ある噺家さんご夫婦
昨日、どこかのテレビ番組で偶然観た話。
トップセールスだった人と結婚披露宴を挙げたその場で、新郎が会社を辞めると宣言して、何と噺家さんになってしまったという夫婦が紹介されていました。
セールストークを勉強するために落語を聴いているうちに、木乃伊取りが木乃伊になったという訳。
しかし、新婦にとっては、まさに青天の霹靂。
旦那の収入がゼロになって、奥さんが子育てをしながら家計を支えるのは痛々しいぐらい・・・。
元々、旦那は物事に徹底的にのめり込むタイプなんでしょう。
落語にも人一倍精進して、遅い入門ながら、短時間で大きな賞を獲ったりして、二つ目ではありますが、ホープとして期待されるようになり、今では家計も一息ついている様子。
こんな旦那さんと結婚して良かったか、後悔しているか?
・・・「後悔している」
「でも、生まれ変わってもまた結婚するかもしれない」って、まるで、落語に出て来るおかみさんのような台詞が印象的でした。
夫唱婦随というか、とにかく二人ともポジティブです。
個人的には、旦那さんのガンガン、コテコテの芸風は好きではありませんが、これだけ周りに苦労や心配をかけたんだから、大看板になってもらいたいものです。
芸人さんには、こういう破天荒さが要るんでしょうね。
私には絶対に真似の出来ない領域です。
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