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2017年8月 9日 (水)

柳家小三治師匠語録

ear「お前の噺は面白くねぇな」このひとことは効いた。グサっと心の臓を突き抜けた。しかも、どうしたら面白くなるのでしょうかとは聞けない威厳があった。
そんなことは自分で考えるのだ、人に聞くもんじゃないという、裏を含んだ口調であった。

・・・この一言は、先代の柳家小さん師匠から言われたもので、別の時にお聞きしたことがあります。
教育・・というのは、何から何まで、手取り足取りで教えるのではない、ということですね。
教えて育てるということ。
自分で考えたり工夫したり、それが成長に繋がるということです。
今はマニュアル時代で、丁寧に読んで愚直にやれば、なんでもとりあえず普通に出来る。
だから、考えたり工夫したりする必要も発想も少なくなる。
"行間"を読むということも必要だと思います。
噺の稽古も、単に高座本などで覚えるだけではなくて、その噺の時代背景や裏事情なども踏まえて、直接会話や台詞には出なくても、知って語れば、どれだけ奥行きが出るかということでしょう。

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