲を高座で披露し続けて40年余りになる。
寄席での持ち時間は10〜15分程度。
季節やその日の天気などに合わせて、秋らしい曲や雨の曲など、毎日演奏する曲目は変 わる。
最近は春と秋の期間が短いので、これらの季節の曲がやりづらくなっているのが残念だ。

柳家小菊さんの記事
≪お客の様子見て選曲≫
お客様の様子も曲目選びの基準になる。
初心者が多そうだったら、にぎやかな曲を機嫌良く演奏する。
常連さんが多ければ古典落語や歌舞伎にかかわる曲を中心に組み合わせる。
時事ネタは取り入れず、その日に合った江戸の風情を唄にのせて披露するのが粋曲だ。
寄席では主に落語と落語の間に出演するので、前の出番の落語家さんがやった演目と内 容がかぶらないようにしなければならない。
特定のテーマが掲げられた会の場合は例外。
「明烏(あけがらす)」を落語と新内のリレーで披露したこともある。
レパートリーは100曲以上ある。
なかでも古今亭志ん生師匠がお得意で、火消しの女房が夫の仕事の無事を祈る「冬の夜
」は、女の気持ちをしみじみと表した名曲で、大切にしている。
早口言葉のように歌舞伎の大作「仮名手本忠臣蔵」のあらすじをたどるものや、「羽二重に 塩瀬 久留米 風通織り」と各地の名産織物をうたった「呉服づくし」といった面白い曲も人気だ。
≪演芸好きの子ども時代≫
私は東京・府中市で生まれた。
子供の頃からラジオやテレビの演芸番組が好きで、聞いているうちに三味線の音色に興 味を持った。
叔母の古い三味線があり、10代の頃から遊び半分で弾くようになっていた。
高校時代は落語研究会に所属。
落語を演じることはなかったが、新宿の末広亭など寄席に通うようになった。
寄席に行っても、三味線方と鳴り物が控える舞台の上手寄りに陣取って、その音に耳を傾けていた。
落語も歌舞伎も見るのは好きだったが、当時はまさか舞台に出る側になるとは思ってもいなかった。
憧れの早稲田大学に進学してからは英会話サークルに出入りし、通訳を目指した。
大学3年生になるころ、そのまま就職することに疑問を抱くようになる。
敷かれたレールの上を歩むことに抵抗したくなったのだ。
≪楽屋を訪ね師匠と面会≫
思い切って大学を中退した。いつか歌舞伎の衣装をつくれたらいいなと思って刺しゅうの教室に通い始めた。
ちょうどその頃、知り合いから「寄席に出ている師匠が三味線教室をやっているらしいよ」という話を聞いた。
それが後に師匠となる柳家紫朝だ。
高校時代から寄席で見ていて、唄の歌詞が印象的だったのを思い出した。
「惚(ほ)れて通うに 何怖かろう 今宵(こよい)も逢(あ)おうと 闇の夜道を」 という端唄の詞だ。
ビートルズ全盛で洋楽が流行していた時代の高校生にとっては、とても新鮮に感じられ、すぐに寄席の楽屋を訪ね、師匠に「三味線を教えていただけると聞いたのですが」と言うとけげんな顔をされたが、師匠宅に伺うことになった。
「声出してみな」と言われ、私の唄を聞くと「唱歌みたいな声だな。まあ通ってみるか」と言ってくれた。
仕事をしながら神楽坂の師匠宅に通い始めた。
21歳の頃だ。
師匠は「粋曲」というジャンルを確立して寄席に出演する一方、柳橋や新橋のお座敷にもよく呼ばれていた。
稽古を初めて1年ほどした73年の秋、師匠から「プロになるつもりでやれ」と声をかけられたのを機に、正式に弟子となり、粋曲の演奏家となることを決めた。
初高座は弟子入りの翌年、上野にあった寄席の本牧亭だった。
その頃は覚えた曲を披露するだけで精いっぱいだった。
師匠からも「舞台でおしゃべりするのはまだ難しいから、にっこり笑って歌って来い」と言ってもらったのを覚えている。
今ではすっかりずうずうしくなって、高座ではおしゃべりだ。
現代まで歌い継がれてきた数々の曲を大切に残し、これからも曲を通して江戸の情緒を伝えていきたい。

・・・「三味線漫談」の橘家橘之助さんや林家あずみさんともちょっと違いますね。
あくまでも「粋曲」ですから。
柳家紫朝師匠は、よく寄席で聴かせていただきました。
若い頃は、三味線も長唄も何も分からないので、何となく雰囲気で、「あぁ日本人だなぁ」と思う程度でした。
ほぼ同年代ですから、今や円熟の域ですね。
以前、鈴本演芸場だったか、寄席高座で、弾いていた三味線の糸が切れたことがありました。
ところがこの小菊さん、慌てず騒がず、残った2本の糸で見事に演奏されたのを見たことがあります。
寄席にはなくてはならない存在です。
あでやかな着物姿で座布団に座り、三味線を弾きながら歌う年増(失礼)の女性・・・いいですね。
先日の稽古会で、圓窓師匠に教えていただいた、都々逸を思い出しました。
三味線の 三の糸ほど苦労をさせて 今更切れるとは 罰当たり
この都々逸を「試し酒」に入れたいと思っています。

マナー?

安倍首相が握手しているのは、漫談の「ケーシー高峰」さんではなく、東南アジアの某国の大統領です。
マナー?
来日した大統領と首相が会談したところですが・・。
やや違和感があったのは、ケーシー大統領の襟首。
第一ボタンが外されていて、ネクタイが緩んだ状態です。
オフィシャルな場ではいかがなものかと思います。
これなら、まだノーネクタイの方が良いと思うのですが。
まぁ、マナーや礼儀に対する考え方は、国や習慣や価値観によってそれぞれだとは思いますが・・・。
これって、こんなことが気になるのはおかしいですか?

ドンキホーテ?

仙台の駅前に「ドンキホーテ」が出店するそうです。
場所は、かつて信託銀行のあったビルのようです。
ドンキホーテ?
駅から青葉通りを西に向かってすぐの交差点を右に曲がってすぐのところ。
名掛丁のアーケードにも近い。
角のさくら野百貨店がなくなっていたので、ここに人が集まるかもしれません。

店舗統合

とても名前の長い某銀行(私は「寿限無銀行」と言っていますが)、今後3年間で、国内約90店舗を統廃合する方向で検討するそうです。
現在の約480店のうち、2割弱に相当。
内部試算によって、26年度には国内店舗の約3割が赤字化してしまう可能性が判明したためだそうです。
23年度末まででは、3割の約140店舗まで統廃合を拡大する構想もあるとか。
日本銀行のマイナス金利政策などで低金利が長期化し、利ざやで稼ぎにくくなっており、コスト削減が急務となっていますし、インターネットバンキングの普及などで来店者数が減少していることもあるようです。
それにフィンテックの流れもありますから、昔ながらの銀行の店舗なんて要らなくなりそうです。
統廃合を行わない店舗についても、人工知能(AI)などを使って大胆なデジタル化を図り、抜本的な省力化を進めるということで。

ごひやく都々逸(10/31)

難しい・・・、自身のボキャブラリーの少なさが情けない・・。
[不孝者]
・若き日の ご寵愛見て 火がつく棒杭(ぼっくい)
           やっぱり俺(親父)もと 苦笑する

倅の道楽にほとほと困っている親父、倅を柳橋に密かに迎えに行って、昔寵愛していた芸者と再会。
焼けぼっくいに火がついて・・というところで・・。
我に返って、やっぱり自分も倅も親不孝だと・・苦笑。

今日のなぞかけ(10/31)

寒い10月でした。
なぞかけは寒くならないように頑張りましょう。
【御神酒徳利】
・「窮余の策の算盤占い」とかけて
・「社運をかけた大プロジェクト」と解く
・その心は「これしか珠算(手段)がありませんでした」     
【親の無筆】
・「無筆を子にバカにされる父親」とかけて
・「急拵えの新党」と解く
・その心は「希望(誹謗)と中傷に合っています」
【火事息子】
・「煙に巻き込まれたドジな臥煙」とかけて
・「救助用ヘリコプターが不時着をした」と解く
・その心は「誰も助けてくれないでしょう」
【狂歌家主】
・「大晦日に借金を狂歌で誤魔化す」とかけて
・「重篤の病人」と解く
・その心は「狂歌(今日か)かわすか(明日か)が分かれ目です」 
◇御慶
「富くじのあたり金」とかけて
「都会の電車」と解く
 その心は「御慶(女性)専用が幅を利かせてます」 

2017年10月30日 (月)

木枯らし1号

台風が温帯低気圧になった途端に、気圧が台風並みに低くなって、北日本は大荒れ。
仙台では「しぐれ虹」が出たそうです。
木枯らし1号
大阪も、とても寒かった。
気象庁は、東京地方などで「木枯らし1号」が吹いたと発表。
昨日は、夏の象徴のような台風で、一転今日は木枯らし1号って、身体がおかしくなってしまいそうです。
木枯らし1号
明日も寒くなるようです。

ビデオ判定

昨夜の日本シリーズ第2戦では、微妙な判定がありました。
ビデオ判定
ビデオでのチェックでも際どく、数分時間がかかりました。
私も偶然テレビの実況で観戦していましたが、タイミングはアウトだと思いました。
ビデオ判定
実際、最初の主審の判定はアウトでしたし、テレビ解説の3人のうち2人も、ビデオを見た上でアウトとのコメントでした。
ビデオ判定
勝ち負けはともかく、こういう接線というのは、やはり日本シリーズならではなのかもしれません。

ランチ

ランチ
大阪は寒いので、暖かい物が食べたくなり、何とかの舞台から飛び降りたつもりで、塩ラーメンを食べてしまいました。

台風一過

大阪へ向かう新幹線。
台風一過
昨日の台風の影響は全くなさそうです。
台風一過
快晴で、木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川も爽やかに渡りますが、さすがに水量は、普段よりかなり多めですが。
台風一過
昔、社会や地理で、「輪中」だとか「天井川」だとか習いましたが・・・。
古くはナイル川。
豊かな国や文明は、川のほとりに栄えるもので、洪水との戦いから豊穣を勝ち取って。
稲の取り入れが終わった後で、金色に 輝く田んぼも見事です。

これが本当の姿?

このブログでは、着物を着ている写真が多いのですが、全く日常と言う訳ではありませんが、普段は一応こんなスーツ姿なんです。
これが本当の姿?
酒はあまり飲みませんし、宴会などに参加することも多くはありませんが、こんな雰囲気です。
これが本当の姿?
ところで、同期の一人がフェイスブックに同期会の写真などをアップしてくれたら、こんな返信があったようです。
私の住んでる池田市は「落語のまち」で、毎年9月に社会人落語日本一決定戦っていうのをやってます。
是非応募されるようお伝えくださいな。

・・・どなたかは存じ上げませんが、ありがとうございます。
ただし、落語というのは、順位を競ったりするものではありませんので、私は・・・。
自信も技量もありませんから。
聴く人それぞれの感性で受け止めていただければ、それでいいと思います。
最近、色々なところで落語のコンクールというか、競争をやっていて、日本一が何人も生まれているようです。
コントなどのお笑いと違って、5分やそこらで評価や判断は難しいと思います。
勿論、ある一定の時間で纏める技量も重要ではありますが。
私は、学生時代に出場した「全日本学生落語名人位決定戦」で、先代柳家小さん師匠と桂米丸師匠と小島貞二先生の3人の審査員からアドリブでいただいた「審査員特別賞」の思い出だけで十分です。

ごひやく都々逸(10/30)

師匠の創作噺から。
[三井の貸し傘]
・越後屋の 呉服商い 人とは違う
             安さに驚き 来るお客

「店先・現金・掛け値なし」の画期的な商法が大当たり、大繁盛している越後屋です。

今日のなぞかけ(10/30)

10月も間もなく終わります。
このなぞかけも、約4ヶ月間続けていますが、時々、分からなくなって、なぞかけでないものもあるかもしれません。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるということで、ご勘弁ください。
【王子の狐】
・「お稲荷さんのお使い」とかけて
・「台風で壊された家の壁」と解く
・その心は「おうちの傷ね(王子の狐)」
【蚊いくさ】 
・「蚊撃退のための籠城作戦」とかけて
・「ドラマ”家なき子”で安達祐実が演じた少女」と解く
・その心は「どちらも同情(籠城)するなら金(蚊取り)をくれでしょう」 
【角兵衛の婚礼】
・「跡取り娘の婿養子の条件」とかけて
・「美空ひばり」と解く
・その心は「笛に浮かれて逆立ちすれば合格でしょう」
【かみそり(坊主の遊び)】
・「酔っ払って絡む酒癖の悪い吉原の花魁」とかけて
・「神をも畏れぬ所業」と解く
・その心は「髭は当たらす髪を剃られて罰が当たったでしょう」 
【雷飛行】 
・「日光の奥にある学校の劣等生」とかけて
・「雲を踏み外して下界に落ちた雷」と解く
・その心は「どちらも落第(落雷)でしょう」

2017年10月29日 (日)

川内寄席

落研の大学祭「川内寄席」のプログラムがアップされました。
川内寄席
何と綿密なプログラムだこと。
素晴らしい!
川内寄席
我々の頃は、取り敢えず高座が空けば、楽屋にいる誰かが上がりました。
誰もいないと、持ちネタの少ない1年生が、同じ噺を何度もやったり、日本シリーズの途中経過を実況したりでしたから。
「あたま山」と「千早ふる」と「花色木綿」と「三方一両損」あたりを何度やったことでしょう。
出し物もご趣向を色々工夫しているようです。
仙台の皆さん、是非お出かけください。
間もなく創部60年を迎えます。

台風通過中

ちょうど今頃からが、一番首都圏に接近しているのではないかと思います。
台風通過中
台風通過中
風はあまりなさそうですが、雨は降り続いているようです。
新幹線は、一時、新富士と掛川の間で運転を見合わせていたようです。
東名高速も、日中から由比PAが閉鎖されていました。
海岸に面していて、高潮や高波が危ないですから。
明日の朝には通り過ぎているでしょう。
大きな被害が出ないと良いのですが。
今夜は日本シリーズが行われているので、「爛漫ラジオ寄席」はお休みです。

高座の上り下り

同期会の会場は、レストランですから、テーブルしかありません。
高座の上り下り
しかも、真ん中に足が一本だけのものですから、とにかく不安定です。
  高座の上り下り
このテーブルを4脚を田の字に並べた上に座布団を載せただけの高座です。
  高座の上り下り
四方がので、高座に上がる時と下りる時は、テーブルを押さえてもらいました。
おかげさまで、座って住まえばこちらのもの。
座布団の座り心地も最高でした。

笑点で

「笑点」で、落語協会の新真打昇進披露口上をやっていました。
笑点で笑点で
柳亭市馬会長のご挨拶と三本締め。
まことにおめでとうごさいます。

青いラインは?

東名高速を土砂降りの中走りましたが、富士ICから愛鷹SAの間で、路側のラインに並行して、青いラインが引かれていたのですが・・・?
青いラインは?
あの青い線の目的は何なのでしょうか?
今までに気がつかなかったのか、最近引かれたのか?
それにしても、神奈川県から都内に入っても、雨は降り続いていました。

牡丹燈籠

同期の一人が、写真を撮ってくれました。
牡丹燈籠
何をやろうかと迷いましたが、下手に受けずに滑るより、最初から滑った方がよかろうと言う訳で、「牡丹燈籠」にしました。
牡丹燈籠
落語を生で聴く機会はあまりないであろう人たちですから、意外に真面目に?聴いてもらえるのはありがたいと思います。
牡丹燈籠
テーブルの上に座布団を敷いて座って、前でばらばらに置かれた椅子に座って聴いてもらいます。
牡丹燈籠
まぁ、不思議な空間、不思議な雰囲気の会場ですが、みんなよく聴いてくれました。

行きも帰りも・・

今日は、往復とも大変な雨降りでした。
行きも帰りも・・
助手席の妹は、いつもなら富士山をインスタグラムに投稿するのですが、今日は雨降りの様子を撮っていました。
写真がモノクロのようにも見えますが、前を走る車のテールランプが赤いので、いかにモノトーンかが分かります。
この写真は、東名高速高速上り線の富士と沼津の中間の愛鷹PA辺りです。
帰宅するまで、秦野中井辺りだけ小降りでしたが、後は土砂降りの中でした。

ランチ

台風も気になるので、母のところを早めに出て、富士ICに近いところでランチ。
「和風ハンバーグ」が美味かった。
ランチ
店の人はこのメニューを「和風ハンバー」という符丁を使っていました。
一文字削っただけなんだから、「ハンバー」なんてハンバー(半端)な言い方をしないで「ハンバーグ」って言えばいいのに。
お笑いのスピードワゴンみたいですが。

アンパンマン?

息子の嫁が母に宛てた手紙の最後に、2歳10ヶ月の長男が描いた「アンパンマン」が同封されていました。
アンパンマン?
母はベタ褒めでした。
何となく眼のようなものが描かれていて、顔らしいことは分かります。
彼はただいまアンパンマンの大ファンです。

息子の嫁が

母の所へ行くと、息子の嫁が、長男の七五三と次男のお宮参りの写真を額とアルバムにして送ってくれてありました。
嫁が
母は、内曾孫の姿を見て、涙も流さんほどに喜んでいました。
「この子は賢い!一目見て分かる!」と、ひいばあさんバカを言っています。
額は、母の両親(母方の祖父母)の写真の横に飾りました。
足かけ五代目ということです。
いつもよく気がつく嫁で、本当にありがたく思います。
割れ鍋息子に綺麗な閉じ蓋です。

富士へ

行きの東名高速も、所々で激しい降りでした。
富士へ
富士山も積雪があるはずですが、当然のことながら、全く違いましたが見えず。
東名高速も、日曜日の朝というだけでなく、かなり車の数は少なめ。
途中、我が愛車のトリップメーターの通算走行今距離が90000キロを表示しました。
富士へ
文字通り、私のパートナーとして、帰省の往復の約400キロ弱を走ってくれています。
富士へ
富士ICに順調に到着しました。

落語DEデート

台風が来る前にと、帰省の支度をして聴いています。
    ◇「袈裟御前」   四代目桂文紅
上方落語なので、あまり馴染みのない師匠ですが、いかにも上方落語という雰囲気でした。
台風は、夕方近くから激しくなりそうですから、早めに戻ろうと思います。

仲見世

へぇ~という話題です。
仲見世
年間約3000万人もの観光客が訪れる浅草の浅草寺。
寺の参道「仲見世商店街」は、江戸時代に始まり、日本で最も古い商店街ともいわれています。
仲見世
雷門から浅草寺まで、250メートルの間に89店舗が軒を連ねています。
ここで、ちょっとした問題が起こっているそうです。
この仲見世商店街の家賃は、これまで10平方メートル当たり平均1万5000円だったそつですが、浅草寺側からその約16倍に当たりる月25万円もの家賃を提示されたということで・・・。
仲見世
なぜ家賃の値上げが持ち上がったのか。
これまで、仲見世商店街の土地は浅草寺が所有する一方、建物は東京都のものだったため、商店街は家賃を東京都に支払っていた。
しかし今年、浅草寺が東京都から建物を買い取り、それを機に家賃の見直しが浮上してきたということなんです。
仲見世
仲見世通り商店街が提示されたという10平方メートル当たり25万円という家賃について専門家は、他の地域の相場から見ても、25万円は妥当だとはしたうえで、経営を続けるのは厳しい店も多いと指摘しているそうです。
独特な雰囲気の場所ですから、シャッター通りのようになったり、コンビニやファミレスなどが出店したら・・・、観光面からも大変なことになりますから・・・。
ある雑誌は、浅草寺は、他でも家賃などの金銭に関わる問題があるそうです。
「浅草寺」ではなくて「銭争寺」なんだそうで。

ごひやく都々逸(10/29)

今日も持ちネタから。
[人情八百屋]
・ごめんよこれで ひもじさ凌げ 優しい八百屋が くれた飯

貧乏長屋に入った八百屋、2〜3日何も食べていない子どもに、持っていた弁当を食べさせた。
・おまえさん ご覧よ子育て 火消しにゃ出来ぬ
                八百屋夫婦と 暮らさそう

身寄りのない子どもを育てるのは、鳶や火消しじゃ難しいよ。
八百屋さんに面倒見てもらったほうが、子どもたちは幸せだよ。

アンサンブル

騙されたつもりで、ネット通販で着物のアンサンブルを購入しました。
草色と言うのか、緑と灰色を合わせたような色合いです。
まぁ、それなりに落ち着いた色でした。
アンサンブル
サイズは、以前誂えた着物の寸法を確認して、Mサイズをオーダー。
何と、オーダーした翌日に届きました。
早速、同期会で着てみました。
とにかく安い品物ですから、高級感はありませんが、高座には十分耐えられそうです。
調子に乗って、もう一着、色違いをオーダーしようか・・・。

今日のなぞかけ(10/29)

珍しい噺だなと思って、内容を調べると、浮気や不倫や艶笑噺が多くて・・・。
やはり格調高く行かないといけません。
【開帳の雪隠】
・「回向院の境内に急拵えの有料トイレ」とかけて
・「金遣いに細かいトップ」と解く
・その心は「会長のけちんぼ(開帳の雪隠)」 
【火焔太鼓】
・「道具屋が見つけた古い太鼓」とかけて
・「健康に良い食材」と解く
・その心は「カイワレ大根(火焔太鼓)でしょう」
【景清】
・「眼の不自由な定さんが雷に打たれて見えるようになった」とかけて
・「上野の清水観音さまのご利益」と解く
・その心は「日参が満願(二酸化マンガン)が発電して雷になりました」
【風(風邪)の神送り】
・「流行風邪を川へ送り込む行事」とかけて
・「お好み焼きの鉄板」と解く
・その心は「どちらもカス(カゼ)を一ヶ所に隅にまとめて捨てる(送る)でしょう」 
【かつぎ屋】 
・「縁起かつぎの世辞で喜ばせる口上」とかけて
・「商売が呉服で至福な家で飼う番(つがい)の犬」と解く
・その心は「五福に四福に犬二匹(引き)で七福でしょう」
【金の味(擬宝珠)】 
・「我儘な大店の若旦那」とかけて
・「とんでもない物が好み(奇妙な嗜好のある)の人」と解く
・その心は「そんな物を擬宝珠(希望し)ても、簡単には叶いません」

2017年10月28日 (土)

高座にて

「まぁまぁ新三郎様、私の話を終いまで聞いてください!」
その場面だと思います。
高座にて
座布団もわざわざ調達してくれて、一本足のテーブルを4脚並べた高座は、大変不安定でしたが、座り心地は最高でした。
高座にて
なるべく正面を切ってというのは、何とか出来た気がします。
高座にて
口演中の高座の下に脱いだ雪駄まで撮ってもらいました。

同期会グラフィティ

昨日の同期会の様子。
レストランを貸し切りにして。
同期会グラフィティ
同期会グラフィティ
同期会グラフィティ
同期会グラフィティ
私の落語と、思い出の写真のスライドショーとエコノミストの講演と、硬軟ミックスの宴は、単なる飲み会やパーティーではありません。
同期会グラフィティ
旧交を温める時間は、あっという間に過ぎてしまいました。

東京かわら版

出張中に、「東京かわら版」が届いていました。
    東京かわら版
11月号は、立花家橘之助襲名と4月に亡くなられた三遊亭圓歌師匠追悼の特集です。
このほかにも、桂小南襲名や両協会のイベントなど会の盛りだくさんです。

