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2017年8月 2日 (水)

落語を演るときに考えること

eyeもうひとつ、私が拘っていることがありました。
落語を演るときに考えること
舞台設定をして演ずる場合の、空間とその距離感の確認です。
例えば、神田から吉原までの物理的な距離や地形のイメージ。
大川の幅や対岸までの距離や景色。
演目によっては、実際に現場に行って確認する。
「佃祭」の時は、佃の住吉神社に行って、佃の渡のあった場所から対岸を見て、終い船が渡った距離感を実感し、「お~い、船頭さぁん」と(小さな声で)呼んでみる。
勿論、当時とは違っているかもしれませんが。
「文七元結」の時は、吾妻橋の上に行って、山谷堀の辺りから吉原方向を振り返って、「お久ぁ、すまねぇ」とやってみる。
当時は、言問橋は架っていなかったはずですから。
「五百羅漢」では、今は目黒で全く場所は違ってしまっていますが、羅漢さんが並んでいる様子やそれぞれの表情を見て、羅漢さんの位置と距離感を実感し、これと決めた羅漢さんを指差してみる。
「牡丹燈籠」では、不忍池から根津まで歩いたり、谷中の三崎坂あたりを散策してお露の足跡(幽霊だから足はない?)を偲びます。
具体的に、語りや仕草に出る訳ではありませんが、とても参考になるものです。(自己満足かもしれませんが・・)
・・・そして、これは次元が違いますが、「文七元結」や「牡丹燈籠」や「揺れるとき」などを演る時は勿論、時々は谷中の圓朝墓にお参りをしています。

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