素人の高座名
プロの噺家さんでも、横目家助平とか、台所鬼〆(おさん)なんていう不思議な名前があります。
五街道雲助だって・・・、今だから違和感がなくなりましたが。
これは、雲助師匠の功績です。
さて、
最近の落研部員の高座名も、難しいと言うか、キラキラと言うか、なかなか読めない、意味の分からないのが多くなって、オジサンたちはついて行かれません。
別に、年寄り臭く「昔は良かった」などとは言うつもりはありませんが、落研の歴代で比較しても面白い。
まずは、落研初期の代表的なもの。
・麻雀亭駄楽 (まーじゃんてい だらく)
・杜の家頓平 (もりのや とんぺい)
・南亭蕪生 (なんてい ぶしょう)
・恋し家古狂 (こいしや こきょう)
・内気家てれ生 (うちきや てれしょう)
・翁家寝坊 (おきなや ねぼう)
この後の世代で、名作だと思われるもの。
・花柳亭遊狂 (かりゅうてい ゆうきょう)
・恋せ家乙女 (こいせや おとめ)
・東風亭梅香 (こちてい ばいこう)
・談亭志ん志 (だんてい しんし)
・金願亭乱志 (きんがんてい らんし)
私が現役時代に出来た(考えた)名前。
・宝亭六方 (ほうてい ろっぽう)
・下町亭楽生 (したまちてい らくしょう)
・金研亭志ん昼 (きんけんてい しんちゅう)
・春高楼花宴 (しゅんこうろう かえん)
・猩々亭酒楽 (しょうじょうてい しゅらく)
女子部員の名前もあります。
・杜の家愛狂 (もりのや あいきょう)
・杜の家喜狂 (もりのや ききょう)
・杜の家小雪 (もりのや こゆき)
・杜の家くるみ (もりのや くるみ)
・・まぁ、これが全てではありませんが、こんな感じです。
一方、現役部員の皆さんの高座名を一部ピックアップしました。
・走励家眼髏蘇 (はしれや めろす)
・乙託乃ぼっちゃん (おたくの ぼっちゃん)
・目留亭鱚 (めるてい きっす)
・藍亭助務図 (あいてい じょぶず)
・好亭ボナパルト (こうてい ぼなぱると)
・緑亭みどり (ぐりーんてい みどり)
・葉楼ぷろ (はろう ぷろ)
・・・
かなりおとなしいのを選びましたが、漢字を英語読みするパターンなどが目立ちます。
私が、現役部員の高座名で一番気に入っているのは、「広瀬川化石(ひろせがわ かせき)」さんです。
これも時代の流れです。
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