また「牡丹燈籠」

昨日の同期会では、また「牡丹燈籠」をやりました。
今年になって、この噺をかけるのは4回目です。
     また「牡丹燈籠」
今年の高座の半分近くにもなり、同じ噺を3回以上かけている、「浜野矩随」「ねずみ」「花色木綿」「子ほめ」「救いの腕」「鰍沢」「笠と赤い風車」「三方一両損」などと並んで、十八番のひとつになったかもしれません。
また「牡丹燈籠」
何なんでしょうか?
覚えるのに苦労もしなかったし、語る快感のある噺です。
この4回は、会場(場所)も、客層(観客数・年齢など)も、落語会の内容(演目数・香盤)も全く違いましたが、それぞれ手応えを感じることが出来ました。
「子ほめ」と「花色木綿」と「浜野矩随」と「ねずみ」と「牡丹燈籠」は、いつでも、さらうことなく出来る気がします。

「ごひやく都々逸」作り

「ごひやく都々逸」作り
自室でボーッとしながら、なぞかけや都々逸を考えましたが、なかなか浮かんで来ません。
都々逸は、メモ用紙に演目と「ご・ひ・や・く」を縦に書いて、思いつく万々に言葉を入れて行こうと・・。
手元に、師匠の高座本の一覧を置いて、演目を確認しながら。
なぞかけは。パソコンやスマホにそのまま打ち込んでいますが、都々逸は難しいので。

東京でも負けず・・

東京五輪パラリンピックまであと1000日に、大阪の千日前だけではなく、東京でも。
東京でも負けず・・
ビルの窓に国や地域の旗を飾っていたりして。
NHKでは、午後ずっと1000日にちなんだ番組をやっています。
東京でも負けず・・
オリンピックやパラリンピックはともかく、3年後はどうなっているんでしょうか?
少なくとも、大勢の人の前で宣言した「50噺」を達成していないといけません。

台風は明日の夜

台風22号。
台風は明日の夜
        ↓
台風は明日の夜
        ↓
台風は明日の夜
明日の夜がピークで、月曜日の朝は通り過ぎている見込みということですから、大阪出張も大丈夫でしょう。

台風22号

気になる台風21号は、既に沖縄地方は荒れているようです。
予報円を見れば、明日がポイントのようです。
台風22号
直接上陸の可能性は高くなさそうですが、安心・油断は出来ません。

奮闘馬石の会

隅田川馬石さんから、池袋演芸場での独演会の案内はがき。
いつものように直前にいただきました。
奮闘馬石の会
大阪出張中だったので。
すみません。
今回も行けません。

東京2020まで

2020年の東京五輪パラリンピックまで、あと1000日だそうです。 
   東京2020まで
まぁ、政治的なゴタゴタもあって、突貫で準備をしているようですが、果たして間に合うか・・・と心配なものも多そうです。
東京2020まで
大阪千日前のこの看板も、今日までですね。

今日のなぞかけ(10/28)

落語の演目では「あ行〜さ行」が物凄く多い気がします。
【お直し】
・「吉原の羅生門河岸で客を引くケコロ(最下級の遊女)夫婦」とかけて
・「柳陰(みりんと焼酎をブレンドした飲料)」と解く
・その心は「お直しと言ってます」
【おふみ】 
・「大がかりな浮気隠し」とかけて
・「どこかの国会議員と弁護士」と解く
・その心は「一線を越えないように見せて一戦を交えているんでしょう」
【お祭り佐七】 
・「どうしても火消しになりたい浪人の佐七郎」とかけて
・「冬山登山の初心者」と解く
・その心は「足で纏(足手まとい)でしょう」
【おもと違い】
・「盆栽の万年青(おもと)」とかけて
・「読みづらい漢字」と解く
・その心は「これは一青窈(ひととよう)でしょう」 
【親子茶屋】
・「吉原で鉢合わせした親子」とかけて
・「塀を越えて生えた筍」と解く
・その心は「所詮根っこは同じでしょう」

ごひやく都々逸(10/28)

持ちネタから選んでいます。
[五百羅漢]
・羅漢堂(像) 五百の顔から 一人を探す
         優しい夫婦と 来ればこそ

火事で焼け出された女の子を預かる子どものいない夫婦。
五百羅漢寺の羅漢堂で、子の親に似た羅漢の顔を捜しに・・・。

2017年10月27日 (金)

スバルよ

スバルよ、お前もか!?
スバルよ
スバルよ
日本のメーカーはおかしいぞ。
東芝も、日産自動車も、神戸製鋼所も、とうとうスバルも。

同期会

社会人として同じスタートラインに立ったのが約150人。
同期会
東京周辺にいるのが、約90人、そのうちの半数が出席した、年に一度の同期会です。
旧交を温めて飲食するだけでなく、今回は私が落語をやり、毎回現在も活躍中のエコノミストのレクチャーもあり、バラエティーに富んだ内容の会です。
結局「牡丹燈籠」をやりました。
写真は、エコノミストの話を聞いているところです。

同期会へ

今日は、大阪を早めに切り上げて、新橋駅前で社会人同期会に出席します。
一昨年に続いて、落語をやらせてもらうことになっていますので、遅れないように。
順調に来られたので、少し時間に余裕があるので、カフェに立ち寄り時間調整。
同期会へ
薄暮の新橋駅前は、機関車広場でイベントが開かれていて、普段以上に賑やかな感じです。
まだ何をやろうか決めていませんが、恐らく場違いな「牡丹燈籠」にする可能性大です。
果たして、しっかり聴いてもらえるか・・・。
今回に課題は、正面改札を切って地語りが出来るかです。
聴き手は全員知っていますから、ある意味ではなくやりづらいので、かえって正面は切りやすいかもしれません。

書類送検

先日の衆院選で落選した例の「このはげー」元衆院議員が、元秘書に暴言を吐いたり暴行したとされる問題。
県警が暴行などの疑いで元議員を書類送検したそうです。
書類送検容疑は、走行中の車内で、当時、政策秘書を務めていた50代の男性の頭を殴るなどしたこと。
県警は、男性からの被害届を受理し、傷害などの疑いで捜査。
任意の事情聴取に、元議員は被害届の内容について「頭は殴っていない」などと一部を否定。
「週刊新潮」の報道によれば、元議員は、男性が車を運転中に後部座席から「はげ」「死ねば」などと罵声を浴びせ、頭や顔を数回殴ってけがをさせた。
男性はその後、県警に被害に遭った当時の音声データや診断書などを提出。
どこを殴ったではなく、そもそも殴ったかどうかが問題です。
「頭は殴っていない」と言うことは、殴ったことは認めるということです。
と言うことは暴行罪、たとえ軽くても怪我をさせていれば傷害罪ですよ。
神戸製鋼所の不正と同じで、データは不正だが、結果的に安全性に問題ないという、とんでもない理屈と同様、そもそも、暴力をふるい、尊厳を傷つけ罵倒するような言葉を浴びせたことが問題ですから。
こんな人に投票した人もいるんですね。

本当の顔?

聞けば、西郷隆盛の顔も、あの上野の西郷さんとは似ても似つかないということですから、いわんや・・・。 
顔だちを巡って意見が分かれる室町幕府初代将軍の足利尊氏(1305〜58)の、亡くなってほどない時期に描かれたと見られる肖像画の写しが発見されたそうです。
   本当の顔
中世まで確実にさかのぼれる尊氏の肖像画は他に一例しかなく、専門家は「尊氏の顔がこれではっきりした」と話している。
確認された「足利尊氏像」は縦88・5センチ、横38・5センチ。
軸装された画の下側に正装して着座する人物が描かれ、上方には十数行にわたって画中 の人物の来歴をつづった文章がある。
(1)尊氏を示す「長寿寺殿」という言葉がある
(2)尊氏の業績として知られる国内の66州に寺や塔を建立した旨が記されている
――などから尊氏像と判断した。

・・ちょっと待ってください。
私たちは、足利尊氏といえば、この絵で習いました。
本当の顔
しかし、近年の研究で、歴史教科書などで尊氏像として紹介されてきた「騎馬武者像」は尊氏でない可能性が高まっているそうです。
聖徳太子の有名な絵も、別人なんだそうです。
要するに、偉い人の顔だっていい加減なんです。
大家さんや、八っつぁん、熊さんの顔も、色々でいいんです。

「やばい」という言葉

私が大嫌いな「やばい」という言葉について、日本経済新聞の「春秋」で触れていました。
「やばい」の語源は「やば」だという。
不都合なことや危険なさまをあらわす言葉として江戸時代から使われていて、広辞苑によれば「東海道中膝栗毛」にも用例があるそうだ。
これが形容詞化して「やばい」になったようだが、肝心の「やば」が何なのかは謎らしい。
江戸っ子作家の正岡容がまとめた「明治東京風俗語事典」では、「やばい」の意味がずいぶん具体的だ。
いわく「犯人が警察の探査がきびしく身辺が危いこと」。
たぶん、もとになった「やば」もやくざ者の隠語のたぐいだろう。
そういうルーツのためか、いまでも「やばい」にはどこか物騒で、まがまがしい響きがある。
なのに不思議なもので、いつからか正反対の意味の「やばい」が登場した。
若者が好物をほおばって「これヤバいっす」というやつだ。
かの広辞苑も、来年発売の第7版から「のめり込みそうである」との記述を加えるという。
新語の扱いには慎重な広辞苑だが、さすがにそろそろ認めないとやばい、と見定めたのだろう。
これで肯定的なほうの「やばい」も晴れて市民権を得そうである。
ただ、本来の意味も健在だからややこしい。
シニア世代が「安倍1強はやばい」と言えば、自民党支持が多いとされる若い人たちが「そう、安倍さんてヤバい」と勘違いの同意をしてしまう……などということがないとも限らぬ。
日本語がまた難しくなる。

・・・語源がとても良くないので、どんな意味にとるにせよ、私は、若者や女性には使って欲しくないと思います。
「やばい」と「マジっすか」が大嫌いです。

今日のなぞかけ(10/27)

珍しい噺は、作る側も大変ですね。
【臆病源兵衛】
・「誤って人を殺したと思い込んだ臆病な源兵衛さん」とかけて
・「勝手に自分が総理大臣になるつもりでいる政治家」と解く
・その心は「どちらも大勘違いでしょう」
【お血脈】
・「長野の善光寺の落書き」とかけて
・「高速道路の事故渋滞の表示」と解く
・その心は「どちらも×印が目立つでしょう」
【唖の釣り】
・「殺生禁断の場所」とかけて
・「堂々と隠れもせずにルール違反をする奴」と解く
・その心は「場所が不忍池(忍ばず行け)ですから」
【お茶汲み】 
・「お茶を目尻に塗って泣くふりをする」とかけて
・「寝るときの挨拶」と解く
・その心は「お茶汲み(おやすみ)なさい」
【お釣りの間男】
・「女房の間男の場を捕まえた与太郎」とかけて
・「750円の品物を買うのに800円支払った」と解く
・その心は「お釣りが50円になりました」

ごひやく都々逸(10/27)

師匠が創作されたこの噺は、安政の大地震が出て来ます。
[揺れるとき]
・大地震 ごろりと鯰 ひっくり返り
               山の麓も くらくらり

近代落語の祖である三遊亭圓朝が、同門の元噺家三遊亭西生を訪ね、「寿限無」の稽古をつけてもらっていた時に、安政の地震が起こりました。

2017年10月26日 (木)

落語THE MOVIE

落語THE MOVIE
落語THE MOVIE
落語THE MOVIE
落語THE MOVIE
ホテルの部屋で、また偶然視聴してしまいました。
「六尺棒」と「権助魚」。
配役は結構豪華だったりしていますが、相変わらずの違和感です。

無所属の会

よく分からないのですが、「無所属の会」という国会の会派が出来たそうで。
・・・会派とは言え、そうなるとこの方々は、無所属ではないんですね。
怠け者の人たちが集まって、「怠け者の会」を作ろうって言ったら、「面倒くさいからやめよう」ってことになったっていう例もありますからね。
・・・ということは、「無印良品」と同じように、無印ですよっていう印を出すということ?
もっとよく分からないのは、今回希望の党の公認で出馬して当選した方々は、民進党員なんですか?
それとも、希望の党員なんですか?
希望の党に振られて、無所属で出馬して当選したこの方々は、民進党員ではないんです か?
・・・まぁ、どうでもいいか・・・。

2つの訃報

2人の訃報を知りました。
まずは、「遠藤賢司」さんというフォークシンガー。
享年70歳。
私は、せいぜい「吉田拓郎」さん以後のフォークしか知りませんから、名前を知っている程度でした。
1960年代後半からフォークの世界で活躍し、69年にデビューシングルを発表。
代表曲は「カレーライス」「東京ワッショイ」「不滅の男」など。
自らの作品をジャンルを超えた「純音楽」と表現し、時に切々と、時に激しく思いを歌うステージで人気を集めたそうです。
個人的な独断と偏見ですが、初期のフォークソングのイメージは、やや悪で何か突っ張って反発していたイメージで、清潔感がなかった気がします。
また、当時吹き荒れていた学生運動と、何となくシンクロしているようなイメージがあり、ポスト団塊世代には違和感がありました。
本当は違うのかもしれませんが・・。
それから、「篠沢秀夫」学習院大学名誉教授です。
享年84歳。
フランス文学の研究者で、フランス文学者として学習院大学や明治大学で教鞭をとるのみならず、何と言っても、テレビの「クイズダービー」出演で人気を博しました。
ややお堅い感じのする大学教授が、テレビの娯楽番組に出演した走りだと思います。
しかし、最近では、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)に罹患していることが報道され、その中でも精力的に執筆活動や講演活動を行うなどしていたそうです。
6月に肺炎になり、本日未明に亡くなったということです。
・・・分野も年齢も異なるお二人ですが、やはり昭和の一時代を築かれた方だと思います。
70歳代というのは、いかんせん若すぎますし、80歳代と言うのは親の世代ということで、痛みも一層強くなります。

これはいいかも

100円ショップ(百均)と言えば、以前は行くのが楽しみでした。
値段の安さもさることながら、色々斬新なアイデアの商品があって、「へえぇぇぇ」という品物に溢れていました。
勿論、今でも時々行くと、感心するもの、関心する物がありますよ。
そんな中で、ちょっと評判だというのがネットで紹介されていました。
これはいいかも
お湯を注ぐだけで完成するインスタントコーヒー。
忙しい朝やオフィスでパパっと飲むには便利ですが、「スプーンで量るのが面倒くさい」「うっかりドバっと入れ過ぎてしまった...」なんて経験もあるのでは?
そんな人にぴったりなのが、100円均一ショップ「ダイソー」で販売されている「インスタントコーヒーキャップ」です。
1杯分が簡単に量れる画期的なアイテムで、SNSを中心に話題になっています。

これはいいかも
「インスタントコーヒーキャップ」はインスタントコーヒーのボトルに取り付けると、振るだけで1杯分(約2グラム)が量れるという特殊構造を施した専用キャップ。
通常はスプーンなどで1杯分を量りますが、その手間が省けるので、とっても便利。
適量が分からない...といった悩みも同時に解決してくれます。
サイズは「スモール」と「レギュラー」の2種。
それぞれ対応口径が異なり、スモールが40〜43ミリ、レギュラーが51〜61ミリとなっています。
パッケージには対応コーヒーの銘柄も記載されているので安心。
レギュラーはひと振りで1杯分ですが、スモールの場合はふた振りで1杯分となります。

・・・私も、自宅では、インスタントだったり、たまにドリップだったりですが、ズボラにも、ボトルの蓋を開けると中蓋のようにシートが貼ってありますが、これに親指の指先大ぐらいの穴を開けて、カップに振り入れています。
ですから、妙に濃くなったり薄かったりでした。
今度立ち寄った時に、覚えていたら買ってみましょうか。
さぁ、コーヒーては(こうしては)いられませんよ。

消せるボールペン

発売された頃は、「消せるんならボールペンて言わないんじゃないの?」なんて思ったこともありました。
使ってみたものの、インクの色も真っ黒ではない気がして、あまり使えないなぁと思いました。
消せるということは、契約書のような物にも使うことは出来ないでしょうから。
しかし、書いたものを見ても区別がつかないなぁ・・と。
今、私が愛用している筆入れ(古い?)には、3本のボールペンを入れています。
黒・赤・青・・・。
全てが、その消せるボールペンです。

ところが、このボールペンを巡っては、業界内で揉め事があるようです。
「こすると文字を消せるボールペン」の特許を巡り、筆記具メーカー最大手の「パイロットコーポレーション」(東京)と同業界2位の「三菱鉛筆」(同)が対立を続けている。
消せるボールペン
パイロット側が取得した特許を巡る訴訟で、知財高裁はパイロット側に軍配を上げたが、その後に同社が起こした仮処分の裁判で、三菱鉛筆は反論を展開している。
消せるボールペンは、パイロット側が2006年、欧州で「フリクション」シリーズを売り出し、07年に日本でも販売を始めた。
同社によると、摩擦熱で65度に達すると色が無色透明に変化する特殊なインクを使い、ペンの上部に付いた専用のラバーでこすると、書き損じた文字などを消すことができる。
鮮やかな色合いを出せると同時に、消す際に紙を傷めにくいのが特徴で、ボールペンだけでなく、蛍光ペンなどでも応用されている。

・・・よく分かりませんが、素朴に、パイロット側に先行者メリットはあると思います。
私も、仕事で、特許取得にちょっと関わったことがありますが、まぁ細かくて判断の難しい分野ではあります。
実は、3本のビジネスモデル特許の発明者の一人に名を連ねているのです。
全く、金銭的なメリット等はありませんが。
この消せるボールペンの技術が、発明と言えるか否か・・・。
特許庁が特許と認めていたものを、三菱の無効請求を認めたことからですね。
それを今度は、知財高裁が、無効判決を取り消したことから、パイロットが三菱の製造販売差し止めの仮処分を申し立てたと・・・。
あんまり、こすれて(こじれて)欲しくはありませんが。

ヨドバシカメラの

出張で、昨日から大阪にいますが、先日の台風の被害状況と並んでニュースになっているのが「ヨドバシカメラ」です。
「ヨドバシカメラ梅田店」と複合施設「グランフロント大阪」を結ぶ歩行者専用デッキが完成し、利用が始まったというものです。
ヨドバシカメラ?
既にヨドバシ梅田店の南側とJR大阪駅は、同様のデッキで繋がっていて、利便性がさらに増したということです。
私も、何度か大阪駅からグランフロントに行ったり、ヨドバシカメラにも立ち寄ったりしていますが、今までは、地上に下りて信号を渡らないと、二つの建物を直接行き来できませんでした。
何かこう・・ちぐはぐだったのを覚えていますが、やっと繋がったということですね。
2019年秋には、建設中の「ヨドバシ梅田タワー(仮称)」が完成するそうですから、これに伴って整備される部分を含めると、歩行者用デッキがヨドバシ梅田店とタワーを囲み、空中回廊のようにつながるそうです。
大阪駅・梅田駅の周辺は、今後も大きく変わりますね。
偶然ですが、今日は、大阪のキタとミナミの話題が続きました。

普段と今

面白い写真を見つけました。
大阪市内の「千日前」のアーケードです。
普段と今
普段は、こんな感じですが・・・。
今は、こんな看板になっているそうです。
普段と今
・・・こういう遊びがいいですね。
これは明後日までしか使えませんから。
この儚さもいいですね。
もう二度と使えない。
しかも、あれだけ東京に対抗心を燃やす大阪のど真ん中です。
ここは、ローカリズムよりナショナリズムですか・・・。
千日前は、道頓堀の南東に位置し、演芸場や映画館などがある娯楽街になっています、
西隣の難波にある法善寺と竹林寺で千日念仏が唱えられていたことから、両寺(特に法善寺)が千日寺と呼ばれていることから、その門前であることに由来しているそうです。

モンキー復活?

「東京モーターショー」なんて、田舎者の少年には、本当に夢のようなイベントでした。
時は移り、その少年も成長し、夢のようなイベントにも何度か行くことが出来ました。
が、昔のような熱いものを感じることはありませんでした。
これは、世の中の変化、自動車という物の立ち位置の変化でもあります。
何年か前には、確か日産のGT-Rコンセプトモデルが出展されるというので、ちょっと覗いてみたことがありました。
そもそも、「世界三大モーターショー」と言われたものの、マーケットは中国がマジョリティになっていますから、ショー自体が、出展する海外のメーカーも少なくなっているようです。
一抹の寂しさを感じます。
そんな中で、小さなマシンの気になる動きが・・・。
モンキー復活?
ホンダが、東京モーターショーの報道公開で、参考出展車として「モンキー125」を披露。
惜しまれながら今年8月で生産が終了した原付きバイク「モンキー」の後継車の位置づけで、来場者の反応をみながら生産を検討するそうです。
「モンキーはホンダの遊び心。生産中止のままでよいはずはない」という狙い。
排ガス規制の強化で50ccでの生産は終了。
そこで、125ccの 「グロム」をベースに、車体は一回り大きくなりながらも、モンキーらしさを追求。
・・・「モンキー」が大きくなって「ゴリラ」のようなイメージ?
いずれ電気バイクの時代になれば、「モンキー」や「ダックス」にも乗ってみたいと思います。
モーターショーには・・・行かないでしょう。
行こうと思えばすぐ近くでやっているのですが。

ごひやく都々逸(10/26)

今日は師匠の創作噺から。
[救いの腕]
・向島 五分の桜が 陽光(ひ)に映え揺れて
             優しき腕の 奇しさ(くすしさ)よ

向島堤の桜を見ると、あの時川で溺れそうになった私を助けてくれた、あの優しい人の腕が思い出されて・・・。

今日のなぞかけ(10/26)

【浦島屋】 
・「亀を助けた太郎」とかけて
・「バイオリンの裏板の木目」と解く
・その心は「どちらも浦島(裏縞)模様でしょう」
【江島屋騒動(鏡ヶ池操松影・かがみがいけみさをのまつかげ)】
・「ぼろ儲けした江島屋」とかけて
・「神戸製鋼所、三菱自動車、日産自動車・・・」と解く
・その心は「みんなイカモノ扱いの大悪者です」
【大どこの犬(鴻池の犬)】 
・「2匹の兄弟犬」とかけて
・「鴻池財閥(両替店)」と解く
・その心は「金銀を扱って商売の白黒をつけるでしょう」
【阿武松】
・「六代横綱阿武松緑之助」とかけて
・「ヘボ将棋(ヘボ碁)」と解く
・その心は「”待った”ばかりで顰蹙を買ってます」
【おかめ団子】
・「病気の母親に団子を買ってやる漬物屋の太助」とかけて
・「若者から慕われ人生の先輩として尊敬されるお爺ちゃん」と解く
・その心は「どちらも香々屋(漬物屋、好好爺)でしょう」

2017年10月25日 (水)

気分も湿りがち?

来年2月に韓国で開幕する平昌ピョンチャン冬季五輪に向け、五輪発祥の地・ギリシャのオリンピアで、聖火の採火式が行われたそうです。
古代遺跡で行われる採火式では通常、巫女みこ姿の女性たちが鏡に太陽光を集めて火をおこしますが、当日は日は雨が降り、太陽光で火をおこすことができなかったため、式典は前日のリハーサルでおこした火を使って行われたそうです。
気分も湿りがち?
火には変わりはありませんが・・。
東京も偉そうなことは言えませんが、この冬季五輪も、色々な問題が出て来て、開催が危ぶまれたこともありました。
何となく湿り気の多いオリンピックですね。

ごひやく都々逸(10/25)

都々逸は難しいから、一日一題を目標にしてみます。
[火事息子]
・ゴーッと燃えても 火は入れさせぬ ヤクザな臥煙が 蔵を塗り

・・・近くで火事があって、一時は類焼しそうになりましたが、何とか治まりました。
臥煙になって勘当された若旦那の藤三郎が現れて、蔵の目塗りを手伝ってくれた。

今日のなぞかけ(10/25)

今日も珍しい噺が入っています。
【氏子中】 
・「亭主の長期出張中に妊娠した奥さんの相手探し」とかけて
・「勝手な理屈で自分を正当化する輩」と解く
・その心は「氏子中(自己中)でしよう」
【うそつき村】 
・「大うそつき」とかけて
・「大ほら吹き」と解く
・その心は「大風呂敷を広げるでしょう」
【梅見のやかん】 
・「やかん頭を舐められた源さん」とかけて
・「お公家さん」と解く
・その心は「どちらも癪(笏)にさわります」 
【梅若礼三郎】 
・「盗んだ大金を貧乏人にめぐんでやる義賊」とかけて
・「ついに本性を現した都知事」と解く
・その心は「そんなに梅若(うまくは)いか礼三郎(いかねぇだろう)」
【永代橋】 
・「粗忽な太兵衛さんと武兵衛さん」とかけて
・「深川八幡の祭礼の混雑で永代橋が落ちてさぁ大変」と解く
・その心は「大混雑で太兵衛(多勢)に武兵衛(無勢)でしょう」

2017年10月24日 (火)

あってはいけない(と思う)が・・

プロ野球セ・リーグ。
DeNAが広島を下し、初戦で敗れた後、4連勝で日本シリーズ進出を決めました。
あってはいけないが・・
これはこれで立派なことですが、シーズンでは広島が14.5ゲーム差をつけて断トツでしたから、ルールとはいっても、釈然としない部分は残ります。
あってはいけないが・・
日本シリーズ進出は日本一に輝いた横浜時代の1998年以来、19年ぶり。
3位チームの日本シリーズ進出は、セ・リーグでは初。
まことに申し訳ありませんが、日本シリーズは、林家三平がいるソフトバンクが断然有利になった気がします。

また来るか?

