今日のなぞかけ(10/31)
いよいよ今日は月末。
珍しい噺を中心に選んでいますが、私もよく知らない噺ばかりなので、なぞかけという
よりも、そのまま噺の紹介のようになっています。
明治以降の新作、今はあまりぴんと来ない荒唐無稽な噺、バレ噺が多いです。
【唐茶屋】
・「唐人の国へ行って吉原(のような場所)に行った」とかけて
・「河東節を聴いて酔っ払った吉原の芸者が逃げ出した」と解く
・その心は「虎は河東(河東清正)が苦手でしょう」
【義眼】
・「義眼を飲み込んだ人」とかけて
・「鏡を飲み込んだ人」と解く
・その心は「お尻の穴から覗くと向こう側(中)からも覗いているでしょう」
【汽車の白浪】
・「乙な年増が泥棒で目つきの悪い男が刑事だった」とかけて
・「家を褒める与太郎」
・その心は「総体御影造り(相対見かけだおし)でしょう」
【きなこのぼた餅】
・「亡夫の残した金を寺に寄付するつもりの未亡人の家で食べた牡丹餅」とかけて
・「鼠売りをしている(振り込め)詐欺の犯人」と解く
・その心は「牡丹餅の黄粉がネコ(寝粉・古い粉)だったので捕まりました」
【九州吹き戻し】
・「慌てて江戸に帰ろうとして嵐に百二十里も戻された」とかけて
・「横丁の小便屋が持ってきた小便を酒だと思って飲もうとする番人」と解く
・その心は「一生懸命吹きますがすぐに(泡が)吹き戻されてしまうでしょう」
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