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2017年9月19日 (火)

有難亭真仮名さん

apple真仮名さんとは、何度か同じ高座に上がったり、稽古したりしていますから、安心して聴くことが出来ます。
そんなに頻繁に出演している訳ではないのに、「真仮名ファン」の多いことに驚かされました。
今日の演目は「蚊いくさ」。

先月の落語っ子連の稽古の時に、一度聴かせていただきました。
真仮名さんの魅力はたくさんありますが、そのひとつが大きな声で基本に忠実に演じているところだと思います。
また珍しい噺を選んだものだと思いつつ、じっくり聴かせていただきました。
昨年結婚した"個人情報"をも、マクラのネタにして、大いに会場を沸かせていました。
本当に幸せそうです。
聞けば、真仮名さんも落語を始めて6年になるそうで、誰でもがそうであるように、落語に対する思いが変わったり、悩んだりすることがあるそうです。
私は、真仮名さんが落語を始めた頃から、時々拝見する機会がありましたが、本当に純粋に落語に打ち込んでいました。
師匠が指南されている素人メンバーでも、目立つ存在です。
私は、真仮名さんの思いや悩みの原因は、"落語が上達したこと"と"環境が変わった(幸せになった)こと"だと分析しています。
まず、落語が上達して行く大きなプロセスの中で、今、一種の"プラトー"に差し掛かっていると思います。
これは、個人差はあるものの、誰でも同じような思いをするものですから、自然体で、今まで持ちネタにして来た噺を見直して、もう一度練り上げてみるように勧めました。
噺の数を増やすのではなくて、噺の質を高めて行くこと。
これを勧めたもうひとつの理由は、幸せになって、環境や考え方なども大きく変わりましたから、同じ噺でも、以前とは違う味が出て来るはずです。
それが落語の魅力で、落語が業を語る所以なんです。
真仮名さんのひたむきな面は、私にも大いに刺激になるものです。

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