柳家小三治師匠語録
◆今日の自分を明日追い越そう。
明日の自分を明後日追い越そう。
そういう気持ちで必死なんですよ。
小三治師匠の領域でも、毎日そういうことが起こっている。
やはり、芸(だけではないと思いますが)には終わりがない。
◆仕事に慣れてはいけない。
初めて話すと思え。
これも初心忘れるべからずということですね。
「仕事」を「噺」に置き換えると、噺を覚えずに、会話は初めて台詞にするつもりでやれ、とも取れる気がします。
◆芸って奴は何かの節度を持つことではないだろうか。
例えば、落語という芸能の範疇、何事にも必要な品格。
落語に何かを入れたり、コラボをしたり、新しいやり方で語るのも、落語という芸能の全体像を理解して、少なくとも落語から完全に飛び出しては落語になりません。
それは落語ではない。
そして、何と言っても「品格」です。
一人一人違うかもしれませんが、どこかに、これ以上行ってはいけない部分はあると思います。
◆人を理解して、それぞれの立場を一応は納得してあげられる努力をすることが何よりの
勉強だと僕は思っている。
人の道・・・ということですね。
人は、絶対に一人では生きて行くことが出来ませんから。
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