「待った」なし
それでなくても今場所は大混乱だと言うのに、さらに笑えない。
昨日の結びの一番でのこと。
横綱日馬富士と、平幕の琴奨菊の取組。
「はっけよい……残った!」の合図とともに一人横綱が仕掛けた・・と、思いきや、なぜか日馬富士は組んだ直後に「待った、待った」と言わんばかりに琴奨菊の肩を叩きました。
ところが、行司は止めず、審判も動かず。
日馬富士は力なく寄り切られ、今場所初黒星。
勝負が決まった後も不満げに右手を挙げて「待った」をアピールする横綱に、観客も困惑。
日馬富士にすれば、呼吸が合わず、自分が「つっかけてしまった」と思い込み、立ち合い不成立になると判断したのかもしれません。
が、ちょうどそのタイミングで琴奨菊も立ち上がったので、行司も立ち合いを成立させてしまいました。
確かに琴奨菊は手つきが遅く、実際、ほとんど手をつかずに立ち上がりましたが、日馬富士も勝手な思い込みで、力を抜いたのは、油断以外の何物でもありません。
・・・素人のちょっと見には、待ったなどする必要なく思えました。
ちなみに、ブラックユーモアと言うか、長らく大関を張っていた琴奨菊にとっては、これが自身初の金星だったそうです。
素直に喜べないでしょう・・、これじゃぁ。
それでも、一応アピールはしたものの、そこは他のスポーツとは違い、行司や審判の判断は絶対だというのが、相撲でははっきりしていて好ましく思いました。
なぞかけやっちゃいました。
「昨日の結びの一番」とかけて
「ヘボ同士の将棋(囲碁)対戦」と解く
その心は「待った、待ったで大騒ぎでしょう」
もうひとつ整いました。
「初めての金星取り」とかけて
「やり直しの効かない仕事」と解く
その心は「待ったは琴奨菊(碁と将棋)でも出来ません」
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