発生したばかりの台風22号。
また来るか?
手前でスライスするとは思いますが、全く安心は出来ません。
また週末が悩ましい?

ごひゃく都々逸

ない知恵を絞って、師匠のお手本を意識して、落語をお題にして「(ごひやく)都々逸」をつくってみました。
[おせつ徳三郎]
・おせつから ごめんね徳と ひとえに詫びて 
                        闇夜に迷う 苦しい思い
・この世では ご縁なきとて ひたすら願う 
                      やよあの世にて 暮らす夢
[試し酒]
・五升飲めよと 人に言われて やれるか外で 口試し
[文七元結]〜吾妻橋の上の左官の長兵衛と文七の会話
・五十両 ゴタゴタ言わず ひとまず受けろ
                       やった金だよ くれてやる
・こんなもの ご免被る 人は信じぬ 
                        厄介物など 喰らわない
・身請金 後生だ受取れ 人身(ひとみ)は売れど 
                      やつは死なない 苦界でも
・なおさらに ご恩は返せぬ 非は皆おのれ 
                    やはり身投げて 悔い詫びる
・馬鹿野郎 ご主人さまは 人良き粋人 
                 自棄を起こさず 苦行(稼業)に励め

・・・文がまとまらないので、一部に前に五字の「五字冠り」を入れました。
限られた中で表現するのは難しいですね。
削ぎ落とす言葉の美しさ・・・、これは江戸落語に通じるものがあると思います。
助詞や副詞の使い方ひとつだけでも、随分ニュアンスや意味が違って来ます。

赤いきつねと緑のたぬき

今回の総選挙で、NHKなどは、自民党を赤色、立憲民主党を水色、希望の党を緑色で表示していました。
特に、選挙期間中、希望の党の党首のことを、マスコミや他党も「緑のたぬき」と呼んでいたそうです。
赤いきつねと緑のたぬき
それにしても「緑のたぬき」というのは傑作ですね。
    赤いきつねと緑のたぬき
その緑のおばさんたぬき、狸のくせに二兎を追ったものだから、何をやっても、何を言っても批判されるような立場になってしまったようです。
投開票の日にパリに行けば、大事な選挙の時に党首が国外逃亡したと言われ。
もし、行かなかったら、都知事の公務より党務を優先したと批判されたでしょう。
麺の上に乗っているのは「かき揚げ」ですが、今は「天カス」状態。
都知事選で颯爽と?現れて大勝し知事に就任。
問題提起などを矢継ぎ早にして、大いに民心を掌握し、都議選で連勝した時が絶頂でした。
しかし、冷静に振り返ると、問題は提起しただけで、結局結論は変わらず、ただ時間を費やしただけということが多かった・・・。
オリンピックの会場や豊洲の問題などが典型でした。
さらに、情報公開をすると言いながら、実は、取り巻きの人たちにさえ情報統制をしたり。
そもそも、都知事というのは、選挙民から4年間を託されたのですから、任期4年間はミッションに精勤する義務があります。
もし、この緑のたぬきが、例えば、社会通念上やむない理由で辞職するならともかく、国政に出るとかいう理由でなら、本当に許されないことだと思います。
やむを得ない理由と言うのは、健康上の都合、それから前知事のように都民から「退場」を宣告された時ぐらいだと思います。
都民の眼は、一層厳しくなって来ると思います。
自分のステップアップに利用することなどは、もってのほかということになるでしょう。
綺麗に人間に化けたつもりでも、大きな尻尾が出ています。
都民は、たぬきの八畳の大風呂敷にまんまと騙されたということ。
でも、冷静に考えたら、八畳敷などある訳がありませんよ。
だってこのたぬきはメスですから、八畳敷など端からありません。

噺折り込み(ごひやく)都々逸

師匠から都々逸と言われて、無邪気に言葉を並べていました。
・ごく稀に来る ひどい男に やきもきしつつ 苦しむの
・ご覧あの山 陽に栄え萌える 安らぐように 雲が添う
・合格目指して 必勝祈願 やるだきゃやれよ 苦学生

・・・とのた打ち回っていました。
すると、師匠から、お手本が届きました。
「三段なぞかけ」と同様に、高座本に掲載し始めたそうです。
名づけて「噺折り込み(ごひやく)都々逸」。
[中村仲蔵]
「五段目見ろよ」と 人集(ひとだか)りあり 役者冥利に 暮れる江戸

ということで、落語の演目を折り込んでやってみようと思います。
最近、なぞかけも苦しくなっていますので、ちょっと気分を変えるのも良いかと。

今日の都々逸(10/24)

◇「権助提灯」を都々逸(ごひゃく)で歌ってみました。
 権助ともに 灯点し(ひともし)歩け 遣らずの雨の 来るまでは
 ※おい権助、提灯に灯を点けて一緒に歩け。
  遣らずの雨でも降らないことには女房も妾も泊めてはくれまい。

台風一過

「強力・超大型」と言われた台風21号。
事前の心構えがあったとは言え、自然の猛威には敵わないところも随所に出てしまいました。
幸い、私の周りでは、大きな被害はなく済みましたが、残念ながら全国的には、死者・行方明者ゼロという訳にはいきませんでした。
それにしても、ニュースを聞いて「おや?」と思うのは、多摩川の中洲に取り残されて、命からがら救助された人や、川へアユ捕りに出かけて行方不明になった人もいたようです。

台風や大雨の時、かならずこの手の人が出て来ます。
暴風雨の中、田んぼや畑の様子を見に行って遭難する人も。
今回も例外ではありませんでした。
細かい事情はあるのかもしれませんが、ゲリラ豪雨のように突然襲ってくるものではないのですから、何とかならなかったのかなぁ・・。
結局、救助する方々の負担やリスクも考えたら、自分の身の安全をしっかり考えて行動しないと、多くの人たちに迷惑をかけてしまうことになります。
そんな中で、気の毒だったのは、NHKの選挙スタッフの方でした。
三重県の県道脇ののり面に乗用車が転落しているのが見つかり、車内から29歳の男性の遺体が発見されました。
現場道路は台風の影響で約3メートル冠水。
男性が水没した車中に閉じ込められたと見られています。
この男性は、NHK津放送局が選挙の開票報道の一部を委託した会社のアルバイト従業員で、衆院選の出口調査や開票取材を行っていたそうです。

今日のなぞかけ(10/24)

【浮世床】
・「太閤記を読む」とかけて
・「北アルプス縦走」と解く
・その心は「ずっとおね(尾根)が関わります」  
【浮世根問】
・「ご膳が出るまでなかなか帰らない八五郎」とかけて
・「スキャンダルにもめげずに選挙に立候補する議員」と解く
・その心は「どちらも浮世に疎い(浮世根問)厚かましさでしょう」 
【鶯のほろ酔い】 
・「のどが自慢の鶯が熱い湯を飲んで舌を火傷した」とかけて
・「海の干拓事業」と解く
・その心は「すぐにうめ(梅・埋・海)なくてはいけません」
【牛の丸薬】 
・「炬燵の土で作った牛の流行病に効くというニセの丸薬」とかけて
・「賞味期限の切れた食品」と解く
・その心は「どちらも必ず”あたる”でしょう」
【牛の嫁入り】
・「信心深い大店の一人娘の婚活」とかけて
・「牛島神社で牛の午前に化けて騙す与太郎」と解く
・その心は「モー(もう)カウ弁(cow・勘弁)と牛(無視)するでしょう」

2017年10月23日 (月)

人として

暴力をふるう、暴言を吐くなどで、散々人権や尊厳を侵害しておいて、ばれて追及されそうになれば雲隠れ。
一切会見も開かずにメンタルを患ったとかで入院?
やっと開いた会見では、体調の悪さをアピールして同情を買おうとし、選挙が始まれば元気になって殊勝な態度で駆け回る。
そんな自分勝手が通用する訳ないでしょう。
どこまでも自分のことばかり。
人として、国を動かす立場の人として、全く論外です。
人として
「ここで逃げれば楽だけど、逃げてはいけない。どんなに恥ずかしくてもどんなにつらくても戻ってきて、自分の責任を果たすのが責務」・・・。
何を言っているのか、最初に自ら逃げたんでしょう。
恥ずかしい、辛い状況を作ったのは自分でしょう。
果たすべき責務は、自身の罪を謙虚に償うことです。
「死んだつもりで頑張る」って、国会議員としてのあなたはもう既に死んでしまっているのが分からないのかなぁ・・・。

富士山初冠雪

やっと富士山も初冠雪だそうです。
富士山初冠雪
平年より23日遅く、過去最も遅かった昨年より3日早く。

霜降

「霜降」って、美味しい肉の話ではありません。
台風もやっと去りつつあります。
ここのところ、思わず風邪を引き込んでしまいそうな長雨が続きました。
そうこうしているうちに、本日は二十四節気「霜降(そうこう)」。
冷たい時雨が降るたび気温は下がり、急いで色づく野山に、収穫後の田畑に、霜が降りる時節となります。
台風が吹き荒れている本州を横目に、北海道では雪が降っていたようですから。
この「霜降」の頃の食べ物と言えば「おでん」。
元々豆腐を串に刺して焼き、味噌だれなどを塗った「田楽」がルーツだと思いますが、豆腐がいつしかコンニャクになり、醤油の登場すると煮物料理として成立。
江戸末期に一般大衆にも広まったそうです。
コンビニでも、おでんの匂いが目立ちますが、個人的には、コンビニのおでんは買いません。
何か、お祭りの時の埃っぽい露店で売られる食品と同じ気がして。

扇子使いの違い

「試し酒」の大盃を、扇子で表現するのに、扇子の使い方の違いを説明します。
多くの場合、扇子を横にして盃を表わしているようです。
これは、踊りから来るもののようです。
       ll
ところが、師匠からは扇子の要を手前にして、左右対称に使った方が大盃らしく見えるというご指導がありました。 
   ll
大変僭越ですが、先代の柳家小さん師匠と、昨日の稽古の写真で比べてみます。
試し酒
私は、まだ読み稽古なので、片手に高座本を持ちながらですから、まだかなり不恰好なのはお許しいただくことにします。
稽古会グラフィティ
小さん師匠は、広げた扇子の片端を飲み口にして、大盃を空けようとします。
試し酒
一方、私は、扇子の要が飲み口になります。
llちょうど、この部分に唇を当てる感じ。
落語っ子連稽古会
飲みながら、だんだん大盃が空いて行きますが、小さん師匠は扇子を横に使いますので、ちょっと縦長のようにも見えます。
試し酒
一方、私は、扇子を広げた両端を持って盃を上げて行きます。
もう少し持ち方を工夫すると、かなり大きな盃を表現できます。
しかも、左右が対称になっていて、大きく広がるイメージも表現できそうです。
流三
細かい仕草は、これからしっかり固めて行きたいと思います。

台風と選挙の狭間で

仕方のないことですが、昨日の国民の多くの関心は、「選挙」と「台風」だったと思います。
台風と選挙の狭間で
そんな中で、あのまり目立たずに終わったのが、ボクシングの村田選手の世界タイトルマッチのリベンジ戦とプロ野球のクライマックスシリーズでした。
村田選手は見事にTKO勝ちで、前回の疑惑の判定をしっかり覆しました。
一方、楽天は、結局3連敗で、ソフトバンクが日本シリーズ進出を決めました。
いずれも順当な結果ではありましたが、ちょっと目立たず気の毒でした。

暴風雨

ホームで電車を待っている間に、風雨が激しくなって来ました。
暴風雨
駅に来る途中で遭わずに済んでラッキーです。
暴風雨
定刻どおりに電車が来ました。
前の電車が運休になったので、いつもより混雑していて、座ることは出来ませんが、まだまだ余裕があります。
心配していた江戸川も徐行することなく無事に通過して、これで一安心。
雨に濡れるのは、虎ノ門駅から100メートル程度ですから。
風雨は、これからもっと激しくなると思います。
通勤の足がかなり乱れることでしょう。

通勤電車

台風は午前3時頃に、御前崎辺りに上陸して、沼津の近くを通過して、今まさに首都圏を通過している模様です。
通勤電車
土砂降りを覚悟して家を出ましたが、風はあるものの、雨はほとんど降っていないので、駅まで傘を差さずに来ることが出来ました。
常磐線は、長距離の快速電車には一部運転見合せがあるようですが、取手からの快速は概ね平常運転している模様です。
ただし、江戸川の鉄橋が難所ですから、乗ってから遅れが出るかもしれません。
ホームで電車を待つ間に、雨風がひどくなって来ました。

今日のなぞかけ(10/23)

今回も少し珍しい噺を並べてみました。
【一眼国】
・「一眼国の見世物小屋」とかけて
・「田舎の獣害(猿・猪・鹿)対策の網」と解く
・その心は「どちらが見世物か逆転してしまうでしょう」
【市助酒】
・「火の用心の夜回り」とかけて
・「すぐに飽きてやめてしまう人」と解く
・その心は「市助た(一抜けた)」
【田舎芝居】
・「いいかげんな師匠番と素朴な田舎者」とかけて
・「何かとお騒がせな隣の国」と解く
・その心は「どちらも狭い視野の強さを発揮して困らせるでしょう」
【今戸の狐】
・「厳しい師匠(三笑亭可楽)」とかけて
・「働き方改革」と解く
・その心は「兼業は禁止されるでしょう」
【今戸焼】
・「売れに売れた役者」とかけて
・「吉原に向かう山谷堀」と解く
・その心は「今どう(今戸)なっているんでしょう?」

2017年10月22日 (日)

通勤時間に駿河湾?

台風は、明日の6時頃に駿河湾から上陸しそうです。
通勤時間に駿河湾?
富士から沼津辺りに上陸するのでは?
通勤時間に駿河湾?
進路の東側は、風雨が強くなると言われていますから、やや心配です。

都々逸?

師匠からの宿題の都々逸。
これは難しい・・・。
ご:強情張って
ひ:一人寝しても
や:やっぱりあなたに
く:首ったけ

・・・こんな感じですか?
ご:五百噺を
ひ:紐解き泣いて
や:止まぬ人情(心)の
く:狂おしさ

・・・難しい。
ご:ごちそうさまと
ひ:冷やかし言って
や:やっかむやもめの
く:口惜しさ

・・・奥行きがありませんね。
ご:ごめんねもなく
ひ:ひどいじゃないの
や:優しい言葉も
く:口に出ず

・・・何がなんだか分からない。
ご:ごまかしたって
ひ:百も承知
や:止まぬはずない
く:廓通い

・・・色っぽいのが出来ません。
ご:ごはん食いたい
ひ:冷や飯でいい
や:薬味は何でも
く:苦にしない

・・・ダメだこりゃぁ。

稽古会グラフィティ

今日も楽しい稽古会でした。
稽古会グラフィティ
稽古会グラフィティ
稽古会グラフィティ
稽古会グラフィティ
稽古会グラフィティ
台風の影響もありましたが、恙無く稽古が出来ました。
千公さんも、無事にご帰宅されたようです。
午前中に飯田に向かった新参さんの消息は分かりませんが、遭難のニュースはありませんから、きっと大丈夫でしょう。

ミスマッチ

上野駅正面改札前。
ミスマッチ
台風が来るから急いで帰ろうとしている頭上に、酉の市の飾り。
夏と冬が見事に?同居しています。
このミスマッチは何でしょう。

師匠から

稽古が始まる前に、師匠とのお喋り。
必死になって「三段なぞかけ」をやっている私に、新たなプレッシャー?
「あたしのPCの古いデータを見ていたらね・・」と。
「都々逸を作り合っていたことがあってね。それも、七・七・七・五の頭を、当時あたしがやっていた五百噺にちなんで、"ご・ひ・や・く"で始めるんだよ」・・・。
思わず、「師匠、それじゃその都々逸もやってみますか」と言ってしまいました。
そもそも都々逸なんて考えたこともないのに加えて、「ご・ひ・や・く」で始めないといけませんから(^o^;)
でも、トライしてみようかと思います。
そもそも「都々逸(どどいつ)」とは、江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された、口語による定型詩。
七・七・七・五の音数律に従います。
元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、音曲師が寄席や座敷などで演じる出し物で、 主として男女の恋愛を題材として扱ったため情歌とも呼ばれる。
七・七・七・五の音数律に従うのが基本だが、五字冠りと呼ばれる五・七・七・七・五という形式もある。

こんなのがありますよ。
・惚れて通えば 千里も一里
                  逢えずに帰れば また千里
・この酒を 止めちゃ嫌だよ 酔わせておくれ
                  まさか素面じゃ 言いにくい
・浮名立ちゃ それも困るが 世間の人に
                  知らせないのも 惜しい仲
・ついておいでよ この提灯に
              けして(消して)苦労(暗う)はさせぬから
・あとがつくほど つねっておくれ
                  あとでのろけの 種にする
・あとがつくほど つねってみたが
                  色が黒くて わかりゃせぬ

・・・出来るかなぁぁ?

流三

来月の「お江戸あおば亭」でネタ下ろしをする「試し酒」。
流三
千公さんが写真を撮ってくださいました。
この噺は、大盃で酒を飲む仕草が最大のポイントですから、この仕草を挟んで組み立てて行く必要があります。
以前演った「一人酒盛」とも違います。
ただ、地語りが全くないのは共通していますから、息をつくところがありません。
流三
1ヶ所だけ、上下を注意されましたが、師匠からは「よし!」とのコメントをいただきました。
後は、都々逸をもう一本入れようとか、三味線の糸を歌った都々逸が、二代目柳家三亀松師匠の作だったんだとかの話題に続いて。
そうか、この都々逸の文句を入れてみようか。
三味線の 三の糸ほど 苦労をかけて
               今更切れるとは 罰当たり

とても意味深な文句ですね。
演読、クタクタに疲れました。

窓口さん

窓口さんは、最初に戻り「代書屋」。
窓口さん
落語っ子連に参加して最初にやったのがこの噺でした。
当時、窓さんが柳家権太楼師匠のネタ本で始めたのを、圓窓師匠が権太楼師匠の独特の癖や言い回しの矯正を指導されました。
窓口さん
その結果、フラのある窓口さんの代書屋が出来上がりました。
数年ぶりの再演ということですから、今日は読み稽古になりましたが、窓口節の原点を聴いて、とても懐かしく思いました。

天祖亭光樹井さん

光樹井さんは何をやるのか聞いていなかったので、マクラを聴き始めた瞬間に、耳を疑いました。
天祖亭光樹井さん
「んっ?これは・・・?」
これは紛れもなく「百年目」ですよ。
プロの噺家さんですら、勿論、不遜な私でさえも、なかなかハードルが高い大ネタです。
「ザ・落語」と言われる数少ない噺だと思っていますから。
さらに、来年1月に、神保町の落語カフェで独演会をやると聞いて・・・。
それぞれ色々考え方もありますから、否定はしませんが、信じられませんでした。
大胆?怖いもの知らず?無邪気?勘違い?・・・・と、少なくとも、私にはまだまだとても出来ない芸当です。
木戸銭1000円だそうです。
光樹井さんにも、それだけの覚悟もあるのでしょう。
天祖亭光樹井さん
今まで聴かせていただいた中では、一番胆は座っていたようです。
今日はまだ、花見で旦那さんと鉢合わせする所まででしたが、ここまでは無難にストーリーは追っていたと思います。
師匠が、音程やリズムの話をされましたが、長講であるが故に、特に重要になると思います。
また、この噺は、これから後の場面が難しい人情噺になりますから、まとめ上げるのは大変だと思います。
まぁ、頑張って仕上げて欲しいと思います。
私は、まだまだそれだけの技量はありませんから、何も言うことはありません。

有難亭蝶九さん

交流稽古で参加の有難亭蝶九さんは「牛ほめ」。
蝶九さんも(千葉県)佐原あたりから参加でしたが、帰りは大丈夫でしょうか?
そうそう、千公さんは、千葉駅で下車して、バスで帰ることにしたそうです。
それから、名古屋から高速バスで飯田に向かっている(はずの)新参さんは大丈夫でしょうか?
さて、蝶九さんの積極的な交流稽古参加には頭が下がります。
有難亭蝶九さん
前回の稽古会にも参加されましたが、私が参加出来なかったので、初めて聴かせていただきました。
声も言葉もしっかりしているので、とても聴きやすい。
師匠から、与太郎を中心に演じるのではなく、叔父さんの了見も考えるようにとのアドバイス。
有難亭蝶九さん
舞台設定、人物設定の前に、噺に横たわっている了見を理解することが必要だと思います。
台詞や仕草には直接出て来ない了見というやつですね。
全くそのとおりだと思います。

千公さん

稽古会場を出て、門前仲町駅へ向かう窓口さんと私と、越中島へ向かう千公さんと別れました。
外房線の特急で南房総に帰る予定です。
私が上野駅に着いて掲示板を見ると、外房線が勝浦あたりで運転見合せとの表示。
千公さんにメールで確認すると、特急に乗ってから運転見合せを聞いたそうです。
とりあえず、勝浦まで行くつもりだそうです。
落語の稽古も命懸けですね。
千公さん
その千公さんは、次回の「深川三流亭」が正月なのでと、当初予定していた「粗忽長屋」から「蝦蟇の油」に演目を変更しました。
以前にやった「薬缶」の講釈の場面が楽しかったと見えて、今回は大道の口上のある「蝦蟇の油」を選んだみたいです。
元々、江戸弁(職人の会話)をマスターしたいと「粗忽長屋」を選んだはずなのに。
千公さん
さすがに楽しんでやっているだけに、勢いもあり、なかなか良いリズムです。
声もしっかり出ています。
さぁ、ここからが本番です。
師匠からも、声のトーンやリズム、仕草や視線などのアドバイスがありました。
新しい段階に入って来ましたから、見せる・聴かせる噺を作って欲しいものです。
無事に帰れますように。
房総半島はまもなく暴風半島になりそうですから。

落語っ子連稽古会

台風接近にも拘わらず、交流稽古の2人を含めて5人で熱い稽古会でした。
落語っ子連稽古会
◇蝦蟇の油            三流亭千公
落語っ子連稽古会
◇牛ほめ           有難亭蝶九
落語っ子連稽古会
◇百年目           天祖亭光樹井
落語っ子連稽古会
◇代書屋          三遊亭窓口
落語っ子連稽古会
◇試し酒          三流亭流三
落語っ子連稽古会
交流のお二人も熱演でした。
光樹井さんは、来年1月に、神保町の落語カフェで独演会をやるそうで、「百年目」は、その時にとのことでした。
「百年目」と言えば大ネタ中の大ネタですから、大変驚きました。
大ネタ・独演会と、まぁ何と大胆!
台風が近づき、外はかなり雨が激しくなりました。

