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2017年7月29日 (土)

落語会の進行のこと

event昨年から、他の幾つかの連の発表会やおひろめ寄席を覗かせていただいて、各グループの特色や、出演者の個性なども多彩で、楽しませていただいています。
出囃子のこと
それらも含めて、落語会について、私なりに思うところを語りたいと思います。
勿論、あくまでも個人的な考えで、否定や批判をするものではありませんので、誤解なきように。
「楽しめれば、堅いことはどうでもいいじゃないの」もありですよ。
さて、まずは落語会の進行の仕方です。
落語原理主義者の私としては、一旦落語会を開演したからは、整斉と進めて行かないと、会の良い流れが途切れてしまうので、とても気になります。
落語は一人で語るものですから、演目の選び方やその演じ方は、人それぞれで構わないと思いますが、もっと会全体の流れに気を配った方が良いと思うのです。
流れを円滑にすると言うのは、落語会の良い緊張感を高く維持して行くことにほかなりません。
緊張感が切れると、観客や客席全体が盛り下がり、噺を聴いていただける状態でなくなってしまいます。
それから、開演したら、極力出演者が着物姿で客席には出ないようにする。
そのために大切なのは、「出囃子」の位置付けです。
これは、今までお邪魔した全ての落語会で感じました。
単なるBGMではなく、出囃子は、会の進行のパイロットなんです。
この音で落語会を進めて行くんです。
一番太鼓、二番太鼓から、出演者それぞれの出囃子、中入り、トリの"中の舞"、そして追い出し太鼓まで。
一番太鼓は開場の時、二番太鼓は開演直前。
当然、演奏は頭から。
大事なポイントは、前の演者がオチを言ってお辞儀をしたらすぐに、次の演者の出囃子を演奏(再生)することです。
ここでお囃子が出ないと間が抜けてしまいます。
会の流れを円滑につないでいくのが重要です。
それから、中入りの時、追い出しの時の「お中入り~」と「ありがとうございました~」のかけ声。
雰囲気作りは、それぞれの演者の熱演をさらに引き立ててくれるはずです。
それから、出囃子の曲目選びも大切だと思います。
演者の好みや個性、演目、他とのバランスなどを考えるのも楽しいものです。
「深川三流亭」「お江戸あおば亭」では、演者の希望を聞きます。
私は、ここのところ、トリの時を除いて、談志師匠の「木賊刈り」で出ています。
寝蔵師匠(越児さん)は、同郷の扇辰さんの「から傘」 、とん平師匠(新参さん)には、私が勝手に先代圓楽師匠の「元禄花見踊り」を、百梅さんは、昇太さんの「デイビークロケット」を自ら申告してくれていて、定番化しつつあります。
これがチームプレー、全員で力を合わせて会を作って行くということの一つではないかと思うのです。
ただし、出囃子のCDを再生するプレーヤーによっては、なかなか上手く再生出来ないことがあるのが"たまに傷"ですが。
何度しくじったことか・・・。
とにかく、これを上手くやるだけでも、落語会全体が円滑に進み、引き締まります。

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