叔父へ
私の落語のよき理解者でもあり、ご贔屓でもある叔父(母の弟)は、思えば、私が「落語っ子連」で師匠に師事して以降、同じく「千早亭落語会」が始まって以降、落研OB会で東京でOB落語会を始めて以降、この3つの落語会に「皆勤」してくれています。
落語っ子連(三流亭)は、現在の「深川三流亭」の前からですから、父のことで出演できなかった1回を除けば【14回】。
扇子っ子連(千早亭)は、父のこととOB落語会と重なった2回を除いて【12回】。
OB落語会「お江戸あおば亭」は全回【12回】と、番外で開催した「一番丁はずみ亭」が【2回】。
この3つの落語会を合わせると、何と【40回】になります。
私の高座を聴いてくれては、必ず母に報告しているようです。
ほとんど「良かったよ」としか言っていないようですが。
しかも、ご近所の方や知人を誘って、少なくても6~7名、多い時は10名以上も連れて来てくれます。
皆さんご高齢ではありますが、それぞれの落語会を楽しみにしていてくださるようです。
本当にありがたいご贔屓です。
ということで、今秋の落語会の案内をしないといけません。
◆9月30日(土)の「第15回 千早亭落語会」
◆11月25日(土)の「第13回 お江戸あおば亭」
この2つの落語会のチラシを、いつものように郵送しました。
あ、それから、例の「三段なぞかけ集(壱)」も同封しました。
来年1月に予定している「深川三流亭」は、まだ日程が決まっていないので、決まってから送ることにしようと思います。
・・・各落語会、とりわけ「深川三流亭」では、窓口さんと百梅さんの動員力が物凄く、毎回80~100名以上のご来場者があります。
また、「千早亭落語会」は、地元(豊島区)で開催のため、それぞれのメンバーのお客さまと他の連のメンバーの方々が多く、やはり80名以上、キャパシティいっぱいのご来場。
それから、OB落語会は、落研OBとOBのご贔屓中心で、やはり毎回80名以上のご来客に楽しんでいただいています。
キャパシティの小さい「浅草ことぶ季亭」で開催した時は、詰め込んで55名、OBには外で聴いていただいたり・・・でした。
私のご贔屓は、この叔父の一団と、あと2~3名、必ずご来場くださる方がいらっしゃいます。
ただ、これは私のスタンスなんですが、職場や家族には声はかけません。
別に隠れてやっている訳ではありませんが、「来てくれ」とお願いするのを潔しとしない、天邪鬼が出て来ます。
家内は無頓着です。
それでも、自分たちの結婚披露宴で「甲府ぃ」をやりましたし、家内に頼まれた会で「子ほめ」「救いの腕」「花色木綿」「牡丹燈籠」は聴いてもらいました。
そうそう、「ねずみ」も聴いてもらいました。
子どもたちも、2~3回は聴いてくれているかもしれません。
しかし、何か感想を言ってくれたことはありません。
職場の人はほとんどありません。
自分が好きでやっていることですから、無理やり誘って義理だけで来てもらおうと思わないのと、まだまだ聴いて納得してもらえる技量ではないと・・・。
本音は、自分の好きなことくらいは職場から離れたところでやりたいという素朴な気持ち。
それでも、仕事のご縁で知り合った(他社の)方で、本当に落語が好きで来てくださるご贔屓の方はいて、必ず感想や意見を言ってくださいます。
叔父のささやかな楽しみに、これからもしっかり応えて行かなくてはいけません。
そんな元気いっぱいな叔父も、先月80歳になりました。
なぞかけやっちゃいました。
「私の落語のご贔屓の叔父」とかけまして
「若作りの女性」と解きます
その心は「実は、30(傘寿)どころでなく、始終(40)越えてます」