門前仲町で

ちょっと時間があるので、門前仲町の駅上のカフェで。
新参さんからメールがあり、仕事で今日中に長野県飯田市まで行かなくてはならず、台風が心配なので、稽古に出ずに直接向かうとのこと。
一度名古屋に行ってから、高速バスで2時間かかるそうです。
ドアツードアでは7時間近くかかるかもしれません。
ましてや、この悪天候ですから。
どうやら、台風は東海地方に上陸する可能性が高いようです。
「木曽路はすべて山の中ですから、どうぞ遭難されませんように」と、返信しておきました。
門前仲町で
門前仲町あたりも、雨が少し激しさを増して来た感じです。

投票

市役所本庁舎の第一投票所に着いたのは、投票が始まったばかりの7時5分頃。
投票
投票所の中には、既に何人かいて、小選挙区、比例代表、最高裁判事の順番で、清々と投票していました。
雨は降っていますが、まだそれほどひどくはありませんから、なるべく早く投票するのがお勧めです。

落語DEデート

いよいよ台風がやって来そうです。
これから、駅に向かう途中で投票して、落語っ子連の稽古に向かいます。
 ◇蛇含草            三代目桂三木助
孫が五代目を襲名して、まさに今、披露興行の真っ最中のはず。
名人・・と言うのか、議論はあるようですが、文芸の香りのするさっぱりした芸風は、とても博徒だったとは思えません。

今日のなぞかけ(10/22)

落語には、借金をして返せないという設定の噺が多くあります。
【言い訳座頭】
・「借金で年越しが出来そうもない甚兵衛さん夫婦」とかけて
・「政党の選挙公約」と解く
・その心は「どちらも言い訳ばかりで苦しいでしょう」
【家見舞い(肥瓶)】
・「家新築のお祝いの瓶」とかけて
・「悪徳政治家」と解く
・その心は「経歴詐称が問題です」
【居酒屋】
・「居酒屋の小僧」とかけて
・「ジャニーズ」と解く
・その心は「Hey! Say!(へぇーーい)ご酒替わり一丁!」
【石返し】
・「鍋に石を入れた松公」とかけて
・「仏教からキリスト教へ改宗した」と解く
・その心は「意趣返し(宗旨替え)したでしょう」
【意地くらべ】
・「強情ばかりでにっちもさっちもいかない」とかけて
・「難問を即座に解決する人の台詞」と解く
・その心は「そんなのとっても意地(イージー)ですよ」

2017年10月21日 (土)

ソフトバンク王手

楽天の3連勝ならず、逆に日本シリーズ進出に王手をかけられました。
"ソフトバンクの林家三平"が当たっていて、手がつけられません。
ソフトバンク王手
似ていると思いませんか?
そう言えば、昔、当代の三遊亭円楽師匠とマラソンの瀬古利彦さんが似ていると言われました。
実は、この二人によく似た後輩がいました。

天使たち

幼い兄弟たち。
天使たち
お兄ちゃんらしく、弟のことを見ているのか。
天使たち
お兄ちゃん二人は七五三です。

期日前投票

明日の台風を避けてか、関心の高さか、明日の総選挙の期日前投票は、大変な混雑だそうで、行列が出来て1時間待ちという所もあるようです。
期日前投票
家内も、午前中に期日前投票したそうですが、30分以上かかったと言っていました。
私は、明日、落語っ子連の稽古に行く途中に投票するつもり。
朝7時から投票出来ますから。
公示翌日の11日から20日までの10日間の投票者数は、選挙人名簿登録者数(9日現在)の14・71%にあたる1564万5349人だそうです。
前回2014年衆院選の同時期に比べ546万3316人増え、05年に期日前投票が始まって以降、過去最多だった09年衆院選の投票者数(1398万4085人)を上回り過去最高!

次世代型タクシー

オリンピックを控えていることもあり、タクシー車両の型もある程度統一された方が良いかもしれません。
遠くからでも、誰でも、「あぁタクシーだ」と分かれば便利です。
次世代型タクシー
トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)は、高齢者や訪日外国人旅行者(インバウンド)らに対応した次世代型タクシー車両を独占生産するそうです。
トヨタのタクシー車両は国内シェアの約8割を占めており、今後全国で入れ替えが進む見込み。
東富士工場(静岡県裾野市)で既に一部製造が始まり、近く正式発売されるそうです。
次世代型タクシー車両はトヨタ東日本が生産するミニバン「シエンタ」をベースに開発。
車高は約1.7メートルで、現行のタクシー車両のセダン型「コンフォート」などに比べ約20センチ高い。
乗り口と後部座席も大幅に広げ、ドアは開口部が大きい電動スライド式を採用。
東京五輪・パラリンピックに向け、インバウンド増加が見込まれ、大柄な外国人が乗りやすい設計。
低床化により道路との段差を小さくし、車いす用スロープも装備。
高齢者や障害者の乗り降りが容易になった。
エンジンは現行のLPガスから、電気モーターを組み合わせたLPガスハイブリッドタイプに変え、燃費性能が2倍近くに向上。

・・・最近では、VIPなどもセダンタイプではなく、ワンボックスタイプの車を使うことが多くなっているようですから、やはり機能的で空間に余裕のある型が歓迎されるでしょう。
個人で運転を楽しむなら、やはりスポーツタイプがよいのでしょうが。

伊勢湾台風・・・?

台風21号、本当に超大型の強烈な台風だそうです。
伊勢湾台風・・・?
関東では、23日(月曜日)の通勤時間帯が、一番風雨が激しくなりそうです。
伊勢湾台風・・・?
ところで、この台風が、あの伊勢湾台風に、コースや規模(天気図)がよく似ているそうです。
私は、伊勢湾台風の記憶はありませんが、昭和30年代には、伊勢湾台風と狩野川台風の2つの台風で、静岡県は甚大な被害でした。
こういうものは、同じにならないように祈るだけです。

落語 THE MOVIE

退屈していたら、テレビでやっていました。
落語 THE MOVIE
あまり好きな番組ではありませんが。
落語 THE MOVIE
桂文珍師匠の「くっしゃみ講釈」をバックに。
落語 THE MOVIE
やっぱり落語は、聴いて自分でイメージする方が楽しい・・・。

ベタな・・・

電車の吊り広告。
各車両に吊られていました。
ベタな・・・
最近、上杉謙信さんが元気がないようです。
それで、武田信玄さんが謙信さんに、検診を進言すると言う。
まぁ、とってもベタな広告です。
ところで、落語「やかん」によれば、武田信玄も上杉謙信も、「寿限無」や「たらちね」のお嫁さんと同様、物凄く名前が長いんです。
まずは武田信玄から見てみます。
「武田大膳大夫兼信濃守従五位下朝散大夫法性院殿法得徳栄軒機山信玄大居士」
(たけだだいぜんのだいぶけんしなののかみじゅごいのげちょうさんのたゆうほっしょういんでんほうとくとくえいけんきざんしんげんだいこじ)
次に、上杉謙信です。
「越後越前加賀能登越中飛騨出羽佐渡八か国の大領主、越後国春日山の主、上杉弾正少弼兼従五位下不識院殿権大僧都法印謙信真光宗心大阿闍梨」
(えちごえちぜんかがのとえっちゅうひだでわさどはっかこくのおおりょうしゅ、えちごのくにかすがやまのあるじ、うえすぎだんじょうのしょうひつけんじゅごいのげふしきいんでんごんだいそうずほういんけんしんしんこうしゅうしんだいあじゃり)

・・・あんまり長いので、謙信さん、検診に行く前に、病気で亡くなってしまいました・・・?
やはり、「武信」に「上謙」がいいですね。

超大型・非常に強い

天気予報では、最も危険な台風だと言っていました。
超大型・非常に強い
関東では、明日から明後日がピークになりそうです。
家で静かにしているのが得策かも。

例えば・・・

例えば、神戸製鋼所のデータ改竄した鉄板を使い、タカタの爆発するエアバッグを装着し、東洋ゴム工業のデータ偽造されたタイヤを履き、無資格の検査を経て販売された、電池の消耗が激しい日産の電気自動車が走っているのでしょうか?
例えば・・・
プレミアムがつくかもしれません。
車名は「ブラックバード」か「リーフ」って言うのかも。
「リーフ」と言っても「Leaf(葉)」ではなく「Reef(暗礁)」。
例えば・・・
こんな"フーガ"(風な)クルマが、"マーチ"がえ(間違え)て出て来ても、"シーマ"(知りま)せん、"ノート"(Noと)言い、"シルフィ"(知らば)くれる可能性が、"キューブ"九厘(九分九厘)あります。
"ジューク"(ジョーク・冗談)じゃありません!
これはゆる"セレナ"(許されな)いことです。
"スカイライン"(すっかりライン)を変えて行かないと"フェアレディ"(フェア)な会社になりません。
小林旭の歌みたいですね。

今日のなぞかけ(10/21)

10月に入って、不順な天候が続いて、中旬は思いがけず寒さに震えました。
【愛宕山】
・「欲深い幇間の一八」とかけて
・「起死回生の大作戦」と解く
・その心は「一か八(一八)かの勝負でしょう」
【あたま山】
・「桜の名所」とかけて
・「宴会の中締め」と解く
・その心は「上野で香香(シャンシャン)でしょう」
【穴どろ】
・「三両の金策に苦労する男」とかけて
・「万世橋のあたりから浅草橋まで(神田柳原)」と解く
・その心は「三両と書付と印形の入った財布が落ちているでしょう」
【鮑のし】
・「磯の鮑」とかけて
・「連戦連投のピッチャー」と解く
・その心は「肩重い(片思い)でしょう」 
【按摩の炬燵】
・「新しい暖房器具」とかけて
・「地球温暖化防止」と解く
・その心は「燃料はアルコールでしょう」

三段なぞかけ集(四)

いやぁぁ、何とか日曜日の稽古会に間に合いました。
「三段なぞかけ集(四)」を何とか完成させました。
三段なぞかけ集(四)
今回は、「千字寄席」の載っている演目で、珍しい噺を中心に、「あ行」から「さ行」の途中までを1演目1題で載せました。
続きは「三段なぞかけ集(五)」以降になります。
今回は、私も良く知らない噺が多かったので、なぞかけというより、噺の一部の紹介のような形のものが多くなりました。
珍しい噺を見て思うのは、バレ噺や陰惨な噺も多く、現代には受けないだろうと思われるもの、明治以降の新作も目立ちます。
噺の盛衰も時代を映すということでしょう。
ですから、いつもにも増して、作品の出来映えは良くありません。
ご勘弁あれ。
日曜日の稽古会に持参したいと思います。

2017年10月20日 (金)

マイノリティ

プロ野球は、両リーグともに日本シリーズ進出をかけた熱戦が続いています。
嬉しいことに、私が応援する「楽天」と「DNA」が善戦しています。
この両チームでの日本シリーズもあるかもしれません。
・・これ、とんでもないマイナー発言なんでしょうね。
こういうパターンも面白いと思います。
しかし、原点に戻って考えると、日本シリーズというのは、シーズンを通じて強かったチーム同士が日本一を競うべきで、やはり 「ソフトバンク」と「広島」が対戦するのが自然だと思いますし、納得できる気がします。
この両チーム、文句なく強かったから。
こういうことって、落語の世界にもありますよ。
ドカンドカン受ける噺家さんがいる。
技量というよりは勢いで売れている。
こういう人がいることはとても大切。
でも、落語の真ん中ではない。
本寸法の噺家さんが必ず必要です。

池袋演芸場

池袋演芸場の中席のポスター。
今日が千穐楽。
池袋演芸場
桂小南襲名披露興行です。
きっと満員御礼状態でしょう。
小南復活は嬉しいニュースです。

来るぞ、来るぞ。

今日も冷たい雨。
来るぞ、来るぞ。
なのに台風が真っ直ぐやって来るというので、この週末の総選挙の投開票に影響が出そうです。
島嶼地域では、投票時間を短縮したりで、票の運搬の心配もあるようです。

スーパーカブの新型

そのスーパーカブの新型が、来月から発売されるそうです。
スーパーカブの新型
しかも、今まで海外で生産していたのを、国内生産にシフトして。
メイド・イン・ジャパンのスーパーカブです。

二所ノ関親方

元大関若嶋津の二所ノ関親方が、自転車に乗って路上で倒れ、意識不明?
昨夜のそんなニュースに驚きました。
交通事故のようなものではないようです。
二所の関親方
急に体調が悪くなったということ?
一時は重体という報道があり・・・。
朝のニュースでは、命には別状ないようですから、一安心。
同年輩の二子山部屋の人気大関で、アイドル?だった高田みづえさんがおかみさんです。
昨日は極端に寒かったから、サウナ帰りだったみたいですから。
早く元気になって、土俵下に座ってほしいものです。
「ただいまの協議についてご説明いたします」・・・。

今日のなぞかけ(10/20)

さぁ、まだまだ続きます。
珍しい噺もお題にしたいと思います。
【朝友】
・「日本橋の康次郎さん」
・「ザ・フォーク・クルセダーズ」と解く
・その心は「おらは死んじまっただ・・・おらは生き返っただ」
【麻のれん】
・「見栄っ張りな按摩の杢市」とかけて
・「夜行列車」と解く
・その心は「麻のれん(朝乗れん)とは思わないでしょう」
【穴子でからぬけ】
・「与太郎にしてやられた」とかけて
・「歌の大好きな人」と解く
・その心は「からぬけ(カラオケ)十八番でしょう」  
【湯屋番】
・「湯屋番」とかけて
・「テレビ局の女子アナのニックネーム」と解く
・その心は「あやパン、しょうパン、・・・湯屋パン」
【四段目】
・「四段目」とかけて
・「本論から外れかけた話」と解く
・その心は「本論でなく内容が余談め(四段目)いています」

スーパーカブ1億台

ホンダと言えば、かつてはオートバイメーカーでした。
その中でも、ベストセラーモデルは「スーパーカブ」でしょう。
スーパーカブ1億台
とにかく、高度成長期の象徴でもありました。
身の回りにも何台もありました。
子の「スーパーカブ」の生産が1億台を越えたそうです。
日本の顔でした。
「魔法使いサリー」の弟もカブでした。
なぞかれやっちゃいました。
「スーパーカブ生産一億台突破」とかけて
「東京証券取引所」と解く
その心は「スーパー株(カブ)が順調です」

深川三流亭のプログラム(案)

いつものように、勝手にプログラムを考えました。
勿論、決定ではありません。
これから演目の変更もありえますので。深川三流亭のプログラム(案)
表紙は、チラシと同じイメージにしました。
裏表紙は、第10回の区切りとお正月の落語会なので「ご挨拶」を入れました。
深川三流亭のプログラム(案)
見開きの番組はシンプルにしました。
演目の上の印形は、それぞれメンバーの高座名です。

2017年10月19日 (木)

ウォークスルー洗車?

ウォークスルー洗車?
まるで、ガソリンスタンドのウォークスルー洗車みたいです。
綺麗になるなら良いですが、洪水や土砂崩れや高波は御免蒙りたいものです。

印形

ついでに、「金願亭乱志」と「千早亭永久」もイメージしました。
まずは、≪金願亭乱志≫

印形印形

次のは、≪千早亭永久≫

印形印形

いずれも、縦書きと横書きで、どちらが良いか・・・。
尤も、使うことなどはないのですが・・・。

会計報告

遅くなりましたが、前期の落語っ子連の会計報告を行いました。
落語っ子連も、第2次がスタートして5年半。
半年を1期としてカウントすると、11期が経過しました。
最近は、メンバーも落ち着き、自分で言うのも何ですが、レベルも上っていると思いま
す。
第1次から通算すると16年以上の歴史のある、師匠ご指南最古参の連ですから、今後
も長く続けて行きたいと思います。
会計報告をするのに、「はんこ」をデザインしてみました。
    会計報告     会計報告
どちらも「三流亭流三」です。

今日のなぞかけ(10/31)

いよいよ今日は月末。
珍しい噺を中心に選んでいますが、私もよく知らない噺ばかりなので、なぞかけという
よりも、そのまま噺の紹介のようになっています。
明治以降の新作、今はあまりぴんと来ない荒唐無稽な噺、バレ噺が多いです。
唐茶屋】
・「唐人の国へ行って吉原(のような場所)に行った」とかけて
・「河東節を聴いて酔っ払った吉原の芸者が逃げ出した」と解く
・その心は「虎は河東(河東清正)が苦手でしょう」
【義眼】
・「義眼を飲み込んだ人」とかけて
・「鏡を飲み込んだ人」と解く
・その心は「お尻の穴から覗くと向こう側(中)からも覗いているでしょう」
【汽車の白浪】 
・「乙な年増が泥棒で目つきの悪い男が刑事だった」とかけて
・「家を褒める与太郎」
・その心は「総体御影造り(相対見かけだおし)でしょう」   
【きなこのぼた餅】 
・「亡夫の残した金を寺に寄付するつもりの未亡人の家で食べた牡丹餅」とかけて
・「鼠売りをしている(振り込め)詐欺の犯人」と解く
・その心は「牡丹餅の黄粉がネコ(寝粉・古い粉)だったので捕まりました」
【九州吹き戻し】
・「慌てて江戸に帰ろうとして嵐に百二十里も戻された」とかけて
・「横丁の小便屋が持ってきた小便を酒だと思って飲もうとする番人」と解く
・その心は「一生懸命吹きますがすぐに(泡が)吹き戻されてしまうでしょう」 

曽谷寄席

昨年8月、「そや寄席」ということで、窓口さんと越児さんと私の3人で落語会をやらせていただき、来年2月3日に裏を返すことになっている「市川市曽谷公民館」から、メールを頂戴しました。
曽谷寄席の報告
2017年秋の「公民館主催講座」の申込が締切られたようです。
「曽谷公民館」では、9つの主催講座が予定されており、我が「そや寄席」は、その殿(しんがり)です。
公民館のスタッフの方からは、「人気の講座で、40人募集のところ、88人の応募がございました」とのこと。
曽谷寄席
他の講座は、複数回の開催で、折り紙や英会話、洋菓子作りや盆栽づくりなどの参加型の講座ですが、我々だけ1回限りの鑑賞型で、定員は最大です。
内容説明が、「節分にちなんだ落語など7席を楽しみ季節の伝統文化行事を学ぶ」という格調の高さ。
往復はがき1枚で2名までの申込可ということです。
わざわざ、葉書で申し込んでくださった方々ですから、緊張してしまいます。
「季節の伝統文化行事」をレクチャーしないといけません・・・?
「初天神」「桃太郎」「鬼の涙」あたりはど真ん中かもしれません。
慣れたいつもの会場ではなく、こういう場所での真剣勝負の高座が、メンバー全員のレベルアップにも繋がります。
本当に感謝しています。

今日のなぞかけ(10/19)

【お菊の皿】
・「番町皿屋敷」とかけて
・「上野動物園の赤ちゃんパンダ香香(シャンシャン)」と解く
・その心は「お菊(大きく)なりました」    
【片棒】
・「吝嗇なお父っつぁんの早桶の担い手」とかけて
・「垣根の垣根の曲がり角」と解く
・その心は「♪片棒か(あたろうか)片棒よ(あたろうよ)♪」
【夢金】
・「夢の中のできごと」とかけて
・「幻の名品」と解く
・その心は「夢金(ユメキン・夢のような金魚)です」
【夢の酒】
・「手に入れそこなった好物」とかけて
・「獺祭、八海山、菊水、十四代、越乃寒梅」と解く
・その心は「どれも夢な(有名な)酒でしょう」
【悋気の火の玉】
・「悋気で激しく燃え上がる火の玉」とかけて
・「この世のものではないよわうな珍しい現象」と解く
・その心は「悋気ろう(蜃気楼)のようなものでしょう」 

2017年10月18日 (水)

屋根の上のヴァイオリン弾き

懐かしい響き・・・。
学生時代に観劇しました。
勿論、主演は森繁久彌さんでした。
1964年のアメリカのミュージカル。
ショーレム・アレイヘムの短篇小説「牛乳屋テヴィエ」が原作。
テヴィエ(Tevye)とその家族をはじめとして、帝政ロシア領となったシュテットルに暮らすユダヤ教徒の生活を描いたもの。

屋根の上のヴァイオリン弾き
日本では1967年9月6日、東京・帝国劇場にて初演された。
テヴィエ役は1986年まで900回にわたり森繁久彌。
その後、上條恒彦、西田敏行、市村正親に移り、2013年には日生劇場で上演されている。

「サンライズ・サンセット」という劇中歌が印象に残ります。
これでも、学生時代は、比較的頻繁に演劇を鑑賞したものです。
まだ、脈々と上演されているんですね。

七五三

我が天使たち(天使①と天使②)は、今年満3歳です。
私は、七五三は、男の子は5歳の時だとばかり思っていたのですが、娘も息子も、3歳のお祝いをするということだったので、慌ててお祝いを考えました。
・・・とは言え、じいじの浅知恵では、なかなか品物が浮かばないので、ギフトカードを贈ることにしました。
息子の方は、今週末に記念写真を撮るということだったので、急ぎました。
七五三
中身の割に豪華な包みが届いたようです。
七五三
嫁からお礼のメールが届きました。
早速、機関車トーマスのプラレールに化けたそうです。
・・・そうか、七五三か。
七五三は、子供の成長を祝い、これからの健康を願う日本の伝統的な行事。
昔からの習わしでは、数え年で、男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いをします。
七五三は、もともと関東圏でのみで行われる地方風俗でした。
昔は乳幼児の死亡率が高かったため、7歳になるまでは、子供の成長を願う儀式がいくつも行われていました。
七五三もその儀式の一つで、公家や武家で行われていたものが、一般に広まっていきました。
昔は数え年で七五三のお祝いをしていましたが、現在では、満年齢でお祝いをする家庭が多くみられます。
また、兄弟でタイミングを合わせるケースもあり(例:ひとりは満年齢、もうひとりは数え年)、お祝いする年齢を厳格に守らなくてはいけないという決まりはありません。
男の子は、5歳でのみ行う地域や家庭も増えてきています。

・・・関東圏にいる我々がボーっとしていて、出雲育ちの婿と九州出身の嫁がしっかりお祝いをするという・・・。

台風が来る

台風が来る
やはり台風21号は、日本列島を直撃しそうです。
この台風の名前は「ラン」。
これは日本名だそうで「嵐」ということだそうです。
「むべ山風を嵐といふらむ」なんて悠長なことは言っていられません。

東京証券取引所で落語?

日経平均株価は、ここのところ11営業日連続で高値を更新しています。
アメリカやインド、香港など、世界的にも株高となっているようです。
東京証券取引所で落語?
日経平均株価が、およそ21年ぶりとなる高値をつける中、東京証券取引所で、株式投資をテーマに若手落語家たちによる寄席が、初めて開かれたそうです。
会場は、銘柄の株価が開店する電光掲示板でおなじみの場所。
実は、外国人投資家の増加の一方で、日本の個人投資家の割合は、2016年度に過去最低の17.1%を記録。
たんす預金など、眠った資金を投資へと回すことが、今回のイベント開催の背景にあったそうです。
柳亭市弥さんが高座に上ったようですが、あんまり効果はないと思いますがねぇ。
それでなくても、落語は落とすものですから。

不思議な世界地図

「日本はどこ?」(米ニューズウィーク)――海外メディアにはからかわれ、当の日本政府からは抗議を受けた平昌五輪サイト「地図問題」。
kk
それから半月あまり、日本のネット上では、まだ「直し忘れ」があると指摘されたようです。
これも、青い○の内容は分かりませんが、日本が消えている地図を使ったもののようです。
やはり、極東に弓なりになった小さな列島がないと、何かこう・・締りがありません。
その後、ようやく修正は完了したようですが、そもそもこの問題の地図が「フリー素材」では?との声まで上っているようです。
色々ドタバタが続いている冬季五輪ですが、あと100日あまり。
冬季五輪ということもありますが、日本国内でもあまり盛り上がっていない気がしますが。
これからということでしょうか。

数十年前からの不正

これはもう、イカモノの江島屋どころではありませんね。
広く海外にも影響が出て、国の信用問題にも発展しかねない大問題です。
神戸製鋼所の品質検査データの改ざん問題で、不正が数十年前から続いていたことがOBなどの証言で判明。
同社は約10年前から改ざんがあったと説明しているが、開始時期はさらにさかのぼることに。
組織的に不正を繰り返す同社の体質が改めて浮かび上がった。
「少なくとも40年前には、製造現場で『トクサイ(特別採用)』という言葉を一般的に使っていた。今に始まった話ではない」。
1970年代にアルミ工場に勤務していた元社員は40年以上前から不正があったと証言。
取引先が要求した基準から外れた「トクサイ」であるアルミ板を「顧客の了解を得ないまま出荷していた」と説明。
その際、「検査合格証を改ざんしていたようだ」と。
90年代にデータ改ざんされた合金を部品加工会社に納入し「品質がおかしいのでは」と指摘された元社員は、代替品をすぐに納入できたため問題が表面化しなかったと。
この元社員は「工場長や工場の品質保証責任者も不正を把握しているケースもあり、不正は組織的に行われていた」と証言。
関西に住むベテラン社員は「鉄鋼製品では30年以上前から検査データの不正が続いている」と証言。
自動車部品などに使われる鉄鋼製品の製造には熱処理が必要だが、処理の仕方によって品質に差が出ることがある。
「品質検査の結果、一部で合格に達するデータが得られれば、適合品として出荷している」「検査データの改ざんに当たる」と指摘。
同社はアルミ・銅製品などで基準に合わない製品を計約500社に出荷していたと公表。
記者会見で副社長は品質データの改ざん時期を約10年前と説明したが、組織ぐるみの不正は数十年前から常態化していたとみられる。

・・・またまた、とんでもない業界大手企業があったものです。
さらに、米国子会社が米司法当局からデータ不正を行っていた製品の関連書類を提出するよう要求されたと発表。
一連のデータ不正は海外当局による調査に発展、国際問題になりました。
・・・そう言えば、もうひとつの問題会社の日産自動車。
無資格の従業員に新車の検査をさせていた問題で、先月に問題が発覚した後も、一部の工場で無資格検査が続いていたことが分かったそうです。
日産は各工場で改善策を講じたと説明していましたが、杜撰な管理実態を改めて示す形になっています。
こういう人たちは、どこを向いて仕事をしているのでしょうか?
全員退場!・・ですね。
話は変わりますが、以前私のいた会社では、現金の勘定が合わない時には、伝票を一枚一枚チェックして確認しましたが、これを「コベる」と読んでいました。
「一枚一枚個別にあたる」という意味だったんだろうと解釈しています。
なぞかけやっちゃいました。
「神戸製鋼所の永年の不正」とかけて
「合わない手元の現金」と解く
その心は「いずれにしてもコベる(コベルコ)でしょう」

春風亭正太郎さんの記事

産経新聞で見つけた春風亭正太郎さんの記事です。
春風亭正太郎さんの記事
「自分のためにも、そろそろ次の段階に行きたい」というのが落語家、春風亭正太郎(36)。
今、一番忙しい二ツ目のひとりだ。
都内でも、正太郎の会が増え続けて、休む日はない。
正太郎のその高座を見ていると、高座でも余裕の表情で、自身も一緒に落語を楽しんでいるように見える。
以前、都内のさまざまな落語会を主催する人を取材していたときにも、どこに行っても正太郎の名前が出てきて、この人はいったいどのくらいの数の落語会をやっているのかと思ったものだ。
それでいて、悪い話もまったく聞かなかった。
みんなが正太郎を褒めた。
「毎日、会があって、異常事態が続いている。忙しいのは幸せなことだと分かっているが、そろそろ真打ちに向けて刀を研ぐ必要がある。もう少し落語と向き合う時間が欲しい」と、正太郎はいう。
「器用じゃないので」と、正太郎はいうが、お客さんの前での高座が一番の勉強だと分かっている。
だから「いろんなことを工夫する」という。
その余裕の高座を見ていると、どのくらいベテラン落語家かと思う。
大学で落語研究会に所属、社会人としてもアマチュアで高座に上がっていた。
そのとき、アマチュアの大ベテランが楽屋で「プロになっていれば」と、ポツリとつぶやいた。
それを聞いて、自分も将来後悔しないようにと、社会人からプロの落語家の道を選んだ。
「よく正太郎さんは白いご飯ですね」といわれるという。
いつでも飽きない。それでもご飯が食べたくなる。
そうした落語家でもある。
だから、変な癖を付けることなく、「真ん中の美智を歩いていく」と、決めた。
「ぼくの落語って中庸だと思う」と、正太郎は自身の落語のことをいう。
「50、60歳になったときに、後輩に頼られるような落語家になりたい」
高座でお客さんを見ながら、噺を決める。
「プロになって、自分のやりたい噺をやるのではなく、お客さんのニーズを考えるようになった」という。
自身の出た会に、目の前にいるお客さんが来ていたのに気付くと、違う噺をする。
口では簡単にいうが、なかなかできない。
自信のある噺をどれだけ持っているかだ。
「落語家ブームではなく、落語ブームになってほしい」という。
おっとりしたところがあるからか、仲間うちでみんなから「目黒のおぼっちゃま」と、からかわれる。
「違うんですけどね」と、正太郎は笑う。
12月には、赤坂で初めて5夜連続の独演会を行うことを決めた。
ベテランの落語家をゲストに呼ぶ。
それまでこうした会を断っていたが「お客さんにも楽しんでもらい、自分でも楽しみながらステップアップするために、そろそろ腰を上げる」と、こうした会を決めた。
またひとつ新しい正太郎を見ることができそうだ。

・・・以前から知っている若手の1人です。

今日のなぞかけ(10/18)

【三井の大黒】
・「左甚五郎」とかけて
・「アメリカで作られた楽器」と解く
・その心は「有名なバンジョー(番匠)です」
【やかん】
・「水沸かし」とかけて
・「愛媛県の名産」と解く
・その心は「いや薬缶(伊予柑)でしょう」
【やかんなめ】
・「癪の合い薬」とかけて
・「東北地方の鉄道の線路チェック作業」と解く
・その心は「ほとんどやかんなめ(夜間だべぇ)」
【藪入り】
・「薮入り」とかけて
・「競馬の天皇賞」と解く
・その心は「どちらも年に2度の楽しみでしょう」
【柳田格之進】
・「柳田格之進と万屋の仲直り」とかけて
・「湯島の切通し」と解く
・その心は「めでたく天神下(手打ちにした)でしょう」

2017年10月17日 (火)

伊勢丹松戸店からの重要なお知らせ

伊勢丹松戸店から、「伊勢丹松戸店からの重要なお知らせ」というDMが届きました。
伊勢丹松戸店からの重要なお知らせ
ニュースで報道されていた「伊勢丹松戸店閉店」の通知でした。
僅少ながらも、30年以上のお付き合いですから。
伊勢丹松戸店からの重要なお知らせ
子どもたちは、物心ついてから親しんだ場所ですから、驚いたり、寂しがったりでした。
あと5ヶ月だとか思うと、その後のことが気になります。

雨上がり

大阪は昼頃には雨が上がり、薄日が射して来ました。
雨上がり
早めの新幹線で帰京することにしました。
雨上がり
濃尾平野は、稲の刈り取りも終わり、秋の日射しのようです。

日切焼き

「今川焼き」を読んでくださった方が、愛媛県松山市では「日切焼」だと教えてくださいました。
日切焼き
へぇ~。
ちっとも日切り(知り)ませんでした。
日切焼(ひぎりやき)とは、愛媛県松山市の澤井本舗が製造販売している、小豆の粒餡入りの大判焼(ないしは今川焼、太鼓焼)様の焼き菓子。
一般の今川焼きや大判焼きとは異なり肌目に細かい気泡が多く寧ろどら焼きに近い焼き上がりである。
「お日切さん」として松山の人に親しまれている、松山市湊町5丁目(松山市駅前)の日切地蔵(浄土宗善勝寺)の境内で売られていたことに由来する。

・・・なるほど。

プロ野球も大詰め近く

あまり興味はないとは言え、サッカーよりも気になります。
昨日、楽天が"下克上"で西武を破り、ソフトバンクと日本シリーズ進出を競うことになりました。
個人的には、親しみを感じる(縁がある)場所を本拠地とする球団を応援したいと思います。
そういう意味では、今まで住んだ場所、勤務した場所などから、在京球団を除けば、贔屓糾弾は「楽天」・「西武」・「ロッテ」・「DNA」ということになります。
まず、楽天は「仙台」です。
西武は「所沢」、DNAは「横浜」で、いずれも会社で年間予約席があり、高校生で(当時)プロ野球好きだった娘(息子ではなく)と、西武ドームと横浜スタジアムで何度か観戦しました。
ロッテは「千葉」で、娘が大学一年生の時に「Mスプラッシュ」のメンバーで日本一になったので。
個人的には、「楽天−DNA」というカードになりますが、とんでもなくマイナーでしょう。
ところで、サッカーJ1は、「清水エスパルス」と「ヴァンフォーレ甲府」は、J2陥落スレスレに低迷しているようですし、「ベガルタ仙台」も全く目立ちません。

今川焼?大判焼き?・・・・

ところ変われば品(名が)変わる 難波の葦も伊勢で浜荻
面白いアンケートがあるものです。
今川焼?大判焼き?・・・・
今川焼、大判焼き、回転焼き、御座候――小麦粉の生地の中に餡を入れてこんがり焼いた和菓子は全国で様々な呼び名があるようです。
あぁ、そういえば、落語協会の2階の「黒門亭」の高座の後ろには、なぜか「今川焼」と書かれた額が掛かっています。
今川焼?大判焼き?・・・・
全国各地では、下のような名称で呼ばれているようです。
「今川焼き」「大判焼き」「回転焼き」というのが多いようですが。
今川焼?大判焼き?・・・・
私は、実家では、誤っていたかもしれませんが「どら焼き」と言っていたような気がします。
しかし、富士宮などでお祭りの時などに露天で売られていたのは、確か「大判焼き」だった気がします。
ですから、落語でも「今川焼き」という言葉が出て来て、最初はよく分かりませんでした。
今川焼?大判焼き?・・・・
全国分布を見ると、静岡県は「大判焼き」と言っているようです。
南関東は、やはり「今川焼き」ですね。
「今川焼き」の由来について調べてみました。
「今川焼き」の名称の由来に確たる史料はないようですが、有力とされる説は以下のとおりです。
◇江戸時代中期の安永年間に、江戸市内の名主今川善右衛門が
 架橋した今川橋付近の店で、桶狭間の合戦にもじり「今川焼き」
 として宣伝・発売し評判となったため]、一般名詞化して広がった
 とする説。
◇現在の静岡県中部にあたる駿河国などを治めた守護大名・戦国
 大名、今川氏の家紋である二つ引両(引両紋)を由来とする説。

   hh
・・・おいおい、いずれにしても、駿河の今川氏に関わりがありそうです。
この「今川焼き」、明治時代は庶民のおやつとして大流行し、森永製菓創業者の森永太一郎が「焼芋屋と今川焼がある限り銀座での西洋菓子の進出は困難」と言うほど、盛んに売られていたそうで。
あぁ、それで新作落語に「今川焼き」が頻繁に出て来るんですね。
「権助魚」の権助も大好物ですから。
本当に美味いですよね。
今は、思い切ってぱく付くことの出来ない身体ですが。

今日のなぞかけ(10/17)

【棒鱈】
・「棒鱈」とかけて
・「やっとぎりぎりで試験に合格した人」と解く
・その心は「いやぁ、棒鱈いん(ボーダーライン)でした」
【星野屋】
・「女でしくじった星野屋」とかけて
・「西郷輝彦」と解く
・その心は「星野屋(星の)振られ女子(フラメンコ)でしょう」
【水屋の富】
・「富くじにあたった水屋」とかけて
・「滝廉太郎の名曲」と解く
・その心は「♪水屋(見ずや)あけぼの 露あびて♪」
【目薬】
・「目の病気」とかけて
・「麻雀で字牌がたくさん切られた」と解く
・その心は「もう、白はないでしょう(白内障)」
【百川】
・「日本橋浮世小路の老舗割烹」とかけて
・「リスが空を飛んだ」と解く
・その心は「モモンガ(百川)でしょう」

2017年10月16日 (月)

それにしても・・

こりゃ冬ですよ。
それにしても・・
10月中旬の最高気温が15度を下回るのは46年ぶりだそうですから、寒い訳です。
それでも台風は来るの?

スマートEX

今週は、今日から1泊で大阪。
先週後半は大阪出張の予定でしたが、岳父のことでキャンセル。
スマートEX
今まで、出張の際は、事前に会社から切符を受け取っていましたが、来月からキャッシュレス、チケットレスの仕組みに変更されることになりました。
スマートEX
タイミング良く、JR東海の新しいサービスが始まったばかりなので、早速会員登録することにしました。
今持っているSuicaとクレジットカードを登録しておけば、スマホで新幹線のチケットを購入、後はSuicaをかざすだけでOKという優れもの。
スマートEX
指定席を取るのも変更するのもスマホで簡単に出来るそうです。
便利になったものです。
盆や正月やゴールデンウィークなどに、帰省の切符を確保するのに、駅に徹夜で並んでいたのも、つい最近までだった気がします。

台風情報

台風情報
やっぱり台風が近づきそうです。
選挙には影響ないかもしれませんが。
台風21号は「非常に強い勢力」に発達し、北上する予想です。
21日(土)には日本の南へ進み、沖縄は荒れた天気の恐れも。
本州付近に延びる秋雨前線の活動が活発化する可能性もあり、台風の動向に注意が必要です。
おいおい、日本列島は、今週は初冬ですよ。

洒落?

講談の神田松之丞さんのツイートで、こんな写真が・・。
洒落?
熊本で開催された、桂伸三さんとの二人会のポスター。
貼ってある場所というか、隣に貼ってあるポスターが素晴らしいというか。
でも、宣伝効果はあるかもしれません。

泥試合(泥仕合)?

昨日のプロ野球の試合。
阪神とDNAが甲子園球場でクライマックスシリーズとやら。
泥試合?
生憎の雨の中、まるで田んぼで試合をやっているみたいです。
後のスケジュールの関係で、どうしてもやらないといけない?
泥試合?
選手もそうですが、球趣はかなり削がれる感じがします。
泥試合?
聞けば、このシリーズのこの試合をもし中止にすると、自動的に阪神の不戦勝になったそうですから、やらなければ、阪神が勝ち抜く形になったはずです。
ここのところの雨で、色々な屋外のスポーツもびしょ濡れで行われていました。
この試合、「デーゲーム」ではなく「でい(泥)ゲーム」でしたね。

意外や意外

えっ?
上野動物園って、禁煙になっていないんですね。
動物園だから、ズー(zoo)ッとそうだったんだ・・・。
意外や意外
「禁煙にする方向」って・・・、そんなのんびりしたような対応で良いのでしょうか?
「動物園」じゃなくて「受動喫園」じゃありませんか。

今日のなぞかけ(10/16)

【猫と金魚】
・「猫と金魚」とかけて
・「ゴルフで池ポチャ」と解く
・その心は「田河(球が)水泡に消えました」
【ねぎまの殿様】
・「ねぎまが恋しい殿様」とかけて
・「江戸の地名を知らない名古屋の人」と解く・
その心は「ねぎま(練馬)じゃにゃーかね?」
【反対車】
・「荒っぽい車屋」とかけて
・「高齢者ドライバー」と解く
・その心は「どちらも反対車線を逆走してます」
【引越の夢】
・「不純な動機を夢で誤魔化す人」とかけて
・「長崎の平和記念像」と解く
・その心は「引越の荷物を担いでいるみたいでしょう」
【武助馬】
・「芝居下手な役者」とかけて
・「事前準備が出来ていない実験」と解く
・その心は「どちらも武助(ぶっつけ)本番はまずいでしょう」

2017年10月15日 (日)

ラジオ寄席

プロ野球シーズンがオフになると、TBSラジオでは待ちに待った「ラジオ寄席」が毎週日曜日の夜8時から始まります。
今年も10月から放送されています。
ラジオ寄席
今夜の落語は、柳亭小燕枝師匠の「小言幸兵衛」。
相変わらず丁寧な語りです。
師匠がレギュラーで出演されている「伝承話藝を聴く会」は、東京堂ホールで開催されていて、我々の「お江戸あおば亭」も同じ会場でやらせていただいています。
大変お世話になっています。

一人酒盛でアル中に?

酒は百薬の長か?
それとも命を削る鉋か?
いずれにしても、やはり暗く一人で飲むのは良くないようです。
一人酒盛でアル中に?
何でも杓子定規のようには行きませんが、生活習慣病にも直結するようですから、気をつけないと。
私はと言えば、酒の基準に関しては楽々クリアしていますから、この面では安心です。
やはり健康のためには、長生きのためには、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ばないと。
健康のためなら命も要らない。

キュウレンジヤー?

何とかレンジャーというのは、もう昔から同じパターンで続いていますが、最近は人数も増えたようで、「キュウレンジヤー」だそうです。
キュウレンジヤー?
昔は「ゴレンジャー」でしたから。
娘の長男も、そろそろ興味を抱き始めているようです。
キュウレンジヤー?
先日は、東京ドームシティで握手して来たようですが、玩具も買ってもらったようです。
粘土でフィギュアを作ってとのリクエストに、娘夫婦が一生懸命作ったようですが、出来映えには差があったようです。
キュウレンジヤー?
七五三の3歳は女の子だけだと思っていたら、婿や息子の嫁の田舎では、男の子もお祝いするようで、じいじはまた散財です。

夏?秋?冬?

まだ秋なのに、この寒さは何?
これからも晩秋から冬の寒さが続くという予報が出ています。
夏?秋?冬?
しかし、冷たい雨というのは冬らしくない。
一方で南の海では、台風が発生しそうだということで、場合によると、来週の総選挙の時に影響が出るかもしれない?
夏?秋?冬?
えぇ?夏はもうとっくに終わっているはずなのに・・・。
しかし、過去には10月に台風が上陸したこともありますから、油断は出来ません。
日本は、1年の季節の変化が魅力なのに、短期間で夏から冬というのはおかしいです。
体調管理が難しい・・・。

身延山奥之院

岳父の葬儀の祭壇に、「身延山奥之院思親閣」からの生花が供えられていました。
身延山と七面山という、日蓮宗の聖地に挟まれた場所に自宅があり、身延山久遠寺とも接点のある岳父でしたから。
身延山奥之院
身延山は甲斐の国、波木井郷の内にあり、南部六郎波木井実長公の領地でした 。
この南部氏というのが、隣の私の実家のある町の領主で、奥州南部氏のルーツです。
身延山奥之院
幕府を3度諌めて受け入れられなかった日蓮聖人は、山林に身を隠せとの古事にしたがい、文永11年(1274)5月17日に身延山に入山し、心安く法華経の読誦と門弟達への教育にあたりました。
この年は、まさにあの「元寇(文永の役)」の年と重なります。
身延山の山頂(標高1153メートル)にあるのが、「奥之院思親閣」です。
日蓮聖人の在山は9年間ですが、その間、故郷の事を思い出しては、西谷の草庵(久遠寺の脇)から50丁の道なき道を登り、遥か房州小湊の両親、師の道善房を追慕したという思親大孝の霊場です。
境内には、故郷を遥拝する日蓮聖人像があり、東の方には伊豆半島ならびに霊峰富士が展望できます。
石段の中程の両側には、日蓮聖人手植えの杉が700年以上を経た今も、雄壮な姿を見せています。

最近は、身延山にお参りしていませんが、落ち着いたら、奥之院までお参りしに行こうと思います。

日本の話芸

今日はひねもす自宅で寛いでいます。
何気なくテレビを視聴していると、Eテレで「日本の話芸」をやっていました。
日本の話芸
上方落語の「軒付け」を笑福亭福笑師匠が。
鰻の茶漬け、テレツクテンテン・・・・。
どうも、聴いていても噺がすっと入って来ない。
全然面白いと思わない。
大きな原因は、自分が演るということをイメージして聴いてしまうからだと思います。
言葉だけでなく、大道芸とお座敷芸の違和感は、いかんともしがたく思います。
ところで、福笑師匠も、回文調の名前なんですね。
笑福亭福笑・・・三流亭流三。
上(左)から読んでも下(右)から読んでも同じ。

落語は聴くもの

立川志らくさんのツイートが極めて興味深いので。
落語というものの本質というか。
シンパシーを感じます。
 落語は聴くもの
         落語は聴くもの
落語は見るものではなく聴くものであるということ。
落語は音楽。
だから、私の落語の絶対音階論も、あながち的外れではないと思います。
リズムとメロディが必要だということ。
   落語は聴くもの 
          落語は聴くもの
ディテールの台詞やくすぐりではなく、全体のトーンと流れが重要だということ。
演者と登場人物の見せ方、出方・・・。
個性というのは、押せ押せの個性ではないこと。

落語DEデート

寒い🐧🐧寒い(*_*)
それでも、これぐらいなら過ごしやすいですが、寒暖の差が激しいのは勘弁してほしいものです。
  ◇「浮世根問」           五代目柳家小さん
小さん師匠にしては、かなり派手な語り口だったような気がします。
今日は、1日自宅で、岳父のことを偲んで過ごすことにしたいと思います。

今日のなぞかけ(10/15)

【崇徳院】
・「瀬を早み・・・の歌」とかけて
・「腕のいいマッサージ」と解く
・その心は「崇徳院(すごくいいん)です」
【幇間腹】
・「針治療」とかけて
・「勇壮な滝」と解く
・その心は「どちらもツボ(壷)が重要です」
【代脈】
・「見習いの医者」とかけて
・「受験地獄を勝ち抜いた人」と解く
・その心は「代脈(大学)1年生です」
【千早振る】
・「神の枕詞」とかけて
・「一触即発の国際情勢」と解く
・その心は「千早振る(せんそうぶる)のが悩ましい」
【辻占】
・「恋の鞘当て」とかけて
・「海外との国交交渉」と解く
・その心は「互いの胸の内の探りあいが続くでしょう」

2017年10月14日 (土)

鉄道の日

♪汽笛一声新橋を 早や我が汽車は離れたり・・・♪
今日は「鉄道の日」だそうです。
鉄道の日
今から135年前の、明治5年9月12日(新暦1872年10月14日)に、新橋駅(後の汐留貨物駅、現・廃止)と横浜駅(現在の根岸線桜木町駅)とを結んだ日本初の鉄道(現在の東海道本線の一部)が開業したこと、1921年(大正10年)10月14日に鉄道開業50周年を記念して東京駅の丸の内北口に鉄道博物館(初代)が開館したことを記念したもので、翌1922年から「鉄道記念日」として鉄道省により制定されたそうです。
1949年には「日本国有鉄道の記念日」となり、分割民営化後も引き続きJRグループの記念日としてJRグループ内で祝われていましたが、1994年に運輸省(現・国土交通省)が「鉄道記念日」のままではJRグループ色が強いという提案で、「鉄道の日」と改称、すべての鉄道事業者が祝う記念日となったそうです。

私は、「テッちゃん」ではありませんが、いつもお世話になっていますから。
この135年の鉄道(電車)の進歩は物凄いですが、平行して敷設されるレールの上を走るのは、全く変わりません。
鉄輪ではなくゴムタイヤや、レールではない軌道を走る新交通もありますが、圧倒的に鉄道です。
リニアモーターカーも、従来の鉄道とは異なると思います。
なぞかけやっちゃいました。
「日本の鉄道」とかけて
「大試合の応援団」と解く
その心は「好機(広軌)に狂喜(狭軌)です」

お題目

日蓮宗は「南無妙法蓮華経」と、お題目を唱えます。
お題目
導師が、開経偈(かいきょうげ)からお題目に移ります。
私も「妙法蓮華経方便品第二」など、お経本を頼りに唱えます。
爾時世尊。従三昧。安詳而起。告舎利弗。諸仏智慧。
甚深無量。其智慧門。難解難入。一切声聞。辟支仏。
所不能知。所以者何。仏曾親近。百千万億。無数諸仏。
尽行諸仏。無量道法。勇猛精進。名称普聞。成就甚深。
未曾有法。随宜所説。意趣難解。舎利弗。吾従成仏已来。
種種因縁。種種譬喩。広演言教。無数方便。引導衆生。
令離諸著。所以者何。如来方便。知見波羅蜜。皆已具足。
舎利弗。如来知見。広大深遠。無量無碍。力。無所畏。
禅定。解脱。三昧。深入無際。成就一切。未曾有法。
舎利弗。如来能種種分別。巧説諸法。言辞柔軟。悦可衆心。
舎利弗。取要言之。無量無辺。未曾有法。仏悉成就。
止舎利弗。不須復説。所以者何。仏所成就。第一希有。
難解之法。唯仏与仏。乃能究尽。諸法実相。所謂諸法。
如是相。如是性。如是体。如是力。如是作。如是因。
如是縁。如是果。如是報。如是本末究竟等。

お題目
・・・勿論、お経本には、読み仮名がふってありますから、何とかついて行きます。
大勢の人の声が混じると、男性合唱のように聞こえます。
声明(しょうみょう)と言いますが。
【訓読】
爾の時に世尊、三昧より安詳として起って、舎利弗に告げたまわく、諸仏の智慧は甚深無量なり。
其の智慧の門は難解難入なり。
一切の声聞・辟支仏の知ること能わざる所なり。
所以は何ん、仏曾て百千万億無数の諸仏に親近し、尽くして諸仏の無量の道法を行じ、勇猛精進して、名称普く聞えたまえり。
甚深未曾有の法を成就して、宜しきに随って説きたもう所意趣解り難し。
舎利弗、吾成仏してより已来、種々の因縁・種々の譬喩をもって、広く言教を演べ、無数の方便をもって、衆生を引導して諸の著を離れしむ。
所以は何ん、如来は方便・知見波羅蜜皆已に具足せり。
舎利弗、如来の知見は広大深遠なり。
無量・無碍・力・無所畏・禅定・解脱・三昧あって深く無際に入り、一切未曾有の法を成就せり。
舎利弗、如来は能く種々に分別し巧に諸法を説き言辞柔軟にして、衆の心を悦可せしむ。
舎利弗、要を取って之を言わば、無量無辺未曾有の法を、仏悉く成就したまえり。
止みなん、舎利弗、復説くべからず。
所以は何ん、仏の成就したまえる所は、第一希有難解の法なり。
唯仏と仏と乃し能く諸法の実相を究尽したまえり。
所謂諸法の如是相・如是性・如是体・如是力・如是作・如是因・如是縁・如是果・如是報・如是本末究竟等なり。
【現代語訳】
その時釈迦は、瞑想からゆっくりと目を覚まし舎利弗に言った。
もろもろの仏の智慧はすごく深くて計り知れない。
其の智慧の門は難解難入(理解して体得するのがものすごく難しい)である。
すべての声聞(仏の教えを聞いた人)や仏弟子でもこれを理解することはできない。
なぜなら、あらゆる仏はかつて無数の仏に親近し、尽くし、数え切れないほどの修行を行い、勇猛精進してようやく皆に知られることになった。
深くて計り知れない法を習得して、人々の気魂に随って法を説いてきたのだが、本当の意味を理解してもらうのは難しい。
舎利弗よ、私が仏になって以来、様々な過去の事実・例え話をもって広く教えを伝え、無数の手段を使って、衆生を導いて間違った考えから引き離してきた。
なぜそのようなことが出来るかというと、仏はその教化の方法と完全な智慧を備えているからだ。
舎利弗よ、仏の英知は広大深遠で恐れなく、禅定・解脱・三昧(瞑想のこと)を行うことで深く境地に入り、あらゆる法を習得してきた。
舎利弗よ、仏はうまく体系立ててたくみに法を説き、言葉は柔軟で衆生を喜ばすことができる。
舎利弗よ、つまりのところ最高の法を仏はことごとく習得した。
止めとこう、舎利弗よ、もうこれ以上話すのを止めとこう。
なぜなら、仏の習得したものは、最高に稀有で難しい法なのだ。
ただ仏どうしがよく仏法の真実を見極めることができる。
つまり如是相 (いかなる印象で) ・如是性 (いかなる性質で) ・如是体 (いかなる姿形で) ・如是力 (いかなる能力で) ・如是作 (いかなる作用を成し) ・如是因 (いかなる原因で) ・如是縁 (いかなる条件で) ・如是果 (いかなる結果で) ・如是報 (いかなる報いがあるか) ・如是本末究竟等 (またこれら相から報までの9つがその者の境涯に応じてすべて一貫している法則) のことだ。

・・・現代語訳を読んでもよく分かりませんが、知っているのは「舎利弗(しゃりほつ)」が釈迦の十大弟子の一人であることぐらい。
参列してくれた九州生まれの息子の嫁が、宗旨や場所が違うと葬儀のやり方も随分違うので、とても勉強になったと言いました。
こういう時だけの"俄か信者"ですが、やはり、声を出して、拙いながらもお経を読むと、何か心が洗われる気がします。
故人を偲ぶことも出来る気がします。

箱根駅伝予選会

箱根駅伝もお正月の"行事"としてすっかり定着しましたが、その裏では、熾烈な競争が行われているんですね。今年の上位10校はシードされていますが!残りの10校は、予選会を勝ち上がらないといけません。
箱根駅伝予選会
いつもなら、結果を聞くか聞かないかぐらいですが、今年は、何と社員のご子息が、予選会に出場する伝統校の一員だそうで、もしかすると・・と、テレビ中継を視聴しました。
社員の息子さんは、分かりませんでした、見事に予選会を突破することが出来たようです。
それにしても、お正月に映る20校というのはエリートなんですね。
東大や東京工業大や一橋大など、この世界ではあまり馴染みのない国立大も出場していました。
箱根駅伝予選会
私は、スポーツはダメですが、こんな苦しいことに挑む学生さんたちには、心から敬意を表したいと思います。
会社の同僚も、息子の応援のために、大阪から来ていたはずですが、学校が本選出場出来て、喜んでいることでしょう。

今日のなぞかけ(10/14)

【猿後家】
・「器量の悪い顔」とかけて
・「部屋の整理整頓」と解く
・その心は「物の並び方で随分違います」
【山号寺号】
・「山号寺号」とかけて
・「出生届」と解く
・その心は「山号寺号(産後・事後)に届けます」
【鹿政談】
・「奈良の町」とかけて
・「新東名高速道路」と解く
・その心は「どちらも”鹿出没注意”が必要です」
【持参金】
・「返済金、持参金、示談金の原資」とかけて
・「ブーメラン政党」と解く
・その心は「ぐるぐる回って自分の所に返って来るでしょう」
【素人鰻】
・「鰻扱いの下手な料理人」
・「苦労して調べものをしている人」と解く
・その心は「どちらも素人鰻(知ろうと難儀)しています」 

2017年10月13日 (金)

導師と

岳父の葬儀には、娘と息子も、それぞれ一家4人で参列してくれました。
導師と
まだ生後6ヶ月と2ヶ月の乳児を連れての長距離移動は、やや心配でしたが、婿と嫁も駆けつけてくれて、岳父を4人の曾孫も送ることが出来ました。
通夜と告別式と初七日法要は、家内の実家の菩提寺の住職が導師として取り仕切ってくださいました。
45歳の実直な感じのするお坊さんで、読経も懇ろに上げてくださいました。
導師と
身延山の麓で宗旨は日蓮宗ですから、「南無妙法蓮華経」。
出棺後の斎場で作った色々な話をすることが出来ました。
やはり落語「鰍沢」のことはよく知っていました。
法話も分かりやすく、とても好感の持てるお上人様でした。
参列してくれた家内の叔母は「鰍沢」の地元に住んでいますのが、私が落語をやっているのを知っているので、「鰍沢もやりますよ」と言ったら、とても嬉しそうでした。
何と言っても、落語で町興しをしている土地柄ですから。
導師の読経に合わせて、参列者もお経を唱えるの、故人を送るにはとても良いことだと言われたので、お経本を見ながら、導師の読経に合わせました。
岳父の冥福を祈りながら。

東京落語会

今夜は「東京落語会」でした。
いつもの定例会と違うのは、第700回の記念公演だと言うこと。
番組も、それに相応しい内容でした。
東京落語会
が、残念ながら、今夜は行くことが出来ませんでした。
実は、岳父が急逝したため、田舎に帰っていましたので。
大変真面目な人柄で、93歳の大往生でした。
初めて会ったのが32年前でした。
岳父の人生の約1/3をお付き合いさせてもらいました。
お互いに酒を飲まないので、大福や饅頭などを食べながら、色々な話をしました。
もっと長生きをとも思いますが、穏やかに人生を閉じました。
時は流れます。
東京落語会は、昭和34年に、第2次大戦後の不況のなか寄席興行も不振の落語界を応援しようと、落語協会と日本芸術協会(現落語芸術協会)にNHKから働きかけ、この3者共催で発足した落語会だそうです。
現在まで、東日本大震災による中止を含む2回の休演以外、毎月定例で行われている、屈指の歴史あるホール落語会です。
この会の模様は、一部、NHKの番組「日本の話芸」で放映されています。
学生時代は、この東京落語会のラジオ放送が楽しみで、憧れの落語会でした。
当時は、霞ヶ関のイイノホールで開催されていて、この行ったことのない会場も憧れでした。
落語に戻って来た10年ほど前から、念願の会員になって、現在はニッショーホールに通っています。
そんな700回記念ですから・・。
しかし、こればかりは仕方がありません。

今日のなぞかけ(10/13)

【肝つぶし】
・「肝をつぶされるほどびっくりした」とかけて」
・「名古屋の名物」と解く
・その心は「肝つぶし(ひつまぶし)じゃありませんか?」
【近日息子】
・「葬儀の支度」とかけて
・「ホテルのフロント」と解く
・その心は「忌中(貴重)品を預けます」
【熊の皮】
・「質に出された高級な動物の毛皮」とかけて
・「美空ひばり」と解く
・その心は「あぁ、皮(川)の流れのように」
【甲府ぃ】
・「信心」とかけて
・「団体の立上げ」と解く
・その心は「法華(発起)人が集まるでしょう」
【真田小僧】
・「真田三代記」とかけて
・「プロ野球のペナントレース」と解く
・その心は「六連戦(六連銭)はきついです」

2017年10月12日 (木)

呆れた犯行

長野の善光寺周辺で、心ない落書きが多数みつかった事件。
どうやら、47歳の女の犯行のようです。
呆れた犯行
何を考えているんでしょうか?
やはり狂気のなせるところだと思います。
呆れた犯行
最近、小林旭さんが、放送局が差別的な表現だとして自粛している単語を使ったと言って物議を醸しましたが、この所業も、その表現が相応しい、バカで呆れた犯行だと思います。

田舎の秋

実家の庭や周りもすっかり秋です。
田舎の秋
すすきも柿も。
田舎の秋
去年と違って、柿がたくさん実っています。
田舎の秋
今年は柿が当たりのようです。
田舎の秋
熟して、鳥たちに食べられる柿も。

今日のなぞかけ(10/12)

今日はちょっと珍しい噺を。
【おすわどん】
・「空耳、聞き違い」とかけて
・「行列の出来る和食屋」と解く
・その心は「人気メニューはおすわどん(オクラ丼)でしょう」
【風邪の神送り】
・「風邪の神」とかけて
・「脅迫・恐喝の犯人」と解く
・その心は「人の夜網(弱み)につけこみます」
【勘定板】
・「勘定板ははばかりのこと」とかけて
・「難波の蘆は伊勢で浜荻」と解く
・その心は「所変われば品名が厠(変わる)でしょう」
【岸柳島】
・「若侍の逆鱗に触れた紙屑屋」とかけて
・「茶店の勘定」と解く
・その心は「屑ぃ(葛湯)お払い(支払い)」
【紀州】
・「また自分に戻って来ると思って固辞した尾州公」とかけて
・「遠くで放った伝書鳩」と解く
・その心は「紀州本命(帰趨本能)でしょう」

2017年10月11日 (水)

師匠に

昨日の千早亭の稽古の時、先日完成した「三段なぞかけ集(壱)~(参)」をお渡ししました。
師匠に
既に、エクセルで作ったバージョンはお渡ししているのですが、50音順のワードバージョンにしたので。
「50音順が有難いよ」と、笑って受け取ってくださいました。
恐らく、師匠がこの中から選んで、高座本に載せてくださるはず。

試し酒

次にやろうとしている「試し酒」。
試し酒
「試し酒」は、比較的ポピュラーな噺だと思いますが、意外に動画がありません。
試し酒
先代の小さん師匠の動画があったので、これを参考にさせていただこうと。
試し酒
仕草が大切な噺ですから。
試し酒
師匠から前から聞いていましたが、盃を表すのに、小さん師匠は扇子を横に使っていますが、師匠は要を手前にして広げた形にしているそうです。
試し酒
確かに、その方が盃が大きく見えるし、左右が対称になります。
しかし、この噺、やっていて楽しい・・・。

今日のなぞかけ(10/11)

【加賀の千代】
・「加賀(松任)生まれの千代女」とかけて
・「放蕩息子に小言を言う親父」と解く
・その心は「一生松任(まっとう)に生きなさい」  
【景清】
・「盲目の定次郎」とかけて
・「線状降水帯のゲリラ豪雨」と解く
・その心は「突然の雷鳴に驚かされるでしょう」
【掛け取り】
・「大晦日の掛け取り」とかけて
・「陸上100メートルの桐生選手」と解く
・その心は「桐生(始終)掛け取り(駆けとり)ます」
【笠碁】
・「碁敵は憎さも憎し懐かしし」とかけて
・「大相撲の立ち合いの決まり」と解く
・その心は「手をついて待ったなしでしょう」
【火事息子】
・「臥煙の藤三郎」とかけて
・「親子の久しぶりの再会」と解く
・その心は「近所の火事臥煙(が縁)でした」 

2017年10月10日 (火)

驕れる者久しからず

?どう考えても、不思議な総選挙です。
無理やり突然衆議院を解散したり、一夜にして野党第一党を解体して胡散臭い新団体に擦り寄ったり・・・。
その胡散臭い新党が、まだ到底政党の体をなしていなかったり。
さらに、不倫や暴力など、人として議員としてあるまじきスキャンダルで窮地に陥った前女性議員たちは、性懲りも無く再出馬したり・・。
結局、皆さん偉そうなことを言ってはいますが、要は自分のことしか考えていないというのが見え見えで、本当に呆れます。
「唐茄子屋政談」の因業な大家みたい。
いくら自由でフラットな時代だからと言っても、ろくなブレーンもいない、強力な支援者や政治経験も少ない女性が、本人がいくら優秀で、役所の官僚がしっかりしているからと言って、この国を正しい方向に導くことが出来るはずがないと思います。
大岡越前守みたいな名奉行が出てくるのも、ベースの組織がしっかりしているから。
みんな、大いなる勘違いなんでしょうねぇ。
ストーリーも何も関係ありませんが、「一文惜しみ」という噺を、なぜか思い出しました。
驕れる者久しからず
↑ビフォー(昨年7月)&↓アフター(今)・・・・。
驕れる者久しからず
いよいよボロも出て来ているし、期待が高かったゆえに幻滅は大きいものです。
人の心の移ろいやすさなんて、こんなものだと思います。
なぞかけやっちゃいました。
「大健闘の体操の上田茉愛選手」とかけて
「我が国の国会議員」と解く
その心は「勘違い(段違い)平行棒を忘れずに」

10月10日だから

驚きましたよ!
字幕がなくて、ロケットを打ち上げている動画が映ったので、「すわ!また隣の国の若旦那が!」かつ思いました。
何と言っても、今日は10月10日。
朝鮮労働党の創建記念日です。
各国が、節目の日に合わせた軍事的な挑発を警戒している最中ですから。
10月10日だから
でも、実はミサイルでも何でもなくて、スマートフォンなどの位置情報システムの性能を飛躍的に高める日本版GPS衛星「みちびき」4号機の打上げでした。
鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットの36号機で打ち上げられました。
ロケットは順調に飛行を続け、「みちびき」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功したそうです。
あぁ、びっくりしました。

今日のなぞかけ(10/10)

昔は、今日は「体育の日」でした。
53年前の東京オリンピックの開会式が行われた日です。
そんなことには関係なく、今日も今日とて。
【愛宕山】
・「愛宕山の遊び」とかけて
・「憎まれ口ばかりたたく子」と解く
・その心は「かわらけ(可愛げ)が欲しいです」 
【浮世床】
・「床屋で読んだ本」とかけて
・「そろそろ銀行員が帰る頃」と解く
・その心は「退行期(太閤記)でしょう」
【うそつき村(弥次郎)】
・「信じられない話」とかけて
・「初天神のお参り」と解く
・その心は「嘘(鷽)ばかりでしょう」
【王子の狐】
・「人間に苛められた狐」とかけて
・「源氏の人気者の武将」と解く
・その心は「人気王子の狐(王子義経)でしょう」
【大安売り】
・「負けっぱなしの弱い力士」とかけて
・「カモメの水兵さん」と解く
・その心は「白星(白帽子)を配給します」

2017年10月 9日 (月)

今日の天使

娘の長男。
おかげさまで、ただいま天使が4人いますので、生まれた順に天使①~④とします。
彼は、天使①。
今日の天使
昨日、じいじが家に行った時は弟の天使③と2人ともお昼寝でしたが、今日は大好きなお父さんと、東京ドームシティに行った様子。
今日の天使
初めて観覧車にも乗ったようですが、ゴンドラは冷暖房とカラオケ付きだそうです。
それから、"なんとかレンジャー"とも緊張の面持ちで握手して。
色々な所へ連れて行ってもらって、初体験をしているようです。

休日

体育の日だからと言って、スポーツをやろうとは思わず、怠惰な休日を過ごしています。
休日
珍しく、落語の稽古をやろうかと、「試し酒」と「火事息子」の高座本を並べて、カットしたり、自分の言葉にしたりの作業を。
「試し酒」は、語りの量は多くありませんが、酒を飲む仕草が重要ですから、高座本はあまり厚くありませんが、「火事息子」は35ページありますから、そのまま演ったら40分ぐらいになってしまいます。

金メダル3個

体操の嬉しいニュースです。
金メダル3個
体操の世界中選手権の種目別で、日本の男女2人が3つの金メダルを獲得しました。
白井健三選手と村上茉愛選手。
金メダル3個
2人は個人総合でも大活躍でした。
男子は絶対的エースの内村航平選手を怪我で欠く中でした。
金メダル3個
また、女子の種目別で床の金メダルは史上初ということですから、張本さんなら「大あっぱれ」だとか思います。
金メダル3個
体操に対する考え方やスタンス、インタビューの受け答えなども、二十歳そこそこの若者とは思えないものです。
とても清々しい気持ちになりました。

今日のなぞかけ(10/9)

今日は「体育の日」なんだそうです。

【鮑のし】
・「婚礼のお祝い」とかけて
・「遊びまわった挙句のキリギリス」と解く
・その心は「やがて、鮑のし(哀れな死)を迎えるでしょう」
【お菊の皿】
・「日本の三大怪談」とかけて
・「胡散臭い儲け話」と解く
・その心は「岩・菊・露(曰く付き)の人物が絡みます」
【ねずみ】
・「ねずみ捕り」とかけて
・「徹夜労働で疲れきっている人」と解く
・その心は「ねずみ(寝ずに)働いて夢はみずね(見ずね)」  
【茗荷宿】
・「客に茗荷ばかり食べさせる宿」とかけて
・「国会で証人喚問に答える人」と解く
・その心は「茗荷(妙な)ことに記憶にございません」
【茗荷宿】
・「茗荷の好きな人」とかけて
・「大勢の美人からプロポーズされた」と解く
・その心は「それこそ男茗荷(冥利)につきます」

2017年10月 8日 (日)

黒電話?

しかし、まぁよくイメージ出来るものですね。 
   黒電話?
隣の国の若旦那の渾名で「黒電話」というのがあるそうです。
   黒電話?
理由は、髪型と受話器の形だそうで。
・・・しかし黒電話は、もうほとんど見ませんね。
なぞかけやっちゃいました。
「隣の国の若旦那」とかけて
「黒電話」と解く
その心は「真夜中でも、時を選ばずチリチリうるさいでしょう」

天使のところへ

先週に続いて、届け物を理由に、息子と娘の家に行きました。
天使のところへ
家内が2家族用に圧力鍋を買ったので、じいじは宅配要員ということです。
娘一家は、前から近くに住んでいましたが、息子一家は、最近転勤で近くに戻って来たばかり。
それに、2番目が生まれたばかりですから、先週も行ったとは言え、喜んで宅配を引き受けました。
愛車で約1時間。
じいじは、息子一家の住む街のイオンモールで、アンパンマンの玩具も買って。
「あ、これ欲しいって言ってたんです」と嫁が言ってくれました。
天使②(天使①は娘の長男)も間もなく(12月で)満3歳になるので、随分賢くなって来ました。
生後2ヶ月の次男(天使④・天使③は娘の次男)も、抱っこするとずしりと重くなりました。
体重は生まれた時の倍になったそうです。
息子の家を出て、今度は娘の家へ。
天使①と天使③がいますから。
残念ながら、2人の天使はお昼寝の最中で、寝顔を暫く眺めてから帰宅しました。
帰宅すると、息子の嫁からLINEメールがあり、「じいじありがとう」という天使②の動画が添付されていました。
玩具も気に入ってくれたようです。
今日も、短時間ではありましたが、天使4人に会うことが出来ました。

落語DEデート

今日はゆっくり出来そうです。
    ◇くっしゃみ講釈      三遊亭百生
噺は上方落語ですが、大阪から東京に出て、ずっと東京で活躍していた噺家さんです。
大変明るい芸風で、ファンも多かった師匠だそうです。
「百生(ひゃくしょう)」は、三遊派の大きな名跡だそうですが、「百姓」と同じ読みですから、この師匠のことをからかって、「わざわざ東京に出て来て百姓になった」と冷やかされたそうです。
最近、この「百姓」というのは、放送禁止用語だそうです。
どうも、自主規制というか、過剰反応というか、別に使用禁止にする必要はないと思います。
差別や軽蔑の意味に使わなければ構わないと思います。
よく、家庭菜園をやっている方に、「この週末はお百姓ですか?」なんて言いますよ。
例えば、身体障害のある方に対する昔の呼び方も、差別や虐めの悪意を含んで使ったから、人権を侵すように受け取られ、それが定着してしまった訳で、使うことをやめるのではなく、TPOを弁えるということだと思います。
元々、差別用語として作られた言葉はダメですが。
落語には、そういう言葉が出て来ます。
最近ではよく、「一部不適切な言葉が出て来ますが、文化(芸術)的な面に鑑みて、そのまま放送します」と言って、放送されています。
要するに、人権を否定する使い方ではないから、断って流している訳で、そんな説明も要らないと思います。
与太郎も、梅喜も、錦木も、落語国では輝いていますから。

今日のなぞかけ(10/8)

【おせつ徳三郎】
・「心中を図った二人」とかけて
・「偽の大関を設えたインチキ興行」と解く
・その心は「思うようには筏い(行かない)でしょう」
【人情八百屋】
・「子どもの取り合い」とかけて
・「顔もスタイルも良い人」と解く
・その心は「養子(容姿)が肝心です」
【三味線栗毛】
・「座頭の錦木の野望」とかけて
・「女湯を覗いた男」と解く
・その心は「お前にゃ見せん(三味線)」
【佃祭】
・「佃祭の終い船」とかけて
・「遺跡のある建設現場」と解く
・その心は「過積(化石)が問題です」
【明烏】
・「有名な新内」とかけて
・「赤いステンドグラス」と解く
・その心は「明烏(朱ガラス)でしょう」

2017年10月 7日 (土)

休日ダイヤ

土曜日ですが出勤日。
終点の上野駅に到着した常磐線快速電車の車内。
乗客が降りた後ですから、車内に人影がないのは当然ですが、休日で3連休の人も多いようで。
休日ダイヤ
ところが、中央改札辺りは、やはり秋の連休ということでしょう。
いつもの土曜日の朝と違って、かなり人が出ていました。
旅行に行く人がかなりいるようです。
昨夜はかなり降った雨も、間もなく上がることでしょう。

「深川三流亭」の個人別演目

我が落語っ子連「深川三流亭」メンバー個人別の演目をまとめてみました。
ちょうど次回の発表会(深川三流亭)が第10回目を迎えますので、振り返りも含めて。
途中から参加された夢学さん以外は、全員10席以上の持ちネタがあるということです 。
既に、得意なものやタイミングにより、複数回高座にかけている演目も出て来ていますが、これが大切だと思います。
  ※各演目の後の( )内は、落語っ子連での口演の年/月です)
【三流亭夢学さん】
 ◇寿限無(28/5)
 ◇平林(29/1)
 ◇ぞろぞろ(29/6・29/7)
 ◇初天神(30/1)
三流亭夢学さん
【三流亭新参さん】
 ◇千早振る(25/10)
 ◇天災(26/3)
 ◇道具屋(26/10)
 ◇長屋の花見(27/5)
 ◇目黒の秋刀魚(27/10)
 ◇豆屋(27/11)
 ◇花色木綿(28/5)
 ◇たがや(29/1)
 ◇青菜(29/6・29/7)
 ◇子ほめ(30/1)
新参さん
【三流亭百梅さん】
 ◇替わり目(25/2)
 ◇猫の茶碗(25/10)
 ◇出来心(26/3)
 ◇花色木綿(26/10)
 ◇桃太郎(27/5)
 ◇狸の札(27/10・27/11)
 ◇転失気(28/5)
 ◇権助提灯(29/1)
 ◇夕立屋(29/6・29/7)
 ◇薬缶(30/1)
南行徳寄席グラフィティ
【三流亭千公さん】
 ◇十徳(25/2)
 ◇ぞろぞろ(25/10)
 ◇時そば(26/3)
 ◇寿限無(26/10)
 ◇饅頭怖い(27/5)
 ◇薬缶(27/10)
 ◇松曳き(28/5)
 ◇三方一両損(29/1)
 ◇目黒の秋刀魚(29/6・29/7・29/7)
 ◇蝦蟇の油(30/1)
千公さん「目黒の秋刀魚」
【三流亭越児さん】
 ◇堪忍袋(25/2)
 ◇酢豆腐(25/10・29/6・29/7)
 ◇井戸の茶碗(26/3)
 ◇芝浜(26/10)
 ◇死神(27/5・28/8)
 ◇干物箱(27/10)
 ◇鬼の涙(28/5)
 ◇初天神(29/1)
 ◇質屋蔵(29/7)
 ◇御神酒徳利(30/1)
三流亭越児さん
【三流亭窓口さん】
 ◇片棒(25/2)
 ◇寝床(25/10)
 ◇試し酒(26/3)
 ◇船徳(26/10)
 ◇五人回し(27/5)
 ◇らくだ(27/10)
 ◇替わり目(27/11・29/6)
 ◇大工調べ(28/5)
 ◇天狗裁き(28/8・29/1)
 ◇八五郎出世(29/7・29/7)
 ◇代書屋(30/1)
三流亭窓口さん
【三流亭流三】
 ◇厩火事(25/10)
 ◇鰍沢(26/3)
 ◇一人酒盛(26/10)
 ◇浜野矩随(27/5・27/11)
 ◇怪談牡丹燈籠(27/10・28/8)
 ◇明烏(28/5)
 ◇人情八百屋(29/1)
 ◇五百羅漢(29/7)
 ◇三井の貸し傘(29/7)
 ◇火事息子(30/1)
三流亭流三
これからは、持ちネタを増やすことと並行して、持ちネタをさらに練り上げて再演することも必要だと思います。
持ちネタが10以上もある人って、落研にだってそうそういないと思います。
粗製乱造している人は別ですが。
ご指南くださっている師匠にも、自分たちの財産をさらに磨くことによって喜んでいただけると思いますし、「深川三流亭」という落語会も、素人ではありますが、もっともっと素晴らしい会になって行くと思います。
師匠ご指南の一番古い連としても、頑張らないとと思います。

(第二次)落語っ子連の歴史

「第一次落語っ子連」は、設立(活動期間)10年で一区切りとなり、受け皿になった「第二次落語っ子連」には、私と窓口さんとまど音さんの3人だけが残り、全く新しいメンバーを迎えてスタートしました。
師匠からの強い勧めで南房総の教員だった千公さん、転勤の都合で有難亭から移籍した形の百梅さん、そして嬉しいことに、落研の大先輩の仙三さんと越児さんが加わってくださり7名での再出発でした。
そしてさらに、落研の大先輩の新参さん、さらに夢学さんも加わりました。
有体に言えば、師匠が第一次を終了させたのは、活動期間が長くなって、落語に対する取組姿勢にメンバー間でバラツキが出て、ベテランメンバーの稽古不足が顕著になったからでした。
従って、地道に真面目に落語に取組み続けられるよう意識したことにより、素晴らしいメンバーが揃いました。
「三流亭」という亭号には、謙遜と力量両面の意味があるのですが、いくらか様子を良く見せようと、発表会の名称を「深川三流亭」にしました。
稽古場の門前仲町(古石場)の周りは、3つの川や運河に囲まれているので、深川の3つの流れという意味を込めて「深川三流亭」にしたという訳です。
土曜日は「深川三流亭」
平成24年の4月にスタートしましたから、5年半が経過したことになります。
この間に「深川三流亭」を9回開催することが出来ました。
各回の内容を回顧することにしました。
≪第二次落語っ子連・深川三流亭≫
【第1回】 平成25年2月17日
 ◇十徳             三流亭千公
 ◇替わり目          三流亭百梅
 ◇芋俵             紅巣亭鶴女
 ◇ういろう売り        千早亭ワッフル
 ◇禁酒番屋          三流亭仙三
 ◇堪忍袋           三流亭越児
 ◇片棒             三流亭窓口
 ◆ぞろぞろ          三遊亭圓窓

記念すべき第二次落語っ子連の第1回落語会でしたが、私は父が急病・逝去のために出演できず、紅巣亭鶴女さんと千早亭ワッフルさんに代演していただきました。
NN
【第2回】 平成25年10月5日
 ◇鼓ヶ滝           三流亭仙三    
 ◇寝床            三流亭窓口
 ◇猫の茶碗         三流亭百梅
 ◇ぞろぞろ         三流亭千公
 ◇千早振る         三流亭新参
 ◇道灌            三流亭まど音
 ◇酢豆腐          三流亭越児
 ◇厩火事          三流亭流三
 ◆松竹梅          三遊亭圓窓
ここから新参さんが新参として参加されました。
深川三流亭のプログラム
深川三流亭のプログラム
【第3回】 平成26年3月29日
 ◇出来心                       三流亭百梅
 ◇松山鏡                       三流亭仙三
 ◇井戸の茶碗               三流亭越児
 ◇時蕎麦                       三流亭千公
 ◇鰍沢                         三流亭流三
 ◇天災                          三流亭新参
 ◇試し酒                       三流亭窓口
 ◆高砂や                       三遊亭圓窓

大先輩の仙三さんが、今回でリタイア宣言されました。
Photo
【第4回】 平成26年10月18日
 ◇火焔太鼓         三流亭百梅
 ◇寿限無          三流亭千公
 ◇芝浜            三流亭越児
 ◇道具屋          三流亭新参
 ◇一人酒盛         三流亭流三
 ◇船徳            三流亭窓口
 ◆釜泥            三遊亭圓窓
2
4回目となり、演目も多彩になって来ました。 

【第5回】 平成27年5月16日
 ◇饅頭怖い          三流亭千公
 ◇長屋の花見       三流亭新参
 ◇浜野矩随                   三流亭流三
 ◇桃太郎                       三流亭百梅
 ◇死神                          三流亭越児
 ◇五人回し                    三流亭窓口
 ◆十徳                          三遊亭圓窓
Photo
深川三流亭
窓口さん(のご贔屓)からの強いリクエストがあり、「浜野矩随」をやりました。
深川三流亭
師匠も毎回「お楽しみ」の一席をご披露くださいます。
【第6回】 平成27年10月12日
 ◇十徳            三流亭乙姫
 ◇狸の札           三流亭百梅
 ◇干物箱           三流亭越児
 ◇らくだ            三流亭窓口
 ◇薬缶            三流亭千公
 ◇怪談牡丹燈籠      三流亭流三
 ◇目黒の秋刀魚      三流亭新参
 ◆おはぎ大好き       三遊亭圓窓
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深川三流亭メモリーズ
初めての怪談、百円ショップで買った電池式蝋燭を高座に立ててやりました。
【行徳亭落語会】 平成27年11月28日
 ◇小噺            まなちゃん
 ◇狸の札           三流亭百梅
 ◇豆屋            三流亭新参
 ◇薬缶            三流亭千公
 ◇替わり目          三流亭窓口
 ◇つる            三流亭乙姫
 ◇長短            三流亭越児
 ◇浜野矩随         三流亭流三
Photo
行徳落語会グラフィティ
開口一番のまなちゃんは「小噺」。
行徳落語会グラフィティ
初めての出前落語会、深川三流亭フルバージョンを市川市行徳公民館で。
【第7回】 平成28年4月2日
 ◇寿限無                 三流亭夢学
 ◇花色木綿                    三流亭新参
 ◇松曳き                        三流亭千公
 ◇大工調べ                    三流亭窓口
 ◇転失気                       三流亭百梅
 ◇鬼の涙                       三流亭越児
 ◇明烏                          三流亭流三
 ◆替わり目                    三遊亭圓窓
深川三流亭グラフィテイ
夢学さんが参加して賑やかになりました。
土曜日は「深川三流亭」
【曽谷寄席】 平成28年8月6日
 ◇死神            三流亭越児
 ◇天狗裁き          三流亭窓口
 ◇怪談牡丹燈籠      三流亭流三
同じく市川市の公民館からの依頼で、「怪談」をテーマに。
Fw: [落語っ子連2:1716] 曽谷寄席のプログラム
曽谷寄席の報告
曽谷寄席の報告
【第8回】 平成29年1月14日
 ◇平林            三流亭夢学
 ◇たがや           三流亭新参
 ◇初天神           三流亭越児
 ◇天狗裁き         三流亭窓口
 ◇権助提灯         三流亭百梅
 ◇三方一両損        三流亭千公
 ◇人情八百屋        三流亭流三
 ◆つる             三遊亭圓窓深川三流亭
おかげさまで、毎回大勢のお客さまが来てくださいます。
深川三流亭のリーフレット
落語会はチームプレイです。
深川三流亭
受付、会場整理、出囃子、撮影・・・、みんなで分担しながら、いつも落語会を楽しく円滑に進めたいと思います。
【南行徳寄席】 平成29年6月10日
 ◇替わり目          三流亭窓口
 ◇青菜            三流亭新参
 ◇不孝者           三流亭流三
 ◇ぞろぞろ          三流亭夢学
 ◇目黒の秋刀魚      三流亭千公
 ◇酢豆腐           三流亭越児
 ◇夕立屋           三流亭百梅
館長さんのご挨拶
南行徳寄席のプログラム
フルバージョンでの落語会第2弾。
百梅さんに初めてトリをお願いしました。

そして、「あり君」が高座返しを手伝ってくれました。
【第9回】 平成29年7月1日
 ◇ぞろぞろ          三流亭夢学
 ◇目黒の秋刀魚       三流亭千公
 ◇五百羅漢          三流亭流三
 ◇質屋蔵           三流亭越児
 ◇青菜             三流亭新参
 ◇夕立屋           三流亭百梅
 ◇八五郎出世        三流亭窓口
 ◆釜泥             三遊亭圓窓
深川三流亭のプログラム
深川三流亭のプログラム
深川三流亭だけでなく、出前落語会の機会も増えて、メンバーも緊張感のある高座を経験し、上達して来ました。
【高石神寄席】 平成29年7月9日
 ◇八五郎出世        三流亭窓口
 ◇目黒の秋刀魚       三流亭千公
 ◇三井の貸し傘       三流亭流三
 ◇酢豆腐           三流亭越児
高石神寄席(深川三流亭)
今までの公民館ではなく、こじんまりとした自治会会館での出前落語会でしたが、大変好評でした。
「高石神寄席」開演
そして、今後も、出前落語会は再度のオファーもいただいていて、力を試すチャンスが増えつつあります。
深川三流亭のチラシ
次回1月6日の「深川三流亭」は、いよいよ第10回目となり"つ離れ"の会になります。
落語は、一人ひとりがそれぞれ楽しむことがベースですが、落語会は個人プレイではなくチームプレイです。
しっかり稽古して、香盤を理解して高座で力量を発揮すること。
メンバー全員がレベルアップ出来れば素晴らしいと思います。
そうそう、千公さんからは「来年は"芝浜"」宣言が出ました。

(第一次)落語っ子連の歴史

「落語っ子連」の歴史、発表会の歴史について語ります。
師匠が社会人に落語の指南を始められたのは、今から15・6年ぐらい前になるそうです。
「落語っ子連」というグループで「三流亭」の亭号を名乗りました。
私が、縁あってこのグループで落語の稽古を始めたのは、9年半前のことです。
当時は、年1回のペースで発表会を開催していて、私は第6回から参加しました。
ですから、それ以前のことはよく知りませんが、発表会の内容について、判明している範囲で回顧してみようと思います。
≪第一次落語っ子連≫
第1回. 詳細不明
第2回. 詳細不明
第3回.2004年11月6日
  ◇武助馬      三流亭無弦
  ◇青菜         三流亭円ドル
  ◇寿限無       三流亭まど女(まどんな)
  ◇半分垢       三流亭まど深(まどみ)
  ◆蕎麦悔い地蔵  三遊亭圓窓

プロのギター奏者の無弦さんと、元銀行員の円ドルさん、女性新聞記者のまど女さん、NHK文化センターのまど深さんがコアメンバーでした。
第4回.2005年11月20日
  ◇町内の若い衆  三流亭無弦
  ◇十徳         三流亭まど女
  ◇饅頭怖い     三流亭清女
  ◇ぞろぞろ      ゲスト
  ◆萩褒め       三遊亭圓窓
第5回.2007年2月4日
  ◇牛ほめ       三流亭無弦
  ◇初天神       三流亭円ドル
  ◇時そば       三流亭まど女
  ◇蝦蟇の油     三流亭まど深
  ◆釜泥         三遊亭圓窓

   hh
第6回.2008年5月11日
  ◇崇徳院       三流亭無弦
  ◇長屋の花見   三流亭円ドル
  ◇夕立屋       三流亭まど女
  ◇転失気       三流亭まど深
  ◇おはぎ大好き  三流亭まど舞(まどぶ)
  ◇雷月日       三流亭びす太
  ◇鍬盗人       三流亭まど音(まどね)
  ◇音楽小噺     三流亭窓蕗(まどふき)
  ◇子ほめ       三流亭流三(りゅうざ)
  ◆枯木屋       三遊亭圓窓

師匠にご指導をいただき始めてすぐの高座は、師匠との出会いの時に演じた「子ほめ」でしたが、今思えばボロボロでした。
第7回.2009年3月8日
  ◇粗忽の釘     三流亭円ドル
  ◇平林         三流亭まど女
  ◇王子の狐    三流亭まど深
  ◇ぞろぞろ      三流亭まど舞
  ◇寿限無       三流亭びす太
  ◇鼓ヶ滝       三流亭まど音
  ◇音楽小噺2    三流亭窓蕗
  ◇
三方一両損   三流亭流三
  ◇権兵衛狸     三流亭まどる
  ◇たらちね      三流亭まど絵(まどえ)
  ◆釜泥         三遊亭圓窓

私にとっては二度目の出演でしたが、この時から叔父がご近所や知人友人を誘って聴きに来てくれるようになりました。
hh
第8回.2010年5月29日・30日
  ◇厩火事      三流亭無弦
  ◇首屋        三流亭まど女
  ◇千早振る    三流亭まど深
  ◇桃太郎      三流亭まど舞
  ◇松竹梅      三流亭びす太
  ◇半分垢      三流亭まど音
  ◇私はカモメ    三流亭窓蕗
  ◇浜野矩随    三流亭流三
  ◇つる         三流亭まどる
  ◇小言念仏    三流亭商人
  ◇代書屋      三流亭窓口
  ◆不孝者      三遊亭圓窓
  ・替わり目     三遊亭圓窓

落語っ子連の発表会の歴史
この時には「浜野矩随」を演りましたが、これは師匠から、「(落研50周年で)一生懸命稽古したんだから、東京の人にも聴いてもらえばいい」と言われたもの。
講評を噺と同じくらい30分してくださいました。
この噺は、師匠の兄弟子の先代三遊亭圓楽師匠の十八番だったこともあり、「圓楽さんよりもいい」と褒めていただきました。
第9回.2011年3月5日・6日
  ◇寝床         三流亭無弦
  ◇お菊の皿     三流亭まど女
  ◇紀州         三流亭まど深
  ◇からくり料理   三流亭びす太
  ◇一目上がり     三流亭まど音
  ◇春の七草小噺  三流亭窓蕗
  ◇甲府ぃ        三流亭流三
  ◇金明竹       三流亭まど絵
  ◇悋気の火の玉  三流亭商人
  ◇替わり目      三流亭窓口
第8回と第9回は、メンバーが10名を越えたので、2日に分けて開催しました。

第10回.2012年3月
  ◇猫の茶碗        三流亭まど深
  ◇
薮入り       三流亭流三
  ◇明烏        三流亭窓口
  ◇火事息子    三流亭まど絵 

 
稽古と発表会の場所を確保するのに苦労していたようです。
私が参加した時は、阿佐ヶ谷のビルの道場みたいなところで稽古をしていて、発表会も床に座布団を敷いた程度のものでした。
それ以前にも、蕎麦屋さんでやったりしたそうです。
第7回以降は、リーダーの無弦さんがギターの先生だったので、要町にあるギター関連の場所を借りて発表会は開催しました。
稽古は、まど音さんが門前仲町で開いているピアノ教室の上階の和室をお借りしていました。
それにしても驚くのは、木戸銭をいただいていたということです。
後半は1000円でした。
私は、個人的にはかなり抵抗がありましたが、後から加わった立場なので、意見は言いましたが。
会場が広くないので、せいぜい30~40名の入場者だった気がします。
でも、皆さんそれなりにご満足くださいました。
第一次の最後の第10回は、窓口さんの定年退職記念もあり、大勢の方がご来場いただいたのを覚えています。
色々な事情もあり、師匠が「落語っ子連もスタートして10年10回の発表会を機に、"第一次"を終了し"第二次落語っ子連"を立ち上げよう」ということで、現在の落語っ子連がスタートしました。
稽古も発表会も門前仲町の古石場文化センターに決め、私が代表として今まで何とかやって来ました。
「第二次落語っ子連・深川三流亭」も5年半が経過しました。

余震?

東京周辺もかなり揺れました。
私は、既に夢の中でしたが、目が覚めました。
余震?
福島原発近くで震度5弱だったそうです。
これも、3.11の余震だそうです。
福島をはじめ東北地方で地震と聞くと、6年半以上経過していても、とても心配になります。
ところで、家内は、昨日の真夜中のこの地震は、全く気がつかなかったそうです。
強いですねぇ・・・。

今日のなぞかけ(10/7)

【かぼちゃ屋】
・「天秤担いで路地に入って来た与太郎」とかけて
・「就職列車で上京して来た若者」と解く
・その心は「簡単にUターンは出来ません」
【桃太郎】
・「子どもを寝かせようとする親」とかけて
・「朝起きてバサバサになった髪」と解く
・その心は「なかなか寝てくれません」
【へっつい幽霊】
・「幽霊」とかけて
・「誠実な人柄の人」と解く
・その心は「手のひらを返すようなことは出来ません」
【無精床】
・「雨水を貯めた汚い水」とかけて
・「物覚えの悪い弟子」と解く
・その心は「どちらもボウフラ(ボンクラ)です」
【蒟蒻問答】
・「湯を沸かすように言われた清蔵」とかけて
・「インターネットでの買い物」と解く
・その心は「どちらも熱湯(ネット)ユーザーです」

2017年10月 6日 (金)

世代交代?

体操の内村選手が競技中に怪我をして棄権、連覇・連勝記録が途絶えてしまいました。
"体操日本"をずっと牽引し続けてくれました。
いずれはその日が来るのでしょうが、大変残念なことです。
それを白井健三選手が受継いでくれようかというところ。
頑張って欲しいと思います。
男子もさることながら、驚いたのは女子です。
前回の東京オリンピックで団体銅メダル以降、メダルはおろか出場すら出来ない状態が続いていました。
私はよく覚えていませんが、「池田敬子・小野清子」なんていう名前が記憶にあります。
そんな中で、個人総合の予選第一位が、何と日本人選手だということで、びっくり仰天。
村上茉愛(むらかみまい)選手です。
世代交代?
ショートカットで、ややふっくらした雰囲気は、今までの体操選手のイメージとは違っていたので、ちょっと前から知ってはいましたが、予選1位になるとは・・・。
最近、どのスポーツも、やはり2020年も意識して、十代から二十歳そこそこのアスリートの躍進と活躍が目立ちます。
とても良いことだと思います。

三條正人さんの訃報

逢いたい気持ちがままならぬ 北国の街は冷たく遠い
小樽なんていう町は、小学生は全く知りませんでしたが、鶴岡雅義さんのギターとボーカルは、とても印象に残りました。
「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のメインボーカルの三條正人さんが亡くなったそうです。
享年74歳。
1年ほど前に悪性リンパ腫と判明し、抗がん剤治療を続け、入退院を繰り返しながら、ステージに立ち、テレビ番組にも出演していたそうです。
「やせて頬がこけ、足元がおぼつかないところもありましたが、ステージでは杖を使わなかった」と。
9月26日の群馬県でのコンサートで歌ったのが最後のステージ。
愛しながらも運命に負けて 別れたけれど心はひとつ
「小樽のひとよ」も「君は心の妻だから」も・・・、大好きでカラオケでもよく歌いました。

混乱の極み?

こうなると笑い話です。
混乱の極み?
宮城県では知事選挙もあるそうです。
知事選が告示された昨日、現職の村井嘉浩候補の陣営が、同日選で実施される衆院選の 掲示板に誤ってポスターを張ってしまったそうです。
仙台市泉区南中山の丁字路交差点付近に設置された掲示板。
知事選と衆院選宮城2区のボードが並んでいるので、候補者の関係者が混同してしまったようです。
仮に、衆議院選挙が公示されていて、ここに候補者以外のポスターを貼ったら、恐らく罰せられるんでしょうね。
衆議院選挙で、村井知事票があったりして。
昔、立川談志師匠が参議院議員選挙に出馬した時、噺家さんたちが選挙カーで応援したそうです。
林家三平師匠は、談志師匠の名前は全く出さず、ひたすら「林家三平です。林家三平でございます」と連呼したので、三平票が70票あった・・なんて、マクラで使う噺家さんがいますが・・・。

深川三流亭のチラシ

「第10回 深川三流亭」の日程が確定しました。
深川三流亭のチラシ
平成30年1月6日(土)午後1時開演です。
場所は、江東区古石場文化センターです。
早速、チラシを作りました。

今日のなぞかけ(10/6)

【悋気の独楽】
・「お妾さんを持っている旦那」とかけて
・「W不倫をしている二人」と解く
・その心は「今日は何処へ帰るか独楽(困)ってしまいます」
【六尺棒】
・「突然攻守が逆転した」とかけて
・「野党第一党の名前を変えて政権奪取しよう」と解く
・その心は「政権奪取の暁はブーメラン六尺棒(六尺公方)でしょう」
【和歌三神】
・「和歌三神」とかけて
・「人間国宝のお弟子さん」と解く
・その心は「柳家(和歌三神)若三治さんていう人がいるかもしれません」
【藁人形】
・「この人形は誰?」とかけて
・「ブーメランが得意な野党」と解く
・その心は「呪いの相手は藁(我等)人形です」
【ん回し】
・「運がつく景気づけ」とかけて
・「しりとり」と解く
・その心は「“ん”がついたら負け田楽(でんがな)」

2017年10月 5日 (木)

「三段なぞかけ集(参)」完成!

師匠からの宿題で、落語っ子連は「三段なぞかけ」作りにチャレンジしています。
「三段なぞかけ集(参)」完成!
メンバーが作ったものを私が編集して、小冊子にまとめています。
既に約750題を掲載した「三段なぞかけ集(壱)」を創刊号として、
約90題とコンパクトにした「三段なぞかけ集(弐)」を9月に完成
しています。
そして、今回「三段なぞかけ集(参)」の編集が終わりました。
今回も50音順に87題のボリュームです。
(壱)から(参)までで、作品数950題程度、間もなく"一線"じゃなくて、"一千"を越える見込みです。
次の「三段なぞかけ集(四)」は、また少し厚くしたいと思います。
(四)では、「落語あらすじ事典 千次寄席」というサイトにリストアップされている噺を制覇しようと思います。
(あ)〜(わ)までで、約400強あります。
全く知らない噺やまったく浮かばないものもあると思いますので、(四)を(あ)から前半、(五)を後半に分けるかもしれません。
駄作ばかりではありますが、これは落語を知る上でも、言葉を覚える上でも、とても役に立つものだと実感します。
ブログに毎日5題をリリースしていますが、何とか続けて行きたいものです。

地下鉄駅で

パンダの赤ちゃんの名前は「香香(しゃんしゃん)」。
地下鉄駅で
銀座線の上野駅。
パンダの赤ちゃんの名前が決まったお祝いポスターです。
パンダの街ですから。

秋の空

ちょうど良い陽気になりました。
秋の空
未明は少し冷えたようですが。
駅に向かう道すがら、空はうろこ雲?です。
秋の空
秋真っ盛りということですね。

今日のなぞかけ(10/5)

【柳田角之進/文七元結】
・「娘が吉原に身を売って拵えた50両」とかけて
・「ブーメラン政党」と解く
・その心は「いずれもっと大きくなって戻って来るでしょう」
【夢金】
・「夢でも金を欲しがる男」とかけて
・「月末金曜日の早帰り運動」と解く
・その心は「通称夢金(プレ金・プレミアムフライデー)です」
【湯屋番】
・「番台から女湯を眺める若旦那」とかけて
・「セクハラを受けた上品な外国人女性」と解く
・その心は「You! Yaban!」
【悋気の火の玉】
・「おかみさんのやきもち焼きの結果」とかけて
・「貧乏新聞社のボロの印刷機」と解く
・その心は「悋気(輪転機)から火が出て来るでしょう」
【ろくろっ首】
・「夜中に首が伸びる結婚運の薄い女」とかけて
・「大きなポストを自分の責任で棒に振って辞めさせられた政治家」と解く
・その心は「次にまた声がかかるのを今か今かと首を長くして待ってます」

2017年10月 4日 (水)

えっ?ホンダの?

驚きました。
埼玉県狭山市と言えば、ホンダの街というイメージがありました。
えっ?ホンダの?
大手自動車メーカーのホンダは、国内の工場の稼働率が低迷するなか、埼玉県にある2つの自動車工場での生産を1つに集約し、狭山市にある工場は閉鎖することになったと、社長が記者会見を開いて明らかにしたそうです。
ホンダは埼玉県内にある2つの組み立て工場を集約し、狭山市の狭山工場での生産を2021年度をめどにすべて寄居町の寄居工場に移します。
これにともなって、狭山工場は閉鎖されることになります。
狭山工場は、昭和39年に生産を開始し、現在はミニバンやセダンなどを組み立てていますが、年間25万台の生産能力に対し去年は17万台余りにとどまり稼働率が低下していました。
会社では、狭山工場のおよそ4600人の従業員については、寄居工場を中心に配置転換を行うなどして、雇用を維持するとしています。
一方、寄居工場については、普及に向けた動きが加速している電気自動車などの生産技術の拠点として、機能を強化するとしています。

時代の流れとは言え、50年以上も続いた主力工場です。
都市対抗野球でも、何度も狭山市で出場する強豪でした。
仕事の関係で、何度か工場の前を通ったことがありますが、広大さに驚いたものでした。

中秋の名月

今夜は中秋の名月。
中秋の名月
夜になって晴れ間が出て、雲間に丸い月を見ることが出来ます。
中秋の名月
中秋の名月とは、太陰太陽暦の8月15日の夜の月のこと。
始まりは中国から伝わったとされていて、日本では平安時代に秋の収穫を感謝したり祈願するために行われた行事とされています。
中秋の名月
貴族の間では、美しい月を愛でながら和歌や俳句を詠んだり、宴が催されたりしていました。
また太陰太陽暦の9月13日の夜を「十三夜」と呼び、日本ではその日にもお月見をする習慣があります。
中秋の名月
今年の十三夜は11月1日だそうです。
明日は望月ですから。

東名集中工事

今日は、休みを取って帰省。
東名集中工事
朝は、東京インターから東京料金所まで事故渋滞。
世田谷区を抜けるのに1時間半もかかりました。
事故渋滞は、本当に困ります。
東名集中工事
東名高速は、例年の集中工事が始まり、富士ICまでても、上下線のかなりの部分が車線規制されていました。
東名集中工事
下りの左ルートの鮎沢SAは、工事のためか閉鎖されていました。
富士山は今日も姿が見えず。
夕方には、事故もなく渋滞もなく、無事に帰ることが出来ました。

今日のなぞかけ(10/4)

【宿屋の富】
・「富くじ一番富の金額」とかけて
・「不倫疑惑の持ち上がった国会議員たち」と解く
・その心は「まだ一線(一千)は越えていません」
【薮入り】
・「薮入りの日」とかけて
・「雨上がりの虹」と解く
・その心は「1.16(いい色)、7.16(七色)に輝くでしょう」
【夕立屋】
・「線状降水帯のゲリラ豪雨」
とかけて
・「月光仮面」と解く
・その心は「嵐のように現れて嵐のように去って行く」
【夢の酒】
・「若旦那と旦那」とかけて
・「予想外の幸せな出来事に驚いている人」と解く
・その心は「夢の続きが見たいでしょう」
【揺れるとき】
・「盲目の元噺家」とかけて
・「核実験やミサイルで各国を困らせる某国の若旦那」と解く
・その心は「病気で周りのものが全く見えなくなりました」

2017年10月 3日 (火)

秋の夕暮れ

秋の陽は釣瓶落とし。
まだ6時前だと言うのに。
秋の夕暮れ
今の若い人は名前すら知られなくなった「霞ヶ関ビル」の窓にも灯りが点っています。
今日も疲れたなぁと、地下鉄虎ノ門駅へ。
間もなく中秋の名月。
秋も本番。

技術の日産?

先日、「シルビア」などの郷愁に触れたばかりだったのに・・。
日産自動車が出荷前の検査の不備で、約121万台のリコール。
国土交通大臣は、「安全性をチェックする制度の根幹を揺るがす行為だ」と厳しく批判。
日産自動車が国内すべての工場で資格がない従業員が車の出荷前の検査を行い、今週中
におよそ121万台のリコールを届け出るというもの。
安全(人命)に直結する危険な物を作るメーカーが、決められた手順を踏まずに出荷して、CMでは「技術の日産」などと言っている。
同じような悪さばかりを繰り返して左前になった三菱自動車を傘下に入れたばかりなのに、自分でも似たようなルール違反をしていた訳です。
かつて食品メーカーが、衛生上のルールを怠ったため、倒産に追い込まれましたが、同じ轍を踏むのでしょうか?
「技術の日産」ではなくて「偽術の日産」だったんだ。
なぞかけやっちゃいました。
「日産自動車」とかけて
「道を見失った人たち」と解く
 その心は「フーガ(誰が)道をマーチがえ(間違え)たかシーマ
        セレナ(知りませんな)」

巨人大鵬玉子焼き

立川談四楼師匠のツイートの一部。
「巨人 大鵬 玉子焼き」昭和の子供の好きなものです。
少し後、嫌いなものとして登場したのが次の三つです。
「江川 ピーマン 北の湖」狡さと臭いと強過ぎが嫌われました。
・・・巨人は今や不滅でなくなり、大鵬は故人となりました。
「巨人 大鵬 玉子焼き」に対するなら、「江川 北の湖 ピーマン」とするべきですが、3・4・5のリズムでなくなり、言いづらくなりますから、順番を入れ替えたんでしょう。
江川さんも横綱北の湖も、確かに、力を認めざるを得ないだけに憎まれ役になりました。
日本人のメンタリティでは、謙虚さのない、オレオレのビッグマウスは嫌われますね。
最近は「今井 豊田 山尾」,・・・?
これじゃ、出席を取っているみたいでダメですね。
そう言えば、あの緑のおばさん都知事も、とうとう本性を現し始めて、「さらさらない」なんていう言葉が出るに至って、傲慢・不遜になって来ました。
驕れる者久しからず、ただ春の夜の夢の如し・・・になるかもしれませんね。
なぞかけやっちゃいました。
「衆議院議員総選挙」とかけて
「みんなから嫌われている人」と解く
 その心は「むむむ小池(向こう行け)!」

もう1題。
「希望の党」とかけて
「春風亭昇太さん」と解く」
 その心は「むむむ小池(婿行け)!」

柳家小三治師匠語録

◇芸って奴は何かの節度を持つことではないだろうか。
何でもありではありませんよね。
ある一定の空間・環境・決め事などの窮屈感(前提や制約)の中で、凡人には到底出来ない有形無形のものを作り上げることだと思います。
例えば、落語は、座ったままで様々な人物や場面を表現する芸能ですから、立ったり寝転んだりした瞬間に、落語ではなくなる。
座ってやれば、何をやってもいい訳でもない。
涙や笑いは、言葉や表現やストーリーを通じて生み出すもので、お涙頂戴したり哄笑や嘲笑を受けるのは芸ではない。
・・・と私は思います。
落研に入部した時に、先輩に言われました。
「ウケたかったら、笑いを取りたかったら簡単だよ。高座へ上る途中で転んでみせたらいい。きっと客席は大ウケするだろう。でも、それは落語の笑いじゃない」。
・・・まぁ、バリバリの落語原理主義の落研でした。

志らくさんのツイート

師匠と寄席の話をしましたが、立川志らくさんが、こんなツイートをされていました。
協会を出た談志。
寄席が無くても落語家は育つ。
寧ろマイナスの方が大きいと言った。
志の輔が売れその後私が真打ちに。
パーティで「師匠の言葉は正しかった。寄席で修行しなかったからこそ現代で活躍出来る真打ちになれました」とスピーチ。
「志らくは弟子であり同じ価値観の同志だ」と談志。
では私の弟子にも寄席は不必要か?
答えはノー。
必要である。
志の輔志らく談春談笑と続いたから寄席は不要と思われるが特殊な才能が集結しただけ。
寄席がないと落研と変わらない落語家が出来てしまう恐れがあるのです。
私も志の輔も談春も談笑もあまり先輩から稽古をつけてもらっていない。
若い頃から談志の音源を元に演出してオリジナルの落語をこしらえる訓練をしてきた。
談春は天才だから談志の落語を完璧にコピー出来た。
稽古をつけてともらう必要はない。
私は当初は弟子にもそれを求めた。
しかし無理であった。
その結果、こしらみたいな変なのや志ら乃みたいな可能性のあるのは産まれたが、そのレベルでも奇跡に近い。
今の弟子は落語にすらならない。
だから50席全部先輩から習えと修業スタイルを修正した。
あとは楽屋修業。
これが問題だ。
築地に行かせるか。
談志が弟子を築地に行かせた気持ちがわかった。

・・・志らくさんの自画自賛は少し掛け値をかけるとして、やはり教育の場は必要だと言うことです。
人(芸人)としての了見の欠如、雑で大味な芸、不遜な態度・・・。
落研と変わらない落語家というのは、限られた期間で、俺が俺がと基本も身につけずにウケだけを狙って過ごすのが落研だということです。
その我流の芸は、本格的な落語としては到底聴くことが出来ない。
確かに、寄席や師弟関係は古くて合理的でない部分はあるかもしれませんが、他の芸能もそうであるように、毎日の愚直な積み重ねが必要な世界ですから、まだこれに勝る仕組みはないと思います。

寄席のこと

先日の「千早亭落語会」の楽屋で、師匠から「正面を切る」とか視線の話をいただいた時、師匠が、「こういうものは、ホール落語のような場所ではなかなか身につけられない」というような趣旨のことを仰いました。
それを聞いた私は生意気にも、「師匠、やはり寄席というのは噺家さんに必要ですよね。芸を披露する場所としてだけではなく、ある意味では稽古の場所でもありますよね。以前、師匠が鈴本演芸場のお席亭と議論されたことも聞いたことがあります」なんて。
「寄席はネタ下ろしをするにも格好の場になるんだよ」と師匠。
「そう言えば、(師匠が三越劇場80周年で披露された)"三井の貸し傘"も、三越落語会で披露する当日の浅草演芸ホールの昼席で、まず"試運転"されてからお演りになったんですよね」
師匠ご自身も、かつて落語協会分裂騒動の時は、落語協会を脱退して戻るまでの2年ぐらいは、寄席に出られなかったご経験がありますから。
さらに生意気にも「今、寄席に出られず、ホール落語を中心に活動している団体や噺家さんがいて、それなりに人気のある噺家さんも大勢いますが、私から見て、寄席に出ていない分、落語が雑だと思います。文楽師匠の仕草が丁寧で綺麗だったのは、寄席だけでなく、お座敷で鍛えられたんでしょうか?」
「そうかもしれないね」
単なる場所、スペースだと言うなら、ホールでも小劇場でも、落語を演ることは出来ますが、その根本や素地や了見を作るのに、師弟関係や寄席というのは、時代を越えて不可欠なものだと思います。
そう言えば、師匠の総領弟子の吉窓師匠のところに入門して見習いだった小吉さんが、寄席の楽屋入りが許され、いよいよ今月から前座修行を始めているはずで、先月の稽古の時、師匠に「おめでとうございます」と申し上げたら、嬉しそうな顔をされていました。

今日のなぞかけ(10/3)

【松曳き】
・「築山の脇から泉水端に赤松を引く」とかけて
・「おそ松くん6人兄弟」と解く
・その心は「あか松を引くと五葉兄弟になるでしょう」
【松山鏡】
・「ご褒美の鏡」とかけて
・「無駄に大きくて邪魔な物」と解く
・その心は「コンパクトが良いでしょう」
【宮戸川】
・「半七の叔父さん夫婦」とかけて
・「事実無根の不倫を疑われた人」と解く
・その心は「いまだに3つ(密通)違いでしょう」
【目黒の秋刀魚】
・「目黒の秋刀魚」とかけて
・「目白の鰯、目赤の鯵、目黄の鰊、目青の鯖」と解く
・その心は「やはり、秋刀魚は目黒に限るでしょう」
【宿屋の仇討ち】
・「嘘の仇討ち自慢」とかけて
・「修学旅行の枕投げ」と解く
・その心は「旅の恥はかき捨て(切り捨て)でしょう」

2017年10月 2日 (月)

「おせつ徳三郎」の感想

ご贔屓から、メールで寸評を頂戴しました。
お節徳三郎、長い噺だったのですね。
聞いていて、その時間を感じませんでした。
終わって、時間を見てちょっと驚きました。
刀屋のキャラが、好きでした。
大きくて大人で…   徳三郎とのやり取りが良かった。
千早亭落語会
すごく良い噺でしたね。
お芝居のようで凄かった・・・。
刀の重さや長さがちゃんとわかったし。
刀屋さんが素敵でした。

叔父からもメールがありました。
声をかけた15名、皆さんが(永久の)演技を堪能されて帰って行きました。
また次を楽しみにしています。

おかげさまで、お褒めの言葉をいただきましたが、噺そのものが良く出来ているからだと思います。
意外に落語好きな人にも馴染みのない噺だったようです。
刀屋のキャラの演出は、優し目が好評だったようで、怪我の功名だったのかなぁ。
尤も、そんなに怖い、杓子定規な刀屋にはしませんが。
この噺は、元々は「鰍沢」と同じで「お題目(材木)で助かった」というのがオチですが、師匠が変えたオチでやりました。
後で師匠と楽屋で話した時に、「師匠、このオチなら"お題目(材木)"が入りませんから、途中の"南無妙法蓮華経・・・"もカット出来ますね」なんて。

地獄・・・

とても信じられないような残忍な事件です。

   
こんなことが起こってよいのか・・・と思います。
思想なのか、宗教なのか、差別なのか、怨嗟なのか、狂気なのか・・・。
それぞれは自由なのかもしれませんが、それで他人の命や自由を奪うというのは、たとえ何でも許されないはず。
「おせつ徳三郎」で、「世の中スイスイ、お茶漬けサクサク」という刀屋の台詞があります。
人として、色々な感情はあろうけれども、いちいちクヨクヨしたって始まらない。
一度、息を吸って、落ち着いて、悲観的にならず、冷静になって生きて行こう。
落語はいつもそう言っています。
自分も生きている、自分が一番大事。
でも、他人も生きている、そして他人自身が一番大事。
それを包み込んで、お互いに生きている。
それが、粗野で、貧富の差があっても、平和な落語国です。

運動会の練習?

今日は午後から、3ヶ月毎の定期点検です。
運動会の練習?
病院へ行く、地下鉄の白金高輪の近くの小学校。
高級住宅街にありますから、セレブジュニアたちが学んでいることでしょう。
狭い(土ではない)校庭では、児童たちが並んで何かやっています。
秋の運動会の練習でしょうか?
私の小学校の頃は、10月の第1週か第2週の日曜日が町内の小中学校の運動会でした。
9月中は、一生懸命になって踊りや鼓笛隊や玉入れや何かの練習で楽しかった。
運動会の前夜は興奮して眠れなかったものです。
そう言えば、2年生の時、運動会の前日に、学校から帰ってから遊んでいて、家の近くの柿の木から落ちて鎖骨と腕を怪我してしまい、運動会には出られず、片腕を吊って観覧席で見ていたことがありました。
悔しかった・・・。
6年生の時は、隣の小学校のちょっと気になる女の子が、運動会を観に来てくれるという噂を聞いて張り切ったのですが、当日は雨が振って翌日に順延になり、観てもらえなかった・・・。
あの頃、昼食は観覧席の家族と食べましたが、一番印象深いのは、その年の初のみかんでした。
まだ皮に緑色が残っていて、ちょっと酸っぱい。
温州みかんの産地でしたから、手の色が黄色くなるほど、頬張ったものです。

今日のなぞかけ(10/2)

【不動坊】
・「お滝さんの亭主」とかけて
・「基盤のない選挙区でやっと勝ちました」と解く
・その心は「不動坊(浮動票)が物を言いました」   
【船徳】
・「船頭になりたいと若旦那に頼まれた船宿の親方」とかけて
・「多数決で否決された議案」と解く
・その心は「船徳(不納得)でしょう」
【三井の貸し傘】
・「貸出用の傘の在庫がなくなった」とかけて
・「図書館の本を返さない人」と解く
・その心は「どちらにしても傘ない(貸さない)でしょう」
【百川】
・「日本橋浮世小路の老舗料亭」とかけて
・「行列の出来る焼鳥屋」と解く
・その心は「百川(もも・かわ)が自慢です」
【桃太郎】
・「桃太郎の鬼退治」とかけて
・「忘れ物を心配する母親」と解く
・その心は「きび団子桃太郎(も持ったろう)か?」

2017年10月 1日 (日)

筋肉痛・・・

一族10人で過ごした至福の時間の余韻に浸りながら。
落語というのは、見た目以上に重労働です。
腰が重たくて、腿や脛が筋肉痛・・・。
筋肉痛・・・
師匠から言われた課題を考えながら、次の噺にチャレンジしようと思います。
小品も稽古しながら、発表会では、その指摘された課題の克服ぶりをチェックして行くつもりです。

志ん朝忌

10月1日は古今亭志ん朝師匠のご命日です。
聞けば、志ん朝師匠を偲んで、生前師匠が断っていた鰻を食べる人がいらっしゃるそうです。
志ん朝師匠の鰻断ちは有名でしたから。
2001年10月1日、本当に惜しまれて亡くなりました。
享年63歳だったんですね。
ご存命なら79歳です。
落語を好きになる人、好きになってのめり込む人は、多くが"志ん朝節"に心酔し、"志ん朝教"の敬虔な信者になります。
先月、「牛久味わい亭」にお邪魔した時、梅朝さんから「何でもいいから気がついたことを言って欲しい」と言われたので、何気なく「"(梅朝さんが当日演った)野ざらし"は志ん朝師匠ですか?」と尋ねました。
やはり図星で、もう学生時代は志ん朝師匠をコピーしてやっていたほどの大ファンだったそうです。
梅朝さんの"朝"は、志ん朝師匠の"朝"だったんですね。

ランチ

親子三代3家族10人で、楽しいランチ。
と言っても、生まれたばかりの孫2人は別メニュー。
ランチ
ピザと寿司と嫁の手作り料理で。
当然、ピザはじいじの財布から。
どんな豪華な料理よりも美味い!
ランチ
今まで、遠くに住んでいた孫2人も、お互いの関係が分かったのか?名前を呼び合って、仲良く遊んでいます。

4人の天使

今日は、とても嬉しい日です。
息子のところに、娘一家と一緒に行きました。
7月に生まれた息子の次男のお祝いです。
婿が運転のワンボックス自家用車に家内と乗せてもらい、息子が住む勤務先の会社の家族寮へ。
4人の天使
一度に4人の天使たちと出来ました。 
最高の時間を過ごすことが出来ました。
3歳5ヶ月、2歳9ヶ月、6ヶ月  、2ヶ月。
4人の天使
4年半前に父が逝った後、あっという間に授かった天使たちです。
きっと、曾孫たちを天国で喜んで見守っていてくれるでしょう。

落語DEデート

昨夜は帰ってから遅くまで起きていたので寝不足です。
次に演る噺を考えて、高座本を探していました。
      ◇「目黒のさんま」  三代目三遊亭金馬
半分は寝ながら聴きました。
金馬師匠の声は、まだ混濁している意識の中でも面白かった。

今日のなぞかけ(10/1)

とうとう10月になってしまいました。
今年も残すところ3ヶ月・・・。
【一人酒盛】
・「みんなで酒を酌み交わす」とかけて
・「大陸からの侵略の防御する人」と解く
・その心は「酒盛(防人)でしょう」
【干物箱】
・「ご近所からいただいた品物」とかけて
・「大震災で復興途上の場所」と解く
・そのこころは「干物(肥後の)熊本でしょう」
【文七元結】
・「見ず知らずの男に50両くれてやる」とかけて
・「賞味期限の切れた食品を廃棄する」と解く
・その心は「元結(勿体)ない〜」
【へっつい幽霊】
・「幽霊が金を隠した場所」とかけて
・「仲の良い鶴の夫婦」と解く
・その心は「へっつい(へぇ、対)です」
【本膳】
・「イカ飯がメインディッシュの懐石料理」とかけて
・「北に伸びていく凍りついた線路」と解く
・その心は「函館本線(本膳)でしょう